ガランドゥ『仮想現代戦記』

扇屋

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ガランドゥ 6話 『切れぬのは血の縁』

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【9】

 アパートの一室、扉が開いた風呂場を覗き込藍川と粳部うるべ。あれから既に一日が経過しており、彼女はもうそこに居ない誰かのことを考えていた。捜査に進展がないことから少し焦り気味の粳部は、どうにかして成果を得ようと一度調べた場所をもう一度調べていた。
 藍川がため息を吐く。
「あれから一日……成果なしですか」
「ずさんな犯行の割に足跡を消すのは上手いな」
「不法侵入の上にシャワーだけ使って逃走なんて、意味不明ですよ」
 職員からの報告を受け現場に急行した粳部とサンダー兄妹だったが、そこにはもう犯人の姿はなかった。目撃情報を収集している一般職員からの報告で犯人が侵入したと思われるアパートに到着した彼らだったが、シャワーを使用した痕跡はあれどもぬけの殻でしかなかったのだ。
 粳部がボイスレコーダーの再生ボタンを押す。シャワーの水音が響く。
『……クーヤー、シャンプー切れてるんだけど』
『これでいい?』
『ありがと』
 情報らしい情報はシャワーを浴びていたことのみ。双子の犯人は玄関ドアを破壊して侵入するとシャワー室へ一直線に進み、何の迷いもなくシャワーを浴びて外に出て行った。今度は何も盗まずに体だけ洗って行ったのだ。意味の分からない犯行に捜査員は頭を抱えていた。
 彼女がボイスレコーダーの音声を停止する。
「レジェさんの権能で再生した過去の記録です。進展ゼロ……」
「目撃者の心を読んで似顔絵を描いてみたが、そっちも駄目そうだ」
「食事を盗む……勝手にシャワーを浴びる……何すかこれ」
 この異常な犯行の動機が粳部には分からない。それどころか誰にも理由が分からない。金目の物には一切手を付けておらず、目的に対し無駄のない行動を取っている。だが、声色からはその異常行動の動機が少しも見えてこないのだ。狂人というわけでもなく『弱点』のように行動を縛られているようでもない。
「過去の記録を漁った。双子、食べ物の単語でヒットする容疑者は居ない」
「クーヤーって名前の人を調べてもらってますけど、まだ報告はないっす」
「別の任務の合間に来たが、こっちはまだ終わりが見えないな」
 先日は途中で粳部に仕事を任せた藍川だったが、時間ができた為に粳部に会いに来ていた。忙しく仕事をして睡眠も碌に取れていない状態だったが、長年司祭の人間は次第に睡眠を取らなくても生活ができるようになる。彼は価値の低い睡眠よりも粳部のことを優先したのだ。
 風呂場から玄関へと向かう二人は靴を履き替えると玄関を出る。扉の向こうにはアパート二階からの景色が広がり、珍しく天候が曇りだったことから風は少しだけ涼しかった。しかし、曇天は先が見えない現状を示しているかのようだった。
「お手上げっす……この事件私じゃ無理ですよ」
「そうでもないさ。カルラは……まあ駄目だがレジェとこの一般職員の数なら解決できる」
「……私、元気な人とずっと一緒には居られませんよ」
「そういや、あの二人はどうした?」
「目撃証言を元に潜伏先を絞ってます。なんか、徐々に北上してるそうです」
 白と灰の混じった空は重く、合間から差す弱い光は遠くの街を差していた。常人には耐え難い暑さだった昨日とは一変し、薄着の粳部には少し肌寒い気温。落ち着いた雰囲気が好きな粳部からすれば昨日よりは落ち着く状況ではある。レジェとカルラが居らず藍川と二人で静かなせいか、彼女は昨日と比べ気が楽だった。
「俺達よりもカルラを見本にした方が健全だぞ」
「まあ、悪い人じゃないので気は楽な方ですよ」
「……ふふっ、俺達は悪い人か」
「あっ、いやそういうことじゃなくて」
 意地が悪そうに笑う藍川と慌てて訂正する粳部。人付き合いがあまり得意ではない彼女だが、それは普通の意味での苦手ではない。
 心なしか楽しそうな両者の下に涼しい風が吹く。
「隠し事が少ない人というか、他人に踏み込むことを躊躇しないのは気が楽です」
「お前は考え過ぎるからなあ」
「……鈴先輩も似たようなものなんじゃないですか?」
「ノーコメントだな」
 彼は笑顔で返答を拒否した。粳部の想像は当たっていたのかそれとも外れだったのか、全ては闇の中である。確かに両者はある意味では似た者同士なのかもしれない。自分が傷付くことを恐れて他人に踏み込もうとしない彼女と、弱点の反動を恐れて権能を使わない藍川。寂しげな二人の背中はどこか似ている。
「私が私である限り、ああいう人にはなれないでしょうね」
「そりゃそうだ。お前ちょくちょく引っ込み思案だし陰気だし」
「……何で時々デリカシーなくなるんですか!」
 重要な場面にならない限りは基本的に人の心が分からないのが、彼という人間である。こればかりはもう本当にどうしようもない。そういう育ち方をしてそうなってしまったのだから、これはもう十数年経たない限りは治らないだろう。
 彼女が大きなため息を吐く。地平線の雲を見つめる藍川。
「でも、踏ん張ってる時のお前はあいつらとよく似てるぞ」
「……えっ?」
 自分のことは自分が一番分からないものである。人が鏡や水がない限りは自分の姿を見ることができないように、他者の存在がなければ人は自己を認識することができない。自己認識をどこまでも深めようとそれは所詮、不確実な推測でしかないのである。
 粳部はそこまで陰気なわけではない。
「さて、遺伝子系図学の観点から調べてみよう。取れた毛髪を基地の専門家に調べさせる」
「へーそんなことまで……」
「まだ粳部には教えてなかったな。今度教えるよ」
「……益々私要らないような」
 その時、藍川の携帯電話が鳴り始める。遅れて応答する彼。
「ああ、レジェか?……えっ?」




