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第3話「ゴブゴブ」
しおりを挟む人のいるところを目指し歩いて2時間程だろうか。大きめの湖に辿り着いた。出来れば今日中に、整地された道か川等の水を見つけたかったので助かった。
水がどこかに続いていれば人のいる形跡に近づくかもしれない。
周辺を1時間かけて探索した結果、川を見つけたので、少し休憩した後川に沿って歩き出した。
因みに探索途中、スライムに遭遇した。直径30センチ程の大きさの「これぞスライム」という姿形をしたやつだ。そして案の定の雑魚であった。強めに蹴ったらそのまま蹴り飛ばされ、めり込んだ蹴りに核まで砕かれたのか蒸発する様に消えてった。なんという非力。多分、核を体内で動かすとか、窒息の概念とかを知る程度の知能があれば強かったんだろうがこの世界ではそんなことはなかった。レベルも上がらなかった。
川に沿って歩いている時に、ゴブリンの耳を、ばっちぃので摘む様にして持ち続けているといい加減に疲れたので、途中から葉っぱ2枚で包みポケットに入れたり、遠目にまたスライムを発見したので試しに木の棒で叩いてみたりしていると。
「うわぁ」
ゴブリンの集落を発見した。木や葉、布で作られたテントや動物の肉置き場等の施設。
全体の数として15、6匹ってとこか。この数は正直リスクだが、
「・・・やれるか」
アーチャーやメイジがいないのを見てそう判断し、すぐさま近くの草むらに身を潜める。
状況を見るに、4匹が外側で警戒気味に動き、その内側に2匹と3匹の座り込んだ集まりがあり、他に2匹がそれぞれ別で何か作業しており、さらにもう2匹がウロウロしている。
内側のゴブリンは何かしらの作業をしており、武器を手に持っているのは外側の4匹のみだった。
「・・・よし」
テントの中にもう2,3匹いる場合も考えてガチャ画面を開く。
『石ころ』
レアリティ:C
その辺にある石ころ。ただの いし だ
・水切りには向いてない。
→使用
→強化
→売却
石ころを使用し顕現させる。直径4,5センチ程の手頃な石ころを6個全部出す。
左手に3つ、右手に1つ握り、外側にいるゴブリンの視線に注意する。
ゴブリンの互いの視線が外れたタイミングを待ちながら、構えた右腕に力を込めながら、ゴブリンの首から上を狙う。
今ッ!!
ブオンッ!!
投げられた石は、狙い通りゴブリンの左目辺りに直撃。突然のことに声もあげられない様子のゴブリンは、たまらず左目を押さえながらうずくまっている。
その隙に他の3匹にも近い順に石を投げるが、ナイフ等の投擲武器では無い事、そしてなにより単純に距離が離れていること。後、俺の投擲術は別に達人レベルでもない事。そんな事もあり、2投目はこめかみに当たったが、3,4投目は外れた。
上手く行かなかったものはしょうがない。気づかれるのも時間の問題だ。
2投目のゴブリンが頭を押さえている間に、剣を抜き草むらから飛び出す。
まずはうずくまっているゴブリン。これは視界も片方奪っているので簡単、首目掛けて剣を振り下ろす。
・「レベルアップ」を確認しました。報酬として「ガチャポイント1p」を入手しました。
流れるように2投目のゴブリンへと向かう。流石にこちらにはもう気づいているか。
「ギャーーー!!!!!」
雄叫びをあげながら、小斧を振りかぶってくる。
振られる斧の速度を見て、足に力を入れ接近する速度を落とす。傾けた顔の眼前で振りかぶられた斧を通り抜け、すり抜けざまに剣で腹部を斬り払う。
先程の雄叫びで内側にいるゴブリンも気づいた様だ。何事かと周りを見回している。残りの外側のゴブリンは既に武器を構えながらこちらに殺意を向けてきている。
こちらに走って近づいてくるゴブリンを見て、ショートソードを逆手に持ちそのまま地面に突き刺す。
左手に握っていた2つの石ころを1つ右手で持ち、そのまま大きく振りかぶって投げた。
流石にこの距離なら当たる。
頭部に命中し、ゴブリンは大きく後ろによろめいた。もう片方のゴブリンにも全力投球をお見舞する。
狙い通り目に当たったゴブリンはたまらず手で抑えながら叫び立ち止まる。
腹から真っ二つになったゴブリンのそばに落ちている小斧を左手に持ち、よろめいたゴブリンにショートソードで斬りかかる。
棍棒で防ぐような動作を見せるが、脳が揺れてるのか足元がふらついている。力強く振り抜き、防御ごと崩す。素早く剣を引き、そして突く。
