俺と彼女の物語

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本屋での再会

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 何時間眠ったのだろうか。俺が目を覚ますと窓から見える空はオレンジ色の夕焼けだった。ざっと二、三時間って所だろうか。スマホを見ても柚月からの連絡はない。
 俺は外出する事にした。漫画についつ勉強する為の本を購入しようと思っていたので本屋を目指した。俺の家から歩いてすぐの所にある本屋。規模的には中型の本屋だ。
 
「えっと、漫画の本..漫画の本っと 」

 本屋の中を彷徨うように歩く俺。店舗内の客数は割と少なく目立ちはしない。

「あれ? 成田さんですか? 」

 後ろから聞こえて来た声。この声はあの雨の日に話した声と全く同じだった。俺はハッとしたように急いで振り返った。

「か、神楽さん 」

「やっぱり成田さんですね! どうしたんですか? 」

「ま、漫画について勉強する為に本を買おうかなって 」

「そうなんですね! だったらこっちですよー 」

 俺はその本が置いてあるコーナーへ案内された。俺の前を歩く神楽さん。ジーパン越しに見えるぷりっと形を形成した桃のようなお尻に俺は釘付けになっていた。

「ここですよー 」

「あっ、なるほど。ありがとうございます 」

「まさか成田さんに会えるとは思いませんでしたー 」

「俺もっす! 」

 神楽さんは髪を後ろで一つに束ねており赤いエプロンのような物を身に付けていた。その姿を見た俺は素直に美しいと思った。

「あっ、漫画の本どうですか? いいのありましたか? 」

「そうっすね....一番売れるやつとかって分かります? 」

「えっと....あの一番上の本ですね 」

 俺は神楽さんが指差す一番上の本を手に取ろうとした。すると横から神楽さんの手も伸びて来て俺の手と触れ合いかけた。

「あっ、すいません 」

「おっと....神楽さんすいません 」

 正直内心ドキドキしていた。ラブコメでありそうな瞬間に俺は胸の鼓動が鳴り止まない。


「成田さん、お茶しませんか? 」
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