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第2話 迷探偵?
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依頼を引き受けた俺は屋敷を後にした。
目指すは街の高台――死者が眠る墓地だ。
「随分と嬉しそうですね。にやけ面が気持ち悪いですよ、バン様」
相変わらずの悪態をついてくるメアをよそ目に、俺は街を闊歩する。
「これが楽しくないわけないだろ。俺に依頼の手紙を差し出した当の本人は三ヶ月前に死んでいたのだぞ!」
「キャサリンが三ヶ月前に手紙をバン様に差し出したかも知れないじゃなですか。それに、届け日の指定をしていればその程度は可能だと思うのですけど……」
何とロマンのないことを平然と口にする相棒だ。確かに届け日の指定をすればそれは可能だが、それはまずあり得ない。
「どうしてですか?」
「だ・か・ら・人の心を読まないで貰えるかい?」
「いちいち言葉にされるのを待つのは面倒なんですよ。バン様はすぐに興奮して頭の中で会話をする癖をお持ちなので」
可愛くないな~。
「バン様に可愛がられたくもありませんが」
「あのね、いちいち突っかかってこないで貰えるかな? 俺は今空前絶後のロマンと向き合っているのだよ。メア君」
「呼び捨てなのかちゃん付けなのか、それとも君付けなのかはっきりして頂けますか? 気分で変えられるのは迷惑です! ふんっ」
いやぁぁあああああああああああっ!?
全っ然可愛くない! 根性ひん曲がってるんじゃないのか!
「お互い様ですよ」
ともあれ、キャサリンが三ヶ月前に手紙を書いたという線は薄い。
そもそも、キャサリンが死に至る原因となった事件が起こったのが丁度三ヶ月前。
父親であるタトナー公爵の話では、三ヶ月前にキャサリンはこの国の第四王子に婚約破棄を言い渡された。
それも、通われていた学園の舞踏会で。
公の場で恥を掻かされた上に、皆に婚約破棄を知られ、挙げ句の果てに別の令嬢とその場で婚約を発表されれば……精神的に可笑しくなり、自害してしまっても不思議ではない。
貴族の、それも公爵令嬢が婚約破棄されたとなれば、家族から縁を切られることも珍しくない。
運が悪ければ修道院に放り込まれるだろう。
精神が不安定となったキャサリンは自ら死を選んだ。そんな精神不安定な状況の中、わざわざ届け日指定をして俺に手紙を差し出すか?
あり得ない。
そんなに頭が働くのであれば、自害などしないだろう。何も考えられないほどに追い詰められ、絶望の淵に立たされた彼女は死という安易な考えにしかたどり着けなかった。
そのような状況の者が、どこの馬の骨とも知れぬ俺に助けを求めること自体が摩訶不思議だと言えよう。
しかし、確かに俺の元に手紙は届けられた。
それも、父親であるタトナー公爵が娘の筆跡で間違いないと認めた、キャサリン自身の手で書かれた手紙がだ。
これは一体どいういことなのだろうな。
まさか、死者が無念を晴らすために黄泉の国より舞い戻って来たとでもいうのか?
馬鹿馬鹿しい。そんなことがあるわけない。
では、考えられることは一つだ。
キャサリンは生きているということ。
実は彼女が死んでなどいないということだ。
彼女は婚約破棄をした王子に自らの愚かさを知らしめるために自演自作に打って出た。
もしそうなれば、あの屋敷に居たものは全員グルだろう。
さすがの公爵家でも、一国の王に反論など容易くできる訳がない。そんなことをしてしまえば、タトナー家の今後に大きく左右してしまう。
要は泣き寝入りしかない。
しかし、それでは気が収まらないタトナー家は、世間に第四王子の身勝手な振る舞いで娘が自害したと公にする。
そうなれば、民衆は王家を批判することになる。
第四王子は世間からも貴族からも酷いバッシングを一身に受けること間違いなし。
だが、自らいい触らしてしまえば公爵家の名誉に関わる。
そこで、化けて出たキャサリンが俺に手紙を差し出したとする。
そうなれば、俺が面白がって勝手に喧伝して回ると考えたのだろう。
真実を確かめるため、俺はこれから墓を掘り起こす。
本当にキャサリン自身が墓地の下に眠っているのか見物だ。
俺の予想では替え玉が眠っていると見ている。
墓を掘り起こす許可はタトナー公爵から得ている。彼は俺がキャサリンを知らないから問題ないと考えたのだろう。
だけど残念。俺には相棒のメアがいる。
彼女はとても鼻が利く。
キャサリンが生前身に付けていたというブローチを借りたので、彼女の匂いを嗅ぎ分けることくらい朝飯前だ。
事件の全貌が見えてくれば実にくだらない。
これでは俺の好奇心と探求心はこれっぽっちも満たされることはない。
墓地にやって来た俺は、キャサリン・タトナーと書かれた墓石を掘り起こす。
掘り起こすためのシャベルはここへやって来るまでの道筋で購入した。
罪のない少女を替え玉にしたタトナー家を許すわけにはいかない。
全力でお前達の悪事を暴いてやる。
息巻いて墓を掘り返し、棺に眠る少女をメアに鑑定させると、
「間違いないです。これはキャサリン本人のようですね」
「そうだろう、そうだろう。俺の推理に狂いはない……えっ!? 今なんと?」
「だから、この少女は間違いなくブローチの持ち主、キャサリン・タトナー本人だと言ったのですよ」
「バカなっ!?」
そんなわけあるかっ!
