97 / 499
第3部
第八章 妖しの《星》②
しおりを挟む
『……あなたと直接お会いするのは初めてですね。《天架麗人》』
真紅の機体・《羅刹》が振り返り、カテリーナがそう告げた。
『ああ、そうだな。だが、お前の噂はよく聞くぞ。ボルド=グレッグの懐刀』
と呟くように返して、紫紺の鎧機兵・《鬼刃》が刀を下段に構えた。
同時にオトハは右目の眼帯を取り外す。その下にあるのは銀色の瞳。「銀嶺の瞳」と呼ばれる不可視の恒力を見ることのできる特殊な瞳だ。
久しぶりに両目となったオトハは、ちらりと地面に横たわる教え子達の機体に視線を向けて声をかける。
『……オニキス、ハルト。動けるか?』
すると、両機はギギギと四肢をわずかに動かして、
『む、無理っす。仰向けになってるせいで胸部装甲さえ開かないっす』
『右に同じくです。申し訳ありません。教官』
と、少年達が呻くように答えてくる。オトハは嘆息してから、今度はアリシアとユーリィが乗る《ユニコス》の方へ視線を向けた。
『エイシス。この女の相手は私がする。お前はハルトとオニキスを救出して離れていろ』
淡々とした口調で指示を出す。
『オ、オトハさん……』
アリシアは一瞬自分も加勢しようかと考えたが、すぐに思い直す。
敵との実力差は明白だ。自分が加勢しても足手まといにしかならないだろう。
《ユニコス》は《羅刹》を警戒しながら、二機へと近付いていく。
『ほら、あなた達。今立たせるから……』
『悪りい。エイシス。助かる』
『すまん。くそ、ほとんど役に立てなかったな……』
と、肩を落としたような口調で謝る二人に、アリシアはかぶりを振った。
『ううん。私の判断ミスよ。甘く見過ぎてた。挑発すべきじゃなかったわ』
『……判断ミスなら私もそう。正直、予想以上に強かった』
と、ユーリィが呟く。
本音を言えば、三機がかりなら何とかなるかもと甘く見ていたのだ。
そんな教え子達を、オトハは鋭く叱責する。
『おしゃべりは後だ、お前達。敵の前だぞ』
アリシアはハッとするなり、慌てて二人の少年の救出にかかる。
二機の鎧機兵を順番に立たせ、胸部装甲を開けるようにした。エドワード達はそれぞれの機体から脱出する。そして木々の間に向かって走り出した。
「姐さん! やっちゃってください!」
「教官! ご武運を!」
一瞬だけ振り向き、エドワードとロックは声援を送る。アリシアとユーリィが乗る《ユニコス》も生身の少年達を守るように移動しながら木々の後ろに退避した。
それを見届けて、オトハは完全に意識を敵のみに集中させる。
『……何故、あいつらが撤退するのを待った?』
『ふふ、あの子達を殺すのはボルド様の意志に反します。何よりあなたが怖いですから』
と、告げるカテリーナ。しかし、その口調には恐怖ではない感情が宿っていた。
その感情の名をあえて挙げるならば――歓喜か。
『知っていますか《天架麗人》。これは以前、ボルド様からお聞きした話なのですが、「強者」という人種は大体二種類に分かれるそうですよ』
『……ほう。興味深そうな話だな』
そう返しながら、オトハの乗る《鬼刃》はわずかに間合いを詰めた。
互いの距離はおよそ六セージルか。
カテリーナは、《鬼刃》の動きに気付きつつも会話を続ける。
『一つは、自分より弱い者を圧倒的な力で踏みにじって快楽を得るタイプ。まあ、恥ずかしながら我が社に多いタイプですわね』
うちの者達は血の気が多くて困ります、と頬に手を当て呟くカテリーナ。
『そしてもう一つなのですが、自分より強い者に挑んで高揚を得るタイプだそうです。ふふ、どうやら私は後者のようですね。少し高揚しています』
言って、カテリーナは笑みを深めた。
オトハは眉をしかめて舌打ちする。
少しばかり理解できるところが実に腹立たしい。
『……ふん。中々のご高説だが、そろそろおしゃべりにも飽きたな』
『ええ、そうですね。恋愛話ならばともかく女同士でする話ではありませんね』
いたずらっぽい口調で語るカテリーナ。
しかし、その眼差しはこの上なく鋭かった。
『では――参ります!』
そう宣言するなり、カテリーナの愛機・《羅刹》は動いた。
ロックの機体を襲った閃光の、数倍の規模の銀閃が繰り出される!
