6 / 25
第6話 性奴隷
しおりを挟む
螺旋状に続く坂を上ると街を一望できるほど眺めのいい場所に、それは建っている。
冒険者ギルド――それは魔物の討伐や素材採取に始まり、ダンジョン探索などの依頼を斡旋してくれる場所。
この世界で最も権力を持つ組織の一つと言っても過言ではない。
現に世界中に存在するダンジョンの大半はギルドが組織だって管理している、謂わばギルドの所有物である。
要はダンジョンに入りたければ冒険者登録をしなければいけないということだ。
だから僕はギルドにやって来た。
未だ中途半端に終わったことを根に持っているのか、不機嫌を隠そうともしないリリスと共にギルドの扉をくぐると、すぐに賑わう冒険者たちの姿が飛び込んで来た。
ギルド内を見渡すと、複数の受付とクエストボード。
奥は酒場になっているらしく、円卓を囲った屈強な男たちが昼間から一杯引っ掛けていた。
忙しなくエールなどを販売している売り子たちの姿も確認できる。
皆10代後半の綺麗なお姉さんたちで、オレンジ色のミニスカートに白のブラウスを着用していることから、売り子の制服なのだろう。
別段用事もなさそうな冒険者の男たちがこぞってギルドに集まっているのは……彼女たち目当てなのは明白だ。
なぜなら売り子のスカートの丈は本当に短くて、少し屈んだりするだけでパンチラしていた。
白いブラウスも生地が薄いのか、お姉さんたちのブラが透けて丸見えだ。
身を寄せ合うように杯を交わす男たちはイヤらしい顔でそれを眺めているのだが、恥じらうように後ろ手で裾を押さえるお姉さんたちの仕草がそうさせているのだろう。
そんな男性冒険者たちを見やり、女性冒険者たちは呆れ果てたような冷たい視線を向けている。
ギルドは僕の予想に反し、どうやら変態の巣窟のようだ。
むっつりスケベな男たちの視線を一身に受けて恥じらうお姉さんたちは……とてもエロティックで実に素晴らしい。
だけど、お姉さんたちに気を取られる僕ではない。
ウエイトレスのお姉さんたちは確かに綺麗なのだが、僕の傍らには〝超絶美人〟な悪魔お姉さん、リリスが常にいるんだ。
ほら、男性冒険者のみならず、ギルド中の視線が僕たちに注がれている。
「おい、見ろよ!」
「ああ、どえらいべっぴんだ!」
「あそこまでの美人は見たことない。それに一緒にいる幼女も堪らんな」
「やだ、めっちゃ可愛い」
「姉妹かしら?」
「将来は絶対美人になるわね!」
僕は男の中の男だというのに、腹ただしい勘違いの声音が聞こえてくる。
が、今はそんなことを気にしている場合じゃない。
なんたってジャミコが近づいて来ているかもしれないんだ。
僕はリリスの腕を掴み、ササッと受付のお姉さんの顔を確認してからカウンターへと向かった。
なにを確認したのかって?
そんなものは決まっている。
顔だ! 一番綺麗なお姉さんが座る受付を選んだまでのこと。
「あの、冒険者登録をしたいんですが……」
「かっ……かわいいいッ!! 可愛すぎます!!」
「えっ……!?」
「なんじゃこの女は?」
僕の顔を見て2秒ほど固まってしまった受付のお姉さんが、次の瞬間瞳を輝かせてカウンターに身を乗り出してきた。
突然の大胆かつ積極的なお姉さんの言動に、僕もリリスも思はず一歩身を引いてしまった。
その間も大きなおっぱいはぷにゅっとカウンターに乗っかっている。
まるでスライムだ。
まさか……ブラをつけていないのか?