【10】

 薄暗い地下通路にて、送水管に囲まれた下水処理場の地下で三人と一人の職員は集まっていた。二日目だというのに緊張気味の粳部とテンションが落ちることのないカルラ。そして、既に携帯電話の祭具を出したレジェ。
 蛍光灯が足元を照らす。
「あの……急いで来ましたけどどうしたんですか?」
「よくぞ来た!俺の最強の妹が遂に重要な手掛かりを見つけたぜ!」
「兄貴はうるさいけど犯人の情報は手に入った……」
 ようやく事件に進展があった。容赦なく意味なく人を殺す犯人を野放しにしているようでは安全に関わる。度々犯行は起きていたが死者は今のところ一名、玄関扉を破壊して食べ物を盗み、何故かシャワーを浴びる意味不明の犯行。野放しにしておくわけにもいかない。事態は急を要していた。
「本当ですか!?」
「この下水処理場の地下のこの場所で、何者かが不法侵入した」
「この施設に潜入している職員からの報告です。不法侵入があったって噂を聞いたと」
 書類を粳部に差し出す一般職員。下働きとして各地から収集した情報を報告し、等級によってはデータベースの情報からも捜査を行うのが彼ら。職員が差し出した書類を粳部が覗き込むと、そこには食い散らかされたカップ麺の容器とリンゴの芯の写真があった。
「食い散らかした後のように見えますけど……」
「権能で記録を再生した。ただ食べてるだけだった」
「日本語が読めないみたいだったぜ。それに行き当たりばったりにしか聞こえないな」
「もしかして……これって」
 粳部が書類の内容全てに目を通す。会話の全文の中には犯人の名前らしき単語が出ており、その中から重要そうな事柄に粳部は注目する。蓮向かいのデータベースから情報を得られそうな、何らかのヒントをここで得なければならなかった。
 レジェが携帯電話のボタンを押して音声を再生する。
『これからどうしよっか』
『……することないね』
『……カーラー、私家が欲しい』
『家かあ。どこか空いてる家を探さないといけないね』
『ここは人が多過ぎるから、もう少し離れないと』
 そこまでで再生を止めるレジェ。そこから読み取れるのは犯人二人に目的らしい目的などなく、人が居ない場所を探して進もうとしているということ。それだけで粳部は何かに気が付きハッとしたような表情を浮かべる。
「もしかして、犯人は北上してるそうですけど……」
「うん、ここから北は人口が少なくて廃棄された家屋もある」
「で、そんな所に行ってどうすんだ連中?どう稼いで食っていくよ」
 粳部の脳裏に浮かんだのは最悪の想定。もしそれが本当だったとすれば、今までの粳部達の考察は全てが空回りをしていたということになる。恐ろしい事実ではあるがそれを認めないことには前進できない。その事実を認めないことには、犯人特定には繋がらないからだ。
 苦い顔をした粳部が口を開く。
「私達は相当な遠回りをしてたわけっすか……」
「ん?それは……?」
「犯人は考え無しに行動して……目的もなく思ったことをすぐに実行してただけです」
 犯人には碌な知性がない。粳部が先の戦いで追っていたテロリストのような計画性も思慮も彼らにはなく、お腹が減ったら食べ物を奪う。シャワーを浴びたくなったら家に勝手に入って浴びる。家が欲しくなったら奪う為にそこまで向かう。こんな極めて原始的な発想とは誰に予想できたのか。全て、全てが空回りしていたのだ。
 珍しく驚いたような表情を見せるレジェ。
「なるほど……だから規則性もなく大胆な犯行を……」
