腐女子な喪女には荷が重い〜スパダリさまは拝み専門で〜

5.

「はぁ、久しぶりにたくさん飲んだわ。佐々木送って！か弱い女の子1人帰らせるなんて、まさかしないよなっ。ねぇ、翔兄？」

「ま、そういうことだ。佐々木、美果を送ってやれ。さやかは家どこ方面だ？送ってくぞ。」

え？タチさん、今、さやかって、さやかって⁉︎
あ、あれだ、ネコさんに焼きもちやかせるあれだ
はい、はーい、当て馬しますよ～
ご協力致します

「月ヶ丘ﾃﾞｽ…」

「翔兄～！送り狼になるなよっ！名波は私のお気に入りなんだからね！」

和田さん大丈夫です
女子力ゼロの私は銀の弾丸並みに狼さんの苦手なタイプです
ふふふ、でも、いいですねぇ
ネコさんこっち見てますよぉ
これ、後で電話で誤解だっ！とか言っちゃうヤツですね
あぁ、そのお電話録音させて欲しい…



「さやか、俺の車付けるからこの辺りで待ってろ」

２人で車乗って走り去るところを淋し気に見るネコさん…
あかん、鼻血出そう…
リアルBLやばいな…
当て馬が喪女の私なのがカッコつかないけど


え？！BMですか？スパダリアイテムここで出しますか？だから、今日ノンアルだったのですねタチさん
「キョトンとしてないで、早く乗れ、さやか」
「ﾊィ。失礼します…。」


「じゃあなぁ～！私ら電車で帰るから！翔兄よろしくぅ～！」