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第一章 降龍の谷と盗賊王
第十三話 義勇団
しおりを挟む「孟徳様…!こっちです!」
虎淵が手招きをしている。
「どうしたのだ?」
孟徳は虎淵が導くまま、砦の狭い通路へ入って行った。
通路を抜けると、少し開けた場所に出る。
上を見ると、高い空洞になっており、その先には空が広がっていた。
虎淵は頭を低くするよう、孟徳に手で合図を送り、岩場の下を見るよう促す。
孟徳がそっと、岩場の間から下を見ると、そこには沢山の人々が剣や槍を手に稽古をしている。
そこは、広々とした訓練場であった。
雲長、そして翼徳と名乗った、師亜の弟たちが、彼らに武術指導をしていた。
見ると男たちに紛れて、女子供たちも武装して、稽古を行っている。
「これは…師亜の奴は、兵士を鍛えているのか…?!」
「彼らは、どうやらただの盗賊団では無いようです…!」
二人は、囁く様な声で話し合った。
赤い炎が揺らめいている。
薄暗い部屋の中心に、円卓が置かれ、中央に燭台が設置されている。
手を翳すと、炎は長い火柱を揺らめかし、右へ左へと誘われる。
「師亜…!いや違う、玄徳であったな。お前の本当の名は、劉玄徳だろう…!」
部屋の入り口に、孟徳が立っていた。
「…邪魔を、しないでくれぬか…?」
玄徳は振り向きもせず、炎を手で操り続けている。
「ああ、悪い。祈祷の最中だったか?お前には、未来が見えるんだろう?」
孟徳の口調には、何処か小馬鹿にした様な響きがある。
玄徳はようやく顔を向けたが、煩わしい物を見る様な目付きで、孟徳を見た。
「未来が見えるのでは無い…その兆しを感じ取るのだ。それが、人より少し強いというだけの事…」
「だが、此処にいる者たちは、お前を予言者だと信じている…!彼らを信じさせ、武装集団を指揮し、王朝を乗っ取るつもりなのか?!」
それを聞いた玄徳は、少し驚いた様に眉を動かし、孟徳を凝視した。
「"劉"は、漢王朝の姓だ…!お前は、中山靖王劉勝の末裔であろう…!漢の皇室と血縁にある者が、何故盗賊となり、朝敵となる…?!」
「…ふんっ…あいつらめ…」
玄徳は軽く舌打ちし、両腕を組んで孟徳に向き合った。
「俺が思うに…お前の弟たちは、口が軽すぎるな…!」
孟徳は目を細め、少し得意げな表情をする。
それを見て、玄徳は溜め息をつきながら、首を横に振った。
「…漢王朝は、およそ四百年も続く王朝だぞ…劉姓の者など、掃いて捨てるほどいる…それに、俺たちは、盗賊団では無い…!」
「じゃあ、何だ?怪しい…宗教団体…?」
「それも、違うな…言うなれば、"義勇団"だ。民を護る事を目的とし、戦闘目的で兵を鍛えているのでは無い。身を護る為だ…!」
「あれだけの兵力を持っていて、戦闘はしないなんて…嘘だろ…?!」
孟徳は、忽ち怪訝な表情になる。
「やがて大乱が起こり、天下は乱れる…群雄が割拠し、血で血を洗う戦乱の世となった時、誰が民を護れる…?誰も、護ってはくれぬ…!」
「天下が乱れる…って、漢王朝が滅亡するって言いたいのか…?!」
「どうかな…だが、不変など無い。"時"は常に変化して行くものだ…」
玄徳は、呆気に取られた顔をしている孟徳を、真っすぐに見詰めた。
「そんな事より、お前が助け出したいと言っていた男…」
長い衣を翻し、玄徳は円卓の後ろ側へ回ると、壁際に置かれた棚から何かを取り出し、孟徳に投げて渡した。
「奉先…?」
手には、小さな桃の実が握られていた。
「そうだ、そいつはどんな奴なんだ?」
玄徳は棚にもたれ掛かって、桃の実をかじっている。
「どんなと言われても…」
孟徳は手の中にある、薄桃色の実をじっと見詰めた。
「外見の事では無い、中身の話だ…」
玄徳は微笑し、かじりかけの桃を示して見せた。
「奉先は…誰より強く、優しく…誠実で、主を護る為なら、命掛けになれる様な…そんな男だ…」
そこまで言った時、孟徳は、はっと顔を上げ、玄徳を見た。
「ちょっと待て!何でお前が、奉先に興味を持つんだよ…?!お前、幼女趣味の変態だと思っていたが…まさか…?!」
「ふふ…っ」
玄徳は意味深な表情で笑い、言った。
「どんな奴か知った上で、協力するかどうかを決める。」
奉先は静かに目を閉じ、呼吸を整えた。
左手に握った剣の重さを、全身で感じ取る。
次の瞬間、素早く剣を横へ薙ぎ払い、室内の空気を斬ると、部屋中の灯が掻き消えた。
剣聖師亜…!必ず、お前を斬る…!!
