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第4章 百獣の王の星 [森星]
第1話 ジャングルの独裁星!?
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≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
【登場人物】
▼何でも屋
[サンダー・パーマー=ウラズマリー]
金髪の活発な青年。電撃系の能力を持つ。
サンダー・P・ウラズマリーから「プラズマ」というあだ名で呼ばれる。
遺伝子能力養成学校高等部を卒業し、輸送船に忍び込んで宇宙へと旅立った。
[バリス・スピア]
元軍医で、毒の能力を持つ医者。
薄紫で、天を衝くようなツンツン頭。目つきが死ぬほど悪い。
どんな病でも直す幻の植物を探すため、医星を出てプラズマと旅をすることになる。
[水王 涙流華]
元名家・水王家の侍で、水の遺伝子能力者。
プラズマ達に妹を救われた一件で、自分に足りないものを探すため、水王家当主から世界を回ることを命じられる。
[ラルト・ローズ]
白色の長髪で、いつもタバコをふかしている政府軍中佐。
口が悪く、目つきももれなく悪い炎の遺伝子能力者。
政府軍内の裏切りにより、軍を退官してプラズマ達と旅に出ることを決心する。
▼政府軍
[ブラスト・オール]
政府軍大元帥。政府軍のトップ。
[ラバブル・ラバーズ]
政府軍元帥。政府軍のナンバー2。
▼その他
[セリナ]
プラズマの幼馴染の女の子。
勤勉で真面目な性格。氷の能力を操る。
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
~森星・宇宙港の外~
「やっぱ森だらけで暑いな~、森星は。」
ラルトが汗を拭きながら上着を脱ぐ。
「てかお前なんで軍辞めたのにスーツ着てんだ……」
「落ち着かねぇんだよ………あぁ~あっつ……」
「この程度で暑いなど、貴様は修行が足らんのだ。」
汗で髪を頬やデコに張り付かせた涙流華がラルトに言う。
「あと面倒くせえのが、初めて森星に来たものは星王に謁見しなきゃならねぇんだ。」
「謁見?」
プラズマが首をかしげる。
「星王に挨拶しに行くってこった。だからまず王宮へ向かうぞ。」
ラルトはみんなを連れ王宮行きの国内線に向かう。
「ラルトは来たことあるのか?」
プラズマが汗を拭きながら問いかける。
「少佐のときに任務で来た。星王候補の護衛でな。そのとき護衛した候補は負けちまったが、政府寄りだったから、政府軍としてはサポートしたかったわけだ。」
ラルトは続ける。
「今もまだそのときの相手が星王じゃねえかな。ま~あ乱暴でな。俺たちもよく影からあっちの陣営に攻撃されたさ。」
「なんだそりゃ!そんなやつに挨拶しに行くのかよ!」
プラズマは怒った様子で答える。
「武闘派で過激派。政府寄りや異星寄りのやつは片っ端から片付けてるな。」
バリスが補足する。
「まぁ王宮では静かにしとけよ、プラズマ、涙流華。バリス、頼んだぞ。」
ラルトはトラブルメーカー2人に釘を刺した。
「なぜ私がこやつと同じ扱い………!」
涙流華は納得いかない様子でつぶやいている。
王宮にたどり着き、手続きを済ませたプラズマたちは謁見まで待機室で待機する。
ラルトはすでに謁見したことがあるため、受付で待つ。
「次の者たち入れ!」
王宮の者に案内され、一行は王座へとつながる道に足を踏み入れる。
長く奥まで続く一本道。
その傍ら屈強な戦士達横一列に向かい合って並んでいる。
その道の先には白色のたてがみを生やした、上半身裸の大男が立っていた。
「星王のドルニク・バリスタだ。よくぞ我が星に参られた。大いに楽しんでいってくれ。」
「ただ無粋なことをすればすぐに叩き潰す。よいな?」
「叩き潰せるのであればな。」
バリスが高速で涙流華の頭を叩く。
「おっさんのそのたてがみって地毛?」
続いてプラズマも頭を叩かれた。
