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後日談の後日談 その3
第6話※ 転生したら大学生でした(完)
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新歓のあの日、ボックスでうたた寝して、自分がドワーフに転生した夢を見ただけだったはずなのに。
「あの、ご飯出来ました、けど」
「ああ、そんな時間か。いただこう」
俺は今、なぜかタワマンに住んでいる。あの日は焦った。亜沓君の家に何日か監禁されて、単位落としちゃうからって泣き落としで講義に出席して。その後アパートに帰ったら鍵が変えられていて、ガチャガチャしているうちにエージェントスミスみたいな黒服のおじさんたちに拉致されて。そして亜沓君の家へ逆戻りしたと思ったら、アパートにあった家財道具が全て運び込まれていた。
慌てて実家に連絡したら、なぜか両親は引っ越しを承諾していて、電話越しで亜沓君に「孝幸をよろしくお願いします」とか言ってるし。もちろんバイトも知らない間に退職済み。サークルは、週に一度の条件付きで参加を許された。
学生の分際でタワマンに住んでいたことでお察しだが、彼の実家は太い。それもそのはず、亜沓君は俺でも知ってる海外の大会社の御曹司だった。しかも小さい頃から飛び級を重ね、必要な学位は取得済み。日本の二流大学(俺は必死で勉強して滑り込んだんだが)に来る必要なんてなかったはずなんだが。
それどころか、彼はもう実家から経済的に独立していた。彼の部屋には、何枚ものモニターとゴツいパソコンラック。何をしているのかは分からない。だけど、画面を眺めて時々カチャカチャとキーボードを叩くだけで、この裕福な暮らしを賄うどころか、ご実家の業績までガン上げしているらしい。
亜沓君によれば、こっちの世界には精霊がほとんどいないらしい。例えば火山に行けば火の精霊が、清流に行けば水の精霊が、深い森林に行けば森の精霊が見られなくもないそうだ。しかし凡そ人の住む場所に、精霊なんてものはほとんどいない。唯一、雷精を除いて。
そう。ネットの世界は、雷の精霊で溢れている。俺からすればチンプンカンプン、0と1の電気信号の集まりが、亜沓君にとっては自在にコミュニケーションの取れる僕なのだ。なにそれ、どういうチート。
そこに至った経緯はともかく、亜沓君の家にお世話になっているからには、家事くらいは担当しなければならない。とはいえ、掃除は掃除ロボ、洗濯はコンシェルジュのクリーニングサービスとドラム式洗濯乾燥機、食器は食洗機。俺に出来るのは料理くらいか。しかし料理だって、亜沓君家の財力なら美味しくて体にいい外食やケータリングなんか普通に取れそうなもんなんだけど、亜沓君は文句の一つも言わずに黙々と食べる。
昔から、料理だけは得意だった。両親が共働きで、小さい頃から家事全般を手伝っていたのもあるが、夢で前世の記憶を思い出して、前々世で居酒屋でバイトしてたせいだって分かった。ゆえに、俺の作る料理はいわゆる男飯、居酒屋料理だ。彼はこれまで、もっと美味しいものをいっぱい食べてるだろうに。しかし今日のチキンステーキは、昔アールトがウサギを狩った時に作ったウサギステーキみたいだ。あの時使った香辛料と、今日のスパイスミックスは味が似ている。というか、あの香辛料の調合はこのスパイスミックスに寄せたヤツだ。
思い出すなぁ。あの旅は、前世の俺にとって最高のご褒美だった。俺はあの後さっさと始末されちゃったけど、アールトは今も昔もふつくしい。
「———なんだ」
ふと亜沓君がナイフとフォークを止める。俺がキモい顔でデレデレと舐め回すような視線を送っていたからか。
「いや、幸せだなぁと思って」
「ふん、当然だ」
しかし俺のキモさに慣れたのか、彼はまたステーキを口に運び始めた。
その後俺は、そのままタワマンから大学に通い、無事に卒業して、そのまま亜沓君のご実家の日本法人に就職。とはいえ、ポジションは亜沓君の個人秘書、そしてやってることは学生時代から変わらない。
「えっと今日は、例の奉納祭のご神事から」
「ああ」
プライベートジェットに乗り込み、スケジュールを確認する。亜沓君、改め亜沓社長の好奇心はとどまるところを知らず、毎日あちこちを飛び回っている。今日はとある人気ゲームの聖地巡り。「武器まで擬人化して二次元コンテンツにし、あまつさえ神事にまで昇華するなど、実に興味深い」だそうだ。
「ちょっ、あ、ダメです社長…!」
