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番外編 睦月の夜
第30話 後編2(※)
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暫くそのままベッドの上に蹲っていたが、三分ほど経つと漸く痛みが薄らいできた。晶は息をついて、目に溜まった涙を拭う。
「…ってー。死ぬかと思った……」
「ごめん、本当にごめんね? わざとじゃないんだ。だって晶が急に力入れるから…」
「いーや、許さねぇ」
「そんな…晶ぁ……」
ツンと怒ったようにそっぽを向く晶の態度に、直人は泣きそうな表情になる。そもそも原因は晶にあるのだが、自分を助ける為に負った傷を痛ませてしまったことで、直人の頭の中は謝罪の気持ちでいっぱいだった。
「だから、ごめんってば。晶、許してよ……」
「駄目。タダじゃやだね」
「…? どうすれば許してくれるの?」
意地の悪い素振りで言ったセリフに、直人は真剣に問い返す。邪な企みに全く気付かない彼を見て、晶は思わず顔を緩めた。
「俺のがさぁ、今ので萎えちまったんだよな。だから、直人が勃たせてくれたら許す」
「…俺がって…」
晶の言葉の意味が分からない。首を傾げる直人に晶は直で言う。
「舐めて。俺の」
「?!」
未経験の行為を指示されて固まってしまった。
「嫌とは言わせねぇぜ」
駄目押しのように左腕を指差されれば、もう何も言い返すことは出来ない。直人は目を伏せて溜息をつく。
「……分かったよ」
恐る恐る晶の腰に手を伸ばす。パジャマのズボンと下着を下げると、現れた彼の分身にそっと触れた。発熱の名残で多少熱さを感じるものの、痛みで血の気の引いた恋人のそれはくったりと萎えたまま。
直人は、こんなにも晶の中心を直視するのは初めてだった。勿論口に含んだことなど無い。慣れない手付きでゆっくりと扱いてから、先端にチロリと舌を這わせる。根元を両手で包んで少しずつ口内に侵入させた。硬さの無いそれに押し当てた舌が、躊躇いがちに先の溝をなぞって晶を刺激する。
「ん…。いいぜ、直人…。もっと深く……」
その声に、直人は晶の分身を喉の奥まで導いた。可憐な唇が大きく開いて、必死に晶を咥え込む。
纏い付く温度と唾液のぬめりが、晶に本番さながらの錯覚を与えた。腰に軽い痺れが走り、直人の口の中のものが次第に熱く硬くなっていく。容積を増していくそれが口腔で存在感を示し、直人は苦しそうに眉を寄せながらも懸命に舌で舐め上げた。
「…なかなか上手いじゃん。直人の口ん中、すげぇ気持ちいい…。――ん?」
晶は、俯せになって自分に奉仕する直人の下半身に目を向けた。捻るように横へ向けた腰のその部分が、勃ち上がって張っている。さっきの騒ぎで、直人自身の熱も引いていた筈なのに。
「直人。俺のを舐めただけで感じてんのか? しっかり勃ってるじゃん」
「…ふ…っ、ぅ……」
熱い晶のものを口に含みながら、直人は感じていた。口中のそれがいつも自分の内に突き入れられているのだと、その熱さにあられもない声を上げてしまうのだと思うと、それだけで中心が熱を帯びる。顔を赤く染めて、唇の端から唾液が溢れるのも構わずに舌を動かした。
晶の腰が疼き出す。
「…っう……もう、充分だ…。今度は、俺がやってやるから……」
直人の口から自身を抜いて、その身体を引き寄せる。腫れた頬に口付けて小さく囁いた。
「服、脱いで。俺のも脱がせてくれ……」
煙る灰色が月光のように妖しい光を湛えた。月色の瞳を潤ませた直人は、晶の言うままに身を覆うものを取り去っていく。全裸にした晶の胸に己の裸身を重ねた。
白い肌の上の無数の擦り傷を、晶は愛おしそうに摩る。
「やっぱ…腹立つ…」
直人を毛布の上に横たえて身体をずらすと、彼の下腹を正面に捉える。熱く勃った分身に右手の指を絡めて、親指を除く四本の指の腹で圧迫するように押し撫でた。
「…は…、ふっ…」
根元から先端へと繰り返し与えられる刺激に、熱り立つ直人の中心が蜜を零す。それを全体に塗り伸ばして、晶はひと息に熱の塊を頬張った。ぴったりと舌を吸い付かせ頭を上下させる。頭上で直人の呼吸が浅く激しくなっていくのを感じて、軽く歯を立てた。
「あっ! ぅうんっっ」
全身を震わせて直人が達する。放たれた白濁を喉で受けてそのまま飲み下すと、荒い息をつく彼に笑みを向けた。
