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第4部
第八章 バケモノ談義➂
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(……始まったか)
久遠桜華は、双眸を細めた。
彼女がいるのも山の麓の一角。
しかし、他の人間とは違い、彼女は一人きりだった。
――いや、正確に言えば、一人ではないか。
『……桜華さま』
首にかけた水晶の首飾り――白冴が言う。
『僥倖でございます。この付近に三体の我霊を確認できました』
言って、ふわりと首飾りの水晶が浮いた。
水晶は行き先を示すように、とある方向に向く。
桜華は「そうか」と呟き、炎刃を片手に駆け出した。
着物とは思えない軽快さで、木々の間を疾走する。
「あの女の居場所は確認できたか?」
『いえ』
白冴が答える。
『この近くでは確認できておりません』
「そうか」
桜華はさらに加速した。
「ならば、存分に数減らしをさせてもらう」
双眸を細める。
その先には、一体の怪物がいた。
無数にある赤い瞳を輝かせる四本腕の怪物だ。
「があああああッ!」
怪物の方も、桜華の接近には気付いていた。
四本の腕を大きく広げて、桜華の方へと跳躍してきた。
対する桜華も地を強く蹴って跳躍。我霊の懐に潜り込み、
――ザンッ!
逆袈裟に、怪物の胴体を両断した!
怪物は、無数の瞳を見開いて前のめりに倒れ込んだ。
しかし、倒れ込んだ先に、すでに桜華はいない。
「まずは一体……」
彼女は、次の標的の元へと駆け出していた。
まさしく一刀両断。
斬り捨てた相手は三等級であったのだが、歯牙にもかけない。
破格の引導師、久遠真刃の相棒と呼ばれる御影刀一郎。
くだらない嫉妬にかられる者たちには、『化け物の情夫』とまで揶揄された。
だが、魂力が少なかろうが、御影刀一郎は決して弱者ではない。
戦闘においては、陰太刀の中でも屈指の実力者なのだ。
それもそのはず。
彼女は、この時においては、まだ誰も知らないことではあるが、妄執の魔王たる天堂院九紗が、久遠真刃の花嫁として選んだ戦士なのである。
いずれは、久遠真刃の子を宿す女。そんな大切な母体を、何の因果からか、たまたま、自分の部隊に紛れ込んでいた女というだけで選ぶはずもない。
魂力の低さを補って余るほどの武才。
それこそが、御影刀一郎の真骨頂だった。
そして今。
久遠桜華となったその技の冴えは、さらに研ぎ澄まされている。
「二体目」
桜華は、双眸を細めた。
裾と振袖を、大きく揺らして地を蹴った。
その先には二体目の怪物がいる。
ひしゃげた両脚に長い尾。銀色の鱗を持つ蜥蜴のような化け物だ。その巨体は、熊よりも一回り以上も大きい。
化け物は長い尾を振るって、桜華を迎え撃つが、
――ザシュッ!
その尾も、桜華の炎刃に両断された。
長く太い尾が宙を飛び、木にぶつかる。化け物は劈くような絶叫を上げるが、桜華は怯むこともなく、間合いを詰めた。そして、
――ザンッ!