「なんでもないっす……はは……」
バリスが愛想笑いでごまかす。
「まぁ良い、行け。」
謁見後、プラズマと涙流華は、受付でライブ映像を見ていたラルトと、その場にいたバリスからこっぴどく叱られることとなった。
王宮をすぐ出たところに位置する広場で一行は一度立ち止まる。
「まぁ宇宙亀買いに行くか。」
ラルトが地図を開いて目的地を探していると、プラズマと涙流華が露天に引き寄せられていく。
「見ろルルカ!変な形の果物だ!」
金髪の青年と青髪の女サムライが、初めて見る果物を前にはしゃぎまくっていた。
「お!旅行者とは珍しい!これ食べてきな!!」
店員から差し出された果物を女侍が奪うように手に取ると、すぐさま口へと運んだ。
「!!」
「こんな果物を食べたのは初めてだ!どこか水っぽくて甘すぎずジャキジャキする歯ごたえも良い!」
涙流華は興奮気味にプラズマに下手くそなグルメレポートを披露している。
「おい!お前ら、行くぞ!あれに乗って一時間だ。」
ラルトは広場の端に止まっている何頭もの象を指差す。
「にしても緑ばっかりだなぁ~」
プラズマが象の上から見える景色を見て感想をこぼす。
「この緑のおかげでこの星は木材資源が豊富だからな。」
バリスが屋台で買った果物を頬張りながら答える。
「ついた~。疲れた~。」
プラズマは象から降り大きく伸びをする。
「あそこだ。異星人にも良心的な値段で売ってくれる店らしい。」
ラルトは腕をまくり中へ入って行く。
「すいませーん、宇宙亀売って欲しいんですが~。」
ラルトは空っぽの店に入り店員を呼ぶ。
すると立派なたてがみを生やした初老の大男がドスドスと店頭へ出てきた。
「おぁ、客なんてめずらしい。」
「ここの評判はよかったはずでは?」
ラルトが椅子に腰をかける。
初老の男はラルトに古いコップに入ったお茶を手渡す。
「うちのせがれが星王になってからは客がぐんと減ってね、、」
「うちの……せがれ……?」
「てことは、ここ星王実家ーーー?」
プラズマは大声を上げる。
「あんたは異星人にも普通に対応してくれるのに、なんで星王は政府や異星嫌いなんだ?」
「あいつも昔は政府や異星に寛容だったんだ。」
「あいつが星王選に出た時、政府寄りの候補者と対立してな。」
ラルトは少佐時代に護衛していた候補者と、その当時懸命に戦っていたバリスタを思い出していた。
「だが政府軍の妨害や、その当時の在森星異性人の突然の大量帰化。あれは分かりやすいほどの票集めだった。森星を乗っ取ろうとしていたんだな。」
「それであいつも政府や異星に対する考え方が変わったんだ。」
「当時はせがれを中心に打倒銀河政府、打倒異星を掲げて森星人全員で戦った。けど最近あいつの悪い噂が流れててな。みな怖がってうちに寄ってこないんだ。」
初老の男はコホンと咳払いをして自己紹介をする。
「それはそうと、挨拶が遅れましたな。」
「儂はザルダム・バリスタ。ようこそ森星へ。」
To be continued.....
【EXTRA STORY】
~17年前・央星~
「っぺぇっっっっ!!」
「なんだこれ!!!?すっぺ、まっず、変な味する!」
「ジア家からいただいたドライフルーツの一種だ。」
「はは、サンザシの味はまだ早かったかな?」
「じゃあそろそろおじいちゃん達は、少しお仕事の話をしてくるから、他のドライフルーツでもつまんでおきなさい。」
「いや、こんなまずいのもういらない。」
「あっ、いた!ここにいたの!?」
「お、ちょうどいいところに。これやるよ。」
「これなに?」
「美味しいお菓子だよ。特別にルルカにあげる。」
「あ……ありがとう!!だいじに食べるね!!」
「なんならこれ全部持ってっていいぞ!」
「ふくろなんこもあるけど、全部いいの?」
「あぁ、当たり前だろ。お前は特別だからな。」
「へへ……ありがとう……おいしいおかし全部くれるなんてやさしいね。」
「お……おう………」
To be continued to Next EXTRA STORY.....?
