39 / 63
第五章 満月前夜
37話 残滓
しおりを挟む
ババ様の一団が森の深くに口を開ける洞窟の入り口に迫っていた。
その瞬間、背後から純白の光が一団を飲み込んだ。
『イリナ姉さんの光……?』
そのイリナの光に触れた碧とケイは、沸き上がる生命力と懐かしい温かさに包まれた。疲労が回復していく。
一方、羽猿と魔の森の民は苦痛の声を上げた。
『ギャギャギャ!!』
『飛び込むだべ!! もしい!!』
純白の視界の中、次々と洞窟に飛び込んでいく。
だが、数匹の羽猿が目測を誤り地面に激突し、さらに数匹が洞窟の壁に衝突した。
暗闇に羽猿と民の絶叫がこだまする。
羽猿の一団は鍾乳洞の広い空間によろよろと下降すると、へたり込むように着地した。
『影を出すべな、もし』
黒い塊から淡い影が沸き立った。
その影は光に焼かれた羽猿にまとわりつき、傷を癒していく。
羽猿たちの苦しげな鳴き声が、徐々に静まっていった。
『ギャギャ……』
『えげつない光じゃったのう、もし』
ババ様は羽ピーと二人の子どもを見た。
『あんなんは可愛いもんだな、もし』
碧の紋様からは淡い光が放たれていた。
「羽ピー!! パパとママがいた! 早く行こうよ!!」
碧は羽ピーにしがみついたまま叫んだ。
『アオ……? 光ってる……』
ケイは碧の紋様を指差す。
その紋様からは淡い光が放たれ続けていた。
それは暗闇の中でわずかな光源となっていた。
同時にその光は羽ピーを傷つけているようだった。
『ギャ…… ギャ』
羽ピーは力なく鳴いて、うずくまった。
「羽ピー!! 立って!! 飛んで!!』
羽ピーは息絶え絶えに突っ伏した。
碧の紋様から放たれる淡い光の中、羽ピーの体は光に焼かれ所々が透け、黒い煙のような影が立ち上っていた。
『アオ…… ダメだよ……』
「羽ピー……!! ケイ兄ちゃん……!!」
碧は羽ピーの背中を何度も叩いた。
『起きて、起きてよ……』
ケイが、その小さな手を静かに止めた。
碧の目から涙が溢れ、止まらなくなった。
「ひっく…… うわあああん!! パパ! ママ!」
暗闇に、子どもの泣き声だけが響いた。
『アオ…… トオサン…… 母さん……』
ケイの瞳からも一筋の涙がこぼれ落ちた。
『影を使い切ってしまうべな、もし』
『……仕方あんめ、半日は動けんべ、もし』
ババ様も光に当てられた影響か、苦しそうな声を上げた。
黒い塊から影が沸き出し、民と羽猿を包み込んでいた。
『これ、飼育係、給餌係は生きてるべか、もし』
『……ババ様』
飼育係と給餌係のか細い声が暗闇から上がる。
『治療係はおるべな、もし』
その声に応えるように、いくつかの影が沸き立ち羽猿たちを包み込んでいく。
『日が暮れたら、出発じゃ、もし』
ババ様がため息をついた。
『この洞窟の出口は入ってきた一つしかないじゃろ、もし』
『竜猿も夜んなったら、また復活すんかも分かんね、もし』
——夜になったら、またアレと鉢合わせる?