「可愛い…、直人…」
ちゅっと唇に口付ける。左肘で己の身体を支え、傷を庇いつつ右手で直人の秘所を探った。外から内から念入りに揉み込んだ後、恋人の中を二本の指で掻き回しながら言う。
「今日はやけに積極的なんだな。自分からヤりたがってるみてぇだぜ」
「…ん…っ、あぁ…。だって…っ腕…が…、はぁっ」
直人は、まだ晶の左腕を叩いたことを気に掛けているらしい。それに気付いた晶は、再び良からぬことを思い付く。指を抜いて直人の顔を見詰めた。
「なぁ、直人。俺、腕がこんなんだから上手く挿れらんねぇよ」
「……?」
「これだと、このままで終わりってことになるけど……」
「な…」
直人の中心は再び熱く張り詰めている。荒れ狂う快感の嵐に、身体中が疼いている筈なのだ。こんな状態でやめられるわけが無い。
しかし、それ以前に何か気に掛かることがあるのか、直人はじっと晶に目を注ぐ。
「でも…晶はまだ…。俺のは、その…自分でやっても、構わないけど……。さっきみたいに…口でしてあげた方がいい…?」
こんな時まで相手を気遣う。その優しさに付け込む自分を内心罵りながら、晶の口は意地悪な言葉を紡ぎ続けた。
「やだ。俺は直人の中でイキたいし、直人が自分でイクのも許さねぇ」
「…じゃ、…どうしたら…いいの?」
我慢の限界が近いのだろう。苦しげに呟く直人の両手が、己のものに触れそうになる。それをすかさず掴んで毛布に押し付けると、晶はニッと笑んだ。
「俺の上に載ってさ、直人が自分で俺の挿れてくんねぇか?」
最初、何を言われたのか把握出来なかった直人は、一瞬考えてからそれを理解する。潤んだ目を見開いて、今にも泣き出さんばかりの声を出した。
「そっ、そんなっ、自分でなんて…恥ずかしくて出来ないよ」
「じゃぁ、これで終わり」
終わりと言いながら、直人の両手を押さえ付ける右手の力は緩めない。直人は瞳に涙を滲ませて、イヤイヤをするように首を振る。
「晶ぁ…意地悪しないで……」
「駄目なもんは駄目」
冷たい言葉に直人は唇を噛んで俯いたが、身体の内を駆け巡る欲求にとうとう耐え切れなくなったのか、聞き取れるかどうかというような微かな声で晶に告げた。
「…分かった…。自分で…挿れるから…」
その顔は今にも爆発してしまいそうなほどに火照っている。
直人の返事を聴いて満足げに頷くと、晶は仰向けに寝転がった。その上に直人はおずおずと跨る。膝を突き、上がる呼吸を押さえ、震える手で晶の分身を支えた。大きく息を吸い込む。手の中で熱く猛るその先端を己の蕾に宛がうと、息を吐きながら少しずつ腰を沈めた。
「あ…っはぅ…、んっ、く…っ」
灼けるような熱さが迫り上がってくる。いつもと違い自分の速度で侵入するそれに、直人は息を詰めた。
なかなか進まず止まりがちな腰に晶の右手が添えられる。
「ほら、もう少し。手伝ってやっから」
そう言うと、その手に力を籠めて引き下げられた。
「ぁあっ!」
互いの下肢の付け根が重なり合う。一気に晶の全てを呑み込んで、白い裸体が仰け反った。
「動いて、直人…」
要求する声に、貫かれた余韻に浸ったままの直人は、息を乱しながらも素直に従う。焦らされた欲望が清廉な魂を妖艶に染め上げていた。晶の胸に手を突いて腰を持ち上げ、ゆっくりと落とす。それを何度も繰り返す直人の唇から、艶かしい声が次々と零れていった。
晶は彼の胸の頂に手を伸ばすと、硬く尖ったそれを指先で弄びながら妖しく笑む。
「オーケー、直人。後は俺がやる…」
甘い響きを伴って呟かれた声が直人の耳に届くと同時に、その身体が下から大きく揺すり上げられた。
「んぁっっ! ふ、あぅ…っっ」
全身に走る快感。知り尽くしたそこを攻め立てる晶の猛りが、直人の力を奪う。揺れる上体を支えられず、手の下の温もりに縋り付くように突っ伏した。
「あっ、あぁんっ、あ…きらぁ、も…う…っやぁぁっっ!」
既に限界を超えていた直人の熱が弾け飛ぶ。重なった腹の間にぬめる粘液が貼り付くのを感じて、晶は右手でシーツを掴むと動く速度を上げた。
「俺も…すぐだ…っ」
自分の上で波打つ裸身をひと際激しく突き上げる。
「もう二度と…あんな怖い思いはさせねぇよ。…誰にも…お前を触れさせねぇ」
首元で喘ぐ直人にそう囁いて、絶頂へと昇り詰めた身体が想い人の中に熱い精を迸らせた。
