犬のきもち

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友人3

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ポチが来てからすでに四日が経過していた。
今までずっと絶望のなかでいたがジェムのおかげでここ数日楽しい日々を過ごしていた。

「なぁジェムずっとここにいないか?別に新しい飼い主探す必要はないだろ?俺たち二人なら楽しくやそうじゃないか?」

そう、最近頭をいつもよぎっていたことだった。本当にジェムが飼い主を見つけてしまったら。新しい人が来るたびいつもその恐怖があった。ジェムからしたらはた迷惑なお願いなのかもしれない。しかしどうしても口にせずにはいられなかった。

「ポチ?何を言ってるんだ?、、、」
(そうか、最初檻の中に入った時一人だったから誰にも教えてもらってないのか。ルームメイトが教えることになっているしな。教えるべきか、どうか。)

「そうだよな、ごめん、忘れてくれ」

「いや違うんだこっちの勘違いだ。でもな俺やっぱり新しい飼い主が欲いよ。」
「外を思いっきり走りたいし、おいしいご飯もたべたい。それにやっぱり人と遊んでるのはたのしいからさ、もちろんそこにポチもいたら最高だろうけどな!」

「そうだよな!飼い主みつけろよな!ジェムみたいな面白いやついないから絶対見つかるよ!」

「てれるなぁ~!ありがとな!」

前を向いている友達を俺のわがままで引き留めるわけにはいかないジェムには幸せになってほしいから応援しよう。
そう考えていた時に職員がこちらに向かってきた。
おかしい、ご飯ももらったばかりだし部屋の掃除も前日したばかりだそれになにか変な雰囲気だ。

そして職員はジェムの扉の鍵を開けた。

「ジェム!!」

職員がジェムをどこかに連れて行こうとしているのだ。

「ポチ!大丈夫だあっちに新しい飼い主がいるだけだここで、さよならだ!俺の幸せでも祈っててくれ!」

どうしても最後に伝えたいことがあった。

「ジェム!!ここにきて最初に出会ったのがお前でよかった!毎日ずっと楽しかった!こんな日々が来るとは思いもしなかったありがとうジェム!あの時話しかけてくれて!ありがとう!」

「ぅうっ!ああ!ポチ!俺もお前と出会えてよかった!あの時話しかけてよかった!お前みたいないいやつどこにもいないよ!だから絶対新しい飼い主見つけろよ!絶対だ!じゃあな!」

そして、ジェムは職員につれられ行ってしまった。

ジェムの足が震えているような気がした。
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