俺の相方はハイエナです

水都(みなと)

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はあ、と息を吐き出した瞬間、グッとヨルのモノが入ってきた。

「う……あ、ぁあ、や、だぁ」
「っは、すごい、陽向さんのナカ、すごい熱い、ですっ」

指とは比べ物にならないような質量に、息が詰まって苦しい。
もがくように枕を掻きいだいても、何も紛れてはくれない。
酸素がまわらなくて、頭がクラクラする。

「陽向さん、息吸ってください。ほら、ゆっくり」

ヨルに言われてなんとか呼吸をすると、徐々に落ち着きが戻ってくる。
けど、後ろに挿れられた違和感は何も変わらなくて。

「ちょっと、動きますね」
「動くな……あっ」

俺の制止を無視して、ヨルはゆっくりと動き出す。
少し動かされるたび、「ひっ」と声が抜けて腰が反ってしまう。

「や……あ、ぅ……も、いい加減にしろよぉ」

目の端から涙が伝い落ちる。
あろうことかそれを、ヨルがペロリと舐め取った。

「ごめんなさい。泣かせてしまって。……でも、泣いている陽向さんもすごく、可愛いです」
「っ、殺すぞ」
「陽向さんに殺してもらえるなら本望です」

頭おかしいんじゃねえの。
リミッターの外れたヨルはもう止まらない。

ヨルはゆっくりと動きながら、さっき見つけた俺のポイントを的確に突いてくる。
ぐちゃぐちゃとした水音を、自分が立てているとは信じられない。
背中がゾワゾワして、肌が粟立つのがわかる。

「ふっ……あぅ、ヨル、ヨル……」

うわごとのように呟きながら、俺の手は無意識のうちに自分の中心へ……

「ひぅっ」

自分の手が届く前に、ヨルの手に握られた。

「陽向さんのこっちも、気持ちよくしてあげますからね」
「や、ちょっ、んんっ」

先走りを塗りこまれ、手を上下に動かされる。
同じ男だからかその動きは的確で、強制的に快感を感じさせられているようだった。
前と後ろを同時に刺激されて、どうにかなってしまいそうだ。

「陽向さん」

しがみついていた枕を、ヨルに取り上げられた。
涙だのヨダレだのでぐちゃぐちゃな顔が晒される。

「み、見るなよっ」
「ちゃんと顔、見たいです。陽向さんの感じてる顔」

腕で顔を隠すと、それすら引きはがされてベッドに押さえつけられた。
なにこいつ、こんな強引なの。

ヨルのピンと立たせた耳、俺を見るギラギラとした瞳に、獣の本性を見た気がした。
涙目で見上げると、俺のナカのヨルがピクッと反応する。

「陽向さん、可愛い。ホントに可愛いです。僕、もう、ホントに……」
「ちょっ、あ、動くな……ああっ」

余裕のない顔をしたヨルが、容赦なく俺のナカで動く。
ヨルに突かれるたび、鼻にかかった甘ったるい声を上げてしまう。

まるで自分じゃないような自分が恥ずかしくて、それでも俺の中に染み込んでいくヨルの体温が、匂いが、快感へと変わっていく。

「ヨル……ヨル、も、ああっ」
「陽向さん、僕も……一緒にっ」

押さえつけられてた腕をもがいて振りほどき、自由になった手でヨルにしがみついた。

「ヨル、俺お前と……絶対てっぺん、取ってやるから……絶対、離れるなよ」
「はいっ、絶対、絶対離れませんから」
「っ、ああっ、ヨル、ヨルっ、イ……く、もう……」
「陽向さん、イっていいですよ。僕も、んんっ」
「んぁっ、あっ、ああ――っ」

グッと、奥に突き入れられ、頭が真っ白になった。
一際強くヨルに抱きしめられて、そこからはもう、覚えていなかった。
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