王太子様、魔女は乙女が条件です

くまだ乙夜

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【第一部ダイジェスト】 王太子視点

王太子様の追憶 12 ベネドットとまわりくどい求婚

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 ベネドットの処遇については父に掛け合って、一任してもらうことになった。
 丁度よかった。
 一度この男の膝に泥をつけてやらなければならないと思っていたところだった。

「ごきげんよう、ベネドット・カルビェーニ大司教猊下」

 クァイツが高等法院の牢に足を運ぶと、彼は豪奢な衣服もそのままに、混ざり気のない透きとおった赤ワインを嗜んでいた。水晶の酒杯は彼自身の持ち物だろう。
 牢の中にあって下へも置かない扱いを要求できる。
 それでこそランスの大司教というものだ。

「いい気になるなよ、小僧。我が身に加える迫害が貴様を教会の加護から遠ざけると知るがいい」

 ふてぶてしく言い放つベネドット。動揺はいささかも感じられない。
 恫喝も手慣れたものだ。

「それは恐ろしいですね。父なる神よ、救いたまえ」

 クァイツが小馬鹿にしたように慇懃に十字を切ると、彼は面白くもなさそうに鼻で笑った。

「私は誓って潔白だ。我が身と我が魂の全ては教会に帰属している。我が信仰を裁くは教会を裁くも同じこと。すみやかに私を解放し、神の御前にひざまづくがよい」

「おや、まだお分かりになりませんか? 猊下はいささか飲み込みがお悪いご様子」

 クァイツはにこりと微笑んだ。

「教会が猊下を異端として切り捨てることを望んだのですよ。ですからあなたの僧位は剥奪され、あなたの身柄は世俗の腕に投げ打たれます。そう――」

 土床に石を並べただけの足下を指し示す。

「この私の足下に棄てられる。ひざまづくのはあなたのほうだ、大司教猊下。いいえ、もう『異端者』とはっきり申し上げたほうが分かりよいでしょうか」

 ベネドットは傲然とあごをそびやかした。

「馬鹿め。国王の同輩衆の名を順番に挙げてみよ。この私に有罪判決を下せる者が一人でもいると思うてか、若造が」

 そう。通常ならば彼の言うとおり、彼を死罪にすることは難しい。

 信仰だの魂だの、形のない高尚な概念を裁く権利は聖職者にある。
 だから枢機卿はその権限を使って彼らに破門を宣告し、彼らの身柄を王の手に引き渡した。
 教会は『血を流さない』のが信条なので、司教や枢機卿が直接死刑・火刑を申し渡すことは絶対にない。
 具体的な刑罰は世俗の人間が決めることになっている。
 
 彼らが実際に犯した罪状――魔女に対する殺人未遂、不義密通、横領などについて検め、それにふさわしい裁きを与えるのは国王の仕事だ。

 しかし国王裁判の場でさえも、権利はすべて聖職者に握られてしまっている。

 このままベネドットを国王裁判にかけたとしても、司教同士の横の繋がりで、彼は無事に放免されることになるだろう。

 晴れてランスの大司教以下五名は無罪放免自由の身となるわけだ。

 こうした抜け道について熟知しているからこそ、ベネドットは余裕を崩さずにいられるのである。

「そもそもの訴えが無効であるというのだ。邪教崇拝を公言してはばからぬ魔女の言い分なぞものの数にも入らんわ」

 異端審問は通常、その地区の司教が行う。
 ベネドットがサフィージャを異端の魔女として引っ張ろうとしたのもその権限があってこそだ。

 その上司教が行う異端審問には『悔悛』の機会がかなり多く与えられる。
 いったんは異端であると認定された者でも、異端を誓絶し悔い改め、もう一度神の教えに帰順することを示せば、彼らの破門は解除される。

「ええ。私に神学的な専門知識はありませんから、猊下の信仰を裁くことはできません。ですから蛇の道は蛇――ということで、異端審問官においでいただくことになっています」

 しかし最近では、増え続ける異端に対処すべく、専門の異端審問官が教皇から派遣されるケースも増えてきている。

「彼らのやり口は少し過激ですよ。『神の番犬』の名前、あなたも聞いたことがおありでしょう」

 ベネドットは反応しなかった。
 それがどうした、という面持ちにクァイツは哀れみを覚える。

 つくづく飲み込みの悪い男だ。
 彼に合わせて、辛抱づよく説明を試みる。

 ことにエルドランが抱えている審問官、『番犬ドミニカンズ』は苛烈なやり口で知られているのだ。

「彼らの審問を受けて生き延びた異端者は一人もいない。彼らの拷問は聖者でも悪魔と契約したくなるほどで――彼らの判決は悪魔でも真摯に悔い改めたくなるほどだと言いますよ」