そのまま、化け物の首を刎ねた。
鋭いアギトを持っていたその化け物は、茫然とした表情で絶命した。
「次はどこだ。白冴」
『あちらでございます』
水晶が次の方向を差し示す。桜華は再び駆け出した――。
「……ほう」
その様子を、化け物たちの王は、興味深そうに見物していた。
場所は、御堂の山の山頂。
これといって何もない所ではあるが、山を一望できる場所でもあった。
そこに、道化紳士がいた。
「なかなかどうして」
髭に手をやり、ふっと笑う。
「三等級程度では足止めにもならんか。流石は久遠君の奥方殿だ」
今回、裏方に徹した餓者髑髏。
魔性の道化は、この山頂で状況を愉しんでいた。
「戦士たちは未だ接敵はしていない。エリーは少しばかり遠いな。これでは結構な数を奥方殿に削られてしまうかな?」
困ったように眉根を寄せる。
「奥方殿の参戦も控えるべきだったかな? いや、それでは久遠君が納得しないか」
ふうっと嘆息する。が、一拍おいて、
「まあ、別に構わないか」
餓者髑髏は、双眸を細めた。
「吾輩の目的は変わらないしな」
言って、片手を大きく広げた。
「さあ! 戦士諸君よ!」
餓者髑髏は、頂から謳うように声を上げる。
「魅せてくれ! 君たちの『愛』の輝きを!」
どこまでも、ただの観客のように。
餓者髑髏が、そう告げたその時だった。
――フオン。
と、一つの灯火が山頂の一角で輝いた。
その気配に気付き、餓者髑髏が「なに?」と振り向いた。
すると、その場に、次々と輝きが現れ始める。
一つ、二つ、十、百、千……。
その輝きは、瞬く間に山頂を埋め尽くした。
まるで精霊の園である。
「…………」
餓者髑髏は、無言で光の園の中に立っていた。
その中で、変化する者もいた。
二つの灯火が強く輝く。それは地中深くへと沈み、次の瞬間には実体化し始めた。
土塊が盛り上がり、蒼と赫の輝きが生まれ出る。
果たして、そこに立っていたのは、支柱のような六角棍を肩に担ぐ巨大な獅子僧と、青白い炎を纏う一本角の巨狼だった。
獅子僧の方は初めて見るが、蒼い巨狼には見覚えがあった。
と、少し遅れて、もう一つ灯火が輝く。
それもまた地中へと沈むと、同じく土塊が盛り上がった。
そして――。
「……ほう」
その姿に、餓者髑髏が興味深く双眸を細める。
『おお。これは珍しきかな』
一方、獅子僧も、六角棍を担ぎ直して呟いた。
『そのお姿をお見せになるのも、久方ぶりであるな。太閤殿』
『……その呼び名はやめよと言ったはずだぞ。赫獅子』
実体化した灯火が言う。
その姿は、一言でいえば、猿の顔を持つ小柄な武将だった。
黒い甲冑に、赤い陣羽織。兜には後光を示すような金の飾り。その手には、長大な穂先が炎に包まれた千成瓢箪の槍を携えている。さらに、背中からは骨の翼が天へ広がるように伸び、そこにもまた、六つの黄金の瓢箪が実っている。
これこそが最後に実体化した灯火――従霊の長たる猿忌の本来の戦装束であった。
その姿は、有識者が見れば、とある英傑を想像させるモノだった。
猿忌は言う。
『元より、我らの戦装束は変幻自在だ。無意識に定着するのが、この戦姿とはいえ、それが前世の縁である確証など、どこにもなかろう。生前の我は、かの英傑に、ただ憧憬を抱いていただけかもしれんしな。それよりもだ』
そこで、従霊の長は顔を上げた。
そして、
――シャリン。
瓢箪と共に銀色の鈴を付けた槍の石突で、地を打ちつけて告げる。
『我らの主が御座された』
長の言葉に、獅子僧と、蒼い巨狼が頭を下げた。
同時に、精霊の園が輝きを増した。
その一方で、餓者髑髏は円筒帽子の鍔を手に、天を見上げた。
すると、そこには一頭の黒龍がいた。
後天に伸びる二本の角に、夜に輝く白銀の鬣。
金の宝珠を手に、大樹を思わせる巨大な龍体を、緩やかに動かしている。
「……やあ」
双眸を細めて、餓者髑髏は声を掛ける。
「今宵もまた、月が美しくあるな」
「ああ。そうだな」
声を掛けられたその人物は、そう返した。
帽子を被った紳士服姿の青年。
月の光を背に、巨大なる黒龍の背に腰をかけて指と足を組む人物。
精霊殿の主。
久遠真刃である。
その隣には、もう一人、黒龍に腰をかける人間がいた。
――いや、果たして人間と呼んでもいいのか。
歳の頃は十二歳ほどか。
美麗な顔立ちではあるが、その瞳は血のように赤く、腰まで伸びた白髪には、二房、明らかに髪でないものが伸びている。垂れ下がったそれは兎の耳だった。
白装束を纏うその少女は、黄金に輝く懐中時計を、首に掛けていた。
(……あれも式神か)
そう観察しつつ、餓者髑髏は言う。
「さて。吾輩の元に訪れるとは一体どうしたのかね。久遠君」
「いや、なに」
帽子を手に取り、隣の少女の頭の上に乗せ、
「互いに参戦を禁じられた身だ。貴様もさぞかし暇であろうと思ってな」
久遠真刃は、皮肉気に口角を崩した。
「折角だ。貴様と談話でもしようと赴いた訳だ」
久遠桜華は、双眸を細めた。
彼女がいるのも山の麓の一角。
しかし、他の人間とは違い、彼女は一人きりだった。
――いや、正確に言えば、一人ではないか。
『……桜華さま』
首にかけた水晶の首飾り――白冴が言う。
『僥倖でございます。この付近に三体の我霊を確認できました』
言って、ふわりと首飾りの水晶が浮いた。
水晶は行き先を示すように、とある方向に向く。
桜華は「そうか」と呟き、炎刃を片手に駆け出した。
着物とは思えない軽快さで、木々の間を疾走する。
「あの女の居場所は確認できたか?」
『いえ』
白冴が答える。
『この近くでは確認できておりません』
「そうか」
桜華はさらに加速した。
「ならば、存分に数減らしをさせてもらう」
双眸を細める。
その先には、一体の怪物がいた。
無数にある赤い瞳を輝かせる四本腕の怪物だ。
「があああああッ!」
怪物の方も、桜華の接近には気付いていた。
四本の腕を大きく広げて、桜華の方へと跳躍してきた。
対する桜華も地を強く蹴って跳躍。我霊の懐に潜り込み、
――ザンッ!
逆袈裟に、怪物の胴体を両断した!
怪物は、無数の瞳を見開いて前のめりに倒れ込んだ。
しかし、倒れ込んだ先に、すでに桜華はいない。
「まずは一体……」
彼女は、次の標的の元へと駆け出していた。
まさしく一刀両断。
斬り捨てた相手は三等級であったのだが、歯牙にもかけない。
破格の引導師、久遠真刃の相棒と呼ばれる御影刀一郎。
くだらない嫉妬にかられる者たちには、『化け物の情夫』とまで揶揄された。
だが、魂力が少なかろうが、御影刀一郎は決して弱者ではない。
戦闘においては、陰太刀の中でも屈指の実力者なのだ。
それもそのはず。
彼女は、この時においては、まだ誰も知らないことではあるが、妄執の魔王たる天堂院九紗が、久遠真刃の花嫁として選んだ戦士なのである。
いずれは、久遠真刃の子を宿す女。そんな大切な母体を、何の因果からか、たまたま、自分の部隊に紛れ込んでいた女というだけで選ぶはずもない。
魂力の低さを補って余るほどの武才。
それこそが、御影刀一郎の真骨頂だった。
そして今。
久遠桜華となったその技の冴えは、さらに研ぎ澄まされている。
「二体目」
桜華は、双眸を細めた。
裾と振袖を、大きく揺らして地を蹴った。
その先には二体目の怪物がいる。
ひしゃげた両脚に長い尾。銀色の鱗を持つ蜥蜴のような化け物だ。その巨体は、熊よりも一回り以上も大きい。
化け物は長い尾を振るって、桜華を迎え撃つが、
――ザシュッ!
その尾も、桜華の炎刃に両断された。
長く太い尾が宙を飛び、木にぶつかる。化け物は劈くような絶叫を上げるが、桜華は怯むこともなく、間合いを詰めた。そして、
――ザンッ!
