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第3部
第七章 救出作戦②
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「……ひっく。コウタのばかあ……」
少女の泣き声が部屋に響く。
そこは魔窟館の四階。メルティアの寝室だ。
天蓋付きの大きな丸いベッドの端では、部屋の主人たるメルティアが枕を抱きかかえた状態で、帰宅してからずっと嗚咽を上げていた。周囲には心配そうな様子のアイリと、零号を筆頭にした数機のゴーレム達がいる。
「あ、あんまりです……」
ぐすん、とメルティアが鼻を鳴らす。
まさかあんな光景を見せられるとは想定もしていなかった。
「……コウタのばかあ……」
メルティアは横に倒れると、ぼふんと枕に顔をツッコみ、再び少年に文句を言った。が、すぐに不機嫌顔で頭を上げる。瞳を覆ってしまうと、嫌でも脳裏にあのシーンばかりが再現されるからだ。
「…………うぅ」
メルティアは再び上半身を上げると、ギュッと枕を掴んで呻く。
そして数時間前の公園で出会った女の子を思い浮かべる。
いきなり現れ、コウタを呼び捨てにし、キスまでしていった女。
一体あの女は何者だったのだろうか。
クラスでは見たことはない。初めて見る女だった。コウタの様子を見る限り、あの女を知っているようだった。どこであんな女と出会ったのだろうか。
メルティアは、むうと頬を膨らませた。
そんな嫉妬混じりの疑問が、ずっと頭から離れない。
「…………ううぅ、コウタぁ」
ベッドの端に座ったまま、再び枕に顔を埋めるメルティア。
と、その時だった。
不意にコンコンと寝室のドアがノックされたのだ。
メルティア、そしてアイリとゴーレム達も視線をドアに向けた。
こんな時間に誰だろうか? コウタは恐らく今日は来ない。ならば可能性としては執事長のラックスか、それとも父であるアベルだろうか?
と、悩んでいる内にアイリがドアに向かった。
「……私が開けるね」
そう言って少女はドアを開ける。
そして軽く目を瞠った。
「……コウタ?」
「あ、うん。こんばんは、アイリ」
と挨拶して、笑みを見せる来客はコウタだった。
彼を門前払いしてから、まだ一時間も経っていない。まさかこんなにも早く再び訪れてくるとは思ってもいなかった。
「……どうしたの?」
と、アイリが尋ねると、コウタは真剣な表情を浮かべた。
それから意を決したように言葉を放つ。
「実はメルに用があるんだ。少しいいかな?」
「…………」
アイリはコウタを見上げて、じいっと少年を観察した。
彼の顔はとても真剣だった。一時間前も真剣ではあったが、その時とは少し違う。何と言うか、覚悟のような意志が加わったような感じだ。
アイリは少し考えてから「……いいよ」と了承した。
「ありがとう、アイリ」
コウタは少女に礼を言うと寝室に入った。
そして少年は真直ぐベッドの端に座る部屋の主人の元へ向かう。
対するメルティアは、その状況に目を丸くした。
「コ、コウタ……?」
メルティアは困惑した表情を見せる。アイリが、あっさりコウタを通したことにも驚いたが、コウタの顔つきが普段と大分違っていたからだ。
眉根を寄せるメルティア。
と、そうしている内に、コウタは彼女の前に立った。
「………メル」
少年が彼女の名を呼ぶ。
続けて、すっと右手をメルティアの肩に当てる。
コウタの体は何故か緊張しており、少しだけ震えていた。
「え、コ、コウタ……?」
メルティアはいきなりのことに少し動揺する。
一方、コウタは手で彼女の肩に触れたまま、ちらちらとアイリとゴーレム達、そしてメルティア本人を見て目を泳がせていたが、
「……よ、よし」
小さくそう呟くと、覚悟を決めた。
それから一度だけ大きく息を吐きだすと、メルティアの肩をしっかりと両手で掴み、ゆっくりと顔を近付ける。
「え、え?」
メルティアは困惑した。そして温かい感触が彼女の額に触れた。
当人であるメルティアは大きく目を見開き、アイリとゴーレム達は「……おお」「……コウタガヤッタ!」と驚きの声を上げている。
「……あ……」
一瞬遅れてメルティアは、自分の額に『キス』をされたことを理解した。
カアアアァと頬が熱くなる。全身が一気に硬直した。
鼓動が激しく高鳴っている。
