ズボラな私の異世界譚〜あれ?何も始まらない?〜

野鳥

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14 ご招待

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昨日の夜、皆に小屋の秘密を暴露し、言わずもがな父親と母親は普通に喜び、ルー兄は小屋の出来を褒めてくれ、スー兄は鍛錬場所ゲットしたと喜んでいた。

という訳で休日の本日、家族みんなを別荘へとご招待致します。

「きゅふん、うるるぅ!」
「ぼくのお家にようこそ!みんなも自由に使ってね!と言ってます」
「きゃん!」
「さあ、どうぞ!と言ってます」

スヌーが「ぼくがあいさつする!」と言うから、通訳セラちゃん登場です。

「ありがとうスヌーちゃん。お邪魔しま~す」
「楽しみだなぁ!スヌー、邪魔するぞ」
「ありがとな、スヌー!」
「邪魔するよ、セラ、スヌー」

サンドは推定身長190センチの大柄な体格だが、設置した引き戸は無事通ることは出来た。ちょっと大変そうだったけど。
サンドは踏み出した芝生の柔らかさに驚き、清々しい空気に感動の声を上げる。

「うおぉ…なんだここは…」
「あらまあ…素敵なところ…」
「うっわぁ…こんな所で訓練出来たら最高だな」
「へぇ…セラの知識は素晴らしいね」

サンドに続いて次々と亜空間に入り、その空間の美しさに息を呑む。その後、各々の気になる場所に散開した。
真っ先に飛び出して行ったのはルイスで、樹海をイメージした山側に躊躇なく消えていった。迷わないよう設定してあるので問題なし。
父親とスヌーは一緒に海へ、母親とカールは建物の中の案内をセラにお願いしてきたので、まずは一階から紹介したいと思います。

「この建物はね土足禁止なの。スリッパを用意してあるからこれに履き替えてね」
「すりっぱ?履きやすい靴ね」
「これなら室内も汚れないんだね」

そうか、スリッパって無いのか。これを機に自宅も土禁にしたいなぁ。やっぱり元日本人としては靴で室内を歩くのって違和感あったんだよね。

「じゃあ1階から順番に案内するよー」

玄関を真ん中に配置し、入って左側にキッチンと食堂、中央にスポーツジムと大浴場と露天風呂を男女別、右側に家族全員が集まれるリビングとウッドデッキテラスがある。
ウッドデッキテラスの横には色とりどりの草花が眺められるよう庭も配置し、せせらぎを聴きながらゆったりと出来るよう小さな滝と池も作った。
庭は日本庭園とイングリッシュガーデンを参考に作ったが2人に絶賛され、説明を求められので頭の中でかの有名な匠の音楽を流しながら説明した。

次に2階へ。

2階は個室になっており、各々好きな部屋を選べるようになっているが、先に母親とカールが部屋の配置を決めた。
ルー兄は私の隣を譲らなかったから、角部屋はスヌーなのでその横に私が入り、その隣にルー兄が入る。お母さんは反対側の角部屋にしていた。お父さんとスー兄は適当に入ってね。

何も無い状態の部屋に、家具のカタログが置いてあるので、それをタッチして各自で設置する仕様だ。

そして3階へ。

3階は眺めが良いので、娯楽室と展望デッキを作った。娯楽室は卓球、ビリヤード、ダーツ等の遊具とラウンジ、ちょっと工作がしたいなと思った時に使用出来る工房を設置。もしこれから増やしたい部屋が出来たら、都度増設する感じかな。

「これで一通り部屋の案内は終わったよ」
「すごいとしか言えないわ…」
「うーん…セラが俺より規格外なのは分かっていたけどね。これ程とは…」

ちょっと疲れた顔のルー兄も素敵です。

2人は自分の部屋をカスタマイズすると言って部屋へと行き、私はキッチンでお昼ご飯でも作ろうと向かった。

途中、玄関で泥だらけのスー兄とお父さんに会ったので、スリッパの説明をして大浴場に案内し、2階の部屋の説明をしてからキッチンへ。スヌーはまだ遊んでいるみたい。

さて、ここのキッチンは日本のオール電化を元にしたIHクッキングヒーター仕様の安全設計だ。冷蔵庫と冷凍庫、広いシンクに大容量収納には食器や鍋などが入っている。全て3Dプリンターで作りました!

「何作ろっかな~♪」

そうだ。招待記念パーティーしよう。
パーティーといえば唐揚げにフライドポテトにトマトソースでパスタも作るか!今ある材料で出来うる限りの料理を考え、1時間で作り終えるのを目標に頑張ろう!



~~~~~~~~



食事を作り終え、館内放送にて「お昼ご飯ができたから食堂に集まってね~」と伝えると、すぐにみんなが集まってくれた。スヌーは少し前に戻って来ている。

「きゅふっ!ぐるるっ!」
「今日はみんなでパーティーしようね!と言ってます」

再び通訳セラちゃんです。

「招待ありがとう」
「ご馳走ね!」
「美味そう~!」
「セラが1人で作ったの?ケガはしてない?」
「大丈夫よー」

そうして飲めや食えや歌えや?と盛り上がり、別荘へのご招待は無事に終えた。

今後は各自、来たい時に来て、好き勝手して下さーい。

「うるるぅ!」
「大成功!と言ってます」


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