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「…峰さん、ありがとう。さやか、俺と話をしないか?もう、俺のことは嫌か?」
ウウン…

「翔さ、ご、ごめんなさい…。か、勝手にお披露目会から居なくなって…」

「さやか、さやかの気持ちを全部聞かせて欲しい…。何も言わずに居なくなるのは…、もう…

「翔さん、の、隣に、立つのが、怖かった…、あの会場のこと、だけじゃ、無いの…お、お買い物も、私、行ったこともないような、お店で、い、いつも緊張して、場違いで、翔さ、んは、私を好きだって、離さないって、言ってくれて、でも、それに、甘えて、私、何もしてなくて、で、でも、翔さん、に好きって、言ってもらったこと、に、自信、持とうって…それで、私も好きって、返そうって、な、何言ってるか、分かんない…よね
翔さん、苦しい…翔さん、好きなの、でも、苦しいの、でも、翔さんが居ないとダメで、でも、翔さんの隣は苦しくて…どうしたら、いいか、分からないの…
好きなの、翔さん…」

「さやか…、おいで」

何を伝えたらいいか、分からない…でも翔さんが好き!
自分に自信なんてこの先も持てない、でも翔さんを諦めたくない…
でも、翔さんに私は相応しく無い…
翔さん、好きが苦しいの…

「帰ろう、さやか…、ゆっくり一つずつ、お互い話し合って、解決しよう。さやか1人で悩まないで。全部受け止める。一緒に何でも決めよう。さやか、愛してるんだ。周りに認めて貰いたくて一緒に居るんじゃないんだ。さやかが好きだから一緒に居たい。周りが認めない関係では一緒に居ては駄目だろうか?兄貴のところは?美果のところは?皆んな自分達の気持ちを一番大事にしてるだろう?さやか、周りがどうとかより、さやかが俺と一緒に居たいかどうかじゃないのかな?…さやか、俺達の家に帰ろう」

……
みっともないぐらい、大声で泣いた
もう、ご近所迷惑になるぐらい
でも、ずっと翔さんが抱きしめてくれた

……
私、誰かの目を気にしてばかりだった
翔さん、翔さんが好きです
ずっと一緒に居たいです
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