犬のきもち

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友人

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数日後、治療を終え貰い手のいなかったポチは保健所に連れていかれた。
車に揺られ訳も分からず連れられ歩いた。だかどうでもよかった。家族を失ってしまったのだから。

歩いているとたくさんの檻が見えてきた。一番奥の檻につくとそこには誰もいなかった。そこ入れられ、人間はどこかに行ってしまった。一人には広すぎるところだがすることもないしただ寝るだけだ別に構わない。疲れからか深い眠りについた。

なんか騒がしいな、目を覚ましてみると向かいの檻の犬が話かけてきていた。

「おーい!いつまで寝てんだよ!おーい!っお!起きたな!っておい!なに二度寝しようとしてんのっ!」

全身が黒い中型くらいの犬が話しかけてきたがうるさそうなので無視して寝ることにした。元より誰かと仲良くするつもりはない。俺は流れるがままに死ぬだけだ。

「いや!きこえてるよね!ねっ!この距離で聞こえないわけないもん!俺、声のでかさだけは自信あるからな!」

無視無視絶対に関わらない方がいいタイプだ。

「っあ!かわいい子来た」

「っえ?」

「あ!今チラ見したよね!したよね!俺見てたぞ!やっぱ男だね~!はははっ」

なんなんだ!こいつは!ものすごくうざい。人をイラつかせる天才なんじゃないか?しかし男なら見るだろう!?これは本能だ仕方ないだろう。

「あのさ、俺は誰とも関わりたくないんだよ、話しかけないでくれ!」
これでもう話しかけてこないだろう。せっかく一人なのでからこのままずっと一人でいたい。

「ふ~んそうは見えないけどな~だって意外と俺の話きいてるし、反応まで抜群やったやん!本当は話すの大好きとみたよ!俺ちゃんは!何度無視されようと俺は話しかけ続けるよ、なんたって・・・」

「暇だからな!」

なんなんだこいつはなんで最後無駄に決め顔なんだ!

「あっ、でも本当に無視しつづけたら、夜叫びまくって起こすからな、「お向かいさんに犯される~いや~んって」。」

「わ、わかったからやめてくれ」

「よっしゃっ!」

こうして友達?ができたみたいだ。
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