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巫女との交渉
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……ヒミコの眼には、リトマス・シケン氏のいでたちは、ただの凡人としか映っていない。むしろ、それまでのカイル少年のほうが冒険者らしくみえたようである。
「そなた……いま、ハイドライドの名を口にしたのか?」
「はい、まさしく、さようでございます」
「ほ……物言いはさきほどの小僧よりも、少しはマシになったの。いま、妙なことを滔々とほざいておったが、まだ意味がつかめぞよ。魔獣ハイドライドはすでに滅びた……なんとならば、かつて、われらが偉大なる大巫女様が手を下したのだからの」
「はい……そのように聴き及んでおります。そのことも含めて、いろいろご教示を賜りたく参った次第です」
「ならば、なにゆえ、最初からおぬし自らの真姿で参らぬのじゃ? それがわれらに対する敬意ともうすもの。カイルとかいう小僧の姿でわれらを怒らせるとは、策が過ぎるというものぞ」
「……………」
痛い所を突かれてリトマス・シケン氏はぐうの音も出なかった。カイルにはいつでもなれる。鼻を青くすればいいだけのことだ。けれど、ひとたびカイルになってしまうと、せっかく蓄積した智識も失せ、状況分析力も戦略構築力もなくなってしまうのだ。カイルのときに、いっぱしの冒険者スタイルにしたのは、剣やマントで襲来者から護るためである。いわば、御守りファションにすぎないのだった。
(まったく便利なようで……きわめて不便この上ない)
シケン氏はいつもそうおもう。
……呪われたおのが宿命、避けがたい災厄だと何度も諦めかけた。いや変身するのが、カイルになるだけならそれはそれでいい。ことさら周囲に害悪を撒き散らす存在ではないからだ。
けれども。
ハイドライドは異なる。相手が冒険者であれ魔物であれヒューマンであれ見境なく敵意を剥き出しにする……。
(せめて鼻が赤くなってもエルフとかスライムになるのであれば、こんなに思い悩むこともないのに……)
いつもそこまで思念しては、あとはため息しか出ないのだ。
「どうした? 言い訳できず、返す言葉もなくなったかや?」
ヒミコがいった。
棘があるのはそれはそれで理にかなっている。シケン氏はしずかにうなづき、ヒミコの指摘に否やは申し立てなかった。
「ヒミコ様……かりに大巫女様との会見が無理なら、しばらくの間、わたしと同道していただくわけにはいきませぬか?」
「おぬしに従えとな?」
「いえ、そうではございませぬ。仲間のふりをして、わたしの身近にいてくださるだけでよろしいのです。さすれば、わたしが申したことの一端がおわかりいただけるものと存じます。また、ハイドライドになったわたしの姿もご覧になられようかと……」
「ふん、やれ、小賢しきことよの。ハイドライドでわれらを釣ろうと申しやるのか?」
「…………」
ここでまたシケン氏は口ごもってしまった。相手は、こちらが“いいようにこき使おうという算段”をしていると疑ぐっているのであったろう。それのこともシケン氏には理解できる。だからつなぐ言葉が出てこないのだ。
すると、シケン氏の言い訳を待たず、ヒミコが喋り出した。
「……それにの、そなたが申した世界樹は、果たしていまもなお存在しているかどうかすらわからぬのじゃよ」
「はい」
「なんじゃ? そなた、それを知ってなお探索を続けようというのか?」
「さようです。世に伝わるかつての世界樹の所在候補は、紳士連盟所属のトレジャーハンターたちが探索を続けております。わたしの目的は、世界樹に棲まう魔女に会うこと……」
「ほら、またまた意味不明じゃのぅ。世界樹の所在を探索中とならば、その結果をじっと待ておればいいだけのことではないのか?」
「おっしゃるとおりです、わたしも当初はそのように考えておりました。けれど、かの大変位のおり、文字通り、それまでの位置に変動が起こり、魔女たちも避難した可能性も高いようですので……」
語尾を濁してシケン氏は唇を噛み締めた。
(あれは二十年前か……)
……大変位が起こったその頃、シケン氏は十五、六歳の極めて普通の少年であった。父は文献学者、母は上級治癒師。ふたりはいまはこの世にはいないが、学者志望だったシケン氏の身に突如として変位が起こった。大変位の影響だろう……と、いまはシケン氏には確信がある。体内組織の位置が変わったのであろう。もっとも、それは検証しようがないかれなりの推測にすぎない。それを確かめるために、紳士連盟に招聘されるまで十年余を研鑽に費やし、いまのポジションを手に入れることができたのだ。
「どうした、考え事をしておる場合じゃあるまいに」
「あ、申し訳ございませぬ」
「こうしておる間に、そなたの履歴を確かめさせてもろうた。世界樹探しにせよ、魔女探しにせよ、即答はできぬが、当面、そなたと行動をとめにする巫女をひとりつけてつかわそう」
「ま、まことでございますか?」
「われらにしても見聞を培う機械ともなろう。まずは、互いにとっての試用期間を設けようではないか、それが条件だ」
シケン氏には異論はなかった。
ヒミコはヒミコなりに考え込んだようだ。しばし沈黙ののち、
「神事が重なっておるゆえ、裸巫女に声をかけてみよう。しばし、ここで待つがよい」
そのまま姿が掻き消えたあと、リトマス・シケン氏は平らな岩をみつけて腰をかけた。すでに砂塵は納まっている。
(おそらくここは禁忌の杜のなかの“試しの場”なのだろう。書物に記されていたとおりだった……)
シケン氏があえて青鼻カイルになって足を踏み入れたのは、純粋無垢なる者以外の踏地を拒否すると書かれていたからである。天然に近いカイルだからこそ、未知の相手と会話するチャンスも生まれるだろうと予測を立てたのだ。
(今回はうまくいったが……ラミコという巫女は下っ端なのだろうか……? ヒミコどのは内含する妖素も尋常ならざる量にみえた。あの方ならば、わたしが赤鼻ハイドライドになったとしても、その経緯を慎重に観察誘導してくれるにちがいないと期待していたのに……)
いまはそのことがリトマス・シケン氏にとって唯一の危惧であった。
カイルには『巫女なら誰でもいいからまずはとっかかりをつけろ』と、むしろ相手を挑発させる指示を出しておいたが、決して誰でもいいわけではない。ハイドライドになった自分をを抑制するだけのパワーが同行者には必要なのだ。修行中の巫女ではなく、むしろ次代の大巫女候補ほどの人材こそをシケン氏は求めていたのだ。
(……都合がいい話と言われればそうにちがいないが、あのヒミコどのなら……)
と、シケン氏にはまだ未練があった。
待たされた時間はわすが数分にすぎなかった。目の前に現れたのは一糸纏わぬ裸女であった。
「あ……」
おもわず生唾を呑み込んだリトマス・シケン氏は、自分のマントをはずし相手のからだを覆った。
「失礼いたしました」
「そなたがリトマス・シケン氏なる者だな」
「はい、さようです」
「では……リトと呼ぶことにする。わらわは裸巫女……ラミーとでも呼ぶがいいぞ」
「あのぅ……ヒミコどのは……?」
「多忙のため、巫女会議でわらわが出向くことに相なった。よろしくたのむぞ」
「……ええと、会議で無理やり指名されたとはお気の毒です。なので、ヒミコどのの手があくまでお待ちしてもいいのですが……」
「いや、その配慮は不要じゃ。わらわが自ら手を上げたのじゃ。ぬしは、わらわが最初に会った青鼻の小僧と同一人物とか。おもしろい、ゆかいではないか……しかも、すでに滅びた魔獣ハイドライドに相まみえることができるというではないか……このような冒険の旅を、ずっと待ち望んでおったのじゃ」
「…………」
ラミコことラミーは、昂奮冷めやらぬといった態でリトマス・シケン氏に抱きつかんばかりの勢いで出発を急かした。しかたなく裸体は厳禁だと何度も強調してからシケン氏は、
「まずそれなりの準備をお願いいたします。それと、武器はいまお持ちの扇だけなのでしょうか? これからの道中は危険と隣わせです。ラミコどの……いや、ラミー様もくれぐれもご用心あそばされませ」
と、伝えた。
「様付けは不要じゃ。ラミーとだけ呼ぶがいいぞ」
そう言ってからラミーは一度姿を消し、現れたときには薄着の羽衣を身につけていた。
つけてはいたが、光の角度ではほとんど透けてみえる。また雨が降れば肌にひっついて裸体とちがわなくなるだろう。そのことを失礼に当たらないようシケン氏が伝えると、
「ま、着るものは道々そろえるようにしよう。神殿から、どの国でも通用する貨幣なるものと周辺の地図を預かってまいったぞ」
「はあ……そうですか……」