【登場人物】
▼何でも屋
[サンダー・パーマー=ウラズマリー]
金髪の活発な青年。電撃系の能力を持つ。
サンダー・P・ウラズマリーから「プラズマ」というあだ名で呼ばれる。
遺伝子能力養成学校高等部を卒業し、輸送船に忍び込んで宇宙へと旅立った。
[バリス・スピア]
元軍医で、毒の能力を持つ医者。
薄紫で、天を衝くようなツンツン頭。目つきが死ぬほど悪い。
どんな病でも直す幻の植物を探すため、医星を出てプラズマと旅をすることになる。
[水王 涙流華]
元名家・水王家の侍で、水の遺伝子能力者。
プラズマ達に妹を救われた一件で、自分に足りないものを探すため、水王家当主から世界を回ることを命じられる。
[ラルト・ローズ]
白色の長髪で、いつもタバコをふかしている政府軍中佐。
口が悪く、目つきももれなく悪い炎の遺伝子能力者。
政府軍内の裏切りにより、軍を退官してプラズマ達と旅に出ることを決心する。
▼政府軍
[ブラスト・オール]
政府軍大元帥。政府軍のトップ。
[ラバブル・ラバーズ]
政府軍元帥。政府軍のナンバー2。
▼その他
[セリナ]
プラズマの幼馴染の女の子。
勤勉で真面目な性格。氷の能力を操る。
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~森星・宇宙港の外~
「やっぱ森だらけで暑いな~、森星は。」
ラルトが汗を拭きながら上着を脱ぐ。
「てかお前なんで軍辞めたのにスーツ着てんだ……」
「落ち着かねぇんだよ………あぁ~あっつ……」
「この程度で暑いなど、貴様は修行が足らんのだ。」
汗で髪を頬やデコに張り付かせた涙流華がラルトに言う。
「あと面倒くせえのが、初めて森星に来たものは星王に謁見しなきゃならねぇんだ。」
「謁見?」
プラズマが首をかしげる。
「星王に挨拶しに行くってこった。だからまず王宮へ向かうぞ。」
ラルトはみんなを連れ王宮行きの国内線に向かう。
「ラルトは来たことあるのか?」
プラズマが汗を拭きながら問いかける。
「少佐のときに任務で来た。星王候補の護衛でな。そのとき護衛した候補は負けちまったが、政府寄りだったから、政府軍としてはサポートしたかったわけだ。」
ラルトは続ける。
「今もまだそのときの相手が星王じゃねえかな。ま~あ乱暴でな。俺たちもよく影からあっちの陣営に攻撃されたさ。」
「なんだそりゃ!そんなやつに挨拶しに行くのかよ!」
プラズマは怒った様子で答える。
「武闘派で過激派。政府寄りや異星寄りのやつは片っ端から片付けてるな。」
バリスが補足する。
「まぁ王宮では静かにしとけよ、プラズマ、涙流華。バリス、頼んだぞ。」
ラルトはトラブルメーカー2人に釘を刺した。
「なぜ私がこやつと同じ扱い………!」
涙流華は納得いかない様子でつぶやいている。
王宮にたどり着き、手続きを済ませたプラズマたちは謁見まで待機室で待機する。
ラルトはすでに謁見したことがあるため、受付で待つ。
「次の者たち入れ!」
王宮の者に案内され、一行は王座へとつながる道に足を踏み入れる。
長く奥まで続く一本道。
その傍ら屈強な戦士達横一列に向かい合って並んでいる。
その道の先には白色のたてがみを生やした、上半身裸の大男が立っていた。
「星王のドルニク・バリスタだ。よくぞ我が星に参られた。大いに楽しんでいってくれ。」
「ただ無粋なことをすればすぐに叩き潰す。よいな?」
「叩き潰せるのであればな。」
バリスが高速で涙流華の頭を叩く。
「おっさんのそのたてがみって地毛?」
続いてプラズマも頭を叩かれた。
「なんでもないっす……はは……」
バリスが愛想笑いでごまかす。
「まぁ良い、行け。」
謁見後、プラズマと涙流華は、受付でライブ映像を見ていたラルトと、その場にいたバリスからこっぴどく叱られることとなった。
王宮をすぐ出たところに位置する広場で一行は一度立ち止まる。
