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お昼を食べながら休憩
しおりを挟む「なら、他の物で埋め合わせするからな」
フフフ、能力関係無しで私を『一人』として頭数に入れてくれるだなんて優しいな。正直者過ぎて損しなければ良いけど。それに私のマジックバッグは手放せないのよね… 後で分かったんだけど、盗難防止の為に私限定になってた。例え盗まれても私の元へ帰って来るんだって。売ったとしても戻ってくるんじゃ詐欺だよね…
「さて出来た。皆さん食べましょう」
朝食兼昼食を兼ねてのメニューは、魚の燻製を炙った物。これがまた香りが良くって焼いている最中もお腹に響く最高の香りで皆の顔が蕩けていたよ。当然地中から何とも形容しがたい呻き声?が聞こえてきた。それと昨夜と同じスープにサツマイモを加えた物と塩茹でのサツマイモとご飯。
「何!これ!この白いつぶつぶ!」
「お米ですよ。麦と同じ穀物でお湯で煮るとこんな風になるんです。元はこんなのです見たこと無いですか?」
籾付きと精米した物を出し説明したが見覚えが無いという。
始まりの森に有ったのに… 一般には無いのかしら、彼処だけ?
「はー、魚の燻製も美味しいな」
「このサツマイモも甘くて美味しいー デザートは作らないって言ってたのに、ありがとー」
お米よりも燻製やサツマイモの甘さに感動しているところ、誠に申し訳ない。
「其れ、ただの塩茹でだから。ただの箸やす…口休めですよ」
この世界の食文化は肉食が基本で野菜はあまり食べないみたいなのよね、だから米に興味が湧かないのかな?
「食べない訳じゃ無いけど… 美味しくないというか…」
皆の目が泳ぐ。
「肉ばかりだと栄養が偏り、身体に良いこと有りませんよ。調味料が有るのに美味しく無いなんて変じゃないですか?」
「調味料ね… 正直に言うと分からないのよね…辛かったり酸っぱかったり。塩が一番馴染むのよ」
「偶に失敗してるけどな」
「なっ!何よ!文句が有るならガストが作りなさいよ!」
なんかこの二人何時も一緒だな、もしかして…
「ローリーさん、あの二人って…」
「分かっちゃった?」
へぇぇぇー ニタニタ
イチャイチャする二人を皆で眺めている事に気が付いた二人は顔を真っ赤にして
「「何見てっんだ(の)!」」
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今まで一番短い投稿だな。でも切りが良いからこれで出します。
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