実のところリトマス・シケン氏は杖なり剣なりの武器も賜りたかったのだが、そもそも厚かましい依頼を引き受けてくれた相手には感謝こそすれこれ以上の警戒心を与えてはいけないとおのれを戒めた……。
「そなた……いま、ハイドライドの名を口にしたのか?」
「はい、まさしく、さようでございます」
「ほ……物言いはさきほどの小僧よりも、少しはマシになったの。いま、妙なことを滔々とほざいておったが、まだ意味がつかめぞよ。魔獣ハイドライドはすでに滅びた……なんとならば、かつて、われらが偉大なる大巫女様が手を下したのだからの」
「はい……そのように聴き及んでおります。そのことも含めて、いろいろご教示を賜りたく参った次第です」
「ならば、なにゆえ、最初からおぬし自らの真姿で参らぬのじゃ? それがわれらに対する敬意ともうすもの。カイルとかいう小僧の姿でわれらを怒らせるとは、策が過ぎるというものぞ」
「……………」
痛い所を突かれてリトマス・シケン氏はぐうの音も出なかった。カイルにはいつでもなれる。鼻を青くすればいいだけのことだ。けれど、ひとたびカイルになってしまうと、せっかく蓄積した智識も失せ、状況分析力も戦略構築力もなくなってしまうのだ。カイルのときに、いっぱしの冒険者スタイルにしたのは、剣やマントで襲来者から護るためである。いわば、御守りファションにすぎないのだった。
(まったく便利なようで……きわめて不便この上ない)
シケン氏はいつもそうおもう。
……呪われたおのが宿命、避けがたい災厄だと何度も諦めかけた。いや変身するのが、カイルになるだけならそれはそれでいい。ことさら周囲に害悪を撒き散らす存在ではないからだ。
けれども。
ハイドライドは異なる。相手が冒険者であれ魔物であれヒューマンであれ見境なく敵意を剥き出しにする……。
(せめて鼻が赤くなってもエルフとかスライムになるのであれば、こんなに思い悩むこともないのに……)
いつもそこまで思念しては、あとはため息しか出ないのだ。
「どうした? 言い訳できず、返す言葉もなくなったかや?」
ヒミコがいった。
棘があるのはそれはそれで理にかなっている。シケン氏はしずかにうなづき、ヒミコの指摘に否やは申し立てなかった。
「ヒミコ様……かりに大巫女様との会見が無理なら、しばらくの間、わたしと同道していただくわけにはいきませぬか?」
「おぬしに従えとな?」
「いえ、そうではございませぬ。仲間のふりをして、わたしの身近にいてくださるだけでよろしいのです。さすれば、わたしが申したことの一端がおわかりいただけるものと存じます。また、ハイドライドになったわたしの姿もご覧になられようかと……」
「ふん、やれ、小賢しきことよの。ハイドライドでわれらを釣ろうと申しやるのか?」
「…………」
ここでまたシケン氏は口ごもってしまった。相手は、こちらが“いいようにこき使おうという算段”をしていると疑ぐっているのであったろう。それのこともシケン氏には理解できる。だからつなぐ言葉が出てこないのだ。
すると、シケン氏の言い訳を待たず、ヒミコが喋り出した。
「……それにの、そなたが申した世界樹は、果たしていまもなお存在しているかどうかすらわからぬのじゃよ」
「はい」
「なんじゃ? そなた、それを知ってなお探索を続けようというのか?」
「さようです。世に伝わるかつての世界樹の所在候補は、紳士連盟所属のトレジャーハンターたちが探索を続けております。わたしの目的は、世界樹に棲まう魔女に会うこと……」
「ほら、またまた意味不明じゃのぅ。世界樹の所在を探索中とならば、その結果をじっと待ておればいいだけのことではないのか?」
「おっしゃるとおりです、わたしも当初はそのように考えておりました。けれど、かの大変位のおり、文字通り、それまでの位置に変動が起こり、魔女たちも避難した可能性も高いようですので……」
語尾を濁してシケン氏は唇を噛み締めた。
(あれは二十年前か……)
……大変位が起こったその頃、シケン氏は十五、六歳の極めて普通の少年であった。父は文献学者、母は上級治癒師。ふたりはいまはこの世にはいないが、学者志望だったシケン氏の身に突如として変位が起こった。大変位の影響だろう……と、いまはシケン氏には確信がある。体内組織の位置が変わったのであろう。もっとも、それは検証しようがないかれなりの推測にすぎない。それを確かめるために、紳士連盟に招聘されるