22 / 24
第18話 奪還
サイラスに投げ込まれたのは、冷たい床だった。天井近くに小さな穴があるのか、月明かりが僅かに差し込んでいる。
じゃらり、と何かの音がする。鎖……?
「はは、うえ……?」
かすれた声が聞こえてきた。力の入らない身体を奮い立たせて頭を起こす。
リゼルがいた。
ぐったりとしたリゼルは、マリオネットのように宙に浮いていた。いや違う。手足と首が鎖に繋がれていた。顔は血で汚れている。
「リゼル!」
すぐに駆け寄ろうとすると、強い力で背中を踏みつけられた。
「リゼルだけ始末しようと思っていたというのに。来なければお前まで殺すつもりはなかったのだぞ、義姉上」
「リゼルを離して。殺すなら私だけにしてちょうだい」
「それでは意味がない。邪魔者はあいつだからな」
サイラスは電気の流れる剣でリゼルを殴打した。胸が締め付けられるような悲鳴を上げるリゼルを、私はただ見ているしかできなかった。
「長兄だというだけで私よりも無能な兄を殺せば、後はどうとでもなると思っていた。さすがに私にも叔父としての情があるからな、リゼルを殺そうとまでは思わなかったのだよ。なるべく遠くへ追いやってしまおうとした。無能だと知らしめれば周りが伯爵の地位につかせることに難色を示すだろうとな。しかし、それは全てお前によって潰された。お前が余計なことをしなければ、まさか殺すまではしなかったものを」
私がリゼルを悪役令息にしないためにしてきたことがサイラスを追い詰め、こんなことに……?
私のせいで? リゼルを守ろうとしてきたことが、すべて裏目に出ていたなんて。
私が余計なことをしたばかりに。リゼルのためだなんて、ただの私のエゴだったのに。
「母上……逃げ……」
「まだ喋る元気があるか。兄上は実にあっさりと殺してしまったからな。お前には兄上の分まで私の屈辱を身に受ける義務がある」
「ぐ……はっ」
血濡れたリゼルの呻き声が聞こえる。
悪いお母様を許してちょうだい、リゼル。
私は必ず、あなたを助けるから。
サイラスがリゼルに目を向けている隙に、懐に忍ばせていた小瓶を取り出した。口の中にたっぷりと含んでから飲み込み、その舌で唇を舐めた。
「サイラス……様」
「あ?」
よろよろと跪き指を組んでサイラスを見上げた。
「リゼルが死ねば伯爵の地位はあなたの者になるのでしょう。どうか私だけはお許しください。私が間違っておりました」
カシャ、と鎖が小さく揺れた。それを聞かぬよう、心を無にして続ける。
「よいのか? 私はお前の夫を殺し、息子をも殺そうとしているのだぞ?」
「構いません。私は没落貴族の自分を恥じて貴族の夫人となりたく夫と結婚したまでです。その子も、私の子ではありませんから」
ははははっ、とサイラスが天を仰いで笑った。
「本性を現したな。貴族のなりそこないの女が」
「今更取り繕ったところで、貴方様にはとうにお見通しだったでしょう」
よろけながら立ち上がり、サイラスの胸にしな垂れかかった。
「私が欲しかったのは貴族としての地位。マーウッド伯爵、私を第二夫人に、いえ愛人で構いません。お傍に置いていただけませんか?」
「金と権力があれば、誰でもよいと言うことか。とんでもない売女だな。しかし、口先だけということもある。私の隙を突いて、リゼルを助けるつもりではないか? 証拠を見せてみよ」
「ええ……もちろん」
私は丸々としたサイラスの頬を両手でそっと包み込み、その分厚い唇に深く口付けた。
「……っ!?」
動揺するサイラスを離さぬよう、口腔内まで届くよう舌を入れる。気持ちが悪い、吐きそうに込み上げる胃液を飲み込む。
何度も十分に口付けた後、私は唇を離した。
サイラスは気持ちの悪い笑みを浮かべ、私の胸元に手を伸ばしてきた。その手を思い切り叩き落とす。
「これでもう終わりよ。貴方も私も」
「何を言い出す」
「先程、私は毒を飲みました。唇にも口内にも毒がたっぷり残っているわ。この毒は少しの量でも致死量になる。そう、キスした相手であってもね」
唖然としていたサイラスだったが、何が可笑しいのか再び笑い出した。