いくらなんでもハレンチ過ぎる。
伸びた黒髪を胸元で三つ編みに結い、髪と同じ色の瞳を大きく見開いてこちらに向けている。
ギルド職員の制服はタイトスカートなスーツスタイルなのだが、お姉さんは暑いのかジャケットを脱いでいた。
しかも胸元を大胆に開けた白シャツからはリリスに負けず劣らずの谷間を見せつけてくる。
完全に僕を誘っているとしか思えない。
まるで痴女のようなお姉さんだ。
間違いなく変態の一人だと思う。
「あ、あの……」
「年齢と名前に現在のお住まいはどちらですかちなみに年上はオッケーでしょうか?」
「…………」
「ちなみにちなみに、私のことはシェリルお姉ちゃんとお呼びください! ピチピチの20ですよ」
戸惑いながらも、もう一度話しかけようとしたのだが……。
お姉さんのあまりの早口と鼻息荒く興奮する姿に、僕は呆気に取られてしまった。
聞いてもいないのに年齢と名前まで教えてくれる。
僕はすぐに確信する。この反応間違いなく変態だ。
「第一候補じゃな」
「へっ……!?」
すると、間を空けずにニヤッと口角を上げたリリスがとんでもないことを口走っている。
まさか戦えないギルド職員さんをハーレムに入れるなんて……興奮するだろッ!
だが、それは後回しだ。
僕は気を取り直して話しを進めた。
「それでその……ダンジョンに潜るために冒険者登録をしたいんですけど」
「あっ! はい、お2人共ですか?」
「はい」
「かしこまりました。ではすぐにご登録の手続きをさせていただきますね」
言いながら僕に向かってウインクをした。
ウインクをしただけなら全然いいのだが、冒険者登録をするために必要な書類に名前や年齢などを書いていると……シェリルはそれを覗き込んで自身の手帳に書き込んでいたんだ。
「…………」
「あっ! お気になさらないで下さいね。プライベートなことですので」
僕が不思議そうにシェリルを見ると、一切悪びれる様子なくそういい放つ。
まぁ……相手が優しい僕だからいいものの、本来なら大問題なのではないだろうか。
プライバシーも何もあったものじゃない。
それからシェリルは何事もなかったように書き写した手帳をそっとしまい、ギルドやダンジョンのことについて教えてくれた。
「……以上になります。登録費用はお一人銅貨5枚となっております。……たしかに、それではこちらが冒険者の証、Fランクの〝タグ〟になります」
支払いを済ませると、シェリルはカウンターの下から見るからに安そうなゴム製のタグを取り出し、手渡してくれた。
ついでに自身の住所が書かれている紙切れも渡された。
おそらくさっき手帳に書いてたのだろう。
僕が貰った紙切れをポッケにしまうと、シェリルは満足そうに頷いた。
「えーと……これからダンジョンに潜りたいんですが、最初に依頼を受けないといけないんでしょうか? ダンジョンに入るためのランク制限とかってあるんですか?」
「いいえ、冒険者ランクを手っ取り早く上げたいのでしたら依頼をこなされた方が早いですが、単純にダンジョン攻略だけを目的としている方なら問題ないかと」
なるほど!
ダンジョンに入るのにランクは関係ないみたいだな。
それに僕たちには今のところ冒険者ランクは必要ないから、依頼を受ける必要もない。
「それでその……お2人のご関係は……?」
「へっ……?」
「セフレじゃ」
「セフレェェエエエエエエエエッ!?」
シェリルは僕とリリスの関係が気になったのか、僕の方をチラチラと見ながらリリスに鋭い視線を向けながら尋ねたのだが……。
ご覧の通り、リリスが言葉を選ばずにストレートな表現をしてしまったせいで、シェリルの驚愕に染まった声がギルド中に響き渡ってしまった。
そのせいで一瞬ギルド内が静まり返ってしまう。
それと同時にすべての視線が僕とリリスに向けられている。
「いっ、今のは冗談ですよッ! リリスのブラックジョークですよ! 僕たちは……その、契約上のパートナーなんです!」
このままでは変態さんだと思われてしまう、だから僕は慌てて取り繕い違うと否定したのに……。
「そうじゃな、そうじゃった。妾はお前さまに至高の快楽を与えるまで、お前さまから解放されないという契約を交わしてしもうたのだったな」
何言ってんだよこいつッ!