――「安静に」という秀一の言い付けを守らなかった晶が、翌日もベッドに貼り付き状態だったことは言うまでも無い――。
★★★次回予告★★★
本編に戻ります。
仕事が忙しいと言う直人は、情事の後でも梶原家に泊まらなくなった。
帰っていく彼の背を見送る晶の胸中には、ある一つの不安が――。
「…ってー。死ぬかと思った……」
「ごめん、本当にごめんね? わざとじゃないんだ。だって晶が急に力入れるから…」
「いーや、許さねぇ」
「そんな…晶ぁ……」
ツンと怒ったようにそっぽを向く晶の態度に、直人は泣きそうな表情になる。そもそも原因は晶にあるのだが、自分を助ける為に負った傷を痛ませてしまったことで、直人の頭の中は謝罪の気持ちでいっぱいだった。
「だから、ごめんってば。晶、許してよ……」
「駄目。タダじゃやだね」
「…? どうすれば許してくれるの?」
意地の悪い素振りで言ったセリフに、直人は真剣に問い返す。邪な企みに全く気付かない彼を見て、晶は思わず顔を緩めた。
「俺のがさぁ、今ので萎えちまったんだよな。だから、直人が勃たせてくれたら許す」
「…俺がって…」
晶の言葉の意味が分からない。首を傾げる直人に晶は直で言う。
「舐めて。俺の」
「?!」
未経験の行為を指示されて固まってしまった。
「嫌とは言わせねぇぜ」
駄目押しのように左腕を指差されれば、もう何も言い返すことは出来ない。直人は目を伏せて溜息をつく。
「……分かったよ」
恐る恐る晶の腰に手を伸ばす。パジャマのズボンと下着を下げると、現れた彼の分身にそっと触れた。発熱の名残で多少熱さを感じるものの、痛みで血の気の引いた恋人のそれはくったりと萎えたまま。
直人は、こんなにも晶の中心を直視するのは初めてだった。勿論口に含んだことなど無い。慣れない手付きでゆっくりと扱いてから、先端にチロリと舌を這わせる。根元を両手で包んで少しずつ口内に侵入させた。硬さの無いそれに押し当てた舌が、躊躇いがちに先の溝をなぞって晶を刺激する。
「ん…。いいぜ、直人…。もっと深く……」
その声に、直人は晶の分身を喉の奥まで導いた。可憐な唇が大きく開いて、必死に晶を咥え込む。
纏い付く温度と唾液のぬめりが、晶に本番さながらの錯覚を与えた。腰に軽い痺れが走り、直人の口の中のものが次第に熱く硬くなっていく。容積を増していくそれが口腔で存在感を示し、直人は苦しそうに眉を寄せながらも懸命に舌で舐め上げた。
「…なかなか上手いじゃん。直人の口ん中、すげぇ気持ちいい…。――ん?」
晶は、俯せになって自分に奉仕する直人の下半身に目を向けた。捻るように横へ向けた腰のその部分が、勃ち上がって張っている。さっきの騒ぎで、直人自身の熱も引いていた筈なのに。
「直人。俺のを舐めただけで感じてんのか? しっかり勃ってるじゃん」
「…ふ…っ、ぅ……」
熱い晶のものを口に含みながら、直人は感じていた。口中のそれがいつも自分の内に突き入れられているのだと、その熱さにあられもない声を上げてしまうのだと思うと、それだけで中心が熱を帯びる。顔を赤く染めて、唇の端から唾液が溢れるのも構わずに舌を動かした。
晶の腰が疼き出す。
「…っう……もう、充分だ…。今度は、俺がやってやるから……」
直人の口から自身を抜いて、その身体を引き寄せる。腫れた頬に口付けて小さく囁いた。
「服、脱いで。俺のも脱がせてくれ……」
煙る灰色が月光のように妖しい光を湛えた。月色の瞳を潤ませた直人は、晶の言うままに身を覆うものを取り去っていく。全裸にした晶の胸に己の裸身を重ねた。
白い肌の上の無数の擦り傷を、晶は愛おしそうに摩る。
「やっぱ…腹立つ…」
直人を毛布の上に横たえて身体をずらすと、彼の下腹を正面に捉える。熱く勃った分身に右手の指を絡めて、親指を除く四本の指の腹で圧迫するように押し撫でた。
「…は…、ふっ…」
根元から先端へと繰り返し与えられる刺激に、熱り立つ直人の中心が蜜を零す。それを全体に塗り伸ばして、晶はひと息に熱の塊を頬張った。ぴったりと舌を吸い付かせ頭を上下させる。頭上で直人の呼吸が浅く激しくなっていくのを感じて、軽く歯を立てた。
「あっ! ぅうんっっ」
全身を震わせて直人が達する。放たれた白濁を喉で受けてそのまま飲み下すと、荒い息をつく彼に笑みを向けた。
「可愛い…、直人…」