では何か、死んだキャサリンが化けて俺には手紙を出したと!? そんなアホな話があって堪るかっ!
「ブローチだ! このブローチ自体がキャサリンの私物ではなく、殺されて替え玉にさせられた少女の物なのだ!」
そうだ。そうに違いない。
我れながら冴えている。
「それはないですよ。だって、この遺体の少女の匂いは確かに屋敷に残っていた匂いと同じ。いくらなんでも屋敷に長年匂いを染み付けるなんて不可能ですよ」
「そんなバカなっ!? では何か、キャサリンが本当に化けて手紙を書いたというのか!」
「う~ん。それは考えにくいですね。第一死者が勝手に黄泉の国から出ていけば、ハーデスが気づかないはずありませんもん」
「では……俺が受け取った手紙は何なのだ!」
「さぁ~、でも良かったじゃないですか。これはまさにバン様が望んでおられた摩訶不思議現象ですよ!」
「…………」
た、確かにこれは……摩訶不思議現象なのだが、気味が悪いな。
それに、事件が振り出しに戻ってしまったじゃないか。
「まさにこれは難事件だな」
メアが面倒臭そうに俺を一瞥する。
「ハァー……バン様は摩訶不思議な現象がお好きなのではなく、そうやって自分自身に酔いしれているのが好きだということを自覚された方がいいのでは?」
「ん……何か言ったか?」
「いいえ、何でもありません」
これは本格的に調査する必要があるな。
まさに、バン・レガシー事件簿に相応しい難事件と言えよう。
こうして、俺は本格的にこの事件の調査に乗り出した。
目指すは街の高台――死者が眠る墓地だ。
「随分と嬉しそうですね。にやけ面が気持ち悪いですよ、バン様」
相変わらずの悪態をついてくるメアをよそ目に、俺は街を闊歩する。
「これが楽しくないわけないだろ。俺に依頼の手紙を差し出した当の本人は三ヶ月前に死んでいたのだぞ!」
「キャサリンが三ヶ月前に手紙をバン様に差し出したかも知れないじゃなですか。それに、届け日の指定をしていればその程度は可能だと思うのですけど……」
何とロマンのないことを平然と口にする相棒だ。確かに届け日の指定をすればそれは可能だが、それはまずあり得ない。
「どうしてですか?」
「だ・か・ら・人の心を読まないで貰えるかい?」
「いちいち言葉にされるのを待つのは面倒なんですよ。バン様はすぐに興奮して頭の中で会話をする癖をお持ちなので」
可愛くないな~。
「バン様に可愛がられたくもありませんが」
「あのね、いちいち突っかかってこないで貰えるかな? 俺は今空前絶後のロマンと向き合っているのだよ。メア君」
「呼び捨てなのかちゃん付けなのか、それとも君付けなのかはっきりして頂けますか? 気分で変えられるのは迷惑です! ふんっ」
いやぁぁあああああああああああっ!?
全っ然可愛くない! 根性ひん曲がってるんじゃないのか!
「お互い様ですよ」
ともあれ、キャサリンが三ヶ月前に手紙を書いたという線は薄い。
そもそも、キャサリンが死に至る原因となった事件が起こったのが丁度三ヶ月前。
父親であるタトナー公爵の話では、三ヶ月前にキャサリンはこの国の第四王子に婚約破棄を言い渡された。
それも、通われていた学園の舞踏会で。
公の場で恥を掻かされた上に、皆に婚約破棄を知られ、挙げ句の果てに別の令嬢とその場で婚約を発表されれば……精神的に可笑しくなり、自害してしまっても不思議ではない。
貴族の、それも公爵令嬢が婚約破棄されたとなれば、家族から縁を切られることも珍しくない。
運が悪ければ修道院に放り込まれるだろう。
精神が不安定となったキャサリンは自ら死を選んだ。そんな精神不安定な状況の中、わざわざ届け日指定をして俺に手紙を差し出すか?