だが、それらの刺突はことごとく空を切った。
刺突の射線上には、すでに《鬼刃》はいなかったからだ。
『――遅い。私の《鬼刃》は《七星》最速だぞ。遠距離攻撃が容易く当たると思うなよ』
『ッ!』
カテリーナが目を見開く。その声を真後ろから聞こえてきたのだ。
しかし、瞬きをする間に動揺は消え失せる。
即座に機体を反転させ、振り向きざま斬撃を放つ。
――ギインッ!
甲高い音が鳴った。《鬼刃》が刀で横一文字を受け止めたのである。
ギリギリ、とつば迫り合いをする《鬼刃》と《羅刹》。
カテリーナがふっと笑う。
『凄いですね。今のが噂に聞く高速移動――《天架》ですか?』
《黄道法》の構築系闘技――《天架》。
宙空や地面に恒力のレールを構築し、その上を滑走する高速移動の闘技。オトハの二つ名の由来ともなった得意技だ。
『ああ、その通りだ。しかし、お前も面白い闘技を使う……』
そう告げて、オトハは敵機のレイピアを見据えた。
その剣は細みの刀身でありながら、鋼鉄さえ切り裂く《鬼刃》の持つ刀「崋山」と互角にせめぎ合っている――ように見えるが、そうではない。
よく見れば「崋山」の刀身はレイピアと触れ合っていない。宙空で止まっているのだ。他者が見れば、きっと奇術か魔術のように思うだろう。
しかし、オトハの「銀嶺の瞳」はその実態を正しく捉えていた。
『……刀身から常に恒力を噴き出して見えない刃にしているのか。実質的には細剣ではなく、不可視の大剣といったところか』
オトハの洞察にカテリーナは苦笑を浮かべた。
『あらあら。あっさりと見抜いてくれますね。初見だと、大抵の方が間合いを掴めず困惑してくれるのですが……』
不可視の刃を刀身に纏い、または切っ先から撃ち出す。
《黄道法》の放出系闘技――《無光刃》と呼ばれる技だった。
対し、オトハは鼻を鳴らして笑う。
『ふん。私の右目は物こそ見えないが、恒力だけは見えるんでな。はっきり言って不可視の刃も意味はないぞ』
『有名な「銀嶺の瞳」ですか? 何とも才能豊かでうらやましいですこと!』
そう吐き捨て、《羅刹》は間合いを外した。
《鬼刃》の恒力値は三万七千ジン。つば迫り合いなどいつまでもしていられない。
そして体勢を立て直すなり、今度は無数の斬撃を繰り出す!
『ふん。私相手に斬り合いを望むか!』
オトハは不敵な笑みを浮かべ、《鬼刃》が主の意志に応える。
紫紺の鎧機兵は《羅刹》が放った斬撃と同数の斬撃を繰り出した。
そして、息を呑むような剣戟が始まった。
袈裟斬り。横一文字。刺突。
無数の煌めきの中、絶え間なく金属音が鳴り響いた。
互いに一歩も引かず、ただ剣と刀だけをぶつけ合う。まるで根比べのようだ。
『中々やるな! カテリーナ=ハリス!』
『ええ、あなたも中々……と言いたい所ですが、化け物ですね! あなたは!』
互角に見える剣戟も、徐々に差が開きつつあった。
このままでは敗北は必至。しかし、カテリーナは笑みを崩さない。
何の問題などない。自分がここで《天架麗人》を足止めすれば、その分、彼女の愛しい人は存分に《双金葬守》と遊ぶことが出来る。
(だから、あなたにはもう少し付き合ってもらいます!)
