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42 ディーノ②

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「旦那様。」

「…ん…?……リリアナか。」

「はい。」


ベッドから起き上がりガウンを羽織る。
時間は夜。屋敷の使用人も寝静まった深夜の時間帯。
部屋を出るとリリアナが待機しており、その表情は暗闇の中でも分かる程に沈んでいた。


「本日も、魘されております。」

「分かった。お前はもう休め。」

「はい。」


向かうのは二十日前からこの屋敷に滞在しているサイカの部屋。
その部屋を開けると、ベッドの中で苦しげに魘されながら眠っているサイカがいる。

「…大丈夫だ。何の心配もない。お前を脅かす存在は、ここにはいない。
だから安心して眠れ、サイカ。」

「…うう、……いや、…の、…めて、」

「…大丈夫だ。…大丈夫。」

サイカの隣に対面するように横たわり、その頭を撫でる。
未婚の女性のベッドに潜り込むのはどうかとも思うが、下心は全くない。

美しい娘だとは思う。そう、誰もが見惚れる程美しい娘だと。
そんな美しい容姿をしたサイカを好ましいと感じているが…それは、ルイーザとは全く違う感情なのだ。
ルイーザが女としてならば、サイカは娘のように。そう、“娘”のように感じている。

きっかけは二日目のあの朝だ。
サイカが自分の両親を思って流した涙。
俺にしがみつくようにして泣くサイカの、何とか細い声か。
父と呼ぶ声が、母を呼ぶ声その声が。か細く、何ともか細く感じて。
撫でながらサイカを、愛しいと思った。
これ程大きな気持ちを自分の両親に持っているのか。
これ程、大切な娘に思われ、サイカの御両親はさぞ嬉しいことだろう。
どちらも羨ましいと感じた。

キリムから、サイカには身寄りがないと聞いていた。
だが、その“身寄りのない”状況も人によれば様々だ。
親に捨てられた子。親を捨てた子。親に先立たれた子。子に先立たれた親。
サイカがどの状況なのかは分からないが、この子は両親に愛されていたはずだ。
でなければあんな温かい涙を流すものか。
拭っても拭っても、溢れるものか。

サイカが俺を自身の父と重ね、“父”と呼ぶ。
何度も何度も、あのか細い声で。消え入りそうな声で。
その瞬間、胸に広がったのは“父性”だった。
自分の子でもない、見知らぬ赤の他人の娘にも関わらず、込み上げてくる情。
父と呼ばれると嬉しさが。そして愛おしさが。

成人しているであろう女性に。
小さな子供でもない彼女に。
俺は確かに、親の情というものを感じていた。マティアスに抱いたものとも違う感情だった。


「眠れ、サイカ。お前が安心して眠るまで、側にいるぞ。」

“娘”が穏やかに眠れるように、声を掛け頭を撫で続けた。

「恐いことはない。何も。ここは安全だ。」

“子”が安心して眠れるように、何度も何度も。

「父が側にいる。何も、恐がる必要はない。」


そうすると暫くして、サイカの強張っていた寝顔が、魘されていた様子が安堵のものへと変わる。

「そうだ。夢は夢。もう二度と、あのような事は起こらない。
その為にマティアスが動いている。マティアスと、お前を大切に思う者たちが、動いている。」

眠ったまま、ふにゃりと笑うサイカに頬が緩む。

「いい子だ。…いい子。
もう暫く、こうして撫でていよう。悪夢であっても、父がお前を守ってやる。だから安心して眠りなさい。」


そうして今日も、夜が更け、朝が来る。
俺はサイカが目覚める前に自室に戻り、何事もなかったようにサイカに接する。


「おはよう、サイカ。」

「おはようございます、ディーノ様。」

「よく眠れたか?」

「はい、ぐっすりと。」

「そうか。それは何よりだ。」


最初は何とも思っていなかった。
未遂ではあったものの、卑劣な男に襲われ傷付き、可哀想な子だとは思っていた。
そういう感情もあり、キリムに頭を下げ頼まれた事もあるが、一番はマティアスにとって大切な子だから預かる事にした。勿論、養子の件は別としてだった。


