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23 黄色いあいつ
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空中散歩から降り立ったのは森の少し手前。
「あれ?直接滝のところに行くのかと思ってた」
「直接行っても良いんだけどね、ちょっと面倒な動物がいるから下から行くんだよ」
「面倒な動物?」
「そう、鳥なんだけどねぇ」
珍しく少し困った顔でセラを見る。そんなに厄介な鳥なのかな?
鳥といえば、ここではまだ可愛らしいインコみたいな鳥しか見たことがない。
「大きな鳥がいるの?」
あ、鷹とかの猛禽類が居るのかな?
「そうなんだ。プテラノドンっていう鳥がいるんだよ」
「……ん?」
聞き間違いかな?
「ごめんルー兄。もう一回言ってもらっていい?」
「プテラノドンかい?」
「……プテラノドンって……恐竜の?」
「きょうりゅう?プテラノドンは鳥だよ?」
確かにプテラノドンは鳥の仲間だけれども!?
むしろ鳥が恐竜の仲間ですけど!?
アフロディーテに物申したいわ!絶対地球を参考にして作ったよね、この世界!!
「えーと、森の中から行けばプテラノドンとは会わないの?」
「プテラノドンは大きいからね。森の中なら比較的会うことはないかな?」
比較的かぁー断定じゃない所がフラグ臭いよね…。
「他の動物は小物だからね。ここではプテラノドンに気をつけていれば安全だよ」
「わかったー」
「じゃあ足元が悪いから浮いていこうか」
「そっか。その方が楽だもんね」
はぐれないよう手を繋いで、ぷかぷかと浮きながら散策開始です!
「そういえばプテラノドンは村の中には出てこないの?」
「森の中の花が主食だからね。縄張りが森限定なんだよ。体が大きいから広い森じゃないと生きていけないし、ここの森はギリギリプテラノドンが住める広さかな?」
「へぇ~」
リアル恐竜を見たい気もするけど、会ったら怖いから見たくない気もする。悩ましいね。
てか主食は花なのね。それだけ聞くと無害っぽいけど。ルー兄が警戒するから危険なのはわかる。
平地と違い、森の中は木々で日光が遮られ少し肌寒い。普通に運動していれば丁度いいくらいかな。如何せん浮いてるだけだから汗もかかないのよ。
ガサガサと大きめのリスが木から木へと走り抜け、所々にある花には蝶々が舞っている。色とりどりの蝶々は見応えがあり、見た事のあるアゲハ蝶やカラスアゲハ、某森ゲームで沢山とったモルフォ蝶、ん?あれはゴライアスハナムグリか?う~んゴライアス!
「そうだ、ここから滝までどのくらいかかるの?」
「このペースだとあと1時間くらいかな?」
歩くよりも早いペースだけど、あと1時間か。中々遠いね。
時々ギャアッギャアッと鳴く声が聞こえたり、ピュイーッという甲高い鳴き声が聞こえたりと、結構なアマゾン感にドキドキするが、なんと言っても魔法の世界。今の私なら撃退出来ちゃうよ!
「ん…そろそろ着くかな」
先程から水の流れる音がどこからともなく聞こえてきていた。水の音って遠くからでも聞こえるよね。
「滝ってどのくらいの大きさかなぁ」
「うーん、高さは5メートルくらいだと思う」
「思ったより小さいね」
「そうだね。でも凄く綺麗なんだよ」
会話をしながらどんどん滝へと近づいていく。
小さいと言っても滝。水の流れるザァーッという音と、滝壷に落ちるドボボッという音が大きく響く。
「さあ、着いたよ。水飛沫が来るから結界張ろうか?」
「大丈夫!水飛沫も醍醐味だからね!」
そうして木々の先の開けた場所に出ると、そこには渓谷に沿ってエメラルドグリーンとコバルトブルーの2色の輝く川が流れていた。渓谷の壁面からは滝がいく筋も流れており、確かに高さは5メートル程のところから流れ落ちている。
「ふあ……すごい……」
日本の絶景10選とかに選ばれてもおかしくない光景に、自然と瞼が熱くなった。
木々の緑も土の色も水の青さも、なぜか私の記憶を揺さぶる。
────ああ、日本にいた時にもっと色んなところ見ておけばよかったなぁ───
どうしてか郷愁の念にかられるこの景色に、ホロホロと涙が零れ落ちていく。
私が音もなく涙を流している姿に、ルー兄はそっと頭を撫でてくれた。
木の枝に座りながらしばらく2人でその光景を眺めていたが、そろそろ帰る時間になり、名残惜しいが重い腰を上げる。
「帰ろっか…」
「もういいのかい?」
「うん。また来るから、大丈夫!」
泣いたせいで瞼が重く、不細工な顔をしているだろうなーって思いながらルー兄にニコニコと笑顔で返事をすると、優しく瞼にキスをしてくれた。
温かい唇の感触とスっと軽くなる瞼に、回復魔法を使ってくれたことがわかり、ふふっと笑い声が漏れた。
「いつもありがとう、ルー兄」
「どういたしまして。また来る時は俺が連れてくるからね。間違ってもルイスに頼んではダメだよ」
「スー兄もこの場所知ってるの?」
「まあね。ここは昔、2人の遊び場だったんだよ。プテラノドンもいるしね」
「あー………うん」
察し。森林破壊はやめてね?
