クジを引いたら幼馴染と異世界に来て能力身につけた

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エレメント能力者編

大地のエレメント グランザー

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朝がきた。
昇たちはラーシィの能力アクセスで最後のエレメントの元へと向かっていた。
「最後のエレメントってどんな人なんだ?」

「大地のエレメント グランザーだ。寡黙なやつだがエレメントの中では1番まとものやつだ。」
ジレンはそう言うがどうやら自分はまともではないと自覚があるみたいだ。

昇たちは山を登ると大きな穴がある洞窟の前に着いた。ここがグランザーの拠点らしい。

「暗くて何も見えないな。」

「待ってろ俺が炎をつけてやる。」
心配する昇にジレンは言った。

ジレンは右手に火を纏い洞窟の中へと入っていく。炎の力で少し中の様子が見えるようになっていた。
一同はジレンを先頭に洞窟の中を進んでいく。

「グランザーどこなのー。」

「グランザー出てくれたまえ。」
スフィアとウェザートが叫ぶ。

すると奥から大きな唸り声が聞こえる。
「我輩を呼ぶのは...誰だ..」
ズシンズシンと音が洞窟に響き渡る。
奥から巨体の男がゆっくりと姿を現した。

「あんたがグランザー?」

「いかにも。我輩がグランザーだ。」
グランザーは細い目を曲げてニッコリと笑った。
ジレンが言うようにエレメントの中でも1番まともそうな人だということが見るだけで分かる。

「ねぇ、あんた昇と希良梨に協力してくれない?」
翠にしては珍しかった。自分から進んで協力を提案ふることは翠には珍しいことだった。
俺は少し嬉しかった。

「事情はよく分からぬが困っているようだな。我輩が手を差し伸べよう。」

これで俺たちは最後のエレメントを仲間にすることができた。
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