クライン工房へようこそ!【第15部まで公開】

雨宮ソウスケ

文字の大きさ
187 / 499
第6部

第七章 求めるモノは……。①

しおりを挟む
 わずかな照明が注ぐ薄暗い部屋の中。
 ズキンッと響く足の痛みで、オトハは目を覚ました。


(……ここは?)


 うっすらと瞼を開けて周囲を見渡す。
 そこは、窓のない広い石造りの部屋だった。
 周囲には幾つかの木箱と机と椅子。部屋の端には天井へと続く石段がある。
 どうやら、この部屋はどこかの地下室のようだ。

 続けてオトハは自分の姿に目をやった。
 彼女は今、両手に手枷をはめられ、天井から鎖で吊るされている状態だった。
 高さは両膝をつく程度の位置。さらに見れば右足に包帯が巻かれていた。恐らく『奴ら』が失血死させないために止血したのだろう。身につけていた赤いサーコートはないが、それ以外には特に衣服に乱れはない。少しホッとした。しかし、毒の効果が残っているのか、身体にはほとんど力が入らず完全に捕えられた状況だ。
 オトハは、険しい顔つきで眉根を寄せる。


(……これは、まずいな)


 正直なところ、怖ろしく危険な状況だった。
 彼女の傭兵人生の中でも一、二を争う危機である。


(完全にしてやられた。まさか狙いがフラムではなく私だったとは……)


 今回の脱獄事件を仕組んだ黒幕は、ゴードン=ジラールでなくても、恐らくはアンディ=ジラールの関係者だと、オトハも騎士団も思い込んでいた。
 あくまで狙いは、サーシャだと考えていたのだ。
 それが、まさかこんな裏があろうとは……。


(《ディノ=バロウス教団》か)


 何かとタチバナ家を狙ってくる狂信者達。
 一体、奴らの目的は何なのか――。


(いや、それよりも今は)


 オトハはわずかに身じろぎした。


(どうにかして脱出しなければ洒落にもならん)


 ――ガシャガシャ、と。
 腕を動かしてみるが、手枷が外れそうな様子はなかった。
 少なくとも今の体調に加え、この体勢では独力での脱出は不可能か。


(……くそ。これは状況が変わるのを待つしかないか)


 オトハの胸にわずかな焦燥が宿る。
 十代の頃にした大失態。危うく山賊に手籠にされかけた危機。
 トラウマでもあるあの光景が、嫌でも脳裏によぎる。
 オトハは、グッと唇を噛んだ。
 未だ自分が生きているということは何かしらの尋問があるのだろう。そしてオトハは女性だ。かなりの高確率で、あの時と同じようなことをされるに違いない。
 それは、当然ながら強い嫌悪を感じる。


(……クライン)


 思わず相棒であり、想い人である青年の名を思い浮かべる。
 しかし、あの時は偶然助けてくれた彼も、今回ばかりは当てには出来ない。
 そもそも、オトハが攫われたことにさえ気付いていないはず。
 今回の事件の裏であの《教団》が動いているなど気付けと言う方が無理だった。
 騎士団も同様だ。外部からの救出は期待できない。
 オトハは小さく息を吐き、覚悟を決めた。


(独力でどうにかするしかない。まずは体調を回復させないと)


 そしてオトハが自分の身体を再確認しようとした時だった。
 ――ガタンッ、と。
 不意に天井のドアが開いた。
 そして、ぞろぞろと三人の男が石段を降りてくる。
 全員が三十代~四十代。
 先頭に白髪の目立つ栗色の髪の男。その脇に、小太刀を携えた筋肉質な男と、トランクケースを持った不気味さが際立つ猫背の男だ。
 男達はおもむろにオトハの前で立ち止まると皮肉気に笑った。