「頂きます!」

「ああ。頂きます。」

「…ん、…このジャム、美味しい…!」

「そうか。沢山食べなさい。
これは何のジャムだ?」

「レモンとオレンジでございます。」

「そうか。…サイカ、レモンとオレンジは好きか?」

「レモンは酸っぱいですけど、でも好きです。オレンジは大好きです。」

「では料理長、午後のデザートはレモンかオレンジを使用したものにしれくれ。サイカが喜ぶ。」

「はは!分かりました!では両方を使ったものにしましょうかね。
サイカ様、楽しみにしていて下さいよ?うーんと旨いデザートを用意しますからね!」

「は、はい!」


まだまだ遠慮のあるこの状況がどうにかならないものかと思う。
もう少し砕けて接してほしいものだ。
そう、それこそ俺を父と呼んでくれても構わない。
サイカの父と重ねてもらっても何ら構わないのだ。
あの時、サイカに父と呼ばれ…じんときた。
可愛い子だ。愛らしい子だ。この、溢れる程強い、親に対する愛情を俺へ向けてくれたならと…そんな気持ちだった。


「サイカ、何か不便はないか?欲しいものは?新しいドレスは欲しくないか?」

「いえ、特にありません。皆さん、本当によくして頂いて…それに、ドレスも、部屋に用意してくれたもので十分です。」

「…そうか。何か欲しいものがあれば言ってくれ。
用意しよう。」

「ありがとうございます。」


最初にマティアスから養子の話を聞いた時、それが娼婦であると聞いた時に疑う気持ちはあった。
マティアスは騙されているのではないか。
悪い女に唆されているのではないか。
とても美しいとあの時マティアスは言った。
美しい娼婦。そう聞くとどうにも…マティアスには悪いが、是とは言えない思いもあった。

けれどこの屋敷で過ごすサイカを見て知って、当時のそんな気持ちは消え失せた。
この子には毒が見えない。いや、どんな人間にも人に言えない暗い部分や悪い部分はある。
サイカにもマティアスにも俺にも。

遠慮と謙虚。そして感謝と礼。それを当たり前に他者へ伝える事が出来る者は少ない。
そう、自然と、何の含みもなく感謝の言葉が出るというのは、そういう環境にあったからだ。
そういう育て方をされたからだ。そう俺は思う。

この子はいい子だ。勿論、よくない部分はあるだろう。
人の心の中までは知ることが出来ない。
今まで見た全てが演技であるならとんだ悪女だ。
だが、きっとそうではない。あの涙が、一つ一つの感情が、演技とは到底思えない。
…そんな器用な人間にも見えなかった。これは失礼ではあるが。

サイカは表情が豊かな子だった。
ルイーザもそうだった。
感情が豊かで、表情が豊か。そういう人間は嘘を吐くのも下手だ。
没落した貴族の令嬢という設定をサイカは必死に守ろうとしているのだろう。
時折、心苦しいのか動揺しているのか目が泳いでいることがある。
何とも分かりやすい子であると思った。


「…ふ。」

「ディーノ様?」

「いや、何でもない。」


マティアス。お前の目は確かだったな。
この子はいい子だ。誰かを慈しみ、労ることが出来るいい子だ。
そういう所に惹かれたのだと、分かるぞ。
俺はこの子に父と呼ばれたくなった。
この子の父になりたいと、そう思っている。
あの溢れんばかりの愛情を向けてくれたなら、…俺はきっと幸せだろう。
ルイーザに愛されずとも、また違う幸せが訪れるのだな。


