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俺×女上司

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 世は不景気。新卒の俺は約三桁に近い就活を得てある企業の内定を掴んだ。企業といっても極小で何をしているかよく分からない企業だ。従業員数は僅か五人。一体どんな仕事なのだろうか。何も分からない企業に就職した理由はとにかく仕事を決めたかったからだ。
 今日は俺の初めての出勤日だ。一体何が俺を待っているのだろうか。不安と好奇心を胸に抱いてアスファルトの上を強く歩く。

 しばらく歩くと通路は狭くなり壁に突き当たる。その壁を左に曲がって歩いてすぐにそこはある。黒く太いビルのような建物が俺の職場にあたるのだ。入り口に近づくと扉が自動で横に開いた。中は薄暗くてよく見えない。

「確か、四階だったよな 」

 俺は突き当たりにある階段を登り四階を目指した。四階に上がると目の前には大きな扉が待ち構えていた。
 扉から感じる気配に俺は背筋が凍りそうな気持ちになった。この扉の奥にはどんな人がいるのだろうか。恐ろしい気分になった。

「あの、すいません。今日から入社の島崎 雄哉です 」

 俺が名前を名乗るとドアがゆっくりと開いた。そして、コツコツという音が近づいてきた。

「島崎くん。私がここの社長よ 」

 中から出てきたのはこの会社の社長にあたる女性が出てきた。髪型は栗色に近い茶髪で服装は黒のジャケットに黒色のタイトスカート、鋭く高いヒールを履いている。ジャケットの間からは谷間が見えており服越しで爆乳なのが分かる。

「しゃ、社長ですか!? 確かに声が同じですね 」

 俺は面接した時の事を思い出した。面接はオンラインでチャットのような形式で行われた。向こうは俺の顔が見えていたのだが俺は何も見えなくて顔は知らなかった。声だけはしっかりと覚えていた。

「私は、志葉 由衣よ。よろしく 」

「よろしくお願いします 」

 志葉さんが握手を求めて手を差し伸ばしてきた。俺はそれを両手で受け取りしっかりと握りしめる。強く握手を交わした後、俺は志葉さんからこの仕事の事について深く教育を受けた。初日は教育で終了した。この日に分かったのはこの会社が"何でも屋"という事ぐらいだ。

 翌日、俺が会社に出勤するとドアの前で志葉さんが腕を組んで立っていた。
 大きな爆乳がリラックスするように細い腕の上に乗っている。まるで鏡餅みたいだ。

「し、志葉社長 」

「島崎くんギリギリね。まぁいいわ。とりあえず行くわよ 」

「え、何処にですか? 」

「来れば分かるわ 」

 何でも屋とは聞いていたが本当にその通りとは思わなかった。これから何処で何をするのか全く予想がつかなかった。
 志葉さんの運転により俺たちは目的地に着いた。その目的地はラブホだった。

 俺と志葉さんは朝のラブホに入っていく。困惑していたが志葉さんのオーラに引き寄せられて付いて行った。まさか、人生初のラブホが職場の社長とは予想も出来なかった。

「ま、待ってください。今から入るんですか? 」

「ええ、そうよ。今日の仕事はこの新しくできたラブホの取材よ 」

「しゅ、取材でしたか 」

「ええ。取材よ 」

 ラブホの取材と聞いて安心した。まぁいきなりそういう事にもなる訳ないかと後から思った。ラブホの取材がどういう物か分からないが俺は初めてのラブホに鼓動が加速し落ち着かなかった。

「島崎くん。メモを取りなさい 」

「は、はい 」

 俺は志葉さんが喋った事を全てメモした。ラブホの外観から内装まで五感で感じたこと全てを喋られてその度にメモを取った。流れるような連携に俺はここがラブホである事をすっかり気にしていなかった。

 そして、ラブホの取材が終わると、志葉さんはビニール袋からビール缶を取り出した。

「し、志葉さん、何してるんですか!? 」

「呑むのよ。見て分からないかしら? 」

 志葉さんはラブホで自分の家のようにくつろぎ始めた。ジャケットを脱ぎ真っ白なシャツ姿になる。胸が山の様に強調されて魅力的だ。

「ほ、本気で呑むんですか? 」

「呑むわよ。貸切りにしてるから 」

 太くむっちりとした脚を組み志葉さんはビール缶を開けて呑み始めた。ぐびぐびと次から次へと缶を空けていく。その呑みっぷりを見て俺は呆然としていた。

「ぷはぁー!! まだまだ呑めるわね~ 」

 もう一つの袋からビール缶を取り出すと志葉さんは再び呑み始めた。一体いくら用意してきたのだろうか。酒豪の呑みっぷりに俺は無言で眺めていた。
 志葉さんが呑み始めて一時間が経った。手が止まり眠っていた。

「志葉さん、帰りましょうよー 」

 眠っている志葉さんの身体を軽く揺すると同時に胸も軽く揺れる。その状況が楽しくなってしまい揺する速度を上げると同時に激しくする。

(これは中々いいぞ)

「志葉さーん、志葉さーん 」

 俺は小声で志葉さんの名前を呼びながら激しく身体を揺すった。このまましばらく起きずに揺すり続け揺れる胸を見れると思っていた俺だったが揺すりの時間は突然終わった。
 眠っていた志葉さんは俺の首に手を回す。そして目を開けるとじっと睨んできた。

