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暖かな世界
優しい世界の片隅で8
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両親の話は、まとめると大体こんな感じだ。
もともと、2人は森と外の境界近くにある村で暮らしていた。森の守護者としての使命を持つ一族で、それゆえに森の精霊に愛されている。二つの家がその使命を担ってきた。それが、母さんと父さんの家だ。ある時、2人が、、いや、2人の家族が暮らす村が大量のモンスターに襲われる悲劇が発生した。その数は、数百にも及ぶだろう。必死に抵抗したが、村は陥落。2つの家は、血脈を絶やさぬために父さんのと母さんとを全力で逃した。最後の最後まで、2人を逃がすために戦ったそうだ。もちろん、こんな酷い話を事細かに話すことはない。子供にも伝わるような優しい言葉で、だけど真実は隠さずに語ってくれたのだ。また、二家が協力することで、村の多くの住人も逃げ出すことに成功しているはずだ、と言っていた。精霊魔法は加護をくださる森の近くでは非常に強力なのだ。
2人は家族が無事に生きていることを確信している。村が復興することを信じていつの日か家族でまたあの村で過ごせる日を信じて、、。あの地下には、精霊の加護を受けた武具、そして、村の様子を確認できる透視の魔道具が安置されている。小さな子供が武具はともかくとして、恐ろしいモンスターなんて見た日にはトラウマものだ。危険な武具もまだ触れさせたくない、そういう親心から阻害魔法で子供から守っていたのだ。
あと話の流れで2人の家族の事も話してくれた。当時、僕と同い年の子供がいたらしい。名前はエリス。とても利発で精霊様との適性も高かったらしい。そして、、どうも森の守護者の家系は発達が早く、1歳になる頃にはカタコトながら言葉を普通に喋るらしい。それ聞いて何がショックって、、つまり、子供らしさを意識して話てた僕は“発達の遅い子”だったわけだ。子供っぽさを演出していたのに、、それが一番ショックだった。とはいえ、突然流暢に話しても驚かれるので、これから少しずつ子供らしさの枷を外すつもりだ。早く言ってくれよ・・・。
日中ほとんど家にいない父さんは、狩りもしているが大半の時間を散り散りになった家族の探索、それから精霊魔法の修行に当てていたらしい。全然、そんな気配を感じさせなかった両親とはすごいなと思った。1年以上に及ぶ探索の結果、家族や村の住人達は近くの隣の森に逃げることで生き延びたらしい事がわかったそうだ。もともと、加護をくださる精霊の森(今の我が家がある森)の外れに村があったのだが、その村を挟んで向かい側にある森も少ないながらに精霊の住処があるのだ。逃げ延びた家族は精霊様の住処に匿われているようだ。そして、村の跡地には魔獣やモンスターが住み着いている。精霊様は魔獣やモンスターを嫌っているので、精霊魔法でコンタクトを取ろうにも、ちょうど間に位置する奴らのせいでうまく制御できずにいたのだ。それが、つい最近、少しずつ魔獣やモンスターの数が減り始めたのがきっかけで、一瞬連絡する事に成功した、と言う訳だ。
魔獣やモンスターが減った理由は明確ではないが、恐らくあの魔獣やモンスターの群れは自然発生したものではなくなんらかの存在に召喚されたものだと父さんのは予想している。だから、村を襲った後、他の場所へ行かず留まっていた。つまり、命令が村を襲う、しかなかったのだ。その結果、召喚から時間が経ち、自然消滅により数を減らし始めたのではないかと言うことだ。ちなみに、これは説明された訳ではなく、夜中に2人が話しているのを聞いたのだ。
なぜ村が襲われたのかはわからない。だが、暖かなこの世界の外は危険で、決して甘い世界ではない、と言うことがわかってきた。精霊魔法で今まで攻撃的なものは試してこなかったけど、、、僕も兄になるんだ。それに母さんや父さんを守れるようになりたい。それに、こんな優しい2人を育てた両親、祖父母にも会ってみたい。その為に、外で戦えるだけの力はきっと必要になる。理不尽な不幸を‘理不尽’でなくせる力があれば、生きやすさは随分と違うに決まっているじゃないか。
自然消滅の様子からして、それでもまだ数年は危険だと父さんも母さんも判断しているみたいだ。つまり、数年間のゆとりがあるんだ。精霊様があの地下へ僕を誘導したのにはどんな理由のがあるのかわからない。もしかしたら、村を取り戻せと言うことじゃないか?だとしたら、やれることをやるだけだ。