バサッ。
フシューーーッ。
「ん?」
「あ」
重い羽ばたき音と、生き物の呼吸音に顔を向ければ、噂のプテラノドンがこちらを見ていた。
メーデーメーデー!正面の渓谷の上空にプテラノドン!
「んにゃあああああああああ!?」
「え、可愛い」
パニックになるセラの悲鳴に、カールは真顔で呟く。
攻撃をしなければやられる!とセラの脳裏に過ぎる。
そしてなぜかポケットのサイズのモンスターの黄色いあいつが出てきた。
あれだ!
あの攻撃だ!
………なんて攻撃だっけ!?
えっと!
えっとーー!?
はわわっはわわっと慌てふためくセラ。
それを愛おしそうに眺めるカール。
縄張りを荒らされたと思ったプテラノドンの攻撃。
プテラノドンが鋭い爪をこちらに向けてきた!
焦るセラ!
眺めるカール!
そして咄嗟に出たセラの呪文!
「ピッピ〇ヂュヴヴゥゥゥ!!!」
「え」
バリバリバリッと雷が敵に向かって放たれる。
「なにそれ可愛い」
直撃を食らったプテラノドンは気絶し、川に落ちていった。
唖然とするセラに、カールがぎゅっと抱きついた。
俺のセラが可愛すぎる……。
「セラ、今の呪文凄くいい。また見せてね」
「……………やだ」
ピカ〇ュヴヴゥゥゥって!ピカ〇ュヴヴゥゥゥって!
せめて1〇万ボルトだろーがぁぁ!!!
自身の発した呪文が恥ずかしくて固まったセラを、しばらくの間カールが撫でくりまわしていたそうな。
「あれ?直接滝のところに行くのかと思ってた」
「直接行っても良いんだけどね、ちょっと面倒な動物がいるから下から行くんだよ」
「面倒な動物?」
「そう、鳥なんだけどねぇ」
珍しく少し困った顔でセラを見る。そんなに厄介な鳥なのかな?
鳥といえば、ここではまだ可愛らしいインコみたいな鳥しか見たことがない。
「大きな鳥がいるの?」
あ、鷹とかの猛禽類が居るのかな?
「そうなんだ。プテラノドンっていう鳥がいるんだよ」
「……ん?」
聞き間違いかな?
「ごめんルー兄。もう一回言ってもらっていい?」
「プテラノドンかい?」
「……プテラノドンって……恐竜の?」
「きょうりゅう?プテラノドンは鳥だよ?」
確かにプテラノドンは鳥の仲間だけれども!?
むしろ鳥が恐竜の仲間ですけど!?
アフロディーテに物申したいわ!絶対地球を参考にして作ったよね、この世界!!
「えーと、森の中から行けばプテラノドンとは会わないの?」
「プテラノドンは大きいからね。森の中なら比較的会うことはないかな?」
比較的かぁー断定じゃない所がフラグ臭いよね…。
「他の動物は小物だからね。ここではプテラノドンに気をつけていれば安全だよ」
「わかったー」
「じゃあ足元が悪いから浮いていこうか」
「そっか。その方が楽だもんね」
はぐれないよう手を繋いで、ぷかぷかと浮きながら散策開始です!
「そういえばプテラノドンは村の中には出てこないの?」
「森の中の花が主食だからね。縄張りが森限定なんだよ。体が大きいから広い森じゃないと生きていけないし、ここの森はギリギリプテラノドンが住める広さかな?」
「へぇ~」
リアル恐竜を見たい気もするけど、会ったら怖いから見たくない気もする。悩ましいね。
てか主食は花なのね。それだけ聞くと無害っぽいけど。ルー兄が警戒するから危険なのはわかる。
平地と違い、森の中は木々で日光が遮られ少し肌寒い。普通に運動していれば丁度いいくらいかな。如何せん浮いてるだけだから汗もかかないのよ。
ガサガサと大きめのリスが木から木へと走り抜け、所々にある花には蝶々が舞っている。色とりどりの蝶々は見応えがあり、見た事のあるアゲハ蝶やカラスアゲハ、某森ゲームで沢山とったモルフォ蝶、ん?あれはゴライアスハナムグリか?う~んゴライアス!