あり得ない。
そんなに頭が働くのであれば、自害などしないだろう。何も考えられないほどに追い詰められ、絶望の淵に立たされた彼女は死という安易な考えにしかたどり着けなかった。
そのような状況の者が、どこの馬の骨とも知れぬ俺に助けを求めること自体が摩訶不思議だと言えよう。
しかし、確かに俺の元に手紙は届けられた。
それも、父親であるタトナー公爵が娘の筆跡で間違いないと認めた、キャサリン自身の手で書かれた手紙がだ。
これは一体どいういことなのだろうな。
まさか、死者が無念を晴らすために黄泉の国より舞い戻って来たとでもいうのか?
馬鹿馬鹿しい。そんなことがあるわけない。
では、考えられることは一つだ。
キャサリンは生きているということ。
実は彼女が死んでなどいないということだ。
彼女は婚約破棄をした王子に自らの愚かさを知らしめるために自演自作に打って出た。
もしそうなれば、あの屋敷に居たものは全員グルだろう。
さすがの公爵家でも、一国の王に反論など容易くできる訳がない。そんなことをしてしまえば、タトナー家の今後に大きく左右してしまう。
要は泣き寝入りしかない。
しかし、それでは気が収まらないタトナー家は、世間に第四王子の身勝手な振る舞いで娘が自害したと公にする。
そうなれば、民衆は王家を批判することになる。
第四王子は世間からも貴族からも酷いバッシングを一身に受けること間違いなし。
だが、自らいい触らしてしまえば公爵家の名誉に関わる。
そこで、化けて出たキャサリンが俺に手紙を差し出したとする。
そうなれば、俺が面白がって勝手に喧伝して回ると考えたのだろう。
真実を確かめるため、俺はこれから墓を掘り起こす。
本当にキャサリン自身が墓地の下に眠っているのか見物だ。
俺の予想では替え玉が眠っていると見ている。
墓を掘り起こす許可はタトナー公爵から得ている。彼は俺がキャサリンを知らないから問題ないと考えたのだろう。
だけど残念。俺には相棒のメアがいる。
彼女はとても鼻が利く。
キャサリンが生前身に付けていたというブローチを借りたので、彼女の匂いを嗅ぎ分けることくらい朝飯前だ。
事件の全貌が見えてくれば実にくだらない。
これでは俺の好奇心と探求心はこれっぽっちも満たされることはない。
墓地にやって来た俺は、キャサリン・タトナーと書かれた墓石を掘り起こす。
掘り起こすためのシャベルはここへやって来るまでの道筋で購入した。
罪のない少女を替え玉にしたタトナー家を許すわけにはいかない。
全力でお前達の悪事を暴いてやる。
息巻いて墓を掘り返し、棺に眠る少女をメアに鑑定させると、
「間違いないです。これはキャサリン本人のようですね」
「そうだろう、そうだろう。俺の推理に狂いはない……えっ!? 今なんと?」
「だから、この少女は間違いなくブローチの持ち主、キャサリン・タトナー本人だと言ったのですよ」
「バカなっ!?」
そんなわけあるかっ!
では何か、死んだキャサリンが化けて俺には手紙を出したと!? そんなアホな話があって堪るかっ!
「ブローチだ! このブローチ自体がキャサリンの私物ではなく、殺されて替え玉にさせられた少女の物なのだ!」
そうだ。そうに違いない。
我れながら冴えている。
「それはないですよ。だって、この遺体の少女の匂いは確かに屋敷に残っていた匂いと同じ。いくらなんでも屋敷に長年匂いを染み付けるなんて不可能ですよ」
「そんなバカなっ!? では何か、キャサリンが本当に化けて手紙を書いたというのか!」
「う~ん。それは考えにくいですね。第一死者が勝手に黄泉の国から出ていけば、ハーデスが気づかないはずありませんもん」
「では……俺が受け取った手紙は何なのだ!」
「さぁ~、でも良かったじゃないですか。これはまさにバン様が望んでおられた摩訶不思議現象ですよ!」
「…………」
た、確かにこれは……摩訶不思議現象なのだが、気味が悪いな。
それに、事件が振り出しに戻ってしまったじゃないか。
「まさにこれは難事件だな」
メアが面倒臭そうに俺を一瞥する。
「ハァー……バン様は摩訶不思議な現象がお好きなのではなく、そうやって自分自身に酔いしれているのが好きだということを自覚された方がいいのでは?」
「ん……何か言ったか?」
「いいえ、何でもありません」
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こうして、俺は本格的にこの事件の調査に乗り出した。
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