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1.始まりの地
よん、休憩しましょ
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無事に拠点に戻ってきてランチタイム。
とはいえまだ11時なんだけれどもね!誤差よ、誤差。
今日のランチはじゃじゃーん。
自分で作ったサンドイッチです。はい、拍手。小腹が空いたとき用のおにぎりやおやつもあるし、子どもたちが夕飯前にお腹減ったって騒ぐから食べ物はあるのよね。食べ物は。
問題は日持ちのしないものもあるってことだけれども。食あたりしたら最悪なので急いで食べちゃいましょう。
ご飯があるのは有り難いことね。
ただ、飲み物どうしましょう。節約しつつ、でも熱中症にならないようにしないとでしょう。車の中のお水が欲しいわあ。というより車まるっとほしいわね、移動も寝床もばっちりよ。
それにここは魔力のある世界、水くらいちゃちゃっと出てきてほしいわ、なんだっけえーと…そうウォーターボールみたいなアレよ。
よく魔法はイメージで!というからイメージならできる気がするけど、魔力なんて分からないものね。魔力のない魂云々といっていた気がするわ、ということはきっと魔法は使えないのかしら、ちょっと残念ね。
にしても、ここは雰囲気はいいし、気温も適温、動きすぎたからか少し暑いけど、でもそれくらい。
過ごしやすいわ。
「あー…帰りたーいなー。いただきます、うん、サンドイッチは美味しい私ってば天才。まだ大丈夫よ、るみ、落ち込む時間じゃないわ」
口にだしちゃうと帰れないって実感するけど、でもたまには発声しておかないと忘れてしまうし何より寂しい。
美しい景色をみつつ、あっという間に食べ終わり。
「今日も私は天才でした。ご馳走さま!」
小休止しましょうね、いきなり動けないし。
うーん、お手洗い問題もあるわよねえ、あとお風呂も欲しい。せめて囲われた場所が欲しいけど、ここでは難しそうね。どうしましょ。
問題は山積みだわ、本当に。
「あー、やだな。誰かいないのー」
鼻歌を歌いながら寝そべって空を見上げてみる。
晴天ね、憎いくらいに。多少の雲はあるけど、ここだけみたら異世界っぽくないのよね。夏の空って感じだわ。いい天気。
さわさわ、さわ
あれ、今少し風が吹いたのかしら。ここにきて初めての風ね。音が聞こえるのもいいわねえ。静寂すぎると気が狂いそうになるものね。
「おーはながわらったーおーはながわーらった♪みーんなわらったー♪ふふ、懐かしいな。よくこうして散歩してたわね、子どもたちの赤ちゃんのときに。童謡の歌詞があやふやで何度も調べ直したっけ。懐かしいわ。にしても本当に気持ちのいい場所ね」
お腹が満たされたからか少し気持ちの余裕がでてきた。
「めげない!しょげない!ないちゃだめー!ってやつね、ふふ。あれ?」
今、目の端にキラリと光るものがうつった気がするのだけれども、何かしら。
光るものに手を伸ばしてみるけど触る前に消えてしまった。
なんだろう、泡でもなさそうだし。危険、でもなさそうね。虫かしら。
よく見てみると花の中にきらりと光るものが見えるような、反射にしては雫でもなさそうだし。来たときにはなかったと思うのだけれども。行ってみましょう。
花をあまり踏まないようにしつつ光ってる場所に近づいてみると、花びらくらいの大きさの光が動いてる…。やはり、虫かな。
「異世界での初めての生き物ね」
スマホで撮影もちゃんとしておきましょ。電池も充電ならまだあるし、非常用にソーラーと手動付きの充電器もあるものね。奮発しちゃったけどいい買い物だったわ。
にしても、綿毛が光ってるような虫ね、お花の蜜を吸うのかしら。危険はなさそうではあるけれど、でもいきなりよね、きちんと考えておかないといけないわね。
場所の確認をしておきましょう。
拠点を中心として5mほどすると花畑。1キロほどで花畑が終わって少しするとガラスの石があるのが、北ね。
南に行くと芝生のような草で湿った土、西の方には水音ね、よし、午後は西に行くわよ。
それで、この場所にある花畑には光る綿毛っと。あとは木の欠片。この木の欠片はどこからくるのかしら。
こちらに来る前には神もどきはなんだっけ、ああ、魔力がない魂は馴染む、だったな、そういっていたわね。
ということはこの世界には魔力が存在する、魔法がある世界なのかな?