カテリーナの無言の気迫に応え、《羅刹》は渾身の剣戟を放った。
ギイィン、と一際高い音を奏でて《鬼刃》の刀がわずかに弾かれた。
その一瞬の隙に《羅刹》は再び間合いを取り直す。
オトハはクッと舌打ちし、カテリーナは笑う。
『ふふっ、どうしました? 折角の勝機を逃しましたよ』
カテリーナは挑発する。別に勝てなくてもいい。自分の限界を見極め、喰らいついていけばいいのだ。それだけで彼の遊び時間は増えていくのだから。
『まだまだこれからですよ。存分に戯れましょうか。《天架麗人》』
そう言って、再び間合いを詰める《羅刹》。
――ただ、愛する男のために。それが彼女の「欲望」。
そのためだけに、カテリーナ=ハリスは剣を振るうのだった。
真紅の機体・《羅刹》が振り返り、カテリーナがそう告げた。
『ああ、そうだな。だが、お前の噂はよく聞くぞ。ボルド=グレッグの懐刀』
と呟くように返して、紫紺の鎧機兵・《鬼刃》が刀を下段に構えた。
同時にオトハは右目の眼帯を取り外す。その下にあるのは銀色の瞳。「銀嶺の瞳」と呼ばれる不可視の恒力を見ることのできる特殊な瞳だ。
久しぶりに両目となったオトハは、ちらりと地面に横たわる教え子達の機体に視線を向けて声をかける。
『……オニキス、ハルト。動けるか?』
すると、両機はギギギと四肢をわずかに動かして、
『む、無理っす。仰向けになってるせいで胸部装甲さえ開かないっす』
『右に同じくです。申し訳ありません。教官』
と、少年達が呻くように答えてくる。オトハは嘆息してから、今度はアリシアとユーリィが乗る《ユニコス》の方へ視線を向けた。
『エイシス。この女の相手は私がする。お前はハルトとオニキスを救出して離れていろ』
淡々とした口調で指示を出す。
『オ、オトハさん……』
アリシアは一瞬自分も加勢しようかと考えたが、すぐに思い直す。
敵との実力差は明白だ。自分が加勢しても足手まといにしかならないだろう。
《ユニコス》は《羅刹》を警戒しながら、二機へと近付いていく。
『ほら、あなた達。今立たせるから……』
『悪りい。エイシス。助かる』
『すまん。くそ、ほとんど役に立てなかったな……』
と、肩を落としたような口調で謝る二人に、アリシアはかぶりを振った。
『ううん。私の判断ミスよ。甘く見過ぎてた。挑発すべきじゃなかったわ』
『……判断ミスなら私もそう。正直、予想以上に強かった』
と、ユーリィが呟く。
本音を言えば、三機がかりなら何とかなるかもと甘く見ていたのだ。
そんな教え子達を、オトハは鋭く叱責する。
『おしゃべりは後だ、お前達。敵の前だぞ』
アリシアはハッとするなり、慌てて二人の少年の救出にかかる。
二機の鎧機兵を順番に立たせ、胸部装甲を開けるようにした。エドワード達はそれぞれの機体から脱出する。そして木々の間に向かって走り出した。
「姐さん! やっちゃってください!」
「教官! ご武運を!」
一瞬だけ振り向き、エドワードとロックは声援を送る。アリシアとユーリィが乗る《ユニコス》も生身の少年達を守るように移動しながら木々の後ろに退避した。
それを見届けて、オトハは完全に意識を敵のみに集中させる。
『……何故、あいつらが撤退するのを待った?』
『ふふ、あの子達を殺すのはボルド様の意志に反します。何よりあなたが怖いですから』
と、告げるカテリーナ。しかし、その口調には恐怖ではない感情が宿っていた。
その感情の名をあえて挙げるならば――歓喜か。
『知っていますか《天架麗人》。これは以前、ボルド様からお聞きした話なのですが、「強者」という人種は大体二種類に分かれるそうですよ』
『……ほう。興味深そうな話だな』
そう返しながら、オトハの乗る《鬼刃》はわずかに間合いを詰めた。
互いの距離はおよそ六セージルか。
カテリーナは、《鬼刃》の動きに気付きつつも会話を続ける。
『一つは、自分より弱い者を圧倒的な力で踏みにじって快楽を得るタイプ。まあ、恥ずかしながら我が社に多いタイプですわね』
うちの者達は血の気が多くて困ります、と頬に手を当て呟くカテリーナ。
『そしてもう一つなのですが、自分より強い者に挑んで高揚を得るタイプだそうです。ふふ、どうやら私は後者のようですね。少し高揚しています』
言って、カテリーナは笑みを深めた。
オトハは眉をしかめて舌打ちする。
少しばかり理解できるところが実に腹立たしい。
『……ふん。中々のご高説だが、そろそろおしゃべりにも飽きたな』
『ええ、そうですね。恋愛話ならばともかく女同士でする話ではありませんね』
いたずらっぽい口調で語るカテリーナ。
しかし、その眼差しはこの上なく鋭かった。
『では――参ります!』
そう宣言するなり、カテリーナの愛機・《羅刹》は動いた。
ロックの機体を襲った閃光の、数倍の規模の銀閃が繰り出される!
だが、それらの刺突はことごとく空を切った。
刺突の射線上には、すでに《鬼刃》はいなかったからだ。
『――遅い。私の《鬼刃》は《七星》最速だぞ。遠距離攻撃が容易く当たると思うなよ』
『ッ!』
カテリーナが目を見開く。その声を真後ろから聞こえてきたのだ。
しかし、瞬きをする間に動揺は消え失せる。
即座に機体を反転させ、振り向きざま斬撃を放つ。
――ギインッ!
甲高い音が鳴った。《鬼刃》が刀で横一文字を受け止めたのである。
ギリギリ、とつば迫り合いをする《鬼刃》と《羅刹》。
カテリーナがふっと笑う。
『凄いですね。今のが噂に聞く高速移動――《天架》ですか?』
《黄道法》の構築系闘技――《天架》。
宙空や地面に恒力のレールを構築し、その上を滑走する高速移動の闘技。オトハの二つ名の由来ともなった得意技だ。
『ああ、その通りだ。しかし、お前も面白い闘技を使う……』
そう告げて、オトハは敵機のレイピアを見据えた。
その剣は細みの刀身でありながら、鋼鉄さえ切り裂く《鬼刃》の持つ刀「崋山」と互角にせめぎ合っている――ように見えるが、そうではない。
よく見れば「崋山」の刀身はレイピアと触れ合っていない。宙空で止まっているのだ。他者が見れば、きっと奇術か魔術のように思うだろう。
しかし、オトハの「銀嶺の瞳」はその実態を正しく捉えていた。
『……刀身から常に恒力を噴き出して見えない刃にしているのか。実質的には細剣ではなく、不可視の大剣といったところか』
オトハの洞察にカテリーナは苦笑を浮かべた。
『あらあら。あっさりと見抜いてくれますね。初見だと、大抵の方が間合いを掴めず困惑してくれるのですが……』
不可視の刃を刀身に纏い、または切っ先から撃ち出す。
《黄道法》の放出系闘技――《無光刃》と呼ばれる技だった。
対し、オトハは鼻を鳴らして笑う。
『ふん。私の右目は物こそ見えないが、恒力だけは見えるんでな。はっきり言って不可視の刃も意味はないぞ』
『有名な「銀嶺の瞳」ですか? 何とも才能豊かでうらやましいですこと!』
そう吐き捨て、《羅刹》は間合いを外した。
《鬼刃》の恒力値は三万七千ジン。つば迫り合いなどいつまでもしていられない。
そして体勢を立て直すなり、今度は無数の斬撃を繰り出す!
『ふん。私相手に斬り合いを望むか!』
オトハは不敵な笑みを浮かべ、《鬼刃》が主の意志に応える。
紫紺の鎧機兵は《羅刹》が放った斬撃と同数の斬撃を繰り出した。
そして、息を呑むような剣戟が始まった。
袈裟斬り。横一文字。刺突。
無数の煌めきの中、絶え間なく金属音が鳴り響いた。
互いに一歩も引かず、ただ剣と刀だけをぶつけ合う。まるで根比べのようだ。
『中々やるな! カテリーナ=ハリス!』
『ええ、あなたも中々……と言いたい所ですが、化け物ですね! あなたは!』
互角に見える剣戟も、徐々に差が開きつつあった。
このままでは敗北は必至。しかし、カテリーナは笑みを崩さない。
何の問題などない。自分がここで《天架麗人》を足止めすれば、その分、彼女の愛しい人は存分に《双金葬守》と遊ぶことが出来る。
(だから、あなたにはもう少し付き合ってもらいます!)
カテリーナの無言の気迫に応え、《羅刹》は渾身の剣戟を放った。
ギイィン、と一際高い音を奏でて《鬼刃》の刀がわずかに弾かれた。
その一瞬の隙に《羅刹》は再び間合いを取り直す。
オトハはクッと舌打ちし、カテリーナは笑う。
『ふふっ、どうしました? 折角の勝機を逃しましたよ』
カテリーナは挑発する。別に勝てなくてもいい。自分の限界を見極め、喰らいついていけばいいのだ。それだけで彼の遊び時間は増えていくのだから。
『まだまだこれからですよ。存分に戯れましょうか。《天架麗人》』
そう言って、再び間合いを詰める《羅刹》。
――ただ、愛する男のために。それが彼女の「欲望」。
そのためだけに、カテリーナ=ハリスは剣を振るうのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる