295 / 499
第10部(外伝)
第二章 ファイティングなメイドさん③
しおりを挟む
「ねえ、灰色さん」
停留所から降りたユーリィが尋ねる。
「しばらくこの国でお仕事をするの?」
「いや。そのつもりはないな」
アッシュは肩にかけたサックを担ぎ直して答えた。
「この街はたまたま近くにあったんで寄っただけだ」
そこでふと表情を暗くする。
「俺は皇国からは出来るだけ離れたくねえんだよ。目的があるからな」
それは独り言に近い呟きだったが、ユーリィの耳には届いた。
「目的って?」
眉をひそめて尋ねてみる。
連れだって一年以上だが、彼に目的があるとは初めて聞いた。
すると、アッシュはハッとした表情を浮かべた。
が、しばらくすると少し困ったように口元を綻ばせ、
「まあ、大した目的じゃねえよ」
そう言ってユーリィの頭をポンポンと叩いた。
ユーリィは納得していない表情を見せた。付き合いは浅くても彼は自分の保護者だ。思わせぶりな様子は気にはなるが、彼女はすぐに頭を振って諦めた。
アッシュが頑固なのはよく知っている。明らかに誤魔化し始めた以上、ここで問い質しても答えてくれないだろう。
だから、今はただ不満そうに頬を膨らませるだけだった。
そんな愛らしい愛娘の反抗ぶりに、アッシュは相好を崩した。
「いつかは話してやるよ。それよりこの国での予定だが……」
そうしてしばし考えた後、二カッと笑って告げる。
「とりあえずこの街には三日ほど滞在するつもりだ。ユーリィも旅ばかりで疲れてるだろ。ここでは何もせず骨休めでもするよ」
◆
シン、と空気が張り詰める。
普段は騒がしい傭兵ギルドも、今はただ沈黙していた。
対峙するのは、実に対照的な二人。
厳つい顎髭の大男と、楚々たるメイド姿の女性だ。
この場にいる全員が二人の挙動に注目していた。ギルドを仕切るマスターもここまで話が進むと止めることも出来ない。一番の当事者である少年も沈黙するしかなかった。
そして――。
――ダンッ!
と、床を強く蹴りつけたのはメイド姿の女性――シャルロットの方だった。
流れるような自然な動きで一気に間合いを詰める。周囲の傭兵達から「おお……」と感嘆の声が上がった。
次いで繰り出させるのは閃光の二連撃。喉元と鳩尾への順突きだ。
しかし、
「はン。軽いな」
顎髭の男――バルカスは全く動じなかった。鋼のように鍛え上げた自慢の筋肉はダメージをほとんど受け付けなかった。
そしてお返しとばかりに裏拳を繰り出すが、シャルロットは後方へと跳躍。拳は空を切って難を逃れる。
バルカスは「ち」と舌打ちする。が、
「逃がしゃあしねえよ!」
今度は自ら間合いを詰める。
シャルロットは表情を変えずに拳を身構えるが、内心では焦りを抱いていた。
(これはまずいですね)
今の攻防で理解する。自分の拳ではこの敵を打ち倒すのは難しい。流石は傭兵と言ったところか。この男の鍛え抜かれた肉体を打ち砕くには明らかに筋力不足だった。
――果たしてどう攻めるべきか。
打開策を考えるが、そうこうしている内にもバルカスの猛攻は続く。
一撃でも貰えば危険な拳が幾度も繰り出される。シャルロットは拳闘のような軽やかなフットワークでかわし続けるが、わずかに肩にかするなど危うい場面もあった。
「ははっ! 逃げでばかりじゃあ勝てねえぞ! 嬢ちゃん!」
バルカスの勢いは止まらない。
すでにかなりの数の拳を繰り出しているというのに息が切れる様子もない。体力も相当なものだ。やはり戦闘を本業にしている者は侮れなかった。
(ならば!)