「ご馳走さまでした!」

「ご馳走さまでした。
さてサイカ。散歩に付き合ってくれるか?」

「はい!」

「よし。では行こう。」

「…やっぱり抱えて行くんですね…」

「不服か?」

「いえ…不服と言うより…恥ずかしさです。」

「気にするな。周りも気にしてはいない。」

「…う、…はい。」


どうすればもっと距離が縮まるだろうか。
最近はそんな事ばかりを思う。
この二十日、なるだけサイカと共に過ごしてきた。屋敷を離れる事もあったが、そうでない時間は側にいた。
距離を縮めようと努力してみてはいるが…何とも難しいことだ。
“温かな家庭”を知ってはいるが、その“温かな家庭”がどうやってそうなるのか、俺は知らずに生きてきたのだ。
ルイーザの家は“温かな家庭”だった。だが俺の家は“冷めた家庭”だった。
マティアスやルイーザの兄であるルース、そういった“友”と呼ぶ存在とは徐々に絆を深めていった。
だが家族はどうなのだろうか。最初からそこに、絆があるのだろうか。
まず最初に絆があって、そしてそれを深めていけば“温かい家庭”になるのだろうか。…年を取っても分からない事がある。
話は変わるがこの二十日の間にマティアスが五回も屋敷を訪れているのだが…ちゃんとファニーニの件は進めているのだろうか。
そしてマティアスが来ているとサイカとの二人の時間が全く取れん。間隔が短いし来すぎだぞとは言わなかったが。



「サイカ、風が気持ちいいだろう?」

「はい…すごく。鼻から空気を吸い込むと草木の匂いがして…気持ちがいいです。」

「そうだな。俺の領地は自然に囲まれている。
海に山と、自然の恵みが沢山ある。皆がその恵みに感謝し、生きている。」

「…素敵なことですね…。」

「ああ。…何かに感謝し生きるというのは、人生を豊かにする。
人によって感謝する対象は違うがな。
神に、人に、自然に。対象は何でもいい。何かに感謝する事が、心を豊かにする。」

「ディーノ様は、いつも何に感謝を?」

「そうだな…沢山あるし、日によっては違う。
だが俺の場合……人だろうな。人に傷付けられ、そして人に救われた。
何もせずとも、存在だけで支えてくれた友がいる。
思うだけで温かい気持ちにさせてくれるひとがいる。
俺の人生は豊かだ。心からそう思う。」

「……はい。……はい。よく、分かります…。
私も…私も、そうだから。」

「そうか。では、同じだな。」

「はいっ。…感謝しています。両親に、友人に、そしてこの国で出会ったオーナーも、娼館の皆も、マティアスも、ディーノ様にも。
私は誰かに助けられ、支えられ、今日も生きている。
以前はつまらない人生と、何度思ったことか。
…だけど失って初めて、当たり前だった日常の、当たり前だった存在の大切さを思い知る。どれだけ大切だったか…その存在が、どれだけ、尊いものだったかを。」

「そうだな。…よく分かる。その気持ちをずっと大切にしなさい。
忘れず感謝し続ければ、それが何れ良いものになって自分に返ってくる。
大切な誰かの幸せを願い、祈れば、不思議と心が穏やかだ。」

「……ええ。本当に。」


この時からだろうか。サイカとの距離が少しずつ縮まったのは。
他人のままだった、サイカにとっては“お世話になっている家の主人”だったろうそれが、少しずつ変わっていった。
日が経つにつれ、俺への態度に親しみを感じるようになった。


「ディーノ様、この間マティアスが来てくれたでしょう?
それで、手紙を書いたので届けてくれませんか?」

「ああ、構わないぞ。
そういえば…そろそろ避暑に来るはずだな。そういう時期だ。
一昨年と昨年は来なかったが…今年は…サイカに会いに来るはずだ。
それからサイカ、お前に何通か手紙が届いている。差出人は…見れば分かるだろう。」