ケイはその巨大な姿を思い出し、ごくりと喉を鳴らした。
羽ピーは治療係の影に包まれて、眠っているように動かない。
「羽ピー、起きてよ……」
冷たい石の地面に座り込んで泣き続ける碧の背中に、ケイはそっと手を置いた。
*
地上のジムニーの車内では重苦しい空気が流れていた。
「碧とケイがいたのね?」
未来の声は震えている。
「うん、近くにいるよ。碧の光の残滓が残ってる」
「じゃ、早く行きましょう!」
モーイが小さく首を振った。
「この真下から碧の光を感じる。地底奥深くにいる」
「真下? ……地下ってこと?」
「碧の光を辿ってるけど、入り口はどこか分からない……」
未来は深いため息をついた。
『おそらくケイたちは巌窟寺院に向かっていた。きっと二人は巌窟寺院に連れて行かれる』
リューシャが冷静に指摘した。
イリナを振り返るとまたぐったりと眠りについていた。
「はあっ! 仕方ないわね」
リューシャの言葉を聞いた未来は顔を上げた。
「未来。ジムニーの点検をしよう」
「一応、結界を張っておくね。イリナの光で追っ払ったから、大丈夫だと思うけど」
「イリナは大丈夫なの?」
「分からない」
モーイの声は不安げだった。
「でも、光の強さがどんどん上がってる。覚醒したのかも……」
「覚醒?」
「うん。でも…… その代償は大きいはず」
田崎はイリナの横顔を見る。
イリナに寄り添うリーと目が合った。
「頼むぞ、リー」
リーの頭を撫で、足元の工具箱を引っ張り上げる。
「リューシャ、降りて。未来、点検と修理をしようか……」
三人は車外に出た。
明るい日差しの下で見る愛車の姿は、あまりにも無残だった。
ボディは泥と血と爪痕で汚れ、至る所が凹んでいる。
フロントバンパーは脱落しかけ、フロントガラスにもヒビが入っている。
「これ見て」
未来が腰に手を当てて前輪を指さす。
「タイヤがハの字になってる。タイロッドが曲がってるわね。これじゃハンドルが取られる」
昨夜の決死のジャンプと着地の代償だった。
「直せるか?」
「叩いて戻すしかない」
未来はジムニーの荷台の床下からジャッキを、工具箱から大きなハンマーを取り出した。
「圭一はエンジンルームを見て。昨日のモーイの急冷でホースがイカれてるかも」
「分かった」
作業が始まった。リューシャは長剣の手入れを始める。
刃についた血を拭い、砥石で研ぐ。
淀みのない、無駄のない動作。
田崎はふと手を止め、その姿を見た。
未来は泥だらけの地面に転がり、車体の下に潜り込む。
「くっ……! 硬い……!」
曲がった鉄の棒(タイロッド)にハンマーを叩きつける。
カン! カン!と乾いた音が響く。
田崎はボンネットを開けた。
甘い冷却水の匂いが鼻をついた。
「やっぱり漏れてる……」
ラジエーターホースの繋ぎ目から水が滲んでいた。
予備のホースはない。ジムニーに積んであった工具箱から自己融着テープを取り出し、祈るように何重にも巻きつけた。
「頼む、耐えてくれ……」
「圭一、ジャッキ下ろして!」
未来が車の下から這い出してくる。
顔もセーターも油と泥で真っ黒だった。
「……どうだ?」
「完全じゃないけど、マシになったと思う。少なくともタイヤが外れることはないかな」
田崎はボコボコになったフェンダーを愛おしそうに撫でた。
「よく頑張った。……もう少し頼むぞ」
その目には、かつてこの地を走り抜けたジムニーと同じ、相棒への敬意があった。
「ガソリンは?」
「携行缶の残りを全部入れた。……これで空っぽだ」
田崎が空になった赤い缶を振る。