シェリルもギルドに居るみんなもドン引きしてるじゃないか!!
って……シェリルはなぜか凄くわくわくした目で僕を見ている。
「おいおい、それって性奴隷ってことなんじゃないのか?」
「幼女だと思ったのに……とんだ鬼畜なガキだぜ」
「羨まし過ぎるだろ!」
「本当に羨ましすぎるわよ!」
「ああ~あんたショタコンだもんね」
「私も一度でいいからショタに遊ばれたいッ!!」
ぁぁあああああああああああッ!
資金が貯まるまでの間はこのギルドに通わなきゃイケないと言うのに、完全に変態と思われてしまった。
でも……待てよ、結果的にこれで良かったのかもしれないな。
このギルドに出入りする冒険者たちの間できっと僕は有名になってしまうだろ。
性奴隷契約をする変態冒険者として……。
一見、凄く不名誉なことのように思うかもしれないが、エロエロパーティーを結成するためには都合がいいんじゃないか?
なぜなら僕のことをそういう人物だと認識した上で、仲間になりたいと言う者が現れたら……つまりそういうことだろう。
ピンチをチャンスに、逆境を順境に変えることのできる僕は実に男らしいと思う。
だから僕はギルド内の連中に見せびらかすようにリリスのおっぱいに顔を埋めてスリスリしてやる。
「あっ、あぁんっ……」
リリスのイヤらしい声にみんなゴクリと喉をならしている。
羨ましいだろ?
「羨ましいです」
「へっ……?」
僕の背後から溜め息混じりの声が聞こえて振り返ると、シェリルが半口を開けて見ている。
ま……とにかく今はダンジョンで資金を得ることが先だな。
と、いうことで、僕はリリスを連れてギルドを後にする。
ギルドを出る間際、シェリルの悲しそうな声が僕の背中越しに響いていた。
冒険者ギルド――それは魔物の討伐や素材採取に始まり、ダンジョン探索などの依頼を斡旋してくれる場所。
この世界で最も権力を持つ組織の一つと言っても過言ではない。
現に世界中に存在するダンジョンの大半はギルドが組織だって管理している、謂わばギルドの所有物である。
要はダンジョンに入りたければ冒険者登録をしなければいけないということだ。
だから僕はギルドにやって来た。
未だ中途半端に終わったことを根に持っているのか、不機嫌を隠そうともしないリリスと共にギルドの扉をくぐると、すぐに賑わう冒険者たちの姿が飛び込んで来た。
ギルド内を見渡すと、複数の受付とクエストボード。
奥は酒場になっているらしく、円卓を囲った屈強な男たちが昼間から一杯引っ掛けていた。
忙しなくエールなどを販売している売り子たちの姿も確認できる。
皆10代後半の綺麗なお姉さんたちで、オレンジ色のミニスカートに白のブラウスを着用していることから、売り子の制服なのだろう。
別段用事もなさそうな冒険者の男たちがこぞってギルドに集まっているのは……彼女たち目当てなのは明白だ。
なぜなら売り子のスカートの丈は本当に短くて、少し屈んだりするだけでパンチラしていた。
白いブラウスも生地が薄いのか、お姉さんたちのブラが透けて丸見えだ。
身を寄せ合うように杯を交わす男たちはイヤらしい顔でそれを眺めているのだが、恥じらうように後ろ手で裾を押さえるお姉さんたちの仕草がそうさせているのだろう。
そんな男性冒険者たちを見やり、女性冒険者たちは呆れ果てたような冷たい視線を向けている。
ギルドは僕の予想に反し、どうやら変態の巣窟のようだ。
むっつりスケベな男たちの視線を一身に受けて恥じらうお姉さんたちは……とてもエロティックで実に素晴らしい。
だけど、お姉さんたちに気を取られる僕ではない。
ウエイトレスのお姉さんたちは確かに綺麗なのだが、僕の傍らには〝超絶美人〟な悪魔お姉さん、リリスが常にいるんだ。
ほら、男性冒険者のみならず、ギルド中の視線が僕たちに注がれている。
「おい、見ろよ!」
「ああ、どえらいべっぴんだ!」
「あそこまでの美人は見たことない。それに一緒にいる幼女も堪らんな」
「やだ、めっちゃ可愛い」
「姉妹かしら?」
「将来は絶対美人になるわね!」
僕は男の中の男だというのに、腹ただしい勘違いの声音が聞こえてくる。
が、今はそんなことを気にしている場合じゃない。
なんたってジャミコが近づいて来ているかもしれないんだ。
僕はリリスの腕を掴み、ササッと受付のお姉さんの顔を確認してからカウンターへと向かった。
なにを確認したのかって?