瞳の奥に、強い光を宿らせ、奉先はやがて顔を上げた。
将軍から渡された宝剣を腰に佩き、奉先は素早く、兵舎の部屋から出て行った。
朝までは晴れ渡っていた空が、やがて厚い雲に覆われ、次第に陽射しが遮られて行く。
霧が立ち込め始めた山間の道を、濃い深碧の衣に身を包んだ人物が一人、馬を走らせていた。
"降龍の谷"と呼ばれる場所を探して、かなり山深くまで進んで来ていた。
「砦は、この辺りか…」
奉先は馬を降り、そこからは、足場の悪い岩山を徒歩で登り始めた。
荷などは持っておらず、腰に剣を帯びているだけである。身軽に岩を越えて行く。
やがて、辺りを見渡せる、小高い岩山の上に立った。
見下ろすと、霞の遥か遠くに、地上の景色が見え隠れしている。
岩影に身を潜め、辺りの様子を伺った。人の姿は、何処にも見当たらない。
そっと身を乗りだし、師亜の砦があるとされる、谷間を望んだ。
狭隘な谷間に、一本の細い道が続いているのが見える。
その道の先に、砦の入り口があるようだ。
哨兵と思われる人影が数人、辺りを警戒しながら歩いているのが見えた。
立ち上がろうとした奉先は、咄嗟に剣把に手を掛けた。
奉先は一瞬、凍りついた。背後に何者かの気配を感じる。
背後にある大きな岩の上に、いつの間にか人影が立っている。
その人影は、ただじっとこちらを見詰めている様だ。
奉先はゆっくりと、肩越しに後ろを振り返った。
そこには、長身の男が一人、長い衣の裾を靡かせながら立っていた。
「やっと現れたか…」
男は、微笑みを浮かべながら言った。
「…?!」
奉先は、剣把を強く握り締めたまま、訝し気に男を見上げた。
「何、驚く事は無い…お前をここへ導いたのは、この俺なのだからな…」
男はそう言って、大きな岩の上から、地面へひらりと降り立つ。
「しかし、俺も見縊られたものよ…お前の様な、豎子を送り込まれるとは…!」
奉先は、男を睨み据えた。
「では、お前が師亜か…?!」
「如何にも…!」
男は目を逸らさず、奉先を真っすぐに見詰めて答えた。
二人の間を、冷たい風が流れて行く。
「お前に、少しだけ時間をやる。此処から、立ち去る時間だ…」
背中に背負った剣に手を掛けながら、師亜は言った。
「命が惜しければ、立ち去れ…!お前に、俺は斬れぬ!命を無駄に棄てる事は無い…!」
師亜が瞳を鋭く光らせる。
「情けは無用…遠慮は要らぬ、剣を抜かれよ…!」
奉先は、それに動じず冷然たる面持ちで答えた。
「………仕方が無いな…」
師亜は小さく呟きつつ、肩越しに剣をゆっくりと引き抜く。
「では、容赦無く参る…!!」
次の瞬間には、師亜は剣を鞘から抜き放ち、その剣刃を奉先の目前まで迫らせる。
奉先は素早く腰の宝剣を抜くと、師亜の刃を眼前で弾き返した。
二人の剣は、激しく火花を散らした。
師亜の繰り出す剣の手並みは、実に鮮やかだった。
剣身は奉先の持つ物より、遥かに長く、大剣と言っても良い。
それを恐ろしい程、巧に操り、素早く放って来る。
奉先の体は、凄まじい大剣の威力に押され、次第に後退った。
岩山の上は足場が悪く、師亜の剣を防御するだけで精一杯だ。
師亜の腕から、強烈な一撃が打ち出された時、奉先は体制を崩された。
そのまま、師亜の剣は鋭く奉先の上に振り下ろされる。
断崖の上まで追い詰められた奉先は、逃げ場を無くした。
次の瞬間、師亜の剣は深く地面に突き立った。
地面を転がり、師亜の剣からは逃れたが、奉先の姿はその場から消えていた。
「…他愛もない…」
師亜は腰を上げて立ち上がり、崖の下を覗いた。
見ると、崖下には庇の様に出っ張った大きな岩がある。