「ここから巌窟寺院まで、片道分ってとこね」
「十分だ。帰りは……」
田崎は言葉を濁し、弓矢の手入れをしているリューシャの背中を見つめた。
「帰りは、またあの黒い霧で帰れる。まずはたどり着くことだけ考えよう」
修理を終えたジムニーは、傷だらけの戦士のようだった。
見た目はボロボロだがそのエンジン音だけは、まだ走れるというように力強く唸っていた。
「さあ、行きましょう。あの子たちが待ってる」
未来がクラッチを繋ぎギアを入れ、アクセルを踏み込む。
西陽が木々の間から差し込んでいた。
夕暮れが近い。
田崎は拳を握った。
必ず、取り戻す。
碧とケイを。
三人の紋様を解いて、家に帰る。
明日、満月の夜に、すべてが決まる。
その瞬間、背後から純白の光が一団を飲み込んだ。
『イリナ姉さんの光……?』
そのイリナの光に触れた碧とケイは、沸き上がる生命力と懐かしい温かさに包まれた。疲労が回復していく。
一方、羽猿と魔の森の民は苦痛の声を上げた。
『ギャギャギャ!!』
『飛び込むだべ!! もしい!!』
純白の視界の中、次々と洞窟に飛び込んでいく。
だが、数匹の羽猿が目測を誤り地面に激突し、さらに数匹が洞窟の壁に衝突した。
暗闇に羽猿と民の絶叫がこだまする。
羽猿の一団は鍾乳洞の広い空間によろよろと下降すると、へたり込むように着地した。
『影を出すべな、もし』
黒い塊から淡い影が沸き立った。
その影は光に焼かれた羽猿にまとわりつき、傷を癒していく。
羽猿たちの苦しげな鳴き声が、徐々に静まっていった。
『ギャギャ……』
『えげつない光じゃったのう、もし』
ババ様は羽ピーと二人の子どもを見た。
『あんなんは可愛いもんだな、もし』
碧の紋様からは淡い光が放たれていた。
「羽ピー!! パパとママがいた! 早く行こうよ!!」
碧は羽ピーにしがみついたまま叫んだ。
『アオ……? 光ってる……』
ケイは碧の紋様を指差す。
その紋様からは淡い光が放たれ続けていた。
それは暗闇の中でわずかな光源となっていた。
同時にその光は羽ピーを傷つけているようだった。
『ギャ…… ギャ』
羽ピーは力なく鳴いて、うずくまった。
「羽ピー!! 立って!! 飛んで!!』
羽ピーは息絶え絶えに突っ伏した。
碧の紋様から放たれる淡い光の中、羽ピーの体は光に焼かれ所々が透け、黒い煙のような影が立ち上っていた。
『アオ…… ダメだよ……』
「羽ピー……!! ケイ兄ちゃん……!!」
碧は羽ピーの背中を何度も叩いた。
『起きて、起きてよ……』
ケイが、その小さな手を静かに止めた。
碧の目から涙が溢れ、止まらなくなった。
「ひっく…… うわあああん!! パパ! ママ!」
暗闇に、子どもの泣き声だけが響いた。
『アオ…… トオサン…… 母さん……』
ケイの瞳からも一筋の涙がこぼれ落ちた。
『影を使い切ってしまうべな、もし』
『……仕方あんめ、半日は動けんべ、もし』
ババ様も光に当てられた影響か、苦しそうな声を上げた。
黒い塊から影が沸き出し、民と羽猿を包み込んでいた。
『これ、飼育係、給餌係は生きてるべか、もし』
『……ババ様』
飼育係と給餌係のか細い声が暗闇から上がる。
『治療係はおるべな、もし』
その声に応えるように、いくつかの影が沸き立ち羽猿たちを包み込んでいく。
『日が暮れたら、出発じゃ、もし』
ババ様がため息をついた。
『この洞窟の出口は入ってきた一つしかないじゃろ、もし』
『竜猿も夜んなったら、また復活すんかも分かんね、もし』
——夜になったら、またアレと鉢合わせる?
