犬獣人は愛されたいのに

水都(みなと)

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「犬を飼ったら、まずは上下関係をしっかり叩き込んでやらないとだったな」

 肩を掴む手が強くなり、シェルは思わず小さく呻いた。ルーカスの双眸がギラリと光る。
 その瞬間、ベッドに押し倒された。事態を飲みこめず混乱しているシェルの首筋に、ルーカスの歯が立てられる。
 ひっ、と身を捩ろうとするが、シェルの細い腕は易々とルーカスに捕らえられてしまった。

 圧し掛かるルーカスを押し返そうとするが、厚い胸板の男は強くビクともしない。
 これでも大型犬だったが、ルーカスはシェルの身体をすっぽりと覆い被せてしまう。

「なに抵抗してんだ」

 ルーカスの手が寝巻のシャツを捲り上げ、シェルの痩せた腰へ触れた。その手が滑り、寝巻の中へ侵入する。

「や……っ、なにを……」
「躾けてやるって言ってんだ。誰がお前の主人か、わからせてやる」
「そんな、僕はあなたがご主人様だと……っ!」

 下着越しに、シェルの中心が握られる。感じたことのない感覚に身体が跳ねた。

「今までの主人を、こうして喜ばせてやったことはなかったのか?」
「あ、ありませんっ……」

 震える声で反論すると、ニヤリと歪められたルーカスの口元から尖った歯が見えた。
 やわやわと弄ぶように性器を刺激され、同時に垂れた耳を噛まれた。

「やっ」

 混乱と恐怖で涙が込み上げる。
 噛まれた耳を舌で舐められ、こめかみを通り、次第に顎へと、首筋へと下りていく。

「う、ぁ……」

 想いとは裏腹に、ルーカスの手に扱かれた中心が熱を持っていく。ルーカスが喉の奥で笑った。

「反応は上々、か」

 ぞくりと総毛立った瞬間、下着ごと寝巻が引き下ろされた。
 獣人用に開けられたズボンの穴から、尻尾がするりと抜ける。
 ゆるく反応した下半身が、ルーカスの前に晒された。

「いやぁっ」
「嫌がってるわりに、随分感じてるみたいだな。別にお前を蹂躙したいわけじゃない。素直になれば、優しく躾けてやる」

 再び中心に伸ばされた手を払うように、シェルは思い切り身を捩った。身体を反転し逃げ出そうとするが、強い力で尻尾を掴まれる。

「い――っ」
「どこへ逃げるつもりだ?」

 ベッドに引きずり戻され、白銀の髪を掴まれた。そのまま頭を大きな枕へ押し付けられる。

「んぅっ」
「やっぱり自分の立場がわかってないようだな。俺はお前の主人だ。逃げ出す権利はないんだよ」
「やだ……っ、やめ」
「やめろだ? 誰に口利いてんだ」

 尻を突き出すような格好にされ、尻尾を根元から先まで扱かされる。思わず高い声を上げてしまう。

「なんだ、尻尾でも感じるのか獣人は」
「あ……違」

 尻尾を掴んでいた手が、熱を持った前へと伸ばされる。
 握り潰されるのではないかという恐怖に、シェルはきつく目を瞑った。
 圧し掛かってきたルーカスから、逃れることができない。

「逃げる気なんてなくなるように、身体に教え込んでやる」
「やだ……僕、こんな……」

 唯一肉付きのよい白い尻を割り開き、その最奥をルーカスが指で触れた。
 自分でも見たことすらないそこがルーカスの面前に晒されていることに、耐えられず尻尾をくねらせた。

 ルーカスは秘部の形を確かめるように、太い指でそれをなぞる。
 羞恥と恐怖で短い悲鳴を上げたシェルが枕を握りしめた。とろりとした何かが秘部に塗りこめられる。

「どこにも逃がさないからな、シェル」

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