「お目覚めのようだな。タチバナの姫君よ」


 そう告げたのは、栗色の髪の男――ハン=ギシンだ。
 オトハは雰囲気から彼がリーダー格だと見抜き、睨みつける。


「ふん。最悪の目覚めだ。貴様らは女のエスコートの仕方も知らんのか」

「それはすまない」


 ハンは肩をすくめた。


「しかし、女獅子の捕え方ならこんなものだろう」

「……獣扱いとは随分と酷い評価だ」


 オトハは、不本意そうに吐き捨てる。
 すると、猫背の男が「クヒヒ」と笑い出した。


「安心しろ《天架麗人》。クヒヒ。少なくとも私はお前を『女』として見ているよ」

「…………」


 そんなことを告げる男を、オトハは睨みつける。
 こういう下卑た男の反応は、今までもよく見て来た。何回見ても苛立ちを抱く。


「クヒヒ。楽しみだ。本当に楽しみだ。噂に名高いかの《黒蛇》の美姫。一体どんな顔をして鳴くのか……」


 そう独白して、ますます下卑た笑みを浮かべる猫背の男。
 オトハは、内心で鳥肌が立った。
 身体が自由ならば、即座に殴り飛ばす類の男だ。


「……まあ、そう焦るな。ダイモン」


 ハンがそう言って猫背の男を制した。
 ダイモンと言うのは、猫背の男の名前だった。


「お前の趣味をとやかく言うつもりはないが、まず一度ぐらいは聞くのもいいだろう。何事も手間がない方がいい」


 と、宣言し、ハンは両膝をつくオトハを見据えた。
 そしてハンは彼らの目的を語り始める。


「《天架麗人》。我々がお前を攫った理由は他でもない。お前が所有する我らが秘宝を奪還するためだ」

「……秘宝だと?」


 その台詞に、オトハは眉をひそめた。


「何の話だ? 私は宝など持っていないぞ」


 心当たりが本当になかったので率直に言う。と、ハンは鼻を鳴らした。


「ふん。ならばはっきり言おう。我々の求めるモノは《悪竜の尾》だ」

「……《悪竜の、尾》?」


 そこでオトハはハッとする。一つだけ思い当たったのだ。


「ま、まさか、お前達の言う秘宝とは『屠竜』のことなのか!」


 タチバナ家に代々伝わる御神刀。かの《悪竜》の尾の骨を削り取って造られたという大太刀だ。まあ、最近アッシュに偽物疑惑をかけられた代物ではあるが……。
 オトハは愕然として問い返した。


「で、では、お前達は、ずっとあの刀を狙って私達にしかけていたのか……」

「当然だ。貴様達が『屠竜』などと名付けたあの《悪竜の尾》は、我らの秘宝。我らの元にこそあるべき秘宝なのだ」


 と、ハンは言う。


「我々が《悪竜の尾》の存在を確認したのは今から五十年ほど前。すぐさま奪還に動いたのだが、貴様らタチバナ家の人間はどいつもこいつも化け物揃い。特に貴様の父親には一体何人の同胞が殺されたことか……」


 ハンは感慨深げに嘆息する。が、すぐにふっと笑い、


「しかし、《悪竜の尾》は貴様に継承され、我々はチャンスを得た。まさかこれほど容易く貴様を拉致できるとはな。いかに《七星》といえど所詮はまだ小娘か」

「…………クッ」


 オトハは歯を軋ませて呻く。


「まあ、とは言え、まだ完全に秘宝を取り戻した訳ではない」


 ハンは皮肉気に言葉を続ける。


「《悪竜の尾》をこの場に召喚しない限りな。クラーク」

「……おう」


 ハンにクラークと呼ばれたのは、小太刀を持つ筋肉質の男だった。
 今まで沈黙していた彼は、小太刀をハンに差し出した。
 ハンはその小太刀を片手で受け取り、


「このお前の召喚器。これで《悪竜の尾》を呼び出せるのだが……」


 そこで深々と嘆息する。


「基本的に召喚器は主人にしか使えない。クラークのような職人ならばその設定の解除もできるが、それには早くても三日はかかってしまう。そんなに時間がかかれば、もう一人の《七星》もお前の不在を疑うだろう。それは非常にまずい」