「……今日は本当にごめん、メル」
そう言って、コウタはメルティアの頬から手を離した。
彼女の顔はすでに真っ赤だった。
「一応、約束だからね。そ、その、し、親愛の証だよ」
と、コウタは気恥ずかしげに笑う。それから少年はそそくさと立ち上がると、額を両手で押さえて未だ呆然とするメルティアをよそに、「そ、それじゃあボク用事があるから!」と言って寝室から早足で去って行った。
メルティアはもちろん、アイリやゴーレム達も困惑していた。
が、しばらくして、まずアイリがクスリと笑った。
「……良かったね、メルティア」
小さなメイドは、トコトコとメルティアの元まで近付いて言う。
「……まさか、コウタがこんな力技をするなんて思わなかった」
演劇などでは浮気のばれた男が、激怒する女の唇を強引に奪って黙らせるという定番のシーンがあるが、今回の行為はそれに近かった。まあ根本的には何一つ解決していないのだが、結局相手の男が好きならば案外それで誤魔化せる場合もある。
あの奥手なコウタにしては不自然なぐらい大胆な手段ではあるが、ともあれ、これでメルティアの機嫌は一気に改善するだろう。
アイリはホッとした表情を浮かべるが、メルティアの様子は少しおかしかった。
最初は顔を真っ赤にしていたが、時間が経つにつれて青ざめていくのだ。
「……どうしたのメルティア?」
流石に訝しんだアイリが声をかけると、そこでようやくメルティアは硬直状態から完全に再起動した。
そして慌ててベッドから立ち上がると、
「零号! 零号はいますか!」
最も頼りにしている最古のゴーレムの名を呼ぶ。
すると、部屋にいた零号が手を上げ、
「……ココニイル。メルサマ」
と、自分の存在をアピールする。メルティアは緊張した面持ちで金の冠を掲げるゴーレム隊の隊長機を見やると、
「急ぎ全機を集めて下さい!」
「……メ、メルティア?」
いきなりそんな指示を出すメルティアに、アイリは眉根を寄せた。
それには構わず、メルティアは言葉を続ける。
「コウタがこんなことをするなんて、只事ではありません!」
メルティアは正確にコウタの心情を見抜いていた。
コウタ自身は約束を果たしたつもりなのかもしれないが、伊達に幼馴染をしている訳ではない。彼が何かを覚悟していることなど一目瞭然だった。
簡潔に言ってしまえば、やり残したことを果たさなければならないと思うほどの事件が彼の身に起きているのだ。だからこそコウタはこの部屋に来た。
しかし、あれではまるで今生の別れのキスである。
された方としては心配で堪ったものではない。
メルティアは切迫した声で零号とゴーレム達に命令を下す。
「零号! すぐにコウタの後を追います! ゴーレム隊に出陣を!」
少女の泣き声が部屋に響く。
そこは魔窟館の四階。メルティアの寝室だ。
天蓋付きの大きな丸いベッドの端では、部屋の主人たるメルティアが枕を抱きかかえた状態で、帰宅してからずっと嗚咽を上げていた。周囲には心配そうな様子のアイリと、零号を筆頭にした数機のゴーレム達がいる。
「あ、あんまりです……」
ぐすん、とメルティアが鼻を鳴らす。
まさかあんな光景を見せられるとは想定もしていなかった。
「……コウタのばかあ……」
メルティアは横に倒れると、ぼふんと枕に顔をツッコみ、再び少年に文句を言った。が、すぐに不機嫌顔で頭を上げる。瞳を覆ってしまうと、嫌でも脳裏にあのシーンばかりが再現されるからだ。
「…………うぅ」
メルティアは再び上半身を上げると、ギュッと枕を掴んで呻く。
そして数時間前の公園で出会った女の子を思い浮かべる。
いきなり現れ、コウタを呼び捨てにし、キスまでしていった女。
一体あの女は何者だったのだろうか。
クラスでは見たことはない。初めて見る女だった。コウタの様子を見る限り、あの女を知っているようだった。どこであんな女と出会ったのだろうか。
メルティアは、むうと頬を膨らませた。
そんな嫉妬混じりの疑問が、ずっと頭から離れない。
「…………ううぅ、コウタぁ」
ベッドの端に座ったまま、再び枕に顔を埋めるメルティア。
と、その時だった。
不意にコンコンと寝室のドアがノックされたのだ。
メルティア、そしてアイリとゴーレム達も視線をドアに向けた。
こんな時間に誰だろうか? コウタは恐らく今日は来ない。ならば可能性としては執事長のラックスか、それとも父であるアベルだろうか?
