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風と土編/原罪
62.嫉妬
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金曜日は大学の講義は午後一コマのみ。木刀を運ぶため真奈に竹刀袋を借り、視矢は講義が終わってからオーガストへ直行した。
長い得物のせいで、戸口や狭い場所を通る際何回ぶつかったか分からない。腕に抱えれば、片手が常に塞がってしまう。やはり木刀など持って歩くものじゃない。
視矢は少々疲れた面持ちでオーガストの扉を押し開けた。クラシックな喫茶店は自動ドアではなく、開閉のたびにカランとベルが鳴る。
相変わらず混んでいる店内を見回し、セレナの姿を探した。しかしいつもの窓際のテーブルには今日は若い男が座っていて、彼女はいなかった。木刀を渡すことになっているので、よもやすっぽかすはずはない。
やがて窓際のテーブルの男が、視矢に気付いて軽く手を上げ名を呼んだ。視矢と同年代で、ワイシャツに濃紺のベストを着てきっちりネクタイを締めている。服装と相まって、整った容貌が人目を惹いた。
この男も甘党なのか、テーブルの上には食べ終えたパフェのグラスがある。面識のない男に名を呼ばれ、視矢は怪訝な顔で近寄っていった。
「……誰、あんた。セレナの知り合い?」
「私は、司門来。彼女の代理だ」
不機嫌を滲ませた口調に一切表情を変えず、来という男は淡々と告げた。
セレナの仕事の関係者だと察しはついた。けれど彼女に会えると期待していた身としては、失望を隠せない。
視矢はテーブルの脇に立ったまま、ぶっきらぼうに木刀を差し出す。
「あんたも探偵なのか。じゃあ、これ、約束のやつな」
「来たばかりだろう。何も注文しないのか」
さっさと帰りたかったのに、抑揚のない声で尋ねられた。引き留めるというより、単に疑問を口にしただけのように聞こえる。
「初対面の男と茶を飲む趣味はねえよ」
八つ当たり気味に答えて木刀を押し付ける。すると来は視矢の手を押し戻し、窓の外を目線で示した。
「クトゥルフの信者が動き出した。木刀はお前が持っていた方がいい。それを伝えるために来た」
「は? 逆だろ。だったら、余計持ってられねえよ!」
目を吊り上げ、視矢はテーブルにバンと手をつく。
今のところ真奈の部屋に黒いものが現れた以外、妙な事は起きていない。とはいえ危険な物だと知らされた以上、約束通り木刀を引き取ってもらいたかった。
「返しても、意味がない」
無情な男は首を横に振り、木刀を手放しても狙われるのは変わらないと示唆した。
「木刀があれば、従者程度は退けられる。だから持っていろ」
「……従者?」
「邪神に魂を売った信者の末路。古本屋の店主だ」
クトゥルフや従者について、来ははっきり語ろうとしなかった。
視矢としてもあまり聞きたい話ではない。好奇心で踏み込めば身を滅ぼすのがお約束だ。
仮に警察を頼ったところで、邪神の存在は突飛すぎて妄想だと笑われるに決まっている。クトゥルフの信者は何の証拠も残さず人を消すという。結局のところ、自分の身は自分で守るしかない。
「今週末のホタル狩り。その時に片を付ける。それまで辛抱して欲しい」
来は視矢たちの家族行事の日程を把握しているらしく、そう告げた。そんなことまで調べたのかと驚くが、プライバシーの侵害を言及するのはこの際後回しでいい。
視矢は腹を据えて木刀を横に置き、向かいの椅子に座った。
「……やっぱり、何か食ってく」
「そうか」
「無愛想だな」
「そうか?」
眉一つ動かさず、感情を露わにしない。もとよりこの男はこういう性格なのだろう。
「セレナは、なんで来なかった?」
「体調不良だ」
尋ねれば来は定番の言い訳をする。
その後は特に会話もなく、視矢は黙々とフルーツパフェを食べてからオーガストを出た。来の方はまだしばらく見張りを続けるらしい。
持ち帰るしかない木刀を肩に担ぎ、重い気分で溜息を吐いた。セレナに会えず、さらに身の危険を説かれては到底気分は浮上しない。