 ベネドットは依然として無反応だ。
 拷問は怖くないというわけか。

「猊下が築き上げた財貨と土地も根こそぎ浚い尽くしてゆくでしょう。あなたの孫娘の奥歯や髪の毛でさえ一本残らず抜き去っていく連中です」

 必要以上の脅しを交えた言葉に、ようやくベネドットが笑みを消す。
 それだ、とクァイツは思う。
 その表情が見たかった。

「……お孫さんに、わずかばかりの資産を遺してあげたくはないですか?」

 ベネドットは眉根を寄せた。
 食いついた。そう確信させるだけの表情だった。

「今年で十五におなりだと聞き及びました。可愛らしいお嬢さんですね。そろそろよい縁組を考えてあげたいのが親心というものでしょうが――ああ、でも、偉大なるご祖父上が破門されたとなれば、それも難しいでしょうね。せめて不自由なく暮らせるだけの資産を遺してやりたいところでしょう。ねえ? それとも彼女が罪人も同然に女修道院に入れられるのを黙って見過ごしますか? あそこも腐敗が激しいと聞きますね。場所によってはまるで商売――」

「何が望みだ。ひよっ子」

 ベネドットの目元にははっきりと苛立ちが見て取れた。

「国王裁判の汚職の実態を」

 聖職者の腐敗ぶりは誰もが知るところだ。
 それを止めたいのならば、まずは彼らを裁ける体制を整えなければならない。

 そのためには彼らの不正がいかに酷いかを、できるだけ分かりやすく、広範囲に提示しなければならない。
 教皇でさえ彼らを腐敗した手足として切り落としたくなるような、派手でセンセーショナルな醜聞がほしかった。

 そもそもの話、教会の連中に裁判権など必要ないとクァイツは思う。
 聖職者なら聖職者らしく、スコラ神学だのをいじくり回して遊んでいるのがお似合いだ。

「同輩衆に対するかばいだて、不当な無罪判決、口裏合わせ、賄賂の証拠などがほしいんですよね。あなたがたは増長しきっていますから、証拠はすでに揃えてありますが、やはり同輩衆のトップである猊下が直々に壇上で証言してくれるならそれに越したことはない。あなたの知る限りを洗いざらいお伺いしたいと思っています」

 彼はしばらく黙っていたが、やがて大笑いし始めた。
 ぞっとさせられるような哄笑だった。
 何か取り返しのつかない、致命的な間違いを犯しただろうか。
 そんなはずはないと分かっていても、不安が込み上げる。

「戯れ言を。それで何をするつもりだ」
「嫌だな。お分かりのくせに」
「馬鹿げている。ネズミが獅子に噛みつくようなものだ。私を捕えていい気になっているのだろうが、教会は貴様の思っているほど与しやすい相手ではないぞ」

 クァイツは取り合わなかった。安い脅しだ。

「……では、よく考えて答えを出してください。またいずれ参ります」

 薄暗い牢獄に背を向けて、光を目指す。
 背後から、ベネドットの嘲笑が浴びせかけられる。

「――私は予言しよう。貴様はいずれ我が身と同じ末路をたどる。その身は茨もて磔にされ、火炎の抱擁を受けることになるだろう」
 
 クァイツは立ち止まった。

「では、私からもひとつ予言をさしあげます。あなたはそう遠くない未来で、私の足下に額突いて慈悲を乞い願うことになる。私はその時を楽しみにしています――モンセニュール」


***

 ベネドットの相手に疲れて、癒やしを求めてサフィージャの部屋にいくと、侍女が困ったような顔をして出てきた。

「お客様がお見えになっておりまして――」

 取り込み中だから入るなということだが、室内から何やら言い争う声が聞こえる。

 何事かと思い押し入ると、辺り一面がプレゼントの海と化していた。
 髪留め、ブローチ、上等の絹一巻き。
 このあたりでは手に入りにくいオレンジまで籠に詰められている。

 本当に何事だろう。

 突然の王太子の乱入に凝然としている男には見覚えがあった。

「これはこれはポワトーの修道院長どの。奥方に何の相談もなく宗旨変えですか?」

 そもそも言うまでもないが、修道士は妻帯禁止だ。
 地方の貴族に生まれたのをいいことに聖職者の俸禄だけを貰い、宮廷で遊び暮らしている者は多いが、この男もその手合いだった。

 しかも異教徒の彼女に十字架を渡すなんて、無礼にもほどがある。激怒されてもおかしくない。

「で、殿下……! いえこれは、そう、魔女様に少し占いを頼みたくて参った次第で……いや、しかし! もちろん殿下のご相談が先ですね! はははは! では失礼!」

 脱兎のごとくその男が去っていく。

「……何の騒ぎです? これは」
「大したことじゃない」

 サフィージャは相変わらずつれない。
 このよそよそしさもいつもなら気にならないが、この時は頭に来た。

 テーブルに山と積まれた手紙を開封してみると、どれもこれも力の入った恋文だった。

 急に、なぜ?
 彼女の素顔が割れるようなことでもあったのだろうか。
 衝動的にプレゼントの山を検分しはじめる。

 金属の手鏡、エマイユの香入れ、手編みのレース、真珠母貝の小箱。
 ヘリオトロープの香り付けをした口紅まであった。

 未婚の女性になんてものを贈るんだ。

「なんでお前が詮索してくるんだ。関係ないだろうに」

 大ありだ。こちらの気持ちを知っているくせに、どうしてそんな冷たいことが言えるのか。慣れてきたつもりの言葉が今日はやけに突き刺さる。

 もしかするとだが――彼女は見合いか何かを斡旋してもらうつもりなのだろうか。

 悲しいのと悔しいのとで頭の中がぐちゃぐちゃになる。

 だいたい、恋人に隠れて求婚を受けまくっているのは問題なんじゃないのか。
 仕事が大事だから結婚しないとあれだけ言っていたのに、あれは嘘だったのか。

 考えないようにしていた可能性が脳裏で鎌首をもたげる。
 『仕事大事』というのがただ単にクァイツを遠ざけたくてついた嘘なら、こんなに悲しいことはない。

「別にこいつらは結婚の申し込みをしに来た訳じゃなくて……」
「五通も六通も恋文を貰っておいてそんな言い逃れが通用するとでも思っているんですか?」
「……お前は私の何気取りだ」

 将来的な主君だ。そのはずだ。
 もっとも、彼女にとっては違うのかもしれない。
 間もなく縁が切れるわずらわしい相手だと思われているのかも。

 贈り主の名前を殺気交じりに確認しているうちに、ひとつの法則に気がついた。

「……教会の人間ばかりですね」

 おそらく彼女が教会の連中との結婚を望むことはないだろう。となれば……
 ランスの大司教が捕まったのを見て身の危険を感じた腐敗聖職者たちが、どうにかサフィージャに取り入っておこうとご機嫌伺いをはじめた、というのが真相のようだ。

「だから大したことじゃないと言ったろう? 何を勘違いしたのか知らないが……」

 安心したのと同時に、力が抜けた。
 恥ずかしい勘違いをしてしまったのもあって、悔し紛れに反論をしたくなった。

「でも、サフィージャどのも私の結婚相手には色々注文を付けたいご様子ですし、おあいこではないかと」
「それはお前が王族にあるまじき行動ばかりするからだろうが」
「私はただ好きな相手と結ばれたいだけです」
「だからそれがダメだと言ってるんだ……」

 暗に『お前と結婚など虫酸が走る』と言われているようで、やりきれなくなった。

「じゃあサフィージャどのは誰なら私の結婚相手にふさわしいと考えてるんですか」
「それは……だから、王女や公女や……」
「具体的に。名前で」

 挙がったのはなんの変哲もない凡庸な女性の名前だった。
 血筋はいいが、それだけだ。

 サフィージャのほうがよほど王太子妃にふさわしい。

「あなたはあんな凡庸な女性たちにひざまづけますか?」
「あ、当たり前だ……」
「私は嫌ですね。あなたがほかの人間に平伏させられるところなど見たくもない。あなたが仕えるのは私ひとりであるべきです」

 サフィージャこそは王太子妃として自分に仕えるべき女性だ。
 常々そう思っているのに、どうして彼女には分かってもらえないんだろう。

「あなたさえよければ、いつでも待遇を変えてさしあげられるんですが、いかがです?」
「……馬鹿を言え。私情で人事を動かすな」

 それは結婚に私情を挟むな、ということだろうか。

「あなたの実力に見合った、適切で公正な評価だと思うのですが」

 駄目押しをしてみたが、彼女は上の空で気のない相槌をしただけだった。

 ……やっぱり嫌なんでしょうか。

 やっぱりも何も、最初から嫌だと言われていたような気はするが。

 それでも、初めて逢瀬をかわした夜には、王太子妃にしてくれと彼女のほうから頼んできたのも確かなのだ。

 もはやその事実だけがクァイツを支える原動力となりつつある。

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