人一人は乗れる大きさだが、そこに奉先の姿は無かった。
突如、奉先の姿は師亜の背後から現れた。
「どこを見ている…?!」
呼びかけると、奉先は疾風の如く、師亜に斬り掛かった。
振り向き様、奉先が打ち出した剣刃を、師亜は素早く受け止めた。
奉先の剣は、師亜の大剣の上で火花を散らし、そのまま長い剣身を這う様に走り、師亜の目の前まで迫った。
師亜は思わず体を反らせ、体を回転させると、剣を薙ぎ払う様にして奉先から離れた。
二人は再び向き合い、睨み合った。
「…ふっ、中々やるようだ…!」
師亜は思わず笑ったが、奉先は表情を崩さない。
剣を構えたまま、師亜を睨み据えている。
「…お前、名は?」
「貴様に名乗る、名など無い…!!"師亜"というのも、本当の名ではないのであろう…?!」
奉先は殺気を漂わせた表情で答えた。
遥か遠くに、雷鳴の轟きが聞こえた。
二人が睨み合ったまま、時が止まった様に沈黙が続く。
再び雷鳴が聞こえた時、それが合図であったかの様に、二人はほぼ同時に地を蹴った。
二人の剣が交差し、火花が散る。
数合打ち合ったが、互いに一歩も譲らない。迫真の戦いが繰り広げられた。
やがて、再び二人の剣が交わった時、額が触れる程互いに剣を押し合い、膠着状態となった。
奉先には、師亜の瞳の中に投影される景色までもが、はっきりと見て取れる。
強く歯を食いしばり、師亜の大剣の重さに必死に堪えた。
次の瞬間、二人の剣は鋭い金属音と共に互いに弾き合い、二人は素早く剣を引く。
そして今度は、二人ほぼ同時に突き出した。
「?!」
師亜の剣が奉先の首筋に迫った時、師亜は自分の首に、既に奉先の刃が当てられている事に気付いた。
二人は互いの首筋に剣を当てたまま、凍りついた様に固まった。
「………!!」
奉先は一瞬、眉を動かした。
その瞬間、師亜は奉先の剣を素早く弾き、大剣を縦に真上へ振り上げた。
奉先はのけ反って、その攻撃を躱そうとしたが、長い剣先は、一瞬で奉先の額を切り裂いた。
額から血が噴き出し、咄嗟に奉先は右手で額を押さえて、よろめいた。
溢れ出る血が地面に滴り、見る間に衣服が赤く染まる。
師亜は剣を前に突き出し、奉先に向けた。
「何故だ…!!お前の剣は確実に、俺より早く、この首を捕えていた…!何故、止めを刺さぬ?!」
流れる血が目に入り、視界が赤い。
師亜の姿が、はっきりと捕えられないまま、奉先は顔を上げた。
「解らぬ…ただ、お前は斃すべき敵であるとは思われぬ…」
「何だと…?貴様、呂興の配下であろう…!主を裏切るつもりか…?!」
「ふっ…」
奉先は、そこで初めて笑った。
「俺の主は、ただ一人……」
奉先は目を伏せ、俯きながら答えた。
師亜は剣を下ろし、怪訝な表情で奉先を見た。
やがて辺りに細い雨が落ち始め、忽ち夕闇が迫った。
奉先は剣を鞘に納め、その場に跪いた。
「俺の負けだ…斬るが良い…!」
「…………」
師亜は押し黙ったまま、うなだれた奉先を見下ろしている。
「…元より覚悟の上…お前を斬らねば、俺には戻る場所が無い…」
「そうだな…お前は此処で、死んだ方が良いのかも知れぬ…」
冷淡な口調で言ったが、師亜は静かに剣を鞘に戻した。
「だが、それは俺が決める事では無い…!お前には、護りたい物があるのであろう…!みすみす命を粗末にするな…生きよ!」
師亜はそう言うと、自分の首に下げていた首飾りを引きちぎり、奉先の足元へ投げた。
「手ぶらでは戻れまい。それを持って行くが良い…!」
それは、鮮やかな翡翠の首飾りだった。
翡翠は、"徳"を高める力が有ると、遥か昔から信じられている石である。