スキル『二度突き』
一瞬で胸元、首の順に、剣の切っ先が突き刺さる。
「ギャフッ」
首から勢いよく剣を引き抜くと、口と首の傷口から血が溢れ出、ゴブリンは崩れ落ちた。
・「レベルアップ」を確認しました。報酬として「ガチャポイント1p」を入手しました。
もう片方のゴブリンは目を押さえながら片手で槍をこちらに向け、威嚇してくる。怯んでしまっており、こちらが接近して斧を振りかぶっても槍を向けてくるだけだった。
ガキンッ
斧で槍を叩きつけ、剣を横一閃、首をはねた。
「ギャギャギャ!!」
「グギャア!」
集落の方から数匹のゴブリンが走ってくる。
武器を装備する時間を与えたらしく、それぞれ思い思いの武器を持っている。
斧の代わりに、首無しの死骸が握っている槍を取り、近い一匹に狙いを定め助走を付け投擲。
槍が胸元に深々と刺さり後ろに倒れた。まず一匹。
斧を広い、あまり狙いを付けず投げ、直ぐ様走り出す。
「ギャァ!」
カンッ
狙いの甘い斧はゴブリンの持つショートソードが弾かれた。
その間に接近していた俺は、防御のために掲げられた敵の武器をショートソードで横に弾く。未だ宙に浮く弾かれた小斧を掴み、がら空きの胴に振り下ろした。
・「レベルアップ」を確認しました。報酬として「ガチャポイント1p」を入手しました。
うん、やはり特に防具をしていないゴブリンだ、柔らかい。俺の筋力で十分致死に至る。
すぐ近くまで来ているゴブリンは2匹。ナイフと棍棒持ち。
さらにその斜め後方から出刃包丁のような武器と短めの金棒、狼牙棒を持ったゴブリンが近づいてくる。
まず棍棒持ちに斧を無造作に投げつける。その隙にナイフ持ちの方へ踏み込む。
リーチはこっちが圧倒している。踏み込む!
体勢を低くしながら突きを放つ。
スキル『二度突き』
肩、首と突き、首を剣が貫通したのを確認すると、回し蹴りでゴブリンの棍棒を弾きながら、回転速度を落とさずそのまま左へと斬り払う。
斬り飛ばした、棍棒を持った右手首が地面に落ちる前に剣を引き戻しもう一度突きの体勢を整える。
スキル『二度突き』
斬られた痛みで大きく空いた口と額に突き刺し、抜きながら側に落ちているゴブリンのボロいショートソードを拾い、近い狼牙棒持ちに投げる。期待していなかった通り、碌な軌跡で飛ばず、金棒に叩き落された。ただ振られる出刃包丁を防ぐ時間は稼げた。
腹を蹴り飛ばし出刃包丁持ちを一度離す。
目の端で何かを捉える。
「ッ!?」
咄嗟に体を反らし避ける。落ちたソレを見る。
「・・・石?」
飛んできた方向を見ると、拳大の石を握り構えているゴブリンがいた。
見た感じ他に武器はないが、精度はともかく遠距離要因か・・・。
続け様に振り下ろされる狼牙棒を剣で受け流し、石を投げてくるゴブリンに走り出す。
途中投げられる石を剣で弾き、避け、距離を縮めるが、向かってくる俺から逃げようとするゴブリンを追う。
俺の方が速いのでいずれは追いつくがのだが、めんどくさくなったので、そこそこ近づけた時点で剣を逆手で構え、投擲。尻辺りに刺さったゴブリンはそのままうつ伏せに倒れ込む。
痛みに呻きながらすぐに体勢を整えようとしたが、起き上がる前に接近、刺さった剣を持ち押さえながら、渾身の力で首を踏み潰した。
再び包丁と狼牙棒持ちに接近し剣を振るう。
出刃包丁を弾き、振られる狼牙棒を体を近づけながら手首ごと素手で受け止め、剣で腕ごと切り落とす。
切り落としたゴブリンを蹴り飛ばし、握る箇所をずらし狼牙棒を握りしめ、振られる出刃包丁ごと狼牙棒で横殴りにする。
スキル『インパクト』
元々ボロかったのか、出刃包丁は砕け、ゴブリンの体はくの字に折れ曲がり飛んでいった。
・「レベルアップ」を確認しました。報酬として「ガチャポイント1p」を入手しました。
まだ距離はあるが、集落方面から更に3匹のゴブリンが向かってくる。
右腕を失い、跪きながら逃げようとしているゴブリンの頭を、後ろから狼牙棒で潰し、追加のゴブリンに向かい走る。
ゴブリンの装備は普通サイズの斧とナイフ、それと小さめのツルハシの様だ。お互い走り合い、距離を縮める。
目算通り、ナイフと棍棒持ちを殺した付近まで来れた。
転がっているゴブリンの持っていたナイフを勢いそのまま蹴っ飛ばす。
斧を持ったゴブリンの肩に当たり、隊列を乱す。
リーチの関係上ツルハシが先に攻撃にしてくる。
なんかアレだな。振りが遅いな。