そんなものは決まっている。
顔だ! 一番綺麗なお姉さんが座る受付を選んだまでのこと。
「あの、冒険者登録をしたいんですが……」
「かっ……かわいいいッ!! 可愛すぎます!!」
「えっ……!?」
「なんじゃこの女は?」
僕の顔を見て2秒ほど固まってしまった受付のお姉さんが、次の瞬間瞳を輝かせてカウンターに身を乗り出してきた。
突然の大胆かつ積極的なお姉さんの言動に、僕もリリスも思はず一歩身を引いてしまった。
その間も大きなおっぱいはぷにゅっとカウンターに乗っかっている。
まるでスライムだ。
まさか……ブラをつけていないのか?
いくらなんでもハレンチ過ぎる。
伸びた黒髪を胸元で三つ編みに結い、髪と同じ色の瞳を大きく見開いてこちらに向けている。
ギルド職員の制服はタイトスカートなスーツスタイルなのだが、お姉さんは暑いのかジャケットを脱いでいた。
しかも胸元を大胆に開けた白シャツからはリリスに負けず劣らずの谷間を見せつけてくる。
完全に僕を誘っているとしか思えない。
まるで痴女のようなお姉さんだ。
間違いなく変態の一人だと思う。
「あ、あの……」
「年齢と名前に現在のお住まいはどちらですかちなみに年上はオッケーでしょうか?」
「…………」
「ちなみにちなみに、私のことはシェリルお姉ちゃんとお呼びください! ピチピチの20ですよ」
戸惑いながらも、もう一度話しかけようとしたのだが……。
お姉さんのあまりの早口と鼻息荒く興奮する姿に、僕は呆気に取られてしまった。
聞いてもいないのに年齢と名前まで教えてくれる。
僕はすぐに確信する。この反応間違いなく変態だ。
「第一候補じゃな」
「へっ……!?」
すると、間を空けずにニヤッと口角を上げたリリスがとんでもないことを口走っている。
まさか戦えないギルド職員さんをハーレムに入れるなんて……興奮するだろッ!
だが、それは後回しだ。
僕は気を取り直して話しを進めた。
「それでその……ダンジョンに潜るために冒険者登録をしたいんですけど」
「あっ! はい、お2人共ですか?」
「はい」
「かしこまりました。ではすぐにご登録の手続きをさせていただきますね」
言いながら僕に向かってウインクをした。
ウインクをしただけなら全然いいのだが、冒険者登録をするために必要な書類に名前や年齢などを書いていると……シェリルはそれを覗き込んで自身の手帳に書き込んでいたんだ。
「…………」
「あっ! お気になさらないで下さいね。プライベートなことですので」
僕が不思議そうにシェリルを見ると、一切悪びれる様子なくそういい放つ。
まぁ……相手が優しい僕だからいいものの、本来なら大問題なのではないだろうか。
プライバシーも何もあったものじゃない。
それからシェリルは何事もなかったように書き写した手帳をそっとしまい、ギルドやダンジョンのことについて教えてくれた。
「……以上になります。登録費用はお一人銅貨5枚となっております。……たしかに、それではこちらが冒険者の証、Fランクの〝タグ〟になります」
支払いを済ませると、シェリルはカウンターの下から見るからに安そうなゴム製のタグを取り出し、手渡してくれた。
ついでに自身の住所が書かれている紙切れも渡された。
おそらくさっき手帳に書いてたのだろう。
僕が貰った紙切れをポッケにしまうと、シェリルは満足そうに頷いた。
「えーと……これからダンジョンに潜りたいんですが、最初に依頼を受けないといけないんでしょうか? ダンジョンに入るためのランク制限とかってあるんですか?」
「いいえ、冒険者ランクを手っ取り早く上げたいのでしたら依頼をこなされた方が早いですが、単純にダンジョン攻略だけを目的としている方なら問題ないかと」
なるほど!