奉先がその首飾りを手に取り、血濡れた顔を上げた時には、師亜の姿は、雨の中音も無く消えていた。
岩肌を打ち付ける雨が、取り付けられた、小さな雨戸を叩いている。
砦の中では、砦の住民たちが皆、自分たちに与えられた仕事を、黙々と熟している。
藁で筵を編む女や子供たち。武器や防具を鍛造、鋳造する男たちなど様々である。
翼徳は、子供たちが集めて運んで来た薬草や、乾燥させた木の身の種などを、大きな器に入れ、それを石ですり潰す作業をしていた。
「翼徳、あの若者に、余計な話を聞かせたな…!」
雲長が隣の筵に腰を下ろし、声を掛けて来た。
「あいつが、兄者を愚弄する様な事を申すから…俺はただ、本当の事を言っただけだ…!」
翼徳は手を休めず、顔も上げずに答えた。
「それが余計だと言うんだ…!兄者が漢の血胤の話を嫌っている事を、知っているだろう…」
「そう言う雲長兄貴は、あいつに兄者の部屋を教えたろう?」
「それは、兄者に話がある、と言われたからだ…!お前とは違う!」
「違わない…!」
翼徳は顔を上げて、言い返した。
「いいや、違う!」
雲長は目を細め、口を尖らせて言い返す。
「お二人共、また喧嘩ですか?師亜様が戻られたら、また叱られますよ…!」
明明が二人の間に割って入り、運んで来たお茶を二人の前に置いた。
「しかし、兄者も変わり者よ。暗殺者を自分で出迎えに行くとはな…」
雲長はそう言って苦笑すると、熱い茶を啜った。
「暗殺者など、俺があっという間に捻り潰して、この薬草に混ぜて粉にしてやるのに…!」
雑巾を絞るような手つきをして見せた翼徳を、雲長は呆れた様な顔で見た。
「お前なら、本当にやり兼ねぬ…」
それを聞いた明明は、思わず笑ってから言った。
「今度の暗殺者がどんな人なのかを、どうしても見ておきたいのだそうですよ。」
「翼徳、雲長!!また喧嘩か?」
濡れた衣を脱ぎ捨てながら、いつの間にか三人の前へ玄徳が現れた。
「師亜様、何でもお見通しですね!!」
明明は笑って答える。
玄徳は雲長と翼徳の間に入り込み、二人の肩を叩くと、翼徳がすり潰している粉を、指で掬って嘗めた。
「うえ、苦い…!これは何の実だ…?」
「杏の種だ。"杏仁"と言って、咳止めなどの薬になるのだ。糖蜜と混ぜれば、飲みやすくなる。」
「へえ…!」
雲長の説明を聞きながら、玄徳は明明を振り返った。
「明明、孟徳は何処に居る…?」
「孟徳様でしたら、奥のお部屋で、子供たちに琴を教えていますよ。」
明明は、玄徳が脱ぎ捨てた衣を拾い上げ、丁寧に折り畳みながら答えた。
「琴を…?」
「はい!孟徳様は、素晴らしい琴の腕前をお持ちなのですよ!!」
明明が感心した様な口調で言うと、翼徳が口を挟んで来た。
「琴など…何の役に立つんだ…!」
砦の奥の部屋へ近付くと、孟徳の奏でる琴の音が鳴り響いて来る。
岩肌に反響するその音は、実に幻想的に聞こえた。
部屋の入り口には、女子供たちが集まり、大勢の人だかりとなっていた。
玄徳はそこへ、静かに近付いて、中を覗き込んだ。
一人の少女が後ろを振り返り、彼の存在に気付いて、「あっ」と小さく叫んだ。
玄徳は唇に軽く指を当て、少女に笑貌を向ける。
子供たちに囲まれ、琴を奏でる孟徳の姿は、実に優雅で美しい。
玄徳は、暫しその光景をうっとりとした眼差しで眺めた。
やがて曲が終わり、長い睫を上げた孟徳は、そこに玄徳の姿がある事に気付き、手を止めた。
「孟徳、少し話がある…」
そう言って、玄徳は孟徳に部屋の外へ出るよう、目で促した。
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