「私に?……あ、ヴァレリア様にカイル様、リュカ様…それからオーナーからも…!?」

「皆、お前がこの屋敷にいるのを知っているからな。
返事を書いてやるといい。マティアスへの手紙と一緒に其々に届けさせよう。封にサイカの名は書かないように。」

「はい!ありがとうございます!」


サイカはよく笑顔を見せるようになった。
いや、屋敷に来た時から笑顔なのは笑顔だったが、今の笑顔はまた違う。
気遣うような、遠慮した笑顔ではなく、心からの笑顔が増えた。
左足も問題なく完治へ向かっている。最近は抱えてではなく、手を支えながら散歩する事が増えた。…少し残念ではあるが悪くはない。

少しずつ元気になっているサイカだが、未だに夜、魘されている時がある。
最初の頃よりは回数は減っているが…まだまだ時間がかかるだろう。

「私、さっそく読んで返事を書いてきます!」

「こら、走るな!」

「はい!」


部屋へ戻るサイカを見送り、マティアスからの手紙を読む。
その文面には俺への感謝の言葉とサイカを案じる言葉が最初に書かれている。
続いて、サイカを襲ったファニーニ伯爵について。
ファニーニ伯爵家を調べた所、横領が発覚したらしいが…それでも、大した罪にはならないだろう。
ファニーニ伯爵家は戦争時に国へ大量の武具を用立てた功績がある。
そうやって伯爵にまで上り詰めた家だ。
だがそれも、先代、先々代が優秀だったからだろう。
今の当主は…あんな録でもない男だ。

鍵の付いた机の引き出しから新聞を取り出し、読み返す。
不快な文字が並べられたそれを読み返すたびに腹立たしい気持ちになる。


「…何が高慢ちきで野蛮な娼婦だ。
何が正当な行為だ。…真実をねじ曲げこんな記事を出して…許せん。
金を積まれ書いたのだろうが…同類だな。ファニーニの裁判が始まった時は…覚えていろ。二度とこんな真似が出来ないように…こんなふざけた記事を書いた事を後悔させてやろう。」


それから一月ひとつき半後、ファニーニへ罰が下った。
死刑ではなく最大限の恩情がかかったのは…恐らくマティアスがそうさせたのだろう。
大方、“これまでの功績を考え…恩情をかけてやってほしい。先代までは国に尽くしてくれた家だ。先代も、無念だろう。”とか何とか上手く言ったに違いない。
そうすればマティアスが望んだ通り、死よりも重い罰が下る。
死ねばそれまでだ。苦しみはその時点で終わる。
マティアスはそんな優しい男ではないのだ。いや、他の連中も恐らくそうなのだろう。
…そして俺も。サイカを貶める内容の記事を書いた新聞社が裁判を傍聴出来ないように手を回し、記事の言い訳も訂正も出来ないようにした。
あの記事を書いた新聞社は大きな所で、ファニーニに選ばれたのもそういった理由だからだ。商売としては一人勝ち状態だった。

「まあ、他に機会を与えたと思えばな。聞こえはいい。」

他の新聞社には裁判の全てを記事にさせ、赤裸々に語られるファニーニ伯爵の性格も取り上げてもらう。
そうすれば、ファニーニの終わりと共にあのふざけた記事を書いた新聞社も、書いた記者共々破滅する。


「…愚かな連中だ。敵に回してはいけない男たちを…態々敵に回したのだからな…。」


引き出しに入れてあった新聞を暖炉に投げ入れ燃やす。
もうこの新聞は必要なくなった。
ファニーニにも新聞社にも罰が下った。
後は…サイカの心が回復するのを待つだけとなった。