ちゅっと唇に口付ける。左肘で己の身体を支え、傷を庇いつつ右手で直人の秘所を探った。外から内から念入りに揉み込んだ後、恋人の中を二本の指で掻き回しながら言う。
「今日はやけに積極的なんだな。自分からヤりたがってるみてぇだぜ」
「…ん…っ、あぁ…。だって…っ腕…が…、はぁっ」
直人は、まだ晶の左腕を叩いたことを気に掛けているらしい。それに気付いた晶は、再び良からぬことを思い付く。指を抜いて直人の顔を見詰めた。
「なぁ、直人。俺、腕がこんなんだから上手く挿れらんねぇよ」
「……?」
「これだと、このままで終わりってことになるけど……」
「な…」
直人の中心は再び熱く張り詰めている。荒れ狂う快感の嵐に、身体中が疼いている筈なのだ。こんな状態でやめられるわけが無い。
しかし、それ以前に何か気に掛かることがあるのか、直人はじっと晶に目を注ぐ。
「でも…晶はまだ…。俺のは、その…自分でやっても、構わないけど……。さっきみたいに…口でしてあげた方がいい…?」
こんな時まで相手を気遣う。その優しさに付け込む自分を内心罵りながら、晶の口は意地悪な言葉を紡ぎ続けた。
「やだ。俺は直人の中でイキたいし、直人が自分でイクのも許さねぇ」
「…じゃ、…どうしたら…いいの?」
我慢の限界が近いのだろう。苦しげに呟く直人の両手が、己のものに触れそうになる。それをすかさず掴んで毛布に押し付けると、晶はニッと笑んだ。
「俺の上に載ってさ、直人が自分で俺の挿れてくんねぇか?」
最初、何を言われたのか把握出来なかった直人は、一瞬考えてからそれを理解する。潤んだ目を見開いて、今にも泣き出さんばかりの声を出した。
「そっ、そんなっ、自分でなんて…恥ずかしくて出来ないよ」
「じゃぁ、これで終わり」
終わりと言いながら、直人の両手を押さえ付ける右手の力は緩めない。直人は瞳に涙を滲ませて、イヤイヤをするように首を振る。
「晶ぁ…意地悪しないで……」
「駄目なもんは駄目」
冷たい言葉に直人は唇を噛んで俯いたが、身体の内を駆け巡る欲求にとうとう耐え切れなくなったのか、聞き取れるかどうかというような微かな声で晶に告げた。
「…分かった…。自分で…挿れるから…」
その顔は今にも爆発してしまいそうなほどに火照っている。
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「あ…っはぅ…、んっ、く…っ」
灼けるような熱さが迫り上がってくる。いつもと違い自分の速度で侵入するそれに、直人は息を詰めた。
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「ほら、もう少し。手伝ってやっから」
そう言うと、その手に力を籠めて引き下げられた。
「ぁあっ!」
互いの下肢の付け根が重なり合う。一気に晶の全てを呑み込んで、白い裸体が仰け反った。
「動いて、直人…」
要求する声に、貫かれた余韻に浸ったままの直人は、息を乱しながらも素直に従う。焦らされた欲望が清廉な魂を妖艶に染め上げていた。晶の胸に手を突いて腰を持ち上げ、ゆっくりと落とす。それを何度も繰り返す直人の唇から、艶かしい声が次々と零れていった。
晶は彼の胸の頂に手を伸ばすと、硬く尖ったそれを指先で弄びながら妖しく笑む。
「オーケー、直人。後は俺がやる…」
甘い響きを伴って呟かれた声が直人の耳に届くと同時に、その身体が下から大きく揺すり上げられた。
「んぁっっ! ふ、あぅ…っっ」
全身に走る快感。知り尽くしたそこを攻め立てる晶の猛りが、直人の力を奪う。揺れる上体を支えられず、手の下の温もりに縋り付くように突っ伏した。
「あっ、あぁんっ、あ…きらぁ、も…う…っやぁぁっっ!」
既に限界を超えていた直人の熱が弾け飛ぶ。重なった腹の間にぬめる粘液が貼り付くのを感じて、晶は右手でシーツを掴むと動く速度を上げた。
「俺も…すぐだ…っ」
自分の上で波打つ裸身をひと際激しく突き上げる。
「もう二度と…あんな怖い思いはさせねぇよ。…誰にも…お前を触れさせねぇ」
首元で喘ぐ直人にそう囁いて、絶頂へと昇り詰めた身体が想い人の中に熱い精を迸らせた。
――「安静に」という秀一の言い付けを守らなかった晶が、翌日もベッドに貼り付き状態だったことは言うまでも無い――。
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