木刀を置きに家へ戻った後、そのまま引き籠っていたかったけれど、夕方には道路工事のバイトが待っている。
(しっかりしろ、俺)
視矢は両頬をパンと叩いて気を引き締めた。塞ぎ込むのは性に合わない。
バイト先の工事現場に行けば、やはり今日も主任の姿はなく、早くも別の男が後釜についていた。結局連絡が取れず退職扱いになったらしい。
来から話を聞いた今となっては、主任の安否を考えるのさえ恐ろしかった。
仕事中は気が紛れても、帰り支度をしていると鬱屈とした感情に支配される。
いつもは平気なのに暗い夜道を通るのが躊躇われ、視矢は大通りへ向かった。居酒屋や風俗店が軒を連ねた街並みは健全とは言い難いものの、人の行き来は多い。金曜ということもあり、深夜さえ独特の賑わいを見せていた。
洋風の城を模した派手な建物には一際大きなネオンサインがきらめき、情交の場所を探す人々を引く。ちょうどそこから出て来た一組の男女が、歩道で人目も憚らず濃厚な口づけを交わしていた。
陰になって顔は見えないが、若いカップルだ。
中でやれよ、と視矢は心の中で毒づいて通り過ぎようとした。その時不意に女性の方と目が合ってしまい、体を硬直させる。
(セレナ……!?)
恥知らずなラブシーンを繰り広げているのは、紛れもなくオーガストで待ち合わせをしていた相手だった。
体調不良で来られないと言いながら、彼女は別の男と楽しんでいた。その事実に打ちのめされ、身動きも忘れてただ呆然と二人の姿を瞳に映す。
男は見物人などお構いなしに何度か口付けを繰り返し、その場を立ち去った。別れた後は互いに相手を気に掛ける素振りもない。
一人残ったセレナは視矢の方に目を向け、悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「ライから聞いたでしょ、シヤ」
悪びれたり釈明しようという素振りはなかった。彼女にとって自分はそういう対象ではないのだと視矢は思い知らされる。
「……今の男、彼氏?」
「違うよ。アイツはクトゥルフの信者。情報をもらってるんだ」
辛うじて問うと、意外な答えが返ってきた。仕事のために、男と寝たというのだろうか。
「今日オーガストに来なかったのは、あいつのため?」
「それも違う。ボクは木刀に触れないから、ライに行ってもらった」
「俺が迷惑なら、そう言ってくれ」
どうせ思いは気付かれている。まとまらない感情を持て余し、衝動的にセレナの腕を取った。
「頭冷やしな」
額を叩かれ、思いの外強い力で体を押し退けられる。その声と表情には底冷えするような威圧感があった。
「色恋沙汰にかまけてると、命落とすよ。ボクは早く木刀回収したかったのに、せっかくライがお膳立てしたんだからさ」
一喝され、視矢は息を飲んだ。冷静になるにつれ、己の置かれている現状がまざまざと形を成していく。彼女の言葉は正しい。今は考えねばならないことが他にある。
「ホタル狩りの時は、水場に近寄らないことだね。ボクたちは助けてやれない」
セレナの忠告は来より具体的だった。二人共肝心な部分を隠しているが、おそらくホタル狩りの日に何者かが襲ってくるのだろう。クトゥルフの信者、あるいは従者から、本当に木刀で身を守れるのか考えると空恐ろしい。
険しい顔をして黙り込む視矢に、セレナは仕方ないとばかりに息を吐いた。
「もう、面倒だな」
唐突に視矢のシャツの襟元を掴むと、ぐっと引き寄せ顔を近づけた。甘い雰囲気の欠片もないまま唇を重ねられ、視矢は驚いて目を瞬かせる。
柔らかい感触は一瞬で離れ、すぐさま乱暴に突き放された。
「サービスだよ。不本意だけど、見捨てたらライがうるさいし」
「……サービス、って」
セレナの心がどこにあるのか、彼にはまったく理解できない。元気付けるつもりでこんな思わせぶりな真似をされたら虚しいだけだ。
頭がひどく混乱していたのは確かだった。気が付けばいつのまにか自宅の前にいて、どうやって家に辿り着いたかさえ覚えがなかった。思い出そうとしても、霧が掛かったように記憶がぼやけている。