剣で右から左へ流し、体を回しながら狼牙棒で頭を横殴りにする。
ナイフを突き出してくるゴブリン。
やはり遅い。
手を狙い鋭く蹴り上げ、ナイフを蹴り飛ばす。その隙に後ろから斧を振りかぶっている。狼牙棒で受け止め、剣を腹に突き入れる。ナイフを失ったゴブリンが爪を立て襲いかかって来ようとしてくるので、突き刺したゴブリンを振り回し位置を入れ替える。
剣を抜きながら押し返し、袈裟斬りで切り裂く。
残ったゴブリンはそれでも果敢に向かってくる。
ステゴロがご希望か。おせぇな。
狼牙棒を顔に放り投げ、剣を放す。
顔面に来た狼牙棒に取り乱した隙に、ゴブリンの両手首を掴む。
捻り上げ、ボキボキという音を聞きながら足を払い、右腕で思いっきり引っ張り上げる。
完全に宙に浮いたゴブリンを、容赦なく地面に振り下ろす。
頭から地面に激突したゴブリンはピクピクと震えていたが、すぐに事切れた。
・「レベルアップ」を確認しました。報酬として「ガチャポイント1p」を入手しました。
「・・・」
周りを見渡す。他に攻撃は飛んでこない。ゴブリンも見当たらない。
「よし。終わりか」
えーと・・・・・・13匹くらいか?予想より少なかったな。
「いや」
13匹ということは初めに見た数のまんまだ。テントの中に数匹いたと思ったがいなかったという事。つまり。
「出てる奴らがいるのか」
集落の規模、テントの大きさや数からするとまだいても不思議じゃない。おそらく狩りか何かに出かけている組がいるのだろう。
「結構疲れたな」
連戦は嫌だな。そうと決まればさっさと離れよう。
ゴブリンの扱う武器なんて碌なもんじゃない、ボロばっかで目ぼしい戦利品はなかった。肉とかが干されていたが、何の肉かもわからないし、ゴブリンの食料なんて衛生的に無理だ。持っていけないので、全部川に放り投げて駄目にしてやった。ついでにテントや焚き火等の建設物も適当に壊してやった。
ゴブリンの討伐証明部位は「右耳」だ。詳しい知識はないが、どうやら右耳と左耳で何か違いがあるらしく、左耳は証明にならない。一匹一個ずつなわけだが、8匹分回収したところでめんどくさくなった。元々2個持っていたので、合わせて10匹分だし、きりも良いだろう。
木の実等が集めて乗せられていた、バショウの葉の様な大きめの葉っぱがあったので1枚拝借し、それに包ませてもらった。流石に耳10枚はポケットパンパンだ。
「それはそうと・・・結構上がったなー」
壊滅した集落をあとに歩きながら自分のステータスを見る。
『ステータス』
1152921504606846976-10 Lv8 人族
【称号】・てんせい者
【スキル】・ガチャ ★
・共通翻訳 ★
・片手剣術 Lv5
・短剣術 Lv5
・槍術 Lv5
・斧術 Lv5
・棍棒術 Lv5
・弓術 Lv5
・投擲術 Lv5
・盾術 Lv5
・体術 Lv5
・二連突き
・インパクト
なんと5もレベルアップした。そして戦闘中にそのレベルアップの恩恵もちゃんと認識した。明らかに途中からゴブリンの動きを遅く感じた。
数はいたもののたかがゴブリンだ。こんなに上がるとは・・・と思ったが、よく考えてみるとそんなすごい事でもなかった。
この世界の人間は基本的に、レベル1の状態で赤ん坊として生まれ、色んな経験を積むことで成長として自然とレベルアップしていく。レベル3くらいで言葉を覚え、自我が完全に目覚める頃にはレベル5前後にはなっており、そこから農民として一般的な生活を過ごしていれば成人の15歳前にはレベル10くらいにはなるものだ。
つまり、今の俺は子供程度のレベルということだ。・・・なんてこったい。
そう考えれば、ただ10年ちょい生きるだけで手に入る経験値を、ゴブリン15匹倒して手に入れたという事だ。俺はスキルが初めからあったので良いが、普通だったらかなり危ない命がけの出来事だ、そう考えると割りと整合性は取れてる様に思える。
「え、てか待って、俺ってもしかしなくても・・・レベル、低い?」
17の俺は本来レベル10以上あるのが普通なのだ。あれ?これ、普通に怪しまれるんじゃね?
しかしまぁ、先程のことから、おそらくレベル10ちょいまでは割りと早めに上がるのではないか。そこまで焦らずに、魔物とエンカウント次第倒して行けば良いか。
とりま川に沿って歩いていくのだった。
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