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第3部
第三章 初めての……。④
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カモメが飛びかう大空。
さざ波の音が聞こえるその場所で――。
「……むう。何か嫌な予感がする」
色鮮やかなアイスを片手に水色のワンピースを着たユーリィがぼそりと呟いた。
そこは、ラッセルの一角。海岸が一望できる高台に作られた公園。
常に潮風が漂い、周囲には多くの喫茶店が軒を連ねる憩いの場所だ。
そこでサーシャ、ユーリィ、オトハの三人はベンチに座って休憩していた。
「嫌な予感って、どうしたの?」
サーシャは自分のアイスを一口分食べた後、ユーリィに尋ねる。
彼女は白黒のチェック柄のドレスを纏っていた。
「アッシュとアリシアさんのこと。何か嫌な予感がする」
膨れっ面でユーリィが答える。
すると、ベンチの背にもたれかかっていたオトハが苦笑いをして、
「それは『娘』の直観か? お前は少し神経質すぎるぞ、エマリア」
どこか余裕さえ見せてそう語る。
ちなみに彼女だけは普段通りのレザースーツだ。
「……む」
ユーリィはジト目でオトハを睨みつけ、サーシャも訝しげな眼差しを彼女に向けた。
「けど、オトハさん。アリシアは美人ですよ。それに積極的だし。先生だって好意を寄せられた嬉しいだろうし……もしかしたら……」
と、言葉の途中で眉根を寄せるサーシャ。
しかし、オトハはサーシャの不安を吹き飛ばすように堂々と告げる。
「心配はいらないさ。確かに昨日よりも親しくはなるかもしれないが、男女の関係という意味では進展しない。これは間違いない」
「……どうしてそう言い切れるの?」
今度はユーリィが問う。
対し、オトハはわずかに眉をしかめた。
「……エマリア。お前がそれを問うのか? 知らない訳じゃないだろう」
「…………」
オトハの指摘に、ユーリィは沈黙で返した。
そんな二人の様子にサーシャが眉根を寄せる。
「あの、どういうことなんですか?」
そう尋ねるサーシャに、オトハは力なく嘆息した。
「なに。まあ、言ってしまえば、クラインの奴は良くも悪くも生真面目すぎる男だということだ。……忘れるにはまだ時間がかかる」
彼女がそう言った直後、ユーリィは視線を伏せた。
サーシャはますます眉根を寄せた。正直、その説明では分からない。
どうやら、アッシュと付き合いの長い二人の間だけで通じる話のようだ。
サーシャは少し不機嫌になった。
カリカリ、とアイスをコーンまで一気に食べて、
「どういう意味なんですか? 忘れるって……」
やや語気を強くして再度尋ねる。
しかし、オトハは小さな怒気など歯牙にもかけず、
「その話はクラインという人間の根本に関わることだ。簡単に又聞きできると思うなよ。ちなみに私がその話を聞いたのは知り合って二年後だった。エマリア、お前の方は?」
「……私は大体三年ぐらい。初めて《彼女》と会って……その時、聞いた」
そう答えるユーリィは肩を落としていた。
オトハは、よくアッシュがするようにポンと少女の頭を叩き、
「まあ、そう言うことだ、フラム。この話の詳細を知りたいのなら、クライン本人から聞くんだな。エイシスにもそう伝えておけ」
この話はここまでだ。オトハは口を閉じ、態度でそう示した。
サーシャとしては納得いかないのだが、どうもかなり重要な話のようだ。ここでしつこく尋ねても彼女達が話してくれるとは思えなかった。
(これは仕方がないか……)
サーシャは「分かりました」と答えてから、話題を変えることにした。
「けど、ユーリィちゃんって、本当にオニキスに気に入られているんだね」
すると、ユーリィは眉をしかめながら、サーシャを睨み、
「その話はやめて。寒気がする」
底冷えするような声でそう告げた。
握りしめているアイスのコーンもぴきっと軋む。
それぐらいエドワードのことを嫌っているのだろう。
「まあ、オニキスの奴はなあ……。あいつの態度は私の目から見ても軽すぎる。あれではクラインが嫌うのも無理もない」
オトハが腕を組み、しみじみと言う。
「あはは、オニキス軽いですもんね。それにしても『自分より強い』っていうのが条件なんて……先生ってユーリィちゃんをお嫁さんに出す気はないみたいですし」