シャルロットは眼光を鋭くして重心を大きく捻る。そして繰り出すのは相手のこめかみを狙った上段蹴りだ。バルカスは「む」と呻き、左腕を盾にした。
「中々鋭い蹴りじゃねえか」
「本業の方からお褒めに預かるとは光栄です」
シャルロットは淡々とそう答え、連続で大腿部、腰を蹴りつけた。残念ながらそれらはバルカスに防がれてしまうが。
拳が効かない以上、足技に頼るしかない。シャルロットとしては苦肉の策なのだが、周囲の男衆には大好評だった。スカートがなびくたびに見事な脚線美を拝めるからだ。美女の生足に「「おお~」」と興奮気味の声も上がる。
「あっ、てめえら! ずるいぞ!」
唯一拝んでいるだけの余裕がないバルカスが不満の声を漏らす。
とは言え、猛攻に怯んでいる訳でもなかった。巨体ゆえに速度では劣るが、それでも完全にシャルロットの攻撃を見切っている。
シャルロットは強く唇を噛みしめた。やはり自力が違う。勝機を掴むにはもはや賭けに出るしかない。
「――ふっ!」
シャルロットは鋭く息を吐くと、間合いを詰めた。
バルカスはすぐさま身構えるが、その前に彼女は動く。
――バシンッ、と。
まずは急所である鳩尾に左拳。わずかに敵が怯んだ瞬間に、右の順突きを寸分違わず同じ部位に叩きつける。「チィ」と舌打ちして数歩だけ後退するバルカスに、シャルロットはさらに前蹴りを喰らわせた。それもまた鳩尾だ。連続の美技に「「おおおおおお!」」と盛り上がる観衆を背にシャルロットは反転。今度は後ろ回し蹴りを叩きつける!
「ぐ、ぐうう!」
鋼の肉体を誇るバルカスも苦痛で渋面を浮かべた。
同じ部位への度重なる連撃。察するに狙いは一点突破か!
バルカスは「しゃらくせえ!」と吐き捨てて腹筋を固める――が、
「――――はあっ!」
その瞬間、シャルロットが宙を舞った。
視界を覆うほどスカートを大きく翻し、繰り出すのは最後の一撃。それはバルカスのあごを狙った上段蹴りだった。
「―――がッ!?」
完全な不意打ちにバルカスは両目を見開いた。そして大きく頭を揺らしてガクンと膝を崩す。シャルロットは勝利を確信した。
――だがしかし。
「……痛ってえ……。やるじゃねえかよ。お嬢ちゃんよ」
ガシッ、と。
いきなりシャルロットの足首は掴まれた。
「し、しまっ……」
そしてシャルロットは青ざめる。
今の一撃でバルカスの意識を刈り取れなかったのだ。
「これで俺の勝ちだ。嬢ちゃん」
バルカスはあごを撫でつつ不敵に笑う。
「けどやるな嬢ちゃん。気に入ったぜ。よし。ついでだからこのまま嬢ちゃんを貰うことにしたぞ。今夜第二戦と行こうじゃねえか」
「―――――え」
告げられた言葉の意味が分からず、シャルロットは目を瞬かせた。
が、次の瞬間、大きく双眸を見開いた。
掬い上げるように放たれたバルカスの剛拳が、彼女の腹部に直撃したからだ。
「~~~~~ッ!」
腹部に走る鈍痛に声すら発せない。
そして弧を描いて弾かれるシャルロット。
「メイドの姉ちゃん!」
と、恐らく彼女の唯一の味方である少年が悲鳴を上げた。
一方、傭兵達は決着かと興味深そうに見ていたが、すぐに全員が「やべっ!」と声を上げた。思いのほか吹き飛ぶ威力が強すぎる。メイド服の女性は為す術なく建屋のドアに向かって吹き飛んでいた。
そして実に間が悪いことに、その時、来客が訪れたのだ。
「――へ?」
いきなり吹き飛んでくるメイドさんに来客は目を丸くするが、それでもこのまま避けるのはまずいと思い、咄嗟に両腕を開いて身構えた。
そして――。
――ドンっと。
まるで、そこに収まる事こそが運命であったかのように。