と、悩んでいる内にアイリがドアに向かった。
「……私が開けるね」
そう言って少女はドアを開ける。
そして軽く目を瞠った。
「……コウタ?」
「あ、うん。こんばんは、アイリ」
と挨拶して、笑みを見せる来客はコウタだった。
彼を門前払いしてから、まだ一時間も経っていない。まさかこんなにも早く再び訪れてくるとは思ってもいなかった。
「……どうしたの?」
と、アイリが尋ねると、コウタは真剣な表情を浮かべた。
それから意を決したように言葉を放つ。
「実はメルに用があるんだ。少しいいかな?」
「…………」
アイリはコウタを見上げて、じいっと少年を観察した。
彼の顔はとても真剣だった。一時間前も真剣ではあったが、その時とは少し違う。何と言うか、覚悟のような意志が加わったような感じだ。
アイリは少し考えてから「……いいよ」と了承した。
「ありがとう、アイリ」
コウタは少女に礼を言うと寝室に入った。
そして少年は真直ぐベッドの端に座る部屋の主人の元へ向かう。
対するメルティアは、その状況に目を丸くした。
「コ、コウタ……?」
メルティアは困惑した表情を見せる。アイリが、あっさりコウタを通したことにも驚いたが、コウタの顔つきが普段と大分違っていたからだ。
眉根を寄せるメルティア。
と、そうしている内に、コウタは彼女の前に立った。
「………メル」
少年が彼女の名を呼ぶ。
続けて、すっと右手をメルティアの肩に当てる。
コウタの体は何故か緊張しており、少しだけ震えていた。
「え、コ、コウタ……?」
メルティアはいきなりのことに少し動揺する。
一方、コウタは手で彼女の肩に触れたまま、ちらちらとアイリとゴーレム達、そしてメルティア本人を見て目を泳がせていたが、
「……よ、よし」
小さくそう呟くと、覚悟を決めた。
それから一度だけ大きく息を吐きだすと、メルティアの肩をしっかりと両手で掴み、ゆっくりと顔を近付ける。
「え、え?」
メルティアは困惑した。そして温かい感触が彼女の額に触れた。
当人であるメルティアは大きく目を見開き、アイリとゴーレム達は「……おお」「……コウタガヤッタ!」と驚きの声を上げている。
「……あ……」
一瞬遅れてメルティアは、自分の額に『キス』をされたことを理解した。
カアアアァと頬が熱くなる。全身が一気に硬直した。
鼓動が激しく高鳴っている。
「……今日は本当にごめん、メル」
そう言って、コウタはメルティアの頬から手を離した。
彼女の顔はすでに真っ赤だった。
「一応、約束だからね。そ、その、し、親愛の証だよ」
と、コウタは気恥ずかしげに笑う。それから少年はそそくさと立ち上がると、額を両手で押さえて未だ呆然とするメルティアをよそに、「そ、それじゃあボク用事があるから!」と言って寝室から早足で去って行った。
メルティアはもちろん、アイリやゴーレム達も困惑していた。
が、しばらくして、まずアイリがクスリと笑った。
「……良かったね、メルティア」
小さなメイドは、トコトコとメルティアの元まで近付いて言う。
「……まさか、コウタがこんな力技をするなんて思わなかった」
演劇などでは浮気のばれた男が、激怒する女の唇を強引に奪って黙らせるという定番のシーンがあるが、今回の行為はそれに近かった。まあ根本的には何一つ解決していないのだが、結局相手の男が好きならば案外それで誤魔化せる場合もある。
あの奥手なコウタにしては不自然なぐらい大胆な手段ではあるが、ともあれ、これでメルティアの機嫌は一気に改善するだろう。
アイリはホッとした表情を浮かべるが、メルティアの様子は少しおかしかった。
最初は顔を真っ赤にしていたが、時間が経つにつれて青ざめていくのだ。
「……どうしたのメルティア?」
流石に訝しんだアイリが声をかけると、そこでようやくメルティアは硬直状態から完全に再起動した。
そして慌ててベッドから立ち上がると、
「零号! 零号はいますか!」
最も頼りにしている最古のゴーレムの名を呼ぶ。
すると、部屋にいた零号が手を上げ、
「……ココニイル。メルサマ」
と、自分の存在をアピールする。メルティアは緊張した面持ちで金の冠を掲げるゴーレム隊の隊長機を見やると、
「急ぎ全機を集めて下さい!」
「……メ、メルティア?」
いきなりそんな指示を出すメルティアに、アイリは眉根を寄せた。
それには構わず、メルティアは言葉を続ける。
「コウタがこんなことをするなんて、只事ではありません!」
メルティアは正確にコウタの心情を見抜いていた。
コウタ自身は約束を果たしたつもりなのかもしれないが、伊達に幼馴染をしている訳ではない。彼が何かを覚悟していることなど一目瞭然だった。
簡潔に言ってしまえば、やり残したことを果たさなければならないと思うほどの事件が彼の身に起きているのだ。だからこそコウタはこの部屋に来た。
しかし、あれではまるで今生の別れのキスである。
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