魔法少女烈太、覚醒めよ悪魔、創れ融合れ最強魔法少女！異世界との狭間で現世を守る

第百三十八話 ハルピィ部隊の決断 本文編集

    廃ボーリング場、ここは魔法少女のハルピィ部隊がアジトにしていた。



「リーダーがいなくなって一ヶ月か…………未だに連絡が付かないわ」



    ハルピィワンが仲間の前で言う。彼女達はリーダーがいなくなってから捜索をしたり魔導デバイスにより通信をするが一向に足取りが掴めないのだ。



「で、どうするの？負け犬の現リーダーさん」



    ギャルのような派手な着崩しの少女が言う。



「黙ってなさい、ハルピィスリー」



    ハルピィワンがその少女を睨む。ハルピィスリーは常に紗に構え他人を馬鹿にするがハルピィワンには一度負けたという弱味にとことん漬け込んでいた。そうでもなくとも一度負けたハルピィワンに対する仲間からの信頼は薄かった。



「でもこのままレッカやストリームの目をかいくぐりつつ暴れるのも限界じゃねえの？」



「そうよ！いい加減表の世界で派手に暴れるべきよ！」



「あたしもそれにさんせーい！」



    ショートヘアの少女が指摘すると他の仲間も乗っかる。



     二人が乗るといい加減レッカとストリームなど気にせず戦いたいと主張する声はさらに増える。



    ハルピィワンはそんな声を聞くと決断を下した。最早彼女に決定権はない。