シャルロットは、一人の少年の腕によって抱き止められることになった。
「え? ええ? な、何だこれ……?」
とは言え、その少年――アッシュ=クラインの方は、唐突な出来事にただただ呆然とするだけだったが。
停留所から降りたユーリィが尋ねる。
「しばらくこの国でお仕事をするの?」
「いや。そのつもりはないな」
アッシュは肩にかけたサックを担ぎ直して答えた。
「この街はたまたま近くにあったんで寄っただけだ」
そこでふと表情を暗くする。
「俺は皇国からは出来るだけ離れたくねえんだよ。目的があるからな」
それは独り言に近い呟きだったが、ユーリィの耳には届いた。
「目的って?」
眉をひそめて尋ねてみる。
連れだって一年以上だが、彼に目的があるとは初めて聞いた。
すると、アッシュはハッとした表情を浮かべた。
が、しばらくすると少し困ったように口元を綻ばせ、
「まあ、大した目的じゃねえよ」
そう言ってユーリィの頭をポンポンと叩いた。
ユーリィは納得していない表情を見せた。付き合いは浅くても彼は自分の保護者だ。思わせぶりな様子は気にはなるが、彼女はすぐに頭を振って諦めた。
アッシュが頑固なのはよく知っている。明らかに誤魔化し始めた以上、ここで問い質しても答えてくれないだろう。
だから、今はただ不満そうに頬を膨らませるだけだった。
そんな愛らしい愛娘の反抗ぶりに、アッシュは相好を崩した。
「いつかは話してやるよ。それよりこの国での予定だが……」
そうしてしばし考えた後、二カッと笑って告げる。
「とりあえずこの街には三日ほど滞在するつもりだ。ユーリィも旅ばかりで疲れてるだろ。ここでは何もせず骨休めでもするよ」
◆
シン、と空気が張り詰める。
普段は騒がしい傭兵ギルドも、今はただ沈黙していた。
対峙するのは、実に対照的な二人。
厳つい顎髭の大男と、楚々たるメイド姿の女性だ。
この場にいる全員が二人の挙動に注目していた。ギルドを仕切るマスターもここまで話が進むと止めることも出来ない。一番の当事者である少年も沈黙するしかなかった。
そして――。
――ダンッ!
と、床を強く蹴りつけたのはメイド姿の女性――シャルロットの方だった。
流れるような自然な動きで一気に間合いを詰める。周囲の傭兵達から「おお……」と感嘆の声が上がった。
次いで繰り出させるのは閃光の二連撃。喉元と鳩尾への順突きだ。
しかし、
「はン。軽いな」
顎髭の男――バルカスは全く動じなかった。鋼のように鍛え上げた自慢の筋肉はダメージをほとんど受け付けなかった。
そしてお返しとばかりに裏拳を繰り出すが、シャルロットは後方へと跳躍。拳は空を切って難を逃れる。
バルカスは「ち」と舌打ちする。が、
「逃がしゃあしねえよ!」
今度は自ら間合いを詰める。
シャルロットは表情を変えずに拳を身構えるが、内心では焦りを抱いていた。
(これはまずいですね)
今の攻防で理解する。自分の拳ではこの敵を打ち倒すのは難しい。流石は傭兵と言ったところか。この男の鍛え抜かれた肉体を打ち砕くには明らかに筋力不足だった。
――果たしてどう攻めるべきか。
打開策を考えるが、そうこうしている内にもバルカスの猛攻は続く。
一撃でも貰えば危険な拳が幾度も繰り出される。シャルロットは拳闘のような軽やかなフットワークでかわし続けるが、わずかに肩にかするなど危うい場面もあった。
「ははっ! 逃げでばかりじゃあ勝てねえぞ! 嬢ちゃん!」
バルカスの勢いは止まらない。
すでにかなりの数の拳を繰り出しているというのに息が切れる様子もない。体力も相当なものだ。やはり戦闘を本業にしている者は侮れなかった。
(ならば!)