「まぁ宇宙亀買いに行くか。」
ラルトが地図を開いて目的地を探していると、プラズマと涙流華が露天に引き寄せられていく。
「見ろルルカ!変な形の果物だ!」
金髪の青年と青髪の女サムライが、初めて見る果物を前にはしゃぎまくっていた。
「お!旅行者とは珍しい!これ食べてきな!!」
店員から差し出された果物を女侍が奪うように手に取ると、すぐさま口へと運んだ。
「!!」
「こんな果物を食べたのは初めてだ!どこか水っぽくて甘すぎずジャキジャキする歯ごたえも良い!」
涙流華は興奮気味にプラズマに下手くそなグルメレポートを披露している。
「おい!お前ら、行くぞ!あれに乗って一時間だ。」
ラルトは広場の端に止まっている何頭もの象を指差す。
「にしても緑ばっかりだなぁ~」
プラズマが象の上から見える景色を見て感想をこぼす。
「この緑のおかげでこの星は木材資源が豊富だからな。」
バリスが屋台で買った果物を頬張りながら答える。
「ついた~。疲れた~。」
プラズマは象から降り大きく伸びをする。
「あそこだ。異星人にも良心的な値段で売ってくれる店らしい。」
ラルトは腕をまくり中へ入って行く。
「すいませーん、宇宙亀売って欲しいんですが~。」
ラルトは空っぽの店に入り店員を呼ぶ。
すると立派なたてがみを生やした初老の大男がドスドスと店頭へ出てきた。
「おぁ、客なんてめずらしい。」
「ここの評判はよかったはずでは?」
ラルトが椅子に腰をかける。
初老の男はラルトに古いコップに入ったお茶を手渡す。
「うちのせがれが星王になってからは客がぐんと減ってね、、」
「うちの……せがれ……?」
「てことは、ここ星王実家ーーー?」
プラズマは大声を上げる。
「あんたは異星人にも普通に対応してくれるのに、なんで星王は政府や異星嫌いなんだ?」
「あいつも昔は政府や異星に寛容だったんだ。」
「あいつが星王選に出た時、政府寄りの候補者と対立してな。」
ラルトは少佐時代に護衛していた候補者と、その当時懸命に戦っていたバリスタを思い出していた。
「だが政府軍の妨害や、その当時の在森星異性人の突然の大量帰化。あれは分かりやすいほどの票集めだった。森星を乗っ取ろうとしていたんだな。」
「それであいつも政府や異星に対する考え方が変わったんだ。」
「当時はせがれを中心に打倒銀河政府、打倒異星を掲げて森星人全員で戦った。けど最近あいつの悪い噂が流れててな。みな怖がってうちに寄ってこないんだ。」
初老の男はコホンと咳払いをして自己紹介をする。
「それはそうと、挨拶が遅れましたな。」
「儂はザルダム・バリスタ。ようこそ森星へ。」
To be continued.....
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~17年前・央星~
「っぺぇっっっっ!!」
「なんだこれ!!!?すっぺ、まっず、変な味する!」
「ジア家からいただいたドライフルーツの一種だ。」
「はは、サンザシの味はまだ早かったかな?」
「じゃあそろそろおじいちゃん達は、少しお仕事の話をしてくるから、他のドライフルーツでもつまんでおきなさい。」
「いや、こんなまずいのもういらない。」
「あっ、いた!ここにいたの!?」
「お、ちょうどいいところに。これやるよ。」
「これなに?」
「美味しいお菓子だよ。特別にルルカにあげる。」
「あ……ありがとう!!だいじに食べるね!!」
「なんならこれ全部持ってっていいぞ!」
「ふくろなんこもあるけど、全部いいの?」
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「へへ……ありがとう……おいしいおかし全部くれるなんてやさしいね。」
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