ケイはその巨大な姿を思い出し、ごくりと喉を鳴らした。
羽ピーは治療係の影に包まれて、眠っているように動かない。
「羽ピー、起きてよ……」
冷たい石の地面に座り込んで泣き続ける碧の背中に、ケイはそっと手を置いた。
*
地上のジムニーの車内では重苦しい空気が流れていた。
「碧とケイがいたのね?」
未来の声は震えている。
「うん、近くにいるよ。碧の光の残滓が残ってる」
「じゃ、早く行きましょう!」
モーイが小さく首を振った。
「この真下から碧の光を感じる。地底奥深くにいる」
「真下? ……地下ってこと?」
「碧の光を辿ってるけど、入り口はどこか分からない……」
未来は深いため息をついた。
『おそらくケイたちは巌窟寺院に向かっていた。きっと二人は巌窟寺院に連れて行かれる』
リューシャが冷静に指摘した。
イリナを振り返るとまたぐったりと眠りについていた。
「はあっ! 仕方ないわね」
リューシャの言葉を聞いた未来は顔を上げた。
「未来。ジムニーの点検をしよう」
「一応、結界を張っておくね。イリナの光で追っ払ったから、大丈夫だと思うけど」
「イリナは大丈夫なの?」
「分からない」
モーイの声は不安げだった。
「でも、光の強さがどんどん上がってる。覚醒したのかも……」
「覚醒?」
「うん。でも…… その代償は大きいはず」
田崎はイリナの横顔を見る。
イリナに寄り添うリーと目が合った。
「頼むぞ、リー」
リーの頭を撫で、足元の工具箱を引っ張り上げる。
「リューシャ、降りて。未来、点検と修理をしようか……」
三人は車外に出た。
明るい日差しの下で見る愛車の姿は、あまりにも無残だった。
ボディは泥と血と爪痕で汚れ、至る所が凹んでいる。
フロントバンパーは脱落しかけ、フロントガラスにもヒビが入っている。
「これ見て」
未来が腰に手を当てて前輪を指さす。
「タイヤがハの字になってる。タイロッドが曲がってるわね。これじゃハンドルが取られる」
昨夜の決死のジャンプと着地の代償だった。
「直せるか?」
「叩いて戻すしかない」
未来はジムニーの荷台の床下からジャッキを、工具箱から大きなハンマーを取り出した。
「圭一はエンジンルームを見て。昨日のモーイの急冷でホースがイカれてるかも」
「分かった」
作業が始まった。リューシャは長剣の手入れを始める。
刃についた血を拭い、砥石で研ぐ。
淀みのない、無駄のない動作。
田崎はふと手を止め、その姿を見た。
未来は泥だらけの地面に転がり、車体の下に潜り込む。
「くっ……! 硬い……!」
曲がった鉄の棒(タイロッド)にハンマーを叩きつける。
カン! カン!と乾いた音が響く。
田崎はボンネットを開けた。
甘い冷却水の匂いが鼻をついた。
「やっぱり漏れてる……」
ラジエーターホースの繋ぎ目から水が滲んでいた。
予備のホースはない。ジムニーに積んであった工具箱から自己融着テープを取り出し、祈るように何重にも巻きつけた。
「頼む、耐えてくれ……」
「圭一、ジャッキ下ろして!」
未来が車の下から這い出してくる。
顔もセーターも油と泥で真っ黒だった。
「……どうだ?」
「完全じゃないけど、マシになったと思う。少なくともタイヤが外れることはないかな」
田崎はボコボコになったフェンダーを愛おしそうに撫でた。
「よく頑張った。……もう少し頼むぞ」
その目には、かつてこの地を走り抜けたジムニーと同じ、相棒への敬意があった。
「ガソリンは?」
「携行缶の残りを全部入れた。……これで空っぽだ」
田崎が空になった赤い缶を振る。
「ここから巌窟寺院まで、片道分ってとこね」
「十分だ。帰りは……」
田崎は言葉を濁し、弓矢の手入れをしているリューシャの背中を見つめた。
「帰りは、またあの黒い霧で帰れる。まずはたどり着くことだけ考えよう」
修理を終えたジムニーは、傷だらけの戦士のようだった。
見た目はボロボロだがそのエンジン音だけは、まだ走れるというように力強く唸っていた。
「さあ、行きましょう。あの子たちが待ってる」
未来がクラッチを繋ぎギアを入れ、アクセルを踏み込む。
西陽が木々の間から差し込んでいた。
夕暮れが近い。
田崎は拳を握った。
必ず、取り戻す。
碧とケイを。
三人の紋様を解いて、家に帰る。
明日、満月の夜に、すべてが決まる。
0
あなたにおすすめの小説
異世界に降り立った刀匠の孫─真打─
リゥル
ファンタジー
異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!
主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。
亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。
召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。
そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。
それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。
過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。
――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。
カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
神様やめたい ! 〜万バズから始まるJK三人組の異世界勘違い神話
タキ マサト
ファンタジー
実は普通の女子高生なのに、
古代日本そっくりな異世界で、神様として崇められています。
神様なんて、やってられない!!
夏休みが終わるまでに、四つの勾玉を集めて家に帰る!
——でも、神様じゃないとバレたら即、処刑……?
これは、三人の少女が神を利用して家に帰るまでの物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる