社畜をクビになった俺、感情がステータスの異世界で最弱と言われたけど、共感スキルで仲間と世界を救う

cotonoha garden

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第22章 残響は、フードの奥の王様を見て笑う

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 王様とアルの“ただの親子デート”は、午後も順調に続いた。
 露店の甘味を食べ、橋の上から川を眺め、教会の前のベンチで昼寝をし――世界のどこにも、“王の一日休暇”の看板なんて立っていないのに、今日だけは確かに、そんな日になっていた。

 ……順調すぎるくらいに。

◇ ◇ ◇

「……さすがに、ちょっと歩き疲れましたね」

 夕方近く。
 王都の外れに近い小さな丘の上で、俺は草の上にへたり込んだ。

 丘の向こうには、王城の塔が小さく見える。
 さっきまでいた第三下層区画や川沿いの通りも、一望できる場所だ。

「父上、こちらに」

 アルが、木陰を指さす。
 王様も、少しだけ息を整えながらそこに腰を下ろした。

「“職業、王”も、年には勝てんな」

「今日は“職業:王”じゃなくて、“職業:ただの父親”ですよ」

 俺がそう言うと、王様はふっと笑った。

「父親というのも、思ったより足腰を使う仕事だな」

「世界の機嫌取り官も、だいぶ足腰勝負ですけどね……」

 リアナたちは少し離れた場所で見張りをしている。
 ルークは、丘の斜面で何やら子どもたち相手に短剣芸を見せていた。
 セレスはそれを遠巻きに見ながら、「危ない真似はしないでくださいね」と小声で念を押している。

 エリナは、珍しく寝転んで空を見ていた。
 局の記録板も、数字を見る水晶も持っていない。
 ただ、飴の袋だけは手の届くところに置いてある。

「にしても、面白い一日でしたね」

 アルが、空を見上げながら言う。

「焦げたパンも、占いも、税の話も……
 王城にいたら、一生知らなかったかもしれません」

「“知らなくても済むように”してきたからな、王城は」

 王様の言葉は、少しだけ自嘲を含んでいた。

「“数字で管理できる世界”は、王にとって都合がいい。
 “見なくていいもの”を、見ずに済ませられるから」

「でも今日は、“見てしまった”わけですね」

 俺が言うと、王様は小さく頷いた。

「……あの店の男の顔は、しばらく忘れられそうにないな」

 怒りと、不安と、かすかな期待。
 数字のグラフじゃなく、人間の顔に刻まれた“機嫌”を、王様は初めて真正面から見たのかもしれない。

◇ ◇ ◇

 そのときだった。

 ふいに、丘の上の空気が、すっと冷えた。

(……来た)