毎日楽しそうに、元気に過ごすようになったサイカ。
心からの笑顔が増えたサイカだったが、やはり夜に魘されてしまう。
そして今日も。


「旦那様。サイカ様が魘されております。」

「分かった。行こう。」


サイカの部屋に行くと、眉間に皺を寄せ小さく唸りながら眠るサイカがいる。
どれだけ元気に過ごしていても、笑顔を見せていても、心の奥深くで今も苦しんでいるのだろう。
代わってやれたらどれだけいいか。だが、俺には声を掛け、頭や背を撫でることしか出来ない。
いつもはそうして暫くすれば険しい表情から安堵した寝顔に変わるのだが……この日はいくら声を掛けても撫でても苦しそうだった。

「サイカ…。」

「うう……やめ、……あんた、…かの、すきに、……女…てき、」

「…サイカ。」

夢の中でも、サイカは懸命に戦っているのだろう。
勇ましいことだが、もう、そんな事をしなくていいのだ。
夢の中でまで、一人で苦しまなくていい。
一人で戦わなくてもいい。頼り、守ってもらえ。
守ってやる。呼べば、夢の中であろうと。


「……サイカ。散歩に行こう。」

眠るサイカを抱え、屋敷の外へ出る。
夜であっても、自然の優しい匂いがしていた。
大きな木に寄りかかり、サイカの頭を撫でる。


「サイカ、大丈夫だ。
今、恐い思いをしているなら、俺を呼べ。
お前を恐がらせているその男を、父が懲らしめてやろう。
父が、お前を守ってやろう。一人で戦うな。勇ましいが、そういう時は頼るものだぞ。
父を呼べサイカ。今すぐお前に悪さをする男を、殴り飛ばしてやろう。」

「………おとう、さん、……おと、…さ、」


ぼろぼろと、閉じたサイカの目尻から涙が溢れた。
そしてゆっくりとその目が開かれる。


「…目が覚めたか、サイカ。」

「………ああ、…そう、だったんだ、……ディーノ…様、だったん、ですね……いつも、この匂い、この、自然の、草木の、匂い、ずっと、夢で、ずっと…」

「…悪い男は殴り飛ばしたか?」

「……ふ、ふふ…はい、…助けてって、…そう、言ったら、…お父さんが、……おと、さんが、……もう、…も、だい、だいじょうぶって、…悪いやつは、懲らしめてやるって、おとうさ、まもって、…守って、くれて、」

「そうか。それは良かった。」

「…ずっと、ずぅっと、…こうやって、…ディーノ様が、…夢の中の、お父さんみたいに、守って……側に、いて、くれてたんですね…」

「可愛い娘を守らないわけがないだろう。
…俺はサイカ。お前を娘のようだと思っている。大切な俺の子だと、そう、思っている。
サイカがいいのであれば、俺を…父と呼んでも構わない。
サイカの父と重ねてくれても。俺は全く構わないぞ。」

「………。」

「今すぐでなくていい。考えてくれれば俺は嬉しいが、それで悩むくらいなら聞かなかった事にしてくれ。
…さて、部屋に戻ろう。…添い寝は必要か?」

「だ、大丈夫です!……多分、今日はもう、恐い夢を見ないから…。」

「そうか。それは残念だ。」


サイカと笑顔で別れたその早朝のこと。
俺は使用人たちを集め、こう宣言した。


「サイカを養女にしようと思っている。
…今すぐではないが、そのつもりだ。」

俺の言葉に色めき立つ使用人たち。
その表情は驚愕ではなく、喜びであった。

「喜んでいる所悪いが……まだ、あくまでも予定だ。サイカ本人には言うな。」

『畏まりました!!』

何とも勢いのある返事が返ってきた所で使用人たちを解散させ、そして朝食の時間になった。
リリアナとレジーヌを連れダイニングにやってきたサイカは照れ臭そうにして目を泳がしながら昨夜の礼を言う。
本当に可愛い娘だ。余程気恥ずかしいのだろう。
あの後、夢は見なかったかと聞けば大丈夫ですと明るい声も返ってきた。
よかったと安心した所でサイカがもにょもにょと呟く。

「……お、お義父様。」


ああ、俺の娘、とんでもなく可愛いぞ。
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