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~第2章・おまけ(会話のみ)
+@4話 霊になった鬼
しおりを挟む~水王家厠前・深夜1時~
「ふぁ~ぁ……冷えるな……早く済ませて戻ろう……」
「ん……?女性用手洗い場に灯りが……?」
「こんな時間に……もしや敵か……」
「懐刀しか持っておらぬが、行くしかあるまい……!」
「(複数の女の声……?)」
「(覗けそうだ……)」
「(………!!?)」
「おい貴様。何を覗こうとしているのだ。」
「(いつの間に背後に……!?)」
「何奴っ!!」
「ば………」
「ば……化け物だぁぁぁ!!!!」
「お、おい……!!」
「涙流華様遅いですよ……ですから一緒にお化粧しましょうって言っ……」
「涙流華様!!なんですかそのお顔は!!?せっかくの素材が台無しです!!」
「化粧だが何か変か?」
「変と言いますか……何と言いますか……」
「る……涙流華様は素がお綺麗ですから、化粧はしなくてもよいと思います!!!」
「そうか。それはそれで嬉しいな。ありがとう。」
「それよりもこの櫛はよく梳けるな。お前達も……」
▽▽▽
▽▽
▽
「聞いたか?」
「厠の近くで森星の密林にいるような部族の霊が出るらしいぞ。」
「なんでも一見すると化け物らしい……」
「なんで戦星なんかに……」
「しかもその霊は小さい鋸を持って気配もなく背後に近寄って……」
“ナニを除こうとしているのか?”
「って言って、アレを捥ぎ奪ろうとするらしい……」
「おそらく部族の儀式かなんかなんだろう……」
「もう怖くて今日の晩に厠行けねぇよ……」
To be continued to Next Substories.....
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