「ひでえ一日」
視矢は独りごちて夜空を仰いだ。雨になりそうな湿った大気に阻まれ、星の輝きは一つとして地上からは見えなかった。
長い得物のせいで、戸口や狭い場所を通る際何回ぶつかったか分からない。腕に抱えれば、片手が常に塞がってしまう。やはり木刀など持って歩くものじゃない。
視矢は少々疲れた面持ちでオーガストの扉を押し開けた。クラシックな喫茶店は自動ドアではなく、開閉のたびにカランとベルが鳴る。
相変わらず混んでいる店内を見回し、セレナの姿を探した。しかしいつもの窓際のテーブルには今日は若い男が座っていて、彼女はいなかった。木刀を渡すことになっているので、よもやすっぽかすはずはない。
やがて窓際のテーブルの男が、視矢に気付いて軽く手を上げ名を呼んだ。視矢と同年代で、ワイシャツに濃紺のベストを着てきっちりネクタイを締めている。服装と相まって、整った容貌が人目を惹いた。
この男も甘党なのか、テーブルの上には食べ終えたパフェのグラスがある。面識のない男に名を呼ばれ、視矢は怪訝な顔で近寄っていった。
「……誰、あんた。セレナの知り合い?」
「私は、司門来。彼女の代理だ」
不機嫌を滲ませた口調に一切表情を変えず、来という男は淡々と告げた。
セレナの仕事の関係者だと察しはついた。けれど彼女に会えると期待していた身としては、失望を隠せない。
視矢はテーブルの脇に立ったまま、ぶっきらぼうに木刀を差し出す。
「あんたも探偵なのか。じゃあ、これ、約束のやつな」
「来たばかりだろう。何も注文しないのか」
さっさと帰りたかったのに、抑揚のない声で尋ねられた。引き留めるというより、単に疑問を口にしただけのように聞こえる。
「初対面の男と茶を飲む趣味はねえよ」
八つ当たり気味に答えて木刀を押し付ける。すると来は視矢の手を押し戻し、窓の外を目線で示した。
「クトゥルフの信者が動き出した。木刀はお前が持っていた方がいい。それを伝えるために来た」
「は? 逆だろ。だったら、余計持ってられねえよ!」
目を吊り上げ、視矢はテーブルにバンと手をつく。
今のところ真奈の部屋に黒いものが現れた以外、妙な事は起きていない。とはいえ危険な物だと知らされた以上、約束通り木刀を引き取ってもらいたかった。
「返しても、意味がない」
無情な男は首を横に振り、木刀を手放しても狙われるのは変わらないと示唆した。
「木刀があれば、従者程度は退けられる。だから持っていろ」
「……従者?」
「邪神に魂を売った信者の末路。古本屋の店主だ」
クトゥルフや従者について、来ははっきり語ろうとしなかった。
視矢としてもあまり聞きたい話ではない。好奇心で踏み込めば身を滅ぼすのがお約束だ。
仮に警察を頼ったところで、邪神の存在は突飛すぎて妄想だと笑われるに決まっている。クトゥルフの信者は何の証拠も残さず人を消すという。結局のところ、自分の身は自分で守るしかない。
「今週末のホタル狩り。その時に片を付ける。それまで辛抱して欲しい」
来は視矢たちの家族行事の日程を把握しているらしく、そう告げた。そんなことまで調べたのかと驚くが、プライバシーの侵害を言及するのはこの際後回しでいい。
視矢は腹を据えて木刀を横に置き、向かいの椅子に座った。
「……やっぱり、何か食ってく」
「そうか」
「無愛想だな」
「そうか?」
眉一つ動かさず、感情を露わにしない。もとよりこの男はこういう性格なのだろう。
「セレナは、なんで来なかった?」
「体調不良だ」
尋ねれば来は定番の言い訳をする。
その後は特に会話もなく、視矢は黙々とフルーツパフェを食べてからオーガストを出た。来の方はまだしばらく見張りを続けるらしい。
持ち帰るしかない木刀を肩に担ぎ、重い気分で溜息を吐いた。セレナに会えず、さらに身の危険を説かれては到底気分は浮上しない。
木刀を置きに家へ戻った後、そのまま引き籠っていたかったけれど、夕方には道路工事のバイトが待っている。
(しっかりしろ、俺)
視矢は両頬をパンと叩いて気を引き締めた。塞ぎ込むのは性に合わない。
バイト先の工事現場に行けば、やはり今日も主任の姿はなく、早くも別の男が後釜についていた。結局連絡が取れず退職扱いになったらしい。
来から話を聞いた今となっては、主任の安否を考えるのさえ恐ろしかった。
仕事中は気が紛れても、帰り支度をしていると鬱屈とした感情に支配される。
いつもは平気なのに暗い夜道を通るのが躊躇われ、視矢は大通りへ向かった。居酒屋や風俗店が軒を連ねた街並みは健全とは言い難いものの、人の行き来は多い。金曜ということもあり、深夜さえ独特の賑わいを見せていた。
洋風の城を模した派手な建物には一際大きなネオンサインがきらめき、情交の場所を探す人々を引く。ちょうどそこから出て来た一組の男女が、歩道で人目も憚らず濃厚な口づけを交わしていた。
陰になって顔は見えないが、若いカップルだ。
中でやれよ、と視矢は心の中で毒づいて通り過ぎようとした。その時不意に女性の方と目が合ってしまい、体を硬直させる。
(セレナ……!?)
恥知らずなラブシーンを繰り広げているのは、紛れもなくオーガストで待ち合わせをしていた相手だった。
体調不良で来られないと言いながら、彼女は別の男と楽しんでいた。その事実に打ちのめされ、身動きも忘れてただ呆然と二人の姿を瞳に映す。
男は見物人などお構いなしに何度か口付けを繰り返し、その場を立ち去った。別れた後は互いに相手を気に掛ける素振りもない。
一人残ったセレナは視矢の方に目を向け、悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「ライから聞いたでしょ、シヤ」
悪びれたり釈明しようという素振りはなかった。彼女にとって自分はそういう対象ではないのだと視矢は思い知らされる。
「……今の男、彼氏?」
「違うよ。アイツはクトゥルフの信者。情報をもらってるんだ」
辛うじて問うと、意外な答えが返ってきた。仕事のために、男と寝たというのだろうか。
「今日オーガストに来なかったのは、あいつのため?」
「それも違う。ボクは木刀に触れないから、ライに行ってもらった」
「俺が迷惑なら、そう言ってくれ」
どうせ思いは気付かれている。まとまらない感情を持て余し、衝動的にセレナの腕を取った。
「頭冷やしな」
額を叩かれ、思いの外強い力で体を押し退けられる。その声と表情には底冷えするような威圧感があった。
「色恋沙汰にかまけてると、命落とすよ。ボクは早く木刀回収したかったのに、せっかくライがお膳立てしたんだからさ」
一喝され、視矢は息を飲んだ。冷静になるにつれ、己の置かれている現状がまざまざと形を成していく。彼女の言葉は正しい。今は考えねばならないことが他にある。
「ホタル狩りの時は、水場に近寄らないことだね。ボクたちは助けてやれない」
セレナの忠告は来より具体的だった。二人共肝心な部分を隠しているが、おそらくホタル狩りの日に何者かが襲ってくるのだろう。クトゥルフの信者、あるいは従者から、本当に木刀で身を守れるのか考えると空恐ろしい。
険しい顔をして黙り込む視矢に、セレナは仕方ないとばかりに息を吐いた。
「もう、面倒だな」
唐突に視矢のシャツの襟元を掴むと、ぐっと引き寄せ顔を近づけた。甘い雰囲気の欠片もないまま唇を重ねられ、視矢は驚いて目を瞬かせる。
柔らかい感触は一瞬で離れ、すぐさま乱暴に突き放された。
「サービスだよ。不本意だけど、見捨てたらライがうるさいし」
「……サービス、って」
セレナの心がどこにあるのか、彼にはまったく理解できない。元気付けるつもりでこんな思わせぶりな真似をされたら虚しいだけだ。
頭がひどく混乱していたのは確かだった。気が付けばいつのまにか自宅の前にいて、どうやって家に辿り着いたかさえ覚えがなかった。思い出そうとしても、霧が掛かったように記憶がぼやけている。
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