超有名作家のあたくし霧乃城レイ子が匿名でWeb小説投稿サイトに連載を開始したらたった1人しか読まないというのはどういうことなのかしら!

刺片多 健

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11話目

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カチッ

さぁ!送ったわよ!歌子!
11話目を投稿したわよ!
このあたしが!
誰もがひれ伏す、霧乃城レイ子が!

さぁ、読め歌子!
読むのよ!歌子!
この霧乃城レイ子の11話目をッ!!

よし!
電話よ。


『もしもし、先生ですか?』

「タジロウ」

『今日は何でしょうか?』

「あんた、今の体温はいくつなのよ?」

『え?
 あ・・・平熱です』

「だから何度なのよ?」

『さぁ、正確には分かりませんが、36度ぐらいじゃないでしょうか?』

「何で暑いのよ?」

『は?何がですか?』

「気温が31度なのに何で暑いのよ?」

『え?先生。
 言っている意味が分かりませんが・・・』

「だから!
 体温より気温の方が低いのに何でこんなクソ暑いのか聞いてんのよ!」

『はあ・・・』

「はあ、って何よ!」

『ちょっと、わかりかねますね』

「お風呂の31度はぬるいわよ!
 何なら風邪を引くレベルよ!何で気温の31度はこんなにクソ暑いのよ!」

『・・・で?』

「で?って何よ!」

『僕にそれを調べろと?』

「そうよ!」

『検索すればいいじゃないですか』

「面倒くさいのよ」

『・・・・・』

「何よ?」

『それって新作に関係あるんですか?』

「ないわよ」

『じゃ、この電話は何の電話なんですか?』

「だから、体温より気温が低いのに何でこんなにクソほど暑いのか?よ!」

『知りませんよ、そんな事。あ!
 アレですよ。子供が相談するのあるじゃないですか?電話するヤツ!』

「あるわね」

『アレどうです?』

「どうって何がよ?」

『先生、電話すればいいじゃないですか』

「どうやってよ?」

『子供のふりをすればいいんじゃないですか?』

「タジロウ」

『はい』

「あんた、それ本気で言ってんの?」

『あ、冗談です』

「あんたがしなさい」

『え?』

「あんたが子供のふりをして電話しなさい」

『え?子供のふりなんて出来ませんよ』

「じゃぁ、練習よ!」

『え?今からですか?』

「そうよ」

『ここ職場ですよ?』

「知らないわよ、そんなの。
 早くやってみなさいよ」

『嫌ですよ!
 というか出来るわけないじゃないですか!』

「やるのよ」

『イヤです!
 もう!切りますよ!先生!!』

「ちょ!ちょっと待ちなさい!」

『え?』

「切るのは、あたしよ!」

『あ、先生、』

ブチッ

もー、何よ!
つまんない男ね!

あー!それにしても暑いわ!
アイスよ!
アイスを食べて涼を取るのよ!




------- 涼を取った後 -------


よし!
涼みのリロードよ!

カチッ

★11  ●9

きた!!
来たわね歌子!

どうよ?
どうなのよ?
10話目での見事なまでの繋がりからの11話よ!
この絶妙なつなぎ!
見事でしょ!
いや!お見事でしょうよ!歌子!
今こそ、あたしのこの有り余る豊かな才能にひれ伏すのよ!
ウヒャヒャヒャヒャッ!!


カチッ


(強引すぎ。そろそろ新キャラの投入)路地裏の歌子


はぁ?
何よ!?
どうゆう事よ!?

強引すぎ?

まぁそこはいいわ!
ちょっと強引すぎた所も確かにあったわ。
でも、
問題はその次よ!
新キャラは次の12話で出てくるのよ!!
次で出て来るのよ歌子!!

駄目でしょ!

この状態での新キャラ登場は!!
このままだと歌子の手柄になるじゃないのよ!
あたかも歌子の意見を参考にしたみたいになるじゃないのよ!
あたしが歌子にひれ伏す事になるじゃないのよ!

駄目よ!
そんなのは絶対ダメなのよ!
でも話しの流れは変えられないわ!!
ちくしょう!!
歌子め!!
どうしてくれよう・・・



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