拾われた俺、最強のスパダリ閣下に全力で溺愛されてます 迷い子の月下美人

エウラ

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閑話 *スコルとリンクスの初夜(サブCPなので読まずとも大丈夫です)

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*R18。背後注意。サブCPなのでご自身の判断でお読みください。読まずとも本編に影響はありません*



俺とリンクスの部屋に戻ると、俺はノア殿直伝の防音結界魔法を張る。貰った知識の中にあるし、付与された戦闘能力で十分に使えるから。

これからは、この魔法は必需品だな。

お互い、何も言わずとも寝室に向かう。これから、初夜なのだ。
優しくするつもりだが、こればかりは未経験のためにどうなるか分からない。

主と呼べば、夫夫なのだから敬語もなしで名前で呼べと言われ、リンクス──いや愛称のリンと呼ぶことにする。

待ちきれずに浄化魔法でお互いを綺麗にして、震えるリンの唇にそっと己の唇を合わせる。

──ずっと、こうしたかった。

ついばむだけの口付けで蕩けてうっすらと開いた唇に、そっと熱い舌を差し入れると、ビクッと跳ねる身体。
細い肩や首筋、腰。薄い胸板や下腹部に、どこを触っても壊してしまいそうになる。俺は何とか理性を保って、意識的に力を抜いて触っていく。

「あ、そこ、擽ったい」
『そこは気持ちよくなるところらしいよ』
「……え」

さっきアーク殿と雑談をしていて、相手の反応を見て性感帯を探すやり方とか性技を教わったから、知識はあるぞ。実践経験がないだけで。
こういうのを耳年増と言うんだったか。

戸惑うリンににっこり笑えば、安心して力を抜いた。うん、信頼されているようで、嬉しい。可愛い。

こうしてじっくり性感帯を探していけば、全身を桃色に染めて息も絶え絶えなリンが出来上がっていて──

「す、すこるぅ……もぉ、おねがいぃ」

舌っ足らずにお強請りをするリンに、俺はまた、理性の糸が切れかけた。。

『リン、痛かったら、すぐに言って。……止まれないかもしれないけど、なるべく、優しくするように頑張るから』
「ん、でも、僕も頑張るよぉ。スコルが、大好き、だからぁ」
『……っ』

こんなことを言われて、我慢できるヤツがいるか?

俺はできるだけゆっくりと、初めて拓かれる狭い胎に己の滾った剛直を挿入していく。
我慢? できないけど、するしかないんだよ。だって、愛する番いだぞ。
大切に慈しみたいんだよ。

「は、ああ……っ」
『う、大丈夫?』
「……う、ん。くるし、だけ」

お互い、気遣いながらゆっくり、ゆっくり。
そうしてついに、奥まで繋がる。……俺のは全部は入らなかったが。最初は仕方ない。壊したくないからな。

「スコル、で、お腹いっぱい」

不意にリンがボコッとした下腹部を、愛おしそうに撫でる。俺は中でビクッと質量を増して暴発しそうになるのを抑えるのに必死だった。

『……そんなをするリンには、お仕置きが必要かな?』
「んえ? な、何でっ?」
『リンは攻めの心情をもう少し勉強したほうがいい』
「え? あっ!」

俺は焦るリンにそう言うと、おもむろに腰を揺らして奥を突いた。奥まで入れたいが、いきなりは無理だろうから。徐々に慣らそうね。

こうして、俺は堪えながらじっくりゆっくり、スローセックスをした。

「──っも、ああ、すこるっ……きもちい……しぬ」
『あ、え、おい、リン!?』

そのせいで激しいものよりも快感を極めてしまったようで、リンは最後は気絶するように寝落ちてしまった。

焦った俺は、アーク殿から貰ったノア殿のポーションを口移しで飲ませる。すると苦しそうだった顔が穏やかになり、すうすうと静かな寝息に変わって、ホッとする。

そういえば、今回、ミドガルズオルムの酒は飲まなかったな。あれは相当強い滋養強壮薬らしいから、慣れたらだな。

リンの反応が可愛くて、俺で感じてくれて、ついつい調子に乗ってしまったが。
次からは気をつけよう。うん、煽られなければ。

先ほどのノア殿との内緒話は、アーク殿の読唇術でほとんど筒抜けだった。ノア殿の最後の忠言は、まさにその通り。無意識に煽るからタチが悪い。でもそこが可愛いんだよな。

でもこれだけは言える。

生涯、大切に護り、愛し抜くと。













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