「じゃあこれで一つ分かったな!犯人は馬鹿ってことだ」
「初歩的過ぎます!予想の斜め下に馬鹿だなんて!」
「で、これからどうするの?」
 犯人がレベルの違う馬鹿なのであれば、そこから調べようがある筈だ。そういう生活環境で生まれ育ったクーヤーとカーラーという名の双子。蓮向かいのデータベースを以ってすれば何か手掛かりが得られるだろう。更に、犯人は毛髪という大きな証拠を残している。
 耳元の無線に手を当てる粳部。
「鈴先輩、ちょっといいですか!?」
『おう、どうしたよ』
「毛髪の捜査はできましたか?」
 毛髪のDNAを分析してそこから血縁関係の者を探っていく捜査手法。データベースにDNAの記録さえあれば自動的に近縁の者を調べられるが、データベースになければそこでお手上げ。しかし、それでもやりようはある。
 藍川が粳部の問いに応答する。
『いや、調べたが蓮向かいのデータベースに近いDNAはなかった』
「なら検索お願いします!犯人は金銭の概念がなく、貧困層または閉鎖的な環境の出かと」
 金銭を盗もうとしなかったのはそういう弱点というわけではなく、そもそも彼らの中に金という概念がない可能性がある。かなり特殊な環境で生まれ育ち、法律も倫理も何もない環境で力こそ全てだと思っていたのであれば、そうなってしまうことはおかしいことではない。
「日本語を理解していない節から海外出身、表社会では活動していない筈です!」
『待ってろ!今調べてる!』
「人さらいに捕まった可能性もある……行方不明者の線は?」
『……待て。双子を抱えていたが病死して、子供の消息が不明の貧困女性の情報がある』
 行方不明と双子、そして貧困というキーワードから小さな情報を見つけ出した藍川。確実な情報を求めていた為に今まで辿り着けなかったものの、数々のヒントからようやく少しずつ掴み始めたのだ。
『近隣住民が双子を見ていたが、母親が死んだ時には既に居なかった。二十年前の事件だ!』
「それだぜ!赤子の時に人さらいに遭ったのなら辻褄は合う!」
「それなら……娼館行きか強制労働の可能性は?」
『待て待て検索で忙しい』
 カタカタとキーボードを打つ音が無線機のスピーカーから響く。面倒なデータベースの検索機能を駆使して検索する藍川は、脳と全神経を駆使して犯人を追い詰めていった。確実に犯人を絞り込み始めている。
『双子が居た違法な娼館が五件出た!犯人には学がないんだな?』
「少なくともお金の概念はないです!」
『……似た特徴の双子が二件!ここからどうする?』
「思ったんだがよお。外国から双子はどうやってここまで来たんだ?」
 カルラのその一言を聞いて思わずハッとする二人。無線の向こう側に居る藍川も今まで考えていなかったことに気が付く。犯人があまりにも謎だらけであった為に、そもそもどこから来ていたのかという根本的な問いを彼らは忘れてしまっていた。そこに鍵はある。
 キーボードを叩き始める藍川。
『忘れてた!客船で日本に来た娼館の経営者が到着と同時に逮捕されてる!』
「その船に居たんすね!」
「これでどの娼館に居たかは掴めた……藍川」
『ああ、海外の職員に双子の痕跡を調べさせよう』
 正体不明の皮が音を立てて剥がれ始める。怪物の正体はいつだって小さな人間だと、四人はずっと前から知っていたのだ。
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