魔力がない魂が時折必要になるってことね、何故かしら。魔力が多すぎるところを中和するとかの役割かしら、よくみる展開だと。
んー、情報が足りないわね、やっぱり。
まずこの世界の常識が必要ね、あとは拠点を充実させないとね。
「んんー、それにしても疲れたわ」
少しくらい寝てもいいかしら。わけわからないことの連続で疲れちゃったわ。
そう、少しだけ…
・・・・・
夢を見たわ。
異世界にいくのが夢で、いつも通りに仕事をして、子どもたちと過ごして、夫の帰りを待つの。
お休みの日はみんなでピクニック。あとは釣りもしたわね。
とても優しい優しい夢だったわ。
ずっと見ていたいくらい。
このまま目が覚めなければいいのにって、ずっとずっと思いながら夢を見たわ。
とはいえまだ11時なんだけれどもね!誤差よ、誤差。
今日のランチはじゃじゃーん。
自分で作ったサンドイッチです。はい、拍手。小腹が空いたとき用のおにぎりやおやつもあるし、子どもたちが夕飯前にお腹減ったって騒ぐから食べ物はあるのよね。食べ物は。
問題は日持ちのしないものもあるってことだけれども。食あたりしたら最悪なので急いで食べちゃいましょう。
ご飯があるのは有り難いことね。
ただ、飲み物どうしましょう。節約しつつ、でも熱中症にならないようにしないとでしょう。車の中のお水が欲しいわあ。というより車まるっとほしいわね、移動も寝床もばっちりよ。
それにここは魔力のある世界、水くらいちゃちゃっと出てきてほしいわ、なんだっけえーと…そうウォーターボールみたいなアレよ。
よく魔法はイメージで!というからイメージならできる気がするけど、魔力なんて分からないものね。魔力のない魂云々といっていた気がするわ、ということはきっと魔法は使えないのかしら、ちょっと残念ね。
にしても、ここは雰囲気はいいし、気温も適温、動きすぎたからか少し暑いけど、でもそれくらい。
過ごしやすいわ。
「あー…帰りたーいなー。いただきます、うん、サンドイッチは美味しい私ってば天才。まだ大丈夫よ、るみ、落ち込む時間じゃないわ」
口にだしちゃうと帰れないって実感するけど、でもたまには発声しておかないと忘れてしまうし何より寂しい。
美しい景色をみつつ、あっという間に食べ終わり。
「今日も私は天才でした。ご馳走さま!」
小休止しましょうね、いきなり動けないし。
うーん、お手洗い問題もあるわよねえ、あとお風呂も欲しい。せめて囲われた場所が欲しいけど、ここでは難しそうね。どうしましょ。
問題は山積みだわ、本当に。
「あー、やだな。誰かいないのー」
鼻歌を歌いながら寝そべって空を見上げてみる。
晴天ね、憎いくらいに。多少の雲はあるけど、ここだけみたら異世界っぽくないのよね。夏の空って感じだわ。いい天気。
さわさわ、さわ
あれ、今少し風が吹いたのかしら。ここにきて初めての風ね。音が聞こえるのもいいわねえ。静寂すぎると気が狂いそうになるものね。
「おーはながわらったーおーはながわーらった♪みーんなわらったー♪ふふ、懐かしいな。よくこうして散歩してたわね、子どもたちの赤ちゃんのときに。童謡の歌詞があやふやで何度も調べ直したっけ。懐かしいわ。にしても本当に気持ちのいい場所ね」
お腹が満たされたからか少し気持ちの余裕がでてきた。
「めげない!しょげない!ないちゃだめー!ってやつね、ふふ。あれ?」
今、目の端にキラリと光るものがうつった気がするのだけれども、何かしら。
光るものに手を伸ばしてみるけど触る前に消えてしまった。
なんだろう、泡でもなさそうだし。危険、でもなさそうね。虫かしら。
よく見てみると花の中にきらりと光るものが見えるような、反射にしては雫でもなさそうだし。来たときにはなかったと思うのだけれども。行ってみましょう。
花をあまり踏まないようにしつつ光ってる場所に近づいてみると、花びらくらいの大きさの光が動いてる…。やはり、虫かな。
「異世界での初めての生き物ね」
スマホで撮影もちゃんとしておきましょ。電池も充電ならまだあるし、非常用にソーラーと手動付きの充電器もあるものね。奮発しちゃったけどいい買い物だったわ。
にしても、綿毛が光ってるような虫ね、お花の蜜を吸うのかしら。危険はなさそうではあるけれど、でもいきなりよね、きちんと考えておかないといけないわね。
場所の確認をしておきましょう。
拠点を中心として5mほどすると花畑。1キロほどで花畑が終わって少しするとガラスの石があるのが、北ね。
南に行くと芝生のような草で湿った土、西の方には水音ね、よし、午後は西に行くわよ。
それで、この場所にある花畑には光る綿毛っと。あとは木の欠片。この木の欠片はどこからくるのかしら。
こちらに来る前には神もどきはなんだっけ、ああ、魔力がない魂は馴染む、だったな、そういっていたわね。
ということはこの世界には魔力が存在する、魔法がある世界なのかな?
魔力がない魂が時折必要になるってことね、何故かしら。魔力が多すぎるところを中和するとかの役割かしら、よくみる展開だと。
んー、情報が足りないわね、やっぱり。
まずこの世界の常識が必要ね、あとは拠点を充実させないとね。
「んんー、それにしても疲れたわ」
少しくらい寝てもいいかしら。わけわからないことの連続で疲れちゃったわ。
そう、少しだけ…
・・・・・
夢を見たわ。
異世界にいくのが夢で、いつも通りに仕事をして、子どもたちと過ごして、夫の帰りを待つの。
お休みの日はみんなでピクニック。あとは釣りもしたわね。
とても優しい優しい夢だったわ。
ずっと見ていたいくらい。
このまま目が覚めなければいいのにって、ずっとずっと思いながら夢を見たわ。
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