 そこで提案だ、とハンは続けた。


「お前にここで《悪竜の尾》を召喚してもらいたい。時間が経つほど《双金葬守》はお前の不在を訝しむ。我々は今日にでも撤退したいのだ」

「……ふん。それは随分と自分勝手な提案だな」


 オトハはキッと睨みつけて吐き捨てた。
 すると、ハンは小太刀を片手に肩をすくめた。


「いや、そうでもないぞ。お前にもメリットはある。もし召喚してくれるのなら……」


 一拍置いて《教団》の実行隊長は言う。


はしない。『女』として綺麗な身体で死ねるぞ」

「…………」


 オトハは無言のままハンを睨みつけた。
 凌辱されて殺されるか。ただ殺されるのか。
 どうやらその二択だけらしい。
 視界の端ではダイモンが「クヒヒ」と笑っていた。
 オトハは、ふっと苦笑を浮かべる。
 馬鹿馬鹿しい選択だ。そんなもの答えは決まっている。
 そして彼女は明確な意思を以て答えた。


「ふん。断る。誰がお前達なんぞに協力などするものか」

「……ほう。『女』よりも『戦士』の誇りを選ぶか」

「……そうではない」


 オトハは立ち塞がる三人の男を睨みつけた。


「私を抱いてもいいのは私よりも強い男だけだ。お前達はそうではない。もしお前達が私に触れようとするのならば……」


 そこで彼女は大きく息を吐き、告げる。


「私は自ら死を選ぶ。この場で舌を噛み切ってみせるさ」


 オトハの紫紺の瞳には覚悟が宿っていた。
 ハンとクラークはわずかに顔つきを険しくする。
 ――が、ダイモンだけは「クヒヒ」と笑い、


「いいねえ。実に私好みだ。ますます鳴き顔が見たくなったよ。クヒヒッ。しかし《天架麗人》。そもそも、お前は我々に負けてここにいるんだぞ。お前の理屈なら、我々にはお前を好きにする権利があると思うんだがね」


 と、そんなことを告げる。
 しかし、それに対しオトハはふんと鼻を鳴らした。


「ならば言い直そう」


 そして彼女は、はっきりと宣言する。


「私を抱いていいのは世界でただ一人だけだ。あいつ以外の男が私に近付くな」


 この状況でなおそう言い放つ女傑に、男達は一瞬言葉を失った。
 だが、ハンだけはわずかに苦笑を零して、


「……ふん。大した女だよ。まあ、いずれにせよ、やはりお前はここで殺すべきだな。我らが盟主にお喜び頂くためにも」


 オトハは眉根を寄せた。


「………盟主だと?」


 初めて聞く名称だ。《教団》の教主的な存在なのだろうか。
 すると、ハンは皮肉気に笑った。


「我らの内々の話だ。気にするな。それよりもお前の返答を聞いた。ならば、我々としてやることは一つだ」


 ハンはダイモンを見やる。
 そして猫背の部下に小太刀を渡す。


「後は任せる。好きにしていいが、必ず二時間以内に召喚させろ」

「クヒヒ。了解です。隊長」

「……私に触れれば舌を噛み切ると言ったぞ」


 オトハは毅然とした表情で男達にそう告げるが、それに対し、ダイモンが小馬鹿にするように鼻を鳴らした。


「クヒヒ。舌を噛み切るというのは、そんなに容易じゃないんだぞ。その麻痺が取れない身体じゃあ一発で噛み切るなんて不可能さ」


 そこでダイモンは持っていたトランクケースを床に置き、ガチャリと開けた。
 その中には、様々な機具や瓶に入った液体状の薬品が入っている。
 ダイモンはその中から小型の注射器と赤い薬品を取り出した。