ダンジョンに入るのにランクは関係ないみたいだな。
それに僕たちには今のところ冒険者ランクは必要ないから、依頼を受ける必要もない。
「それでその……お2人のご関係は……?」
「へっ……?」
「セフレじゃ」
「セフレェェエエエエエエエエッ!?」
シェリルは僕とリリスの関係が気になったのか、僕の方をチラチラと見ながらリリスに鋭い視線を向けながら尋ねたのだが……。
ご覧の通り、リリスが言葉を選ばずにストレートな表現をしてしまったせいで、シェリルの驚愕に染まった声がギルド中に響き渡ってしまった。
そのせいで一瞬ギルド内が静まり返ってしまう。
それと同時にすべての視線が僕とリリスに向けられている。
「いっ、今のは冗談ですよッ! リリスのブラックジョークですよ! 僕たちは……その、契約上のパートナーなんです!」
このままでは変態さんだと思われてしまう、だから僕は慌てて取り繕い違うと否定したのに……。
「そうじゃな、そうじゃった。妾はお前さまに至高の快楽を与えるまで、お前さまから解放されないという契約を交わしてしもうたのだったな」
何言ってんだよこいつッ!
シェリルもギルドに居るみんなもドン引きしてるじゃないか!!
って……シェリルはなぜか凄くわくわくした目で僕を見ている。
「おいおい、それって性奴隷ってことなんじゃないのか?」
「幼女だと思ったのに……とんだ鬼畜なガキだぜ」
「羨まし過ぎるだろ!」
「本当に羨ましすぎるわよ!」
「ああ~あんたショタコンだもんね」
「私も一度でいいからショタに遊ばれたいッ!!」
ぁぁあああああああああああッ!
資金が貯まるまでの間はこのギルドに通わなきゃイケないと言うのに、完全に変態と思われてしまった。
でも……待てよ、結果的にこれで良かったのかもしれないな。
このギルドに出入りする冒険者たちの間できっと僕は有名になってしまうだろ。
性奴隷契約をする変態冒険者として……。
一見、凄く不名誉なことのように思うかもしれないが、エロエロパーティーを結成するためには都合がいいんじゃないか?
なぜなら僕のことをそういう人物だと認識した上で、仲間になりたいと言う者が現れたら……つまりそういうことだろう。
ピンチをチャンスに、逆境を順境に変えることのできる僕は実に男らしいと思う。
だから僕はギルド内の連中に見せびらかすようにリリスのおっぱいに顔を埋めてスリスリしてやる。
「あっ、あぁんっ……」
リリスのイヤらしい声にみんなゴクリと喉をならしている。
羨ましいだろ?
「羨ましいです」
「へっ……?」
僕の背後から溜め息混じりの声が聞こえて振り返ると、シェリルが半口を開けて見ている。
ま……とにかく今はダンジョンで資金を得ることが先だな。
と、いうことで、僕はリリスを連れてギルドを後にする。
ギルドを出る間際、シェリルの悲しそうな声が僕の背中越しに響いていた。
0
あなたにおすすめの小説
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる