早く救国させてくださいっ！私が本当の聖女なんですけど…。

こんなのが最後なんて！ 2

「牢へ連れて行け！」

「お待ち下さい殿下！容疑者にも弁明は許されているはずですわ！それにこのような仕打ち許されるようなことではありませんわ！」

キッ！っとネロ達を睨みつけた。

「きゃっ！ネロ怖いですうう…(うるうる)」
ぐっとネロを抱きしめるノア。

「ネロを怖がらせるな！それにお前の家族、公爵家はお前を見捨てたようだが？」

「なっ！そんな！おかしいわそんなの！」

＜家族は私を愛しているのよ？あんの性悪女家族にまで魅了を？もう魔女ね！＞

「っく！何をしておる！はやく連れて行かぬか！」

「っ！」
＜ネロ嬢今すっっごい顔で笑ったわ！口元を覆っているけれど…あの悪い顔ときたらっ！さっき魔力封じをつけられたせいでもう聖女の力は…。＞






ー処刑執行日

「処刑の準備を！」

ルナティアは騎士に鎖を引かれ断頭台へと導かれる…
上座にはノアがすすり泣くネロの腰を抱いている姿。

＜ああ…どうしてなの。ネロ嬢が学園に来るまではわたくしだけを愛しているとっ！ずっと一緒だと！言ってくれたじゃないの！ねえ本当にこのまま終わってしまうの？ノア！そんなのいやああああ！＞

ガシャン…

最後に見たのは性悪女の歪んだ微笑だった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここまで見てくださってありがとうございました😊

ルナちゃんついに処刑されちゃいました…
どうなるかはまだ分かりませんが、まだまだこれからルナちゃんは頑張る予定です！
どうか最後まで見ていただけたら幸いです。