「クヒヒ。簡単に自殺できると思うなよ。俺は薬物の専門家でな。意識だけ残して身体の自由を完全に奪うクスリだってある。じっくりと堕としてやるからな。クヒヒ」

「…………」


 オトハは無言でわずかに顔を強張らせた。
 嫌でも最悪の展開を思い浮かべる。


「……《天架麗人》」


 ハンは哀れむような瞳でオトハを見つめた。


「選択を誤ったな。だが、これもお前が選んだ運命だ」


 そう言って、ハンとクラークは背を向けた。
 一人、ダイモンだけは、下卑た笑みを浮かべてオトハに近付いてくる。
 オトハは頬に冷たい汗を流した。
 女としての本能が、激しく警鐘を鳴らしている。
 このままでは……と、静かに息を呑んだその時だった。
 ――ドゴンッ!
 と、いきなり上階から人間が吹き飛んできたのは。


「な、何事だッ!?」


 ハンが息を呑む。石段を転げ落ちてきたのは彼の部下の一人だった。
 倒れ伏したその男は、顔を大きく腫らして気絶していた。
 訳も分からず全員が緊張する。
 すると、コツコツと音を鳴らして誰かが石段を降りて来た。
 その姿を見て、全員が驚愕で目を剥いた。
 特に、オトハの驚きは一際大きかった。鼓動が一気に跳ね上がる。


「――ば、馬鹿なッ!? どうしてお前がここにいる!?」


 あまりにも唐突すぎる事態に、思わずハンが叫び声を上げた。
 一方、それに対し、訪問者たる白髪の青年はボリボリと頭をかき、


「ええっと、まあ、俺の説明の前に、先に訊きてえことがあるんだが……」


 そう呟くなり、青年の姿はかき消えた。そして次の瞬間には、めり込む勢いの横蹴りをダイモンの顔面に叩きつけていた。
 ダイモンは「ぐぎぇ」と蛙のような声を上げて吹き飛び、壁に張り付いた。


「とりあえず、ヤバそうなモンを持っている奴だけは排除しとくか」


 青年はその場に落ちてあった小太刀を掴み取ってそう嘯く。
 そして、未だ言葉もないハン達と、ポカンとしているオトハの前で、その青年――アッシュ=クラインは気安い口調で尋ねた。


「で、おっさん達よ。あんたら一体どこの誰なんだよ?」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

商人の男と貴族の女~婚約破棄から始まる成り上がり~

葉月奈津・男
恋愛
「あなたとの婚約、破棄させていただきます!」 王立学院の舞踏会。 全校生徒が見守る中、商家の三男カロスタークは、貴族令嬢セザールから一方的に婚約破棄を突きつけられる。 努力も誠意も、すべて「退屈だった」の一言で切り捨てられ、彼女は王子様気取りの子爵家の三男と新たな婚約を宣言する。 だが、カロスタークは折れなかった。 「商人の子せがれにだって、意地はあるんだ!」 怒りと屈辱を胸に、彼は商人としての才覚を武器に、静かなる反撃を開始する。 舞踏会の翌日、元婚約者の実家に突如として訪れる債権者たち。 差し押さえ、債権買収、そして“後ろ盾”の意味を思い知らせる逆襲劇が幕を開ける! これは、貴族社会の常識を覆す、ひとりの青年の成り上がりの物語。 誇りを踏みにじられた男が、金と知恵で世界を変える――!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

レベル1の地図士は、世界の裏側を知ってしまった

あめとおと
ファンタジー
異世界に転移した主人公が得たスキルは【地図作成】。 戦闘能力ゼロ、初期レベル1。 冒険者ギルドでは「外れスキル」と笑われ、 新人向けの雑用クエストしか回ってこない。 しかしそのスキルは、 ダンジョンの隠し通路、未踏破エリア、消えた古代文明の痕跡まで“地図に表示する” という、とんでもない能力だった。 生き残るために始めた地味な探索が、 やがて世界の秘密と、国家すら動かす大冒険へ――。 これは、 戦えない主人公が“冒険そのもの”で成り上がる物語。 同作品を「小説家になろう」で先行配信してます。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜

mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】 異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。 『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。 しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。 そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。

異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる

家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。 召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。 多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。 しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。 何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

処理中です...