「それは当然。自分の嫁を嫁に出す人はいない」
と、さりげなくユーリィが自分の将来を主張する。
しかし、オトハはやれやれとかぶりを振り、
「いや、多分あいつ本気だぞ。クラインの奴は本気で『自分より強い』ことを、エマリアを託す絶対条件にしている」
「「……え?」」
声を揃えてポカンとする少女達。オトハはう~んと呻き、
「まぁいずれオニキスの奴も気付くだろうな。もしくはクラインから切り出すか」
「……どういうこと? オトハさん?」
と言って首を傾げるユーリィに、オトハは優しげに微笑んだ。
「お前は心底クラインに愛されているってことさ。ふふ、少し羨ましいぞ」
そう呟くなり、彼女はポンとユーリィの頭に手を置いた。
ユーリィは眉をしかめて、ただ首を傾げるだけだった。
「さて。休憩もそろそろいいだろう。次はどこに行く?」
そう告げてオトハは立ち上がった。
残ったアイスを平らげたユーリィも席を立ち、サーシャも続いた。
「そうですね。お土産でも欲しいかな」
「うん。大通りに行こう。もしかしたらアッシュ達もいるかもしれない」
「なら、決まりだな。さっきはああ言ったが、やはり私も二人のことは気になる」
と、素直な心情を吐露するオトハ。
サーシャは一度大きく伸びをしてから笑った。
「あはは、やっぱりオトハさんも気になるんですね」
「……当然だ。なにせ、クラインの奴は自覚なしで女を落とすからな。まったく」
頬に手を当て、溜息をつくオトハ。まるで夫の浮気性に悩む妻のような仕種だ。
「そうですね……はあ」
「それはもうアッシュの悪癖」
ほとんど同じ仕種をする少女達も、深々と溜息をついた。
そんな三人は不意に互いの顔を見合わせて……ふっと笑う。
「やれやれ、私達も厄介な男に惚れたものだ」
「あはは、そうですね」
「私の場合はもう運命だったとしか言いようがない」
と、言葉とは裏腹に、楽しげな表情で談笑する。
そして彼女達は公園を後にしたのだった。
かくしてアッシュ達、サーシャ達と続いて、残るは二人の少年達の動向のみとなったのだが、彼らについては割愛させて頂く。語るにはあまりにも悲惨すぎる情景だという理由もあるが、何よりも今は――……。
――カチャリ、と。
音を立て、そのコーヒーカップはソーサーの上に置かれた。
「……これは驚きましたねぇ」
そこは、公園の軒に居を構える喫茶店の一つ。
公園を見渡せる屋外のテーブル席に座っていたその小柄な男は、腕を組んで呻いた。
「こんなにも早く彼女の元気そうな姿を確認できたのは僥倖でしたが、一緒にいるあの女性は……タチバナさんですよね?」
「ええ。間違いなく《天架麗人》です」
男の前に座る赤い眼鏡をかけた女性がそう答える。
彼女の声はどこか緊張していた。
「何故、《七星》の一人がこの国に――いえ、そう言えば、彼女はクラインさんの恋人だという噂がありましたね」
あごに手を当て呟く男に、女性は答える。
「正確に言えば、《蒼天公女》も加えて三角関係だと噂されていました。ただ、事実かどうかは分かりませんが……」
「なるほど。まあ、噂の真偽はどうでもいいでしょう。恋人と噂されるほど親しいのは確かでしょうし、彼女がクラインさんの所に訪れていても不思議ではありませんか」
「そうですね。しかし、いかがなされますか? 流石に《七星》が二人というのは想定外なのですが……」
と、不安げな顔をして尋ねる女性に対し、男はふふっと笑う。
「別に構いませんよ。今回は本当にご挨拶だけする予定です。争いに来た訳ではありませんし。しかし……」
男は糸のような目をすうと細めて、立ち去る三人の姿を見やる。
いや、正確には銀色の髪を持つ少女の姿を、だ。
「あの少女――見たところハーフのようですね」
言われ、女性も少女の後ろ姿を見やる。
「そのようですね。珍しい。ハーフは各大陸でもそんなに多くはないのですが」
しかし、それがどうかしましたか、と続ける女性。
すると、男は一度コーヒーに口をつけ、
「いえ、少々エリーズ国の伯爵閣下のお話を思い出しまして」
「伯爵? あのお得意様のサザン伯爵閣下ですか?」
「ええ、そうです。あの時は在庫が無いということでお詫びしたのですが……」
カチャリ、と再びカップをソーサーに置く。黒い液体に波紋が広がった。
そして眉根を寄せる女性をよそに、男はくつくつと笑い、
「これはいけませんねえ。少しばかり仕事の意欲が湧いてきました」
やはり自分は重度のワーカーホリックらしい。
そう思いつつ、その男――ボルドは再び笑った。
さざ波の音が聞こえるその場所で――。
「……むう。何か嫌な予感がする」
色鮮やかなアイスを片手に水色のワンピースを着たユーリィがぼそりと呟いた。
そこは、ラッセルの一角。海岸が一望できる高台に作られた公園。
常に潮風が漂い、周囲には多くの喫茶店が軒を連ねる憩いの場所だ。
そこでサーシャ、ユーリィ、オトハの三人はベンチに座って休憩していた。
「嫌な予感って、どうしたの?」
サーシャは自分のアイスを一口分食べた後、ユーリィに尋ねる。
彼女は白黒のチェック柄のドレスを纏っていた。
「アッシュとアリシアさんのこと。何か嫌な予感がする」
膨れっ面でユーリィが答える。
すると、ベンチの背にもたれかかっていたオトハが苦笑いをして、
「それは『娘』の直観か? お前は少し神経質すぎるぞ、エマリア」
どこか余裕さえ見せてそう語る。
ちなみに彼女だけは普段通りのレザースーツだ。
「……む」
ユーリィはジト目でオトハを睨みつけ、サーシャも訝しげな眼差しを彼女に向けた。
「けど、オトハさん。アリシアは美人ですよ。それに積極的だし。先生だって好意を寄せられた嬉しいだろうし……もしかしたら……」
と、言葉の途中で眉根を寄せるサーシャ。
しかし、オトハはサーシャの不安を吹き飛ばすように堂々と告げる。
「心配はいらないさ。確かに昨日よりも親しくはなるかもしれないが、男女の関係という意味では進展しない。これは間違いない」
「……どうしてそう言い切れるの?」
今度はユーリィが問う。
対し、オトハはわずかに眉をしかめた。
「……エマリア。お前がそれを問うのか? 知らない訳じゃないだろう」
「…………」
オトハの指摘に、ユーリィは沈黙で返した。
そんな二人の様子にサーシャが眉根を寄せる。
「あの、どういうことなんですか?」
そう尋ねるサーシャに、オトハは力なく嘆息した。
「なに。まあ、言ってしまえば、クラインの奴は良くも悪くも生真面目すぎる男だということだ。……忘れるにはまだ時間がかかる」
彼女がそう言った直後、ユーリィは視線を伏せた。
サーシャはますます眉根を寄せた。正直、その説明では分からない。
どうやら、アッシュと付き合いの長い二人の間だけで通じる話のようだ。
サーシャは少し不機嫌になった。
カリカリ、とアイスをコーンまで一気に食べて、
「どういう意味なんですか? 忘れるって……」
やや語気を強くして再度尋ねる。
しかし、オトハは小さな怒気など歯牙にもかけず、
「その話はクラインという人間の根本に関わることだ。簡単に又聞きできると思うなよ。ちなみに私がその話を聞いたのは知り合って二年後だった。エマリア、お前の方は?」
「……私は大体三年ぐらい。初めて《彼女》と会って……その時、聞いた」
そう答えるユーリィは肩を落としていた。
オトハは、よくアッシュがするようにポンと少女の頭を叩き、
「まあ、そう言うことだ、フラム。この話の詳細を知りたいのなら、クライン本人から聞くんだな。エイシスにもそう伝えておけ」
この話はここまでだ。オトハは口を閉じ、態度でそう示した。
サーシャとしては納得いかないのだが、どうもかなり重要な話のようだ。ここでしつこく尋ねても彼女達が話してくれるとは思えなかった。
(これは仕方がないか……)
サーシャは「分かりました」と答えてから、話題を変えることにした。
「けど、ユーリィちゃんって、本当にオニキスに気に入られているんだね」
すると、ユーリィは眉をしかめながら、サーシャを睨み、
「その話はやめて。寒気がする」
底冷えするような声でそう告げた。
握りしめているアイスのコーンもぴきっと軋む。
それぐらいエドワードのことを嫌っているのだろう。
「まあ、オニキスの奴はなあ……。あいつの態度は私の目から見ても軽すぎる。あれではクラインが嫌うのも無理もない」
オトハが腕を組み、しみじみと言う。
「あはは、オニキス軽いですもんね。それにしても『自分より強い』っていうのが条件なんて……先生ってユーリィちゃんをお嫁さんに出す気はないみたいですし」
「それは当然。自分の嫁を嫁に出す人はいない」
と、さりげなくユーリィが自分の将来を主張する。
しかし、オトハはやれやれとかぶりを振り、
「いや、多分あいつ本気だぞ。クラインの奴は本気で『自分より強い』ことを、エマリアを託す絶対条件にしている」
「「……え?」」
声を揃えてポカンとする少女達。オトハはう~んと呻き、
「まぁいずれオニキスの奴も気付くだろうな。もしくはクラインから切り出すか」
「……どういうこと? オトハさん?」
と言って首を傾げるユーリィに、オトハは優しげに微笑んだ。
「お前は心底クラインに愛されているってことさ。ふふ、少し羨ましいぞ」
そう呟くなり、彼女はポンとユーリィの頭に手を置いた。
ユーリィは眉をしかめて、ただ首を傾げるだけだった。
「さて。休憩もそろそろいいだろう。次はどこに行く?」
そう告げてオトハは立ち上がった。
残ったアイスを平らげたユーリィも席を立ち、サーシャも続いた。
「そうですね。お土産でも欲しいかな」
「うん。大通りに行こう。もしかしたらアッシュ達もいるかもしれない」
「なら、決まりだな。さっきはああ言ったが、やはり私も二人のことは気になる」
と、素直な心情を吐露するオトハ。
サーシャは一度大きく伸びをしてから笑った。
「あはは、やっぱりオトハさんも気になるんですね」
「……当然だ。なにせ、クラインの奴は自覚なしで女を落とすからな。まったく」
頬に手を当て、溜息をつくオトハ。まるで夫の浮気性に悩む妻のような仕種だ。
「そうですね……はあ」
「それはもうアッシュの悪癖」
ほとんど同じ仕種をする少女達も、深々と溜息をついた。
そんな三人は不意に互いの顔を見合わせて……ふっと笑う。
「やれやれ、私達も厄介な男に惚れたものだ」
「あはは、そうですね」
「私の場合はもう運命だったとしか言いようがない」
と、言葉とは裏腹に、楽しげな表情で談笑する。
そして彼女達は公園を後にしたのだった。
かくしてアッシュ達、サーシャ達と続いて、残るは二人の少年達の動向のみとなったのだが、彼らについては割愛させて頂く。語るにはあまりにも悲惨すぎる情景だという理由もあるが、何よりも今は――……。
――カチャリ、と。
音を立て、そのコーヒーカップはソーサーの上に置かれた。
「……これは驚きましたねぇ」
そこは、公園の軒に居を構える喫茶店の一つ。
公園を見渡せる屋外のテーブル席に座っていたその小柄な男は、腕を組んで呻いた。
「こんなにも早く彼女の元気そうな姿を確認できたのは僥倖でしたが、一緒にいるあの女性は……タチバナさんですよね?」
「ええ。間違いなく《天架麗人》です」
男の前に座る赤い眼鏡をかけた女性がそう答える。
彼女の声はどこか緊張していた。
「何故、《七星》の一人がこの国に――いえ、そう言えば、彼女はクラインさんの恋人だという噂がありましたね」
あごに手を当て呟く男に、女性は答える。
「正確に言えば、《蒼天公女》も加えて三角関係だと噂されていました。ただ、事実かどうかは分かりませんが……」
「なるほど。まあ、噂の真偽はどうでもいいでしょう。恋人と噂されるほど親しいのは確かでしょうし、彼女がクラインさんの所に訪れていても不思議ではありませんか」
「そうですね。しかし、いかがなされますか? 流石に《七星》が二人というのは想定外なのですが……」
と、不安げな顔をして尋ねる女性に対し、男はふふっと笑う。
「別に構いませんよ。今回は本当にご挨拶だけする予定です。争いに来た訳ではありませんし。しかし……」
男は糸のような目をすうと細めて、立ち去る三人の姿を見やる。
いや、正確には銀色の髪を持つ少女の姿を、だ。
「あの少女――見たところハーフのようですね」
言われ、女性も少女の後ろ姿を見やる。
「そのようですね。珍しい。ハーフは各大陸でもそんなに多くはないのですが」
しかし、それがどうかしましたか、と続ける女性。
すると、男は一度コーヒーに口をつけ、
「いえ、少々エリーズ国の伯爵閣下のお話を思い出しまして」
「伯爵? あのお得意様のサザン伯爵閣下ですか?」
「ええ、そうです。あの時は在庫が無いということでお詫びしたのですが……」
カチャリ、と再びカップをソーサーに置く。黒い液体に波紋が広がった。
そして眉根を寄せる女性をよそに、男はくつくつと笑い、
「これはいけませんねえ。少しばかり仕事の意欲が湧いてきました」
やはり自分は重度のワーカーホリックらしい。
そう思いつつ、その男――ボルドは再び笑った。
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