「社長じゃないと言っているだろう。聞き分けのないネズミだ」
「あっ…!!」
無駄に広い機内。せっかく着込んだスーツを剥かれると、仕込まれた玩具が顕わになる。外でスイッチ入れるなって言ってるのに。いや、最初からスイッチで操作できる玩具を仕込まれている時点でダメだけど。
「らめ、らめれず、おじりッ…!ん”あァ!!」
「やかましい。奉仕に集中しろ」
昨夜も散々可愛がられたケツは、社長の———いや、アールトのペニスを容易に飲み込む。浄化なんかどうしてるかって?彼は指輪やアクセサリーに大粒の宝石をあしらい、そこに契約した精霊を宿らせている。魔素のない世界で、前世と同等の精霊魔法を使う。彼はガチチートだ。
一度は辞めようとしたんだ。彼の親族からも、「同性のパートナーはちょっと」って釘を刺されたことがある。当然だ。彼は極めて優秀な男で、その遺伝子を残さないなんてあり得ない。ご実家の、そしてこの世界の損失だ。しかし彼は俺の辞表を握りつぶし、そして親族は役員名簿から名前が消え、消息が途絶えた。
「お前には今度こそ仮胎を授けてやる。私の子をたんと産むがいい。光栄だろう?」
「はヒッ、しゅっさ、プレぃ、てぇてぇッ…?」
いつかあの領都のホテルで言われたこと。あの時は散々輪姦されて朦朧としていて、まさか自分のことだとは思ってなかった。しかし俺は、今度こそアールトの子を産むんだろうか。それって秘書の仕事?分からん。
二人だけの客室で背後から貫かれ、パンパンと音がするほどの激しいピストン。頭がバカになるほど気持ちいい。硬くて太くて長いのが、一番奥の行き止まりを易々と超えてくる。逃げるもなにも、高給もらって、衣食住世話してもらって、気持ちよくしてもらって。後はアールトに飽きられるのを待つばかりなんだけど———
「そらっ、孕め…ッ!」
「へあァ!!!あァああ…」
どくどくと注がれる子種。なんとなく分かる。前にバルドゥルに触手を嗾けられた時と同じだ。体の奥深くで、卵が授精する感覚。
「っはは。孕むまで何度でも注いでやる。これでお前は完全に私のものだ」
「…しょんな…」
逃げようだなんて、考えたこともない。それどころか、俺がアールトのものだなんて、それなんてご褒美。
「既に魂結いは成った。どの世界に転生しようと、逃げられると思うな…」
身も心も、ふわふわと雲の上。なんだかそれって熱烈なプロポーズみたいだなと思いながら、俺は意識を手放した。
「あの、ご飯出来ました、けど」
「ああ、そんな時間か。いただこう」
俺は今、なぜかタワマンに住んでいる。あの日は焦った。亜沓君の家に何日か監禁されて、単位落としちゃうからって泣き落としで講義に出席して。その後アパートに帰ったら鍵が変えられていて、ガチャガチャしているうちにエージェントスミスみたいな黒服のおじさんたちに拉致されて。そして亜沓君の家へ逆戻りしたと思ったら、アパートにあった家財道具が全て運び込まれていた。
慌てて実家に連絡したら、なぜか両親は引っ越しを承諾していて、電話越しで亜沓君に「孝幸をよろしくお願いします」とか言ってるし。もちろんバイトも知らない間に退職済み。サークルは、週に一度の条件付きで参加を許された。
学生の分際でタワマンに住んでいたことでお察しだが、彼の実家は太い。それもそのはず、亜沓君は俺でも知ってる海外の大会社の御曹司だった。しかも小さい頃から飛び級を重ね、必要な学位は取得済み。日本の二流大学(俺は必死で勉強して滑り込んだんだが)に来る必要なんてなかったはずなんだが。
それどころか、彼はもう実家から経済的に独立していた。彼の部屋には、何枚ものモニターとゴツいパソコンラック。何をしているのかは分からない。だけど、画面を眺めて時々カチャカチャとキーボードを叩くだけで、この裕福な暮らしを賄うどころか、ご実家の業績までガン上げしているらしい。
亜沓君によれば、こっちの世界には精霊がほとんどいないらしい。例えば火山に行けば火の精霊が、清流に行けば水の精霊が、深い森林に行けば森の精霊が見られなくもないそうだ。しかし凡そ人の住む場所に、精霊なんてものはほとんどいない。唯一、雷精を除いて。
そう。ネットの世界は、雷の精霊で溢れている。俺からすればチンプンカンプン、0と1の電気信号の集まりが、亜沓君にとっては自在にコミュニケーションの取れる僕なのだ。なにそれ、どういうチート。