シャルロットは眼光を鋭くして重心を大きく捻る。そして繰り出すのは相手のこめかみを狙った上段蹴りだ。バルカスは「む」と呻き、左腕を盾にした。
「中々鋭い蹴りじゃねえか」
「本業の方からお褒めに預かるとは光栄です」
シャルロットは淡々とそう答え、連続で大腿部、腰を蹴りつけた。残念ながらそれらはバルカスに防がれてしまうが。
拳が効かない以上、足技に頼るしかない。シャルロットとしては苦肉の策なのだが、周囲の男衆には大好評だった。スカートがなびくたびに見事な脚線美を拝めるからだ。美女の生足に「「おお~」」と興奮気味の声も上がる。
「あっ、てめえら! ずるいぞ!」
唯一拝んでいるだけの余裕がないバルカスが不満の声を漏らす。
とは言え、猛攻に怯んでいる訳でもなかった。巨体ゆえに速度では劣るが、それでも完全にシャルロットの攻撃を見切っている。
シャルロットは強く唇を噛みしめた。やはり自力が違う。勝機を掴むにはもはや賭けに出るしかない。
「――ふっ!」
シャルロットは鋭く息を吐くと、間合いを詰めた。
バルカスはすぐさま身構えるが、その前に彼女は動く。
――バシンッ、と。
まずは急所である鳩尾に左拳。わずかに敵が怯んだ瞬間に、右の順突きを寸分違わず同じ部位に叩きつける。「チィ」と舌打ちして数歩だけ後退するバルカスに、シャルロットはさらに前蹴りを喰らわせた。それもまた鳩尾だ。連続の美技に「「おおおおおお!」」と盛り上がる観衆を背にシャルロットは反転。今度は後ろ回し蹴りを叩きつける!
「ぐ、ぐうう!」
鋼の肉体を誇るバルカスも苦痛で渋面を浮かべた。
同じ部位への度重なる連撃。察するに狙いは一点突破か!
バルカスは「しゃらくせえ!」と吐き捨てて腹筋を固める――が、
「――――はあっ!」
その瞬間、シャルロットが宙を舞った。
視界を覆うほどスカートを大きく翻し、繰り出すのは最後の一撃。それはバルカスのあごを狙った上段蹴りだった。
「―――がッ!?」
完全な不意打ちにバルカスは両目を見開いた。そして大きく頭を揺らしてガクンと膝を崩す。シャルロットは勝利を確信した。
――だがしかし。
「……痛ってえ……。やるじゃねえかよ。お嬢ちゃんよ」
ガシッ、と。
いきなりシャルロットの足首は掴まれた。
「し、しまっ……」
そしてシャルロットは青ざめる。
今の一撃でバルカスの意識を刈り取れなかったのだ。
「これで俺の勝ちだ。嬢ちゃん」
バルカスはあごを撫でつつ不敵に笑う。
「けどやるな嬢ちゃん。気に入ったぜ。よし。ついでだからこのまま嬢ちゃんを貰うことにしたぞ。今夜第二戦と行こうじゃねえか」
「―――――え」
告げられた言葉の意味が分からず、シャルロットは目を瞬かせた。
が、次の瞬間、大きく双眸を見開いた。
掬い上げるように放たれたバルカスの剛拳が、彼女の腹部に直撃したからだ。
「~~~~~ッ!」
腹部に走る鈍痛に声すら発せない。
そして弧を描いて弾かれるシャルロット。
「メイドの姉ちゃん!」
と、恐らく彼女の唯一の味方である少年が悲鳴を上げた。
一方、傭兵達は決着かと興味深そうに見ていたが、すぐに全員が「やべっ!」と声を上げた。思いのほか吹き飛ぶ威力が強すぎる。メイド服の女性は為す術なく建屋のドアに向かって吹き飛んでいた。
そして実に間が悪いことに、その時、来客が訪れたのだ。
「――へ?」
いきなり吹き飛んでくるメイドさんに来客は目を丸くするが、それでもこのまま避けるのはまずいと思い、咄嗟に両腕を開いて身構えた。
そして――。
――ドンっと。
まるで、そこに収まる事こそが運命であったかのように。
シャルロットは、一人の少年の腕によって抱き止められることになった。
「え? ええ? な、何だこれ……?」
とは言え、その少年――アッシュ=クラインの方は、唐突な出来事にただただ呆然とするだけだったが。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる