剣士がハーレムで世界の王様に

神色の烈剣 編

レーヌの想い

「そうだな。俺は、この剣の力を手に入れた方がいい気がしている。あんたと交尾するよ 」

「決まりね。今すぐでも良いけど、資格を手に入れる為の儀式が必要なのよ。悪いけど明日まで待ってくれるかしら? 」

「ああ。それは大丈夫だ 」

「そう。私は準備するから。また明日ね 」

　ロージュはシンギの顔を軽く撫でるように触ると笑みを見せて去って行った。
　その場にはシンギとレーヌだけになった。

「レーヌ。明日までゆっくりするか! 」

　シンギの言葉にレーヌは曇ったような表情で視線をあわしていた。

「ど、どうした? 」

「あの、やはりロージュさんと交尾されるのでしょうか? 」

「ああ。当たり前だよ。剣を手に入れる為だからな 」

「そうですよね 」

　レーヌは苦し紛れに必死に出したような偽りの笑顔をシンギに見せた。シンギにはレーヌの気持ちが分からず呆然とするだけだった。

　やがてロージュと出会って二度目の夜が来た。ロージュはまた手料理でシンギたちを振る舞った。シンギはロージュの手料理に感動し、レーヌはあまり食が進まなかった。

　手料理を食べた後、シンギはすぐに眠った。明日に向けての休眠だったがすぐに破られたのだ。

「大変よ! 」

「どうした? 」

「レーヌが居ないわ 」

「何、レーヌが 」

　シンギは横に置いていた神色の烈剣を手に取り立ち上がった。