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第二章
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しおりを挟むリリーが講師達のお見送りに行ったので、自室にはノアとメリアだけになる。
閨授業での激しい官能の世界に魅了され、座っている椅子が蜜で溢れていたメリアにノアが近づく。
「今回は実技がなくて物足りなかったですか?」
「そ、そんなことないわ」
見透かしたような表情で聞いてくるノアに、思わず視線を逸らすが、椅子のシミは隠せない。
「こんなエロい格好して、たくさん濡らして、本当にメリアお嬢様は淫乱だ。恥ずかしくて椅子から立てなくなっちゃったこと、バレていないと思っていたんですか? 馬鹿ですね」
専属執事のひどい言いように、思わず泣きそうになるメリアは、言葉にならず、羞恥で口をパクパクと動かした。
そんなメリアを見て、親指と人差し指で、顎をくいっと持ちあげ、無理矢理視線を合わせようとするノア。
観念したメリアは、ようやっと口を開く。
「うっ、椅子を濡らしてごめんなさい……。それに今朝、貴方を専属執事として必要ないとも言ってしまったわ」
「では…これを上手く舐められたら、許して差し上げましょう」
メリアの顎を支えていたノアの親指が、唇を可愛がるように撫でると、そのまま口に人差し指が挿れられる。
「んぅ~!」
指を挿入されたメリアは驚いて声を出す。
「ほら、赦しを乞うように舐めてください」
メリアは観念し、恐る恐る、ノアの指を舐め始める。
次第に要領を得たら、どこか期待を含んだうるんだ瞳で、ぺろぺろ一生懸命舐め始めた。
指なのに、まるで、ノアの陰茎を舐めてるように破廉恥で、メリアは益々顔を赤らめる。
そんなメリアの口にもう一本中指を追加すると、愛撫をするようにかき回した。
「ふ、ぁ、」
メリアは、ノアとキスをした時のように、快感を拾い出し、とうとうよだれをもらした。
それを見てノアは指を抜く。せっかく気持ちよくなってきたのに、舐めるものがなくなり、物足りなくなる。
「メリアお嬢様、舌を出してください」
従順に舌を出すと、ノアの顔が近づいてきて、舌を絡め、舐められる。夢中で貪りキスをした。
お互い息が上がる頃には、ノアの首へしがみついて抱きつく形になっていた。
そんなメリアに堪らなく欲情するノアは、愛おしさの余り、大切そうに頭を撫でる。
ノアが抱き返すと、殆ど裸のような格好のメリアの素肌を感じた。
「偉いですよ。よく出来ましたね」
「あり、がとう」
「それでは、お困りだった蜜を、ぬぐってあげますね」
囁くように言ったかと思えば、メリアの足を開き、顔を秘部に近づける。
丁寧にゆっくりと、労るように蜜を舐めとる。
メリアは、ノアに罵られたと思ったら、優しく奉仕されて、心がぐらぐらと翻弄された。
「ひんっ、あぁあぁぁ……」
太ももや椅子のシミまで舐めていた舌が、じわりじわりと秘部の中央へ近づくと、メリアのよがり声が響く。
ノアの手が、メリアの紐のショーツをはぎ取ると、目を細め、改めてベビードール姿のメリアをじっと見る。
「……それにしてもいい眺めですね」
「や、そんなに、見ないで」
情欲でとろけているメリアは、今更ながらも、胸を隠す。
ノアは、我慢できないといった表情で、腕をメリアの背中にまわし、もう一方の手を膝裏に通すと、抱きかかえる。
「きゃあっ」
突如宙に浮いた事に驚き、咄嗟に胸を隠していた可愛い手を、ノアの首に回す。
密着する腕や、胸板が、意外にも逞しくて、つい胸がときめいてしまう。
お姫様抱っこで、運ばれた先は、勿論のことながら、メリアのベットだった。
メリアを丁寧にベッドへ下ろすと、ノアは性急にズボンを脱いだ。下着には、先走り汁が染みていて、陰茎が窮屈そうに主張している。
ノアも興奮してくれていることに喜びを覚えるが、同時に喜んでいる自分に驚いてしまった。
下着を脱ぐと、ぽろっと巨大な肉棒が現れる。先程の講師よりも大きい物を、まじまじと見た後、ポカンとしてしまう。だってとても大きいんだもの…。
「そんなに見ないでください」
「お、大きすぎて、吃驚して…」
少し照れたような顔を見せるノア。それでもこちらに近づいてくる姿を可愛らしく思い、腰に腕を回し、そのまま肉棒を頬張った。
「っ!」
メリアの大胆な行動に、ビクッと震えると、微かな声で唸る。
口の奥まで入れても、 全部収まりきらない大きさに、顎が外れそうになるが、気持ちよくなって欲しくて、ちろちろ舐めながら吸う。
口から溢れてる根元は、手で擦ると、ムクムクと口の中で益々硬くなって嬉しい。
美味しそうに頬張ってるメリアの頭を、ノアはまた撫でる。
「上手ですよ。先程指で練習した甲斐がありましたね」
メリアは咥えながら照れた笑顔を見せる。
すると突然メリアの口から陰茎を抜き、押し倒して、秘部に肉棒を擦り付ける。裏筋をメリアの手で支えさせるようにすると、素股を始めた。
「あぁぁあぁぁぁっ! これ、きもちっ!」
秘部の蕾や、蜜穴の入口が擦れて、淫らな声が漏れる。
経験したことの無い快感に、元々崩れていた自制心が、跡形もなく消失した。
「んぁっ、あっ! きもちいのぉぉ~!」
「私も、良いですよっ」
「よか、った…! んぅ…、ひゃあぁぁんっ」
愛液が絡んで、まるで挿入しているかのような感覚に、脳が甘美に麻痺する。もう快楽の事しか考えられない…っ
「おちんぽ、きもちっ! あん、あぁぁあぁぁんっ」
「そろそろ出しますよ」
ゆるゆると動かしていた素股のスピードが、一気に加速する。
「きゃあぁあぁぁぁっ!きゃんっ! っ、逝くの~!!逝っちゃうぅう!!!あぁあぁぁああぁぁん!!!」
「うっ…!」
ノアは、絶頂したメリアの顔に白濁とした液をかける。
目を瞑って受け止めると、ムワッとした男らしい匂いがする。
顔射されたメリアは、身も心もノアに支配されたような、汚された感覚にゾクゾクと、快感を覚えてしまった。
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