「私は解毒薬を飲んでいる。どんな薬も効かない万能薬だ。お前たちが使った眠り薬や丸薬が効かなかったのは見ているだろう? その毒も私には効かん」
「そうかしら? これはアンブローズさんが特別に作ってくれたものよ。専用の解毒薬がなければ無効化されないわ」
「適当なことを」
「信じないならそれでもいいわ。そのままそうして死ぬ時を待っていなさい。少しは自分の変化に気が付いているんじゃないの? 脈拍が早くなって、気分が悪くなってきているはず」
笑みを浮かべていたサイラスが、突然狼狽しだした。目を見開いて、私に掴みかかってくる。
「解毒薬を渡せ!」
「そんなもの持っていないわ」
「嘘をつけ!」
サイラスが拳を振りかぶった。どうせもう死ぬ。どんなに殴られても、蹂躙されてもどうでもいい。
リゼルさえ助けられれば、私はそれで――
「父上! おやめください!」
声のした方を見ると、剣を構えたアルフレッドが立っていた。
「アルフレッド!? なぜここに」
「事情は全てヴェインさんとアンブローズさんから聞きました。罪を認め、今すぐリゼルと伯母上を解放してください」
「お前……父親に向かって剣を向けるとは……」
その時、足を引きずるような音が聞こえた。壁を伝うようにして、ヴェインが入ってきた。
「解毒薬なら上でアンブローズの爺さんが持ってるぜ」
「なんだと!?」
「あんたの息子が言ってたんだ。嘘じゃないだろうさ」
サイラスはアルフレッドとヴェインを押しのけて、駆け出して行った。
気を張っていた糸が切れ、私はがくりと倒れ込む。
「母上!」
アルフレッドに鎖を解かれたリゼルが駆け寄ってきた。リゼルに抱き起こされ、血濡れた顔がすぐ近くに見えた。私の大切な息子。
「リゼル……大丈夫、なの?」
「俺は平気だ。それより母上! 母上にも早く解毒薬を!」
リゼルが私を抱き上げた。背が高く力も強くなっていたと思っていたが、いつの間にこんなに大きく。
「リゼル、君はケガをしているだろう。伯母上は僕が」
「俺が運ぶ!」
リゼルの気迫に負け、アルフレッドは私たちを先導してくれた。血だらけのリゼルが私を抱きかかえたまま長い廊下を進み、階段を駆け上がる。
「母上、大丈夫だ。俺がついてる。絶対に死なせないからな」
「リゼル……」
地下室から出て教会の外に出ると、そこにいたのはアンブローズさんだけではなかった。
「マーウッド卿、これは一体……?」
教会の周りに集まっていたのは、大勢の貴族たちだった。サイラスを取り囲んでいる。
「ええい! 離せ! アンブローズ! アンブローズはどこだ!」
貴族たちの中をすり抜けて、アンブローズさんがそっと私のところへやってきた。素早く小瓶を取り出す。
「これが解毒薬じゃ。早く」
「貸せ!」
リゼルが小瓶を引ったくり、私の唇につけた。甘いような苦いような液体が喉を通って行く。
「今アルフレッド坊ちゃんから事情を聞いたところじゃ。最終手段として使うようにとは言っておいたが、まさか自分に使うとは」
「これで母上は助かるんだよな? 大丈夫だよな?」
リゼルの声が徐々に遠くに聞こえ始めた。もう気を保っていられなそうだ。しかし、サイラスのつんざくような怒号で意識を引き戻される。
「アンブローズ! 私にも解毒薬を寄越せ!」
詰め寄られたアンブローズさんは、毅然と自分より2倍はあろうかというサイラスを見上げた。
「その前に、わしが皆に言うことを聞いておれ。それが済んだら渡してやろう」
「なんだと!? 解毒薬が先だ!」
「いんや、わしの話が先じゃ」
喚くサイラスを後目に、アンブローズさんが貴族たちの前で大声を張り上げた。
「お集まりの皆さん、まずは今夜ここでアルフレッドとステラの婚約式をすると偽ったことを謝罪したい。しかし、ここに皆さんを集める必要があったのじゃ。このサイラスは、ここでリゼルを監禁拷問し、助けに来たヴェイン殿も危害に加え、あろうことかシルヴァリー夫人までも手に掛けた。そしてなにより、この男は実の兄であるシルヴァリー卿をも殺した」
貴族たちの間からざわめきと悲鳴が上がった。サイラスがまた「デタラメだ!」と騒ぎそうになったのを、アンブローズさんが制する。
「わしは証拠も持っている。ここで罪を認めなければ、解毒薬は渡さん。今わしが言ったことは真実じゃな?」
サイラスは見たこともないような苦悶の表情を浮かべ、ギリギリと歯が擦り切れそうな勢いでアンブローズさんを睨みつけた。
しかし、刻一刻と迫る毒がまわる時間には代えられない。
「……間違いない」
どよめきが更に大きくなったが、サイラスはそれを構っている暇などない。
「解毒薬を寄越せ!」
「残念ながら、もうない」
ポカン、とサイラスの目と口が同じように開いた。
「毒薬はひとつしかなかったからの。解毒薬もひとつしか用意しておらんかった。そのひとつはシルヴァリー夫人に使ってしまったからのう」
「なんだと……」
スー……っとサイラスの顔が白くなっていき、そして直立したまま後ろへ倒れた。皆がサイラスの周りに駆け寄っている中で、リゼルは私をきつく抱きしめた。
「母上、やった。サイラスは死んだんだ。父上の仇を討った。ありがとう、母上」
「リゼル……」
その言葉を聞いて私の瞼は重くなった。「母上!」と何度も呼ぶ声が、徐々に小さくなっていき、私は意識を手放した。
あなたにおすすめの小説
転生先がヒロインに恋する悪役令息のモブ婚約者だったので、推しの為に身を引こうと思います
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【だって、私はただのモブですから】
10歳になったある日のこと。「婚約者」として現れた少年を見て思い出した。彼はヒロインに恋するも報われない悪役令息で、私の推しだった。そして私は名も無いモブ婚約者。ゲームのストーリー通りに進めば、彼と共に私も破滅まっしぐら。それを防ぐにはヒロインと彼が結ばれるしか無い。そこで私はゲームの知識を利用して、彼とヒロインとの仲を取り持つことにした――
※他サイトでも投稿中
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
婚約破棄された公爵令嬢は冤罪で地下牢へ、前世の記憶を思い出したので、スキル引きこもりを使って王子たちに復讐します!
山田 バルス
ファンタジー
王宮大広間は春の祝宴で黄金色に輝き、各地の貴族たちの笑い声と音楽で満ちていた。しかしその中心で、空気を切り裂くように響いたのは、第1王子アルベルトの声だった。
「ローゼ・フォン・エルンスト! おまえとの婚約は、今日をもって破棄する!」
周囲の視線が一斉にローゼに注がれ、彼女は凍りついた。「……は?」唇からもれる言葉は震え、理解できないまま広間のざわめきが広がっていく。幼い頃から王子の隣で育ち、未来の王妃として教育を受けてきたローゼ――その誇り高き公爵令嬢が、今まさに公開の場で突き放されたのだ。
アルベルトは勝ち誇る笑みを浮かべ、隣に立つ淡いピンク髪の少女ミーアを差し置き、「おれはこの天使を選ぶ」と宣言した。ミーアは目を潤ませ、か細い声で応じる。取り巻きの貴族たちも次々にローゼの罪を指摘し、アーサーやマッスルといった証人が証言を加えることで、非難の声は広間を震わせた。
ローゼは必死に抗う。「わたしは何もしていない……」だが、王子の視線と群衆の圧力の前に言葉は届かない。アルベルトは公然と彼女を罪人扱いし、地下牢への収監を命じる。近衛兵に両腕を拘束され、引きずられるローゼ。広間には王子を讃える喝采と、哀れむ視線だけが残った。
その孤立無援の絶望の中で、ローゼの胸にかすかな光がともる。それは前世の記憶――ブラック企業で心身をすり減らし、引きこもりとなった過去の記憶だった。地下牢という絶望的な空間が、彼女の心に小さな希望を芽生えさせる。
そして――スキル《引きこもり》が発動する兆しを見せた。絶望の牢獄は、ローゼにとって新たな力を得る場となる。《マイルーム》が呼び出され、誰にも侵入されない自分だけの聖域が生まれる。泣き崩れる心に、未来への決意が灯る。ここから、ローゼの再起と逆転の物語が始まるのだった。
お言葉ですが今さらです
MIRICO
ファンタジー
アンリエットは祖父であるスファルツ国王に呼び出されると、いきなり用無しになったから出て行けと言われた。
次の王となるはずだった伯父が行方不明となり後継者がいなくなってしまったため、隣国に嫁いだ母親の反対を押し切りアンリエットに後継者となるべく多くを押し付けてきたのに、今更用無しだとは。
しかも、幼い頃に婚約者となったエダンとの婚約破棄も決まっていた。呆然としたアンリエットの後ろで、エダンが女性をエスコートしてやってきた。
アンリエットに継承権がなくなり用無しになれば、エダンに利などない。あれだけ早く結婚したいと言っていたのに、本物の王女が見つかれば、アンリエットとの婚約など簡単に解消してしまうのだ。
失意の中、アンリエットは一人両親のいる国に戻り、アンリエットは新しい生活を過ごすことになる。
そんな中、悪漢に襲われそうになったアンリエットを助ける男がいた。その男がこの国の王子だとは。その上、王子のもとで働くことになり。
お気に入り、ご感想等ありがとうございます。ネタバレ等ありますので、返信控えさせていただく場合があります。
内容が恋愛よりファンタジー多めになったので、ファンタジーに変更しました。
他社サイト様投稿済み。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
「宮廷魔術師の娘の癖に無能すぎる」と婚約破棄され親には出来損ないと言われたが、厄介払いと嫁に出された家はいいところだった
今川幸乃
ファンタジー
魔術の名門オールストン公爵家に生まれたレイラは、武門の名門と呼ばれたオーガスト公爵家の跡取りブランドと婚約させられた。
しかしレイラは魔法をうまく使うことも出来ず、ブランドに一方的に婚約破棄されてしまう。
それを聞いた宮廷魔術師の父はブランドではなくレイラに「出来損ないめ」と激怒し、まるで厄介払いのようにレイノルズ侯爵家という微妙な家に嫁に出されてしまう。夫のロルスは魔術には何の興味もなく、最初は仲も微妙だった。
一方ブランドはベラという魔法がうまい令嬢と婚約し、やはり婚約破棄して良かったと思うのだった。
しかしレイラが魔法を全然使えないのはオールストン家で毎日飲まされていた魔力増加薬が体質に合わず、魔力が暴走してしまうせいだった。
加えて毎日毎晩ずっと勉強や訓練をさせられて常に体調が悪かったことも原因だった。
レイノルズ家でのんびり過ごしていたレイラはやがて自分の真の力に気づいていく。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
【完結】断罪された悪役令嬢は、本気で生きることにした
きゅちゃん
ファンタジー
帝国随一の名門、ロゼンクロイツ家の令嬢ベルティア・フォン・ロゼンクロイツは、突如として公の場で婚約者であるクレイン王太子から一方的に婚約破棄を宣告される。その理由は、彼女が平民出身の少女エリーゼをいじめていたという濡れ衣。真実はエリーゼこそが王太子の心を奪うために画策した罠だったにも関わらず、ベルティアは悪役令嬢として断罪され、社交界からの追放と学院退学の処分を受ける。
全てを失ったベルティアだが、彼女は諦めない。これまで家の期待に応えるため「完璧な令嬢」として生きてきた彼女だが、今度は自分自身のために生きると決意する。軍事貴族の嫡男ヴァルター・フォン・クリムゾンをはじめとする協力者たちと共に、彼女は自らの名誉回復と真実の解明に挑む。
その過程で、ベルティアは王太子の裏の顔や、エリーゼの正体、そして帝国に忍び寄る陰謀に気づいていく。かつては社交界のスキルだけを磨いてきた彼女だが、今度は魔法や剣術など実戦的な力も身につけながら、自らの道を切り開いていく。
失われた名誉、隠された真実、そして予期せぬ恋。断罪された「悪役令嬢」が、自分の物語を自らの手で紡いでいく、爽快復讐ファンタジー。