もともと、2人は森と外の境界近くにある村で暮らしていた。森の守護者としての使命を持つ一族で、それゆえに森の精霊に愛されている。二つの家がその使命を担ってきた。それが、母さんと父さんの家だ。ある時、2人が、、いや、2人の家族が暮らす村が大量のモンスターに襲われる悲劇が発生した。その数は、数百にも及ぶだろう。必死に抵抗したが、村は陥落。2つの家は、血脈を絶やさぬために父さんのと母さんとを全力で逃した。最後の最後まで、2人を逃がすために戦ったそうだ。もちろん、こんな酷い話を事細かに話すことはない。子供にも伝わるような優しい言葉で、だけど真実は隠さずに語ってくれたのだ。また、二家が協力することで、村の多くの住人も逃げ出すことに成功しているはずだ、と言っていた。精霊魔法は加護をくださる森の近くでは非常に強力なのだ。
2人は家族が無事に生きていることを確信している。村が復興することを信じていつの日か家族でまたあの村で過ごせる日を信じて、、。あの地下には、精霊の加護を受けた武具、そして、村の様子を確認できる透視の魔道具が安置されている。小さな子供が武具はともかくとして、恐ろしいモンスターなんて見た日にはトラウマものだ。危険な武具もまだ触れさせたくない、そういう親心から阻害魔法で子供から守っていたのだ。
あと話の流れで2人の家族の事も話してくれた。当時、僕と同い年の子供がいたらしい。名前はエリス。とても利発で精霊様との適性も高かったらしい。そして、、どうも森の守護者の家系は発達が早く、1歳になる頃にはカタコトながら言葉を普通に喋るらしい。それ聞いて何がショックって、、つまり、子供らしさを意識して話てた僕は“発達の遅い子”だったわけだ。子供っぽさを演出していたのに、、それが一番ショックだった。とはいえ、突然流暢に話しても驚かれるので、これから少しずつ子供らしさの枷を外すつもりだ。早く言ってくれよ・・・。
日中ほとんど家にいない父さんは、狩りもしているが大半の時間を散り散りになった家族の探索、それから精霊魔法の修行に当てていたらしい。全然、そんな気配を感じさせなかった両親とはすごいなと思った。1年以上に及ぶ探索の結果、家族や村の住人達は近くの隣の森に逃げることで生き延びたらしい事がわかったそうだ。もともと、加護をくださる精霊の森(今の我が家がある森)の外れに村があったのだが、その村を挟んで向かい側にある森も少ないながらに精霊の住処があるのだ。逃げ延びた家族は精霊様の住処に匿われているようだ。そして、村の跡地には魔獣やモンスターが住み着いている。精霊様は魔獣やモンスターを嫌っているので、精霊魔法でコンタクトを取ろうにも、ちょうど間に位置する奴らのせいでうまく制御できずにいたのだ。それが、つい最近、少しずつ魔獣やモンスターの数が減り始めたのがきっかけで、一瞬連絡する事に成功した、と言う訳だ。
魔獣やモンスターが減った理由は明確ではないが、恐らくあの魔獣やモンスターの群れは自然発生したものではなくなんらかの存在に召喚されたものだと父さんのは予想している。だから、村を襲った後、他の場所へ行かず留まっていた。つまり、命令が村を襲う、しかなかったのだ。その結果、召喚から時間が経ち、自然消滅により数を減らし始めたのではないかと言うことだ。ちなみに、これは説明された訳ではなく、夜中に2人が話しているのを聞いたのだ。
なぜ村が襲われたのかはわからない。だが、暖かなこの世界の外は危険で、決して甘い世界ではない、と言うことがわかってきた。精霊魔法で今まで攻撃的なものは試してこなかったけど、、、僕も兄になるんだ。それに母さんや父さんを守れるようになりたい。それに、こんな優しい2人を育てた両親、祖父母にも会ってみたい。その為に、外で戦えるだけの力はきっと必要になる。理不尽な不幸を‘理不尽’でなくせる力があれば、生きやすさは随分と違うに決まっているじゃないか。
自然消滅の様子からして、それでもまだ数年は危険だと父さんも母さんも判断しているみたいだ。つまり、数年間のゆとりがあるんだ。精霊様があの地下へ僕を誘導したのにはどんな理由のがあるのかわからない。もしかしたら、村を取り戻せと言うことじゃないか?だとしたら、やれることをやるだけだ。
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