 背筋を撫でる、あの感触。
 “残響”が近くにいるときの、音のないざわめき。

 王都のどこかでうごめいていた気配が、ゆっくりとこの丘のほうへ上ってくる。

「……悠斗?」

 リアナが、わずかに剣の柄に手をかける。
 俺は首を振った。

「大丈夫です。
 たぶん、“今日は話をしに来ただけ”です」

「話?」

 アルがこちらを見る。

「“残響”が、ですか」

「ええ。
 ……正確には、“こないだのあいつ”かどうかは分かりませんけど」

 空の色は変わっていない。
 風も、さっきと同じように草を揺らしている。

 けれど、丘の頂上――俺たちの少し先の空間が、
 水面に小石を落としたみたいに、ほんの僅か揺れた。

 そこに、声が降る。

『――ずいぶん、楽しそうだな』

 聞き覚えのある皮肉混じりの声音。
 世界のどこかにたまったノイズが、人の形と声を借りてこちらを見る存在。

 “残響”。

 前に対峙したときと同じ、
 フードの奥に目のない影を湛えた“誰か”が、そこに立っていた。

◇ ◇ ◇

「今日は休みなんで」

 俺は即座に宣言した。

「“世界の機嫌取り官”業務は、一時停止中です。
 クレームなら、また後日でお願いします」

『お前、“世界の機嫌取り官”を名乗るようになったのか』

 残響は薄く笑う。

『肩書きのダサさは相変わらずだな』

「うるさいな。
 他にマシな呼び名があったら教えてくださいよ」

『“世界の愚痴聞き係”とかどうだ』

「いっそそっちのほうがしっくり来た気がしてムカつくんですけど」

 軽口を交わしている間に、王様とアルも立ち上がっていた。
 リアナたちは、剣や杖に手をかけて構えている。

「……あれが」

 アルが小声で呟く。

「“残響”……」

『ほう。今日は賑やかだな』

 残響のフードの奥が、こちらをざっと見回す。

『王。
 その息子。
 騎士、神官、局の女――
 そして、“数字を見ないふりをしている愚か者”』

 最後のひと言は、明らかに俺に向けられていた。

「今日は“数字を見ない日”って決めたんです」

『見ないようにしても、勝手に入ってくるだろう』

 残響は、肩をすくめるように揺れる。

『お前の目には、さっきの税の場面がどう映っていた?』

「……さっきからずっと見てました? ストーカーですか」

『世界の機嫌を誰よりも気にしているのは、お前自身だろう』

 それは、否定しづらい。

◇ ◇ ◇

「残響とやら」

 そこで、王様が一歩前に出た。
 フード越しにも、その声の重さは隠せない。

「お前は何者だ。
 “世界の機嫌の悪さ”の成れの果て、だったか」

『ほう、“職業王”が直接話しかけてくるとは』

 残響は、わずかに楽しそうな気配を漂わせる。

『私を何と呼ぼうが構わん。
 お前たちが見ないふりをしてきた“誤差”が、溜まった結果がこれだからな』

「見ないふり……か」

 王様の頭上に、〈自覚〉と〈後悔〉が、うっすらと浮かぶ。

「今日一日、“数字の外側”を見て回った。
 祭りのあとも、焦げたパンも、占いも、税の現場も。
 ……たしかに私は、数字だけを見て、“世界は安定している”と安心していたのかもしれん」

『安心したかったのだろう』

 残響の声は、案外冷たくなかった。

『戦も飢えも減った。
 グラフは横ばい。
 “これでいいはずだ”と、何度も自分に言い聞かせてきた』

「否定はできんな」

『否定しなくていい。
 お前の世代の“平和”は、それで正しかったのかもしれない』

 残響は、少しだけ空を仰いだ。

『だが――
 その上で生きている者たちにとっての“平和”は、
 もう少し違う形をしているのかもしれんな』

 王様が、わずかに目を細める。

「“違う形”……」

『揺れていい線。
 揺れてはいけない線。
 それを全部一律に薄く伸ばしたのは、お前たちだ』

 残響の言葉は、まるで告発のようでいて、
 どこか“事情をよく知っている者の溜め息”にも聞こえた。

『怒りを抑え込めば、暴動は減る。
 悲しみを薄めれば、自殺は減る。
 ――だが、喜びも、期待も、同じように平坦になる』

「あの平均値グラフ……」

 エリナが、小さく呟く。

「私たちは、ずっと“波の小ささ”だけを成功指標にしてきました」

『だから私は生まれた』

 残響は、フードの奥で笑う。

『“本当は怒りたかったやつ”や、“本当は泣きたかったやつ”の声が、
 行き場を失って溜まり、歪んだ先でな』

◇ ◇ ◇

「じゃあ、どうしろって言うんですか」

 気づけば、俺の声が出ていた。

「怒りも悲しみも、全部“好きに揺れていい”なんてしたら、
 世界はまた戦争と飢えに戻るかもしれない。
 “安定させすぎてもダメ”“揺らしすぎてもダメ”って――
 そんな綱渡り、誰がどうやってやるんです?」

『だからこそ、私は“機嫌取り官”を見に来た』

 残響のフードの奥が、まっすぐ俺を向く。

『お前は、世界まるごとを相手にすることを諦めたはずだ。
 “今日の誰か一人の機嫌をちょっとマシにできればいい”と』

「……ええ、言いましたよ」

『王と息子の一日を、選んだ。
 税の現場で、“規定どおり”ではない一歩を選ばせた。
 それらは、世界の平均値グラフには、ほとんど影響しない小さな揺れだ』

「でしょうね」

『だが、“小さな揺れ”は、重なる』

 残響は、足元の草をそっと踏みしめる。
 その一歩で、周囲の空気が少しだけ軽くなった気がした。

『お前が今日作ったのは、“王が自分の足で街を歩く日”という――
 この世界にとっての新しい揺れだ』

 王様とアルが、同時にわずかに息を呑む。

『それは、数字の外側にある“誤差”だ。
 だが、誤差が重なれば、新しい線になることもある』

「……それ、期待してくれてるって解釈でいいんですか」

 俺が半分冗談で言うと、残響はあからさまに不機嫌そうな気配を漂わせた。

『勘違いするな。
 私は“期待”なんて綺麗な感情とは無縁だ』

「はいはい、“世界の機嫌の悪さの塊”ですもんね」

『ただ――』

 残響の声が、ほんの少しだけ柔らかくなる。

『お前が選んだわがままが、
 “世界の機嫌を少しマシにする方向”に働くこともある、
 と言っているだけだ』

 それは、多分、残響なりの最大限の“好意的な評価”だった。

◇ ◇ ◇

「残響」

 今度はアルが一歩前に出る。
 フードをかぶった青年と、フードをかぶった“世界の歪み”が向かい合う。

「僕は……」

 アルは、言葉を選ぶようにゆっくりと口を開いた。

「“正しい王太子候補”でいようとしてきました。
 数字を読む訓練も、各地の情勢を学ぶことも、
 “国のためには当然だ”と思っていました」

『当然だろうな』

「でも今日、父上と街を歩いて、
 “正しいこと”だけでは救えない顔があるんだと、思い知らされました」

 アルは、さっきの店主の顔を思い出しているのだろう。
 少しだけ拳を握っていた。

「だから僕は、父上と悠斗さんの“わがまま”に乗ることにしました」

『王の息子も、面倒なことを言い出したものだな』

「“完璧な王様”ではなく――
 “たまには焦げたパンも食べる王様”がいる国で、
 僕は生きてみたいです」

 残響のフードの奥が、じっとアルを見た。
 その頭上に数字は浮かばない。
 でも、どこかで何かが、ほんの僅かに揺れる気配がした。

『……やれやれ』

 残響は、わざとらしくため息をついた。

『世界の機嫌取り官だけでも面倒だと思っていたのに、
 今度は王と王子まで“わがままに生き直す”と言い出すのか』

「嫌ですか?」

 俺が聞くと、残響は少しだけ間を置いてから、答えた。

『嫌いではない』

 そのひと言に、みんながぽかんとする。
 王様ですら、一瞬表情を忘れていた。

『世界の機嫌は、これからも悪くなるだろう。
 戦も、災害も、理不尽も、きっとゼロにはならない』

 残響は、丘の下に広がる街を見下ろす。

『それでもなお、“自分の機嫌をごまかさずに生きようとするやつ”が増えれば――
 私の仕事も、少しは減るかもしれんな』

「仕事って言うんだ、それ」

『結果として、私は“溜まりすぎた声の処理”をしているに過ぎない。
 博愛でも正義でもない。
 ただの、やり場のないノイズの掃除だ』

 その言い方が、妙に人間くさい。

◇ ◇ ◇

「……じゃあ、お願いしてもいいですか」

 思わず、口が動いていた。

「残響さん」

『やめろ、その呼び方はくすぐったい』

「“世界の機嫌取り官”と“世界の愚痴の塊”で、
 これからも、ちょっとだけ協力しません?」

『協力?』

「こっちは、数字が見える世界で、
 “今日の誰か一人の機嫌をマシにする”ってわがままを続けます」

 祭りも、サロンも、今日の親子デートも。
 全部その延長線上だ。

「そっちは、“溜まりすぎてどうにもならなくなった声”を、
 時々こっちに投げ込んでください」

『投げ込む?』

「“そろそろ限界だぞ”って場所があったら、
 “世界の愚痴聞き係”に、ちょっと早めに教えてくれれば――
 手遅れになる前に、何かできるかもしれない」

 それが、どこまで通用するかは分からない。
 世界は広くて、俺は一人だ。
 それでも。

『……無茶を言う』

 残響は、呆れたように笑った。

『世界のどこかで、誰かが崩れそうになるたび、
 いちいちお前に信号を送れというのか』

「全部は無理でしょ。
 でも、“これはお前に見てほしい”って思う場所があったら――
 たまに、でいいんで」

 俺は、空に向かって息を吐いた。

「世界の機嫌を全部取ろうなんて、思ってません。
