My² Gene❇︎マイジーン ~URAZMARY~

泥色の卵

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     ~第2章・おまけ(会話のみ)

   +@1話 稽古の鬼

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~水王家・鍛錬場~


「そこまでっ!!」

「ちょっ……!そこまで!!そこまでですって軍団長!!」

「あ?あぁ……声に覇気がなくて聞こえんかった。」


「ぐぁぁ………」


「大丈夫か……って!軍団長!これ腕の骨折れてますよ!?」

「全く……気合も鍛錬も足りんからだ。」

「軍団長……少しやりすぎではありませんか?このままでは水王家は怪我人集団に変わってしまいますぞ。」

「弱いやつは戦場には要らない。大人しく留守番でもしておけ。私一人でも十分だ。」

「私とやり合って耐え抜いた奴だけが侍と名乗れ。」

「私は父上からこの水王家の侍衆を任された軍団長だ。文句があるなら私を倒してからにしろ。」


「この……小娘が……!」


「おい、お前……聞こえるぞ……!」


「では貴女を倒せば私の言うことも聞いてくださると……そういうことですな?」

磨琴まことか……よわい五十も過ぎてこんな小娘に従うのがそんなにも恥か?」

「いえ、この磨琴万一郎、水王家の未来を憂いておるのです。」

「このままでは非戦闘員が増えるだけで、如月きさらぎ家が攻めてきたときに迎え討てません。」

「いいことではないか。雑魚が戦場に出ても無駄な骸が増えるだけだろう?」

「この……少し腕に覚えがあるからと言って調子に乗りおって……!」

「では涙流華るるか殿……遺伝子能力を使用しての立ち合いは如何か?」

「いいだろう。私は使わんがな。」

「それは勝手ですが、後で言い訳をせんことですな!!」

「いつでもかかってこい。」


「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」




▽▽▽
▽▽



~軍団長詰所~


涙流華るるか……真琴まことの足の骨を折ったらしいな……」

「なぜ足を狙った……やりすぎだ。」


「あちらが遅い蹴りを入れてきたから叩いたまでです。」

「皆がお前のことを何と呼んでいるか知っているか?」

「鬼……でしょう?」

「1ヶ月前まではな。」

「今は化物怪物鬼ばけものかいぶつおにと呼ばれているぞ。」

「………………」


「涙流華、お前わざとやっているな。」

「えぇ。弱い侍は戦場に必要ありませんので。」

「全く……お前との稽古で侍36人が骨折だ。約1/3が怪我人だぞ?」

「今日のを入れたら47人です。」


「残った侍だけで如月と戦えるのか?」

「減った侍の分の責任は私がとります。」

「とにかく、もう明日からお前は稽古に出るな。これは命令だ。」

「はっ。承知しました。」




「もう今日は寝る。お前も早く体を休めろ。」

「おやすみなさいませ。」



▽▽▽
▽▽




「本当に……あのときたら……」

「不器用さが私に似てしまったか……」



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