犬獣人は愛されたいのに

水都(みなと)

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14-2 ★

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 遠慮なく、ルーカスが己のそれを尽き入れた。

「シェル」
「あ……、はう、あ……はっんん」

 ルーカスが落ち着かせるようにシェルの唇を塞ぐ。シェルの口腔にルーカスの舌が侵入し、上顎に触れた。
 どうしていいかわからないでいると、舌がルーカスに絡め取られる。シェルもそれに応えようと舌を動かした。

「んんっ、ふ……うぅ」

 次第に下腹部の力が抜けると、ルーカスが奥深くまで抉ってくる。

「ああっ、あ……深っ」
「奥の方が好きか? お前のイイところ、教えろよ」
「や……あ、ああっ」

 ルーカスがある一点を突くと、身体に電流が走った。前からはトロトロと愛液が漏れ始める。

「ここがイイのか?」
「あ、は……や、おかし……く、な……ああ、ん、あっあっ」

 鼻にかかった甘い声が、自分から発せられていることに信じられない。再び腕で顔を隠そうとすると、ルーカスに両腕を掴まれる。

「隠すなよ」
「でも、や……あ、ご主人様ぁ」
「可愛いなお前は。その顔も、声も」

 抱き寄せられ、そのまま最奥まで突き上げられた。何度も、シェルの全てを手に入れようとするように激しく。

「あっ、ああっ、は、う……ぁ」
「お前が婆さんの家から居なくなったとき、本当に後悔した。どうしてさっさと迎えに行かなかったんだと。逃げ出したと思って、必死に捜した」
「ご主人様……ぁ、なんで……僕を……んっ」
「お前に惹かれてたからだよ、最初から」

 互いの肌がぶつかる。生々しい音と共に与えられる刺激でシェルは身悶えるが、ルーカスの胸板に押さえ付けられた。

「お前が俺を怖がってないんじゃないかと思うことは何度もあった。でも婆さんが死んだ途端お前が逃げて、そんなのは幻想だと思い知った。だが、そこでやっと気づいた。俺はお前が好きだった。絶対に俺の者にしたいと」
「あ、あっ、ぼく、は……っ」
「だから見つけたら、怖がらせてでもお前を縛り付けておこうと思った。二度とお前が逃げ出さないように」

 ルーカスに掴まれた太股に、爪が食い込む。でもその痛みも全部受け止めたかった。何年も自分を想い続けた、ルーカスの愛。
 
 ルーカスに腕を伸ばした。首の後ろに手を回し、驚いているルーカスを引き寄せる。

「僕はもう、ご主人様の犬ですから……絶対に、ご主人様から逃げたりしません」
「シェル……」
「ご主人様が、大好きだか――」

 深い口付けで唇を塞がれた。何度も舌を絡ませ合い、飲み込めなかった唾液が口の端から零れる。全身に与えられる快感に、意識がふわふわとする。極まった中心は自身とルーカスに挟まれ、限界を超えていた。

「ぃ……あ、もう……ご主人様、イ……」
「イきたいか?」
「イきたい、ですっ、あ……ご主人様と、一緒に」

 背中にまわされた腕が強く熱い。シェルも全身でルーカスにしがみついた。

「ご主人ぁ、あっ、ああっ、あああ――」
「シェル……ッ」

 瞼の裏が真っ白になり、光に包まれるように、そのまま意識を手放した。

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