 でも、“世界のどこかで見捨てられた気分になってるやつ”を、
 いくらか減らすことはできるかもしれない」

 それは、俺自身が一度味わった感覚だ。
 前の世界で、数字に押しつぶされて、誰にも拾われなかったときの。

『……本当に、面倒な男だな、お前は』

 残響は、静かに言った。

『だが――』

 そこで一拍置いて、続ける。

『“世界の愚痴聞き係”がそう言うなら、
 たまにくらいは、投げてやろう』

 心臓が、どくりと鳴った。

「約束、ですね」

『勘違いするな。
 これは“私の機嫌”の問題だ』

 残響は、フードの奥で微笑む。

『私だって、いつまでも“誰にも届かない叫び”だけを食って生きていると、
 胸焼けがするのだ』

「世界の愚痴の塊にも、胃もたれあるんですか」

『あるともさ』

 その瞬間、丘の空気が、少しだけ柔らかく揺れた。
 風が、草を撫でる音が、さっきよりも軽く聞こえる。

『――今日は、もう行く』

 残響の輪郭が、薄くなっていく。

『王。王の息子。騎士、神官、局の女。
 それに、世界の愚痴聞き係』

 最後に、俺たちをぐるりと見渡す。

『お前たちのわがままが、
 “世界の機嫌をほんの少しだけマシにする”方向で続くことを――』

 そこで言葉が途切れた。
 ほんの一瞬だけ、フードの奥で口元が笑ったように見えた。

『……私は、別に期待などしていないからな』

 強がりみたいな一言を残して、
 残響の姿は、風に溶けるように消えた。

◇ ◇ ◇

 静寂が戻る。
 誰もすぐには口を開かなかった。

 やがて、一番最初にため息をついたのは、王様だった。

「……世界には、想像以上に、面倒なやつらがいるな」

「残響のことですか、それとも俺ですか」

「両方だ」

 即答だった。

 でも、その声には、さっきまでより少しだけ柔らかい色が混ざっている。

「父上」

 アルが、横に並ぶ。

「僕たちのわがまま、
 これからも続けていきましょうか」

「簡単に言うな。
 王のわがままは、多くの人間を巻き込む」

「世界の機嫌取り官のわがままも、だいぶ巻き込んでますけどね」

 俺が苦笑すると、リアナが小さく肩をすくめた。

「巻き込まれた側として言わせてもらえば――
 “この程度のわがまま”なら、付き合う価値はあると思います」

「私も同意です」

 セレスが、柔らかく微笑む。

「神様もきっと、“少しくらい揺れている線”のほうを、
 退屈しないで見ていられるはずです」

「局としては……」

 エリナが、空を見上げたまま言う。

「“平均値の線”だけを追いかける時代は、
 そろそろ終わりにしなければならないのかもしれませんね」

 ルークは、草の上に寝転んで大きく伸びをした。

「ま、世界がどうなろうと、俺たちギルドは、
 目の前で困ってるやつの依頼をこなすだけだ」

 それは、ある意味一番潔いスタンスだ。

◇ ◇ ◇

「――決めねばならんな」

 王様が、立ち上がる。
 夕焼けの中で、フードの縁から覗く横顔が、いつもより少し若く見えた。

「王として、“世界の数字”のどこを変えるのか。
 どこをあえて揺らすのか」

「変えられますか?」

 俺が尋ねると、王様は苦笑する。

「簡単ではないだろう。
 だが、“今日一日を経験した王”は、
 もう昨日までの王とは違う」

 その言葉に、胸の奥がじんと熱くなった。

(――ああ)

 これだ。
 俺がこの世界で見たかった“変化”は。

 数字のグラフがどうとか、
 制度の項目がどうとかじゃなく。

 誰か一人の機嫌と、
 誰か一人の選択が、
 たしかに変わっていく瞬間だ。

「悠斗」

「はい」

「お前の“わがまま”に乗る王は、きっとこれからも迷い続けるだろう」

「俺も迷い続けると思います」

 断言する。

「でも、迷いながらも選んでいく人と一緒なら――
 “世界が全部最悪だ”って証明、
 ちょっとずつ揺らしていける気がします」

「大きく出たな」

「世界の愚痴聞き係ですから」

 俺がそう言うと、王様はおかしそうに笑った。

 夕焼けの丘の上。
 王様と、その息子と、騎士と、神官と、局員と、ギルドの連中と。

 そして、“世界の機嫌取り官”。

 数字には載らないささやかな一日が、
 確かにひとつ、この世界のどこかに刻まれた。

 ――この日を境に、
 王都の“平均値の線”は、
 ごくごく僅かに、だが確かに形を変えていくことになる。

 そのことを、この時の俺たちは、まだ知らない。

 けれど。

 変化の始まりは、いつだってこんなふうに、
 誰にも気づかれない“誤差”から始まるのだと――

 後から振り返って、俺はちょっとだけ、誇らしく思うことになる。

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