「島崎くんぅ....何してるのぉ? 」

「えっ、えっと、起こそうと思って 」

「こっちへぇ来なさいぃ 」

 志葉さんは俺の首を両手でホールドするとそのまま胸に引き寄せる。大きな胸がエアバックのようで俺の顔をすっぽりと埋める。

「ふごっ....ふごごご 」

「私の胸ぇ~。気持ち良いでしょぉ~? 」

 普段クールな雰囲気を放っている志葉さんの雰囲気が三百六十度違っていた。

「島崎くんぅもぉ、私の胸ぇ気になるぅ? 」

「ほごっ....ふごご....ふぁぃ 」

「だよねぇ~。男はみんなぁそうなのよぉ。私のぉ胸ばぁっかりぃ見てるぅのぉ~ 」

 志葉さんは乱暴に俺の顔を胸にごりごり擦り付ける。俺は柔らかな胸とフロールの良い匂いが脳を麻痺し、冷静さを失わせた。

「島崎くんぅさぁ~童貞だよねぇ? 」

「ち、違いますよ 」

 これは嘘だ。俺は童貞だ。しかし、童貞であると素直に認めたくなかった。俺は志葉さんの前で童貞であるという事実を隠しておきたかったのだ。

「そぉなんだぁ~。ふぅ~ん 」

「な、なんなんすか 」

 志葉さんは俺の身体を突き放す。そしてとろーんとした甘い目で俺の顔を見つめる。

「童貞じゃなかったらぁ~襲うと思うけどぉ? 」

「やっぱりーー 」

「襲いますよ 」

「ふぇ? 」

「襲ってやりますよ 」

 やけくそになった俺はビールを一缶一気飲みをし、志葉さんの身体を掴みそのままベッドの上に押し倒した。志葉さんは無言で俺を見つめ硬直していた。

「こんな、殺人クラスの最上級の胸なんかぶら下げて誘惑しやがって!! 」

 志葉さんのシャツを俺は両手で引き破った。志葉さんは咄嗟に自分の胸を隠すが隠しきれていない。

「邪魔だ 」

「ちょっ 」

 志葉さんの手を外しピンク色のブラを外す。流れるような勢いに志葉さんは無言を貫く。ブラを外すとお椀の形をした胸とぷっくりとした乳輪とその頂点に勃つ乳首が姿を見せた。

「ほぉーー。やっぱりすごいっすね 」

「やぁぁっ。こんなぁ、こんなのぉ....」

「誘ったのはあんただ 」

 俺は長い舌を出して志葉さんのぷっくり乳首を一舐めして口の中にすっぽり咥える。こりこりしていて食感が堪らない。

「ぢゅるるるる....志葉さんの乳首うめぇ 」

「はぁぅっ!! 」

「ぢゆっっ....ぢゅるるるっ 」

「うっ..はぁぅっ!! あんっ!! 」

「こりっこりの乳首....硬くて....うめぇっ 」

「あんっ!! あぁぁぁっ!! 舐め方ぁっ....くっ..はぁっ..やぁっ 」

 志葉さんの身体がほぐれてきたと分かると俺の我慢していた下半身の硬いアソコを志葉さんの膣に挿入する。志葉さんは抵抗しない....それが挿入の許可だった。俺は膣に挿入し腰を振り始めた。

「あぁぁっ....あぁぁぁんっ!! くっっ!! ふわぁぁぁっ!! 硬いのがぁっ....凄いっ!! 」

「志葉さんの膣、引き締まってとろとろだ 」

「ふっっっ!! わぁぁぁっ!! 」

 志葉さんは真っ赤にさせた顔で喘ぎ叫ぶ。俺と志葉さんは引っ張り合うように手を持ち行為を続ける。

「ふわぁぁぁっ!! 」

「志葉さん!! 凄いっ!! 凄すぎるっ!! 」

 志葉さんの膣内は魔境だ。突けば突くほど更に突きたくなる。終わりの見えない欲求で身体は深く満たされる。

「はぁ、はぁ、志葉さんっ!! .......由衣さんっ!! 」

「ふわぁぁっ!! んんっ....名前ぇっ、卑怯よっ!! 」

「はは。もっと引き締まった。いいな 」

「あふっっっ....わぁぁぁっ!! ごりごり深いいいっ!! 」

 志葉さんは俺が深く突くことでベッドの上で暴れ始めた。暴れる志葉さんを抑える為にも更に深く突く。

「あふっっ!! あぁぁぁだめぇぇっ!! 」

「由衣さんっ!! 俺イクっ!! イクよっ!! 」

「ふっっ....あはぁぁっ!! 私もイクゥッ!! 」

 俺は志葉さんの膣内に溜まり溜まった精液をぶちまけた。限界まで硬くなった棒から溢れ出る精液と共に身体は魂が抜けたように脱力感に襲われた。

「はぁ....はぁ....由衣さんの身体....凄かった 」

 由衣さんは酒の力と性行為で疲れ切ったのかそのまま眠ってしまった。乱れた状態で眠った由衣さんを眺めて俺は再び強い興奮とムラムラが湧き上がってきていた。



 ホテルに入ってどのくらい時間が経ったか覚えていない。いつの間にか俺も眠っていたようだ。志葉さんとの行為は夢かと思ったが身体がしっかりと覚えていた。起きた俺の前には志葉さんが立っておりじっと見ていた。

「し、志葉さん 」

「由衣さんでしょ? 」

 やはり夢では無かった。

「ゆ、由衣さん 」

「島崎....いえ、雄哉くん。行くわよ 」

「由衣さん、俺の名前 」

「何か言った? まぁ、これからもよろしく....ね 」

 志葉さんは真っ赤な顔でぼそっと言った。俺はこの上司が居るならよく分からない会社でも続けられる気しかしなかった。
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