そこに至った経緯はともかく、亜沓君の家にお世話になっているからには、家事くらいは担当しなければならない。とはいえ、掃除は掃除ロボ、洗濯はコンシェルジュのクリーニングサービスとドラム式洗濯乾燥機、食器は食洗機。俺に出来るのは料理くらいか。しかし料理だって、亜沓君家の財力なら美味しくて体にいい外食やケータリングなんか普通に取れそうなもんなんだけど、亜沓君は文句の一つも言わずに黙々と食べる。
昔から、料理だけは得意だった。両親が共働きで、小さい頃から家事全般を手伝っていたのもあるが、夢で前世の記憶を思い出して、前々世で居酒屋でバイトしてたせいだって分かった。ゆえに、俺の作る料理はいわゆる男飯、居酒屋料理だ。彼はこれまで、もっと美味しいものをいっぱい食べてるだろうに。しかし今日のチキンステーキは、昔アールトがウサギを狩った時に作ったウサギステーキみたいだ。あの時使った香辛料と、今日のスパイスミックスは味が似ている。というか、あの香辛料の調合はこのスパイスミックスに寄せたヤツだ。
思い出すなぁ。あの旅は、前世の俺にとって最高のご褒美だった。俺はあの後さっさと始末されちゃったけど、アールトは今も昔もふつくしい。
「———なんだ」
ふと亜沓君がナイフとフォークを止める。俺がキモい顔でデレデレと舐め回すような視線を送っていたからか。
「いや、幸せだなぁと思って」
「ふん、当然だ」
しかし俺のキモさに慣れたのか、彼はまたステーキを口に運び始めた。
その後俺は、そのままタワマンから大学に通い、無事に卒業して、そのまま亜沓君のご実家の日本法人に就職。とはいえ、ポジションは亜沓君の個人秘書、そしてやってることは学生時代から変わらない。
「えっと今日は、例の奉納祭のご神事から」
「ああ」
プライベートジェットに乗り込み、スケジュールを確認する。亜沓君、改め亜沓社長の好奇心はとどまるところを知らず、毎日あちこちを飛び回っている。今日はとある人気ゲームの聖地巡り。「武器まで擬人化して二次元コンテンツにし、あまつさえ神事にまで昇華するなど、実に興味深い」だそうだ。
「ちょっ、あ、ダメです社長…!」
「社長じゃないと言っているだろう。聞き分けのないネズミだ」
「あっ…!!」
無駄に広い機内。せっかく着込んだスーツを剥かれると、仕込まれた玩具が顕わになる。外でスイッチ入れるなって言ってるのに。いや、最初からスイッチで操作できる玩具を仕込まれている時点でダメだけど。
「らめ、らめれず、おじりッ…!ん”あァ!!」
「やかましい。奉仕に集中しろ」
昨夜も散々可愛がられたケツは、社長の———いや、アールトのペニスを容易に飲み込む。浄化なんかどうしてるかって?彼は指輪やアクセサリーに大粒の宝石をあしらい、そこに契約した精霊を宿らせている。魔素のない世界で、前世と同等の精霊魔法を使う。彼はガチチートだ。
一度は辞めようとしたんだ。彼の親族からも、「同性のパートナーはちょっと」って釘を刺されたことがある。当然だ。彼は極めて優秀な男で、その遺伝子を残さないなんてあり得ない。ご実家の、そしてこの世界の損失だ。しかし彼は俺の辞表を握りつぶし、そして親族は役員名簿から名前が消え、消息が途絶えた。
「お前には今度こそ仮胎を授けてやる。私の子をたんと産むがいい。光栄だろう?」
「はヒッ、しゅっさ、プレぃ、てぇてぇッ…?」
いつかあの領都のホテルで言われたこと。あの時は散々輪姦されて朦朧としていて、まさか自分のことだとは思ってなかった。しかし俺は、今度こそアールトの子を産むんだろうか。それって秘書の仕事?分からん。
二人だけの客室で背後から貫かれ、パンパンと音がするほどの激しいピストン。頭がバカになるほど気持ちいい。硬くて太くて長いのが、一番奥の行き止まりを易々と超えてくる。逃げるもなにも、高給もらって、衣食住世話してもらって、気持ちよくしてもらって。後はアールトに飽きられるのを待つばかりなんだけど———
「そらっ、孕め…ッ!」
「へあァ!!!あァああ…」
どくどくと注がれる子種。なんとなく分かる。前にバルドゥルに触手を嗾けられた時と同じだ。体の奥深くで、卵が授精する感覚。
「っはは。孕むまで何度でも注いでやる。これでお前は完全に私のものだ」
「…しょんな…」
逃げようだなんて、考えたこともない。それどころか、俺がアールトのものだなんて、それなんてご褒美。
「既に魂結いは成った。どの世界に転生しようと、逃げられると思うな…」
身も心も、ふわふわと雲の上。なんだかそれって熱烈なプロポーズみたいだなと思いながら、俺は意識を手放した。
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