そのまま、化け物の首を刎ねた。
鋭いアギトを持っていたその化け物は、茫然とした表情で絶命した。
「次はどこだ。白冴」
『あちらでございます』
水晶が次の方向を差し示す。桜華は再び駆け出した――。
「……ほう」
その様子を、化け物たちの王は、興味深そうに見物していた。
場所は、御堂の山の山頂。
これといって何もない所ではあるが、山を一望できる場所でもあった。
そこに、道化紳士がいた。
「なかなかどうして」
髭に手をやり、ふっと笑う。
「三等級程度では足止めにもならんか。流石は久遠君の奥方殿だ」
今回、裏方に徹した餓者髑髏。
魔性の道化は、この山頂で状況を愉しんでいた。
「戦士たちは未だ接敵はしていない。エリーは少しばかり遠いな。これでは結構な数を奥方殿に削られてしまうかな?」
困ったように眉根を寄せる。
「奥方殿の参戦も控えるべきだったかな? いや、それでは久遠君が納得しないか」
ふうっと嘆息する。が、一拍おいて、
「まあ、別に構わないか」
餓者髑髏は、双眸を細めた。
「吾輩の目的は変わらないしな」
言って、片手を大きく広げた。
「さあ! 戦士諸君よ!」
餓者髑髏は、頂から謳うように声を上げる。
「魅せてくれ! 君たちの『愛』の輝きを!」
どこまでも、ただの観客のように。
餓者髑髏が、そう告げたその時だった。
――フオン。
と、一つの灯火が山頂の一角で輝いた。
その気配に気付き、餓者髑髏が「なに?」と振り向いた。
すると、その場に、次々と輝きが現れ始める。
一つ、二つ、十、百、千……。
その輝きは、瞬く間に山頂を埋め尽くした。
まるで精霊の園である。
「…………」
餓者髑髏は、無言で光の園の中に立っていた。
その中で、変化する者もいた。
二つの灯火が強く輝く。それは地中深くへと沈み、次の瞬間には実体化し始めた。
土塊が盛り上がり、蒼と赫の輝きが生まれ出る。
果たして、そこに立っていたのは、支柱のような六角棍を肩に担ぐ巨大な獅子僧と、青白い炎を纏う一本角の巨狼だった。
獅子僧の方は初めて見るが、蒼い巨狼には見覚えがあった。
と、少し遅れて、もう一つ灯火が輝く。
それもまた地中へと沈むと、同じく土塊が盛り上がった。
そして――。
「……ほう」
その姿に、餓者髑髏が興味深く双眸を細める。
『おお。これは珍しきかな』
一方、獅子僧も、六角棍を担ぎ直して呟いた。
『そのお姿をお見せになるのも、久方ぶりであるな。太閤殿』
『……その呼び名はやめよと言ったはずだぞ。赫獅子』
実体化した灯火が言う。
その姿は、一言でいえば、猿の顔を持つ小柄な武将だった。
黒い甲冑に、赤い陣羽織。兜には後光を示すような金の飾り。その手には、長大な穂先が炎に包まれた千成瓢箪の槍を携えている。さらに、背中からは骨の翼が天へ広がるように伸び、そこにもまた、六つの黄金の瓢箪が実っている。
これこそが最後に実体化した灯火――従霊の長たる猿忌の本来の戦装束であった。
その姿は、有識者が見れば、とある英傑を想像させるモノだった。
猿忌は言う。
『元より、我らの戦装束は変幻自在だ。無意識に定着するのが、この戦姿とはいえ、それが前世の縁である確証など、どこにもなかろう。生前の我は、かの英傑に、ただ憧憬を抱いていただけかもしれんしな。それよりもだ』
そこで、従霊の長は顔を上げた。
そして、
――シャリン。
瓢箪と共に銀色の鈴を付けた槍の石突で、地を打ちつけて告げる。
『我らの主が御座された』
長の言葉に、獅子僧と、蒼い巨狼が頭を下げた。
同時に、精霊の園が輝きを増した。
その一方で、餓者髑髏は円筒帽子の鍔を手に、天を見上げた。
すると、そこには一頭の黒龍がいた。
後天に伸びる二本の角に、夜に輝く白銀の鬣。
金の宝珠を手に、大樹を思わせる巨大な龍体を、緩やかに動かしている。
「……やあ」
双眸を細めて、餓者髑髏は声を掛ける。
「今宵もまた、月が美しくあるな」
「ああ。そうだな」
声を掛けられたその人物は、そう返した。
帽子を被った紳士服姿の青年。
月の光を背に、巨大なる黒龍の背に腰をかけて指と足を組む人物。
精霊殿の主。
久遠真刃である。
その隣には、もう一人、黒龍に腰をかける人間がいた。
――いや、果たして人間と呼んでもいいのか。
歳の頃は十二歳ほどか。
美麗な顔立ちではあるが、その瞳は血のように赤く、腰まで伸びた白髪には、二房、明らかに髪でないものが伸びている。垂れ下がったそれは兎の耳だった。
白装束を纏うその少女は、黄金に輝く懐中時計を、首に掛けていた。
(……あれも式神か)
そう観察しつつ、餓者髑髏は言う。
「さて。吾輩の元に訪れるとは一体どうしたのかね。久遠君」
「いや、なに」
帽子を手に取り、隣の少女の頭の上に乗せ、
「互いに参戦を禁じられた身だ。貴様もさぞかし暇であろうと思ってな」
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