「そうだ、ここから滝までどのくらいかかるの?」
「このペースだとあと1時間くらいかな?」
歩くよりも早いペースだけど、あと1時間か。中々遠いね。
時々ギャアッギャアッと鳴く声が聞こえたり、ピュイーッという甲高い鳴き声が聞こえたりと、結構なアマゾン感にドキドキするが、なんと言っても魔法の世界。今の私なら撃退出来ちゃうよ!
「ん…そろそろ着くかな」
先程から水の流れる音がどこからともなく聞こえてきていた。水の音って遠くからでも聞こえるよね。
「滝ってどのくらいの大きさかなぁ」
「うーん、高さは5メートルくらいだと思う」
「思ったより小さいね」
「そうだね。でも凄く綺麗なんだよ」
会話をしながらどんどん滝へと近づいていく。
小さいと言っても滝。水の流れるザァーッという音と、滝壷に落ちるドボボッという音が大きく響く。
「さあ、着いたよ。水飛沫が来るから結界張ろうか?」
「大丈夫!水飛沫も醍醐味だからね!」
そうして木々の先の開けた場所に出ると、そこには渓谷に沿ってエメラルドグリーンとコバルトブルーの2色の輝く川が流れていた。渓谷の壁面からは滝がいく筋も流れており、確かに高さは5メートル程のところから流れ落ちている。
「ふあ……すごい……」
日本の絶景10選とかに選ばれてもおかしくない光景に、自然と瞼が熱くなった。
木々の緑も土の色も水の青さも、なぜか私の記憶を揺さぶる。
────ああ、日本にいた時にもっと色んなところ見ておけばよかったなぁ───
どうしてか郷愁の念にかられるこの景色に、ホロホロと涙が零れ落ちていく。
私が音もなく涙を流している姿に、ルー兄はそっと頭を撫でてくれた。
木の枝に座りながらしばらく2人でその光景を眺めていたが、そろそろ帰る時間になり、名残惜しいが重い腰を上げる。
「帰ろっか…」
「もういいのかい?」
「うん。また来るから、大丈夫!」
泣いたせいで瞼が重く、不細工な顔をしているだろうなーって思いながらルー兄にニコニコと笑顔で返事をすると、優しく瞼にキスをしてくれた。
温かい唇の感触とスっと軽くなる瞼に、回復魔法を使ってくれたことがわかり、ふふっと笑い声が漏れた。
「いつもありがとう、ルー兄」
「どういたしまして。また来る時は俺が連れてくるからね。間違ってもルイスに頼んではダメだよ」
「スー兄もこの場所知ってるの?」
「まあね。ここは昔、2人の遊び場だったんだよ。プテラノドンもいるしね」
「あー………うん」
察し。森林破壊はやめてね?
バサッ。
フシューーーッ。
「ん?」
「あ」
重い羽ばたき音と、生き物の呼吸音に顔を向ければ、噂のプテラノドンがこちらを見ていた。
メーデーメーデー!正面の渓谷の上空にプテラノドン!
「んにゃあああああああああ!?」
「え、可愛い」
パニックになるセラの悲鳴に、カールは真顔で呟く。
攻撃をしなければやられる!とセラの脳裏に過ぎる。
そしてなぜかポケットのサイズのモンスターの黄色いあいつが出てきた。
あれだ!
あの攻撃だ!
………なんて攻撃だっけ!?
えっと!
えっとーー!?
はわわっはわわっと慌てふためくセラ。
それを愛おしそうに眺めるカール。
縄張りを荒らされたと思ったプテラノドンの攻撃。
プテラノドンが鋭い爪をこちらに向けてきた!
焦るセラ!
眺めるカール!
そして咄嗟に出たセラの呪文!
「ピッピ〇ヂュヴヴゥゥゥ!!!」
「え」
バリバリバリッと雷が敵に向かって放たれる。
「なにそれ可愛い」
直撃を食らったプテラノドンは気絶し、川に落ちていった。
唖然とするセラに、カールがぎゅっと抱きついた。
俺のセラが可愛すぎる……。
「セラ、今の呪文凄くいい。また見せてね」
「……………やだ」
ピカ〇ュヴヴゥゥゥって!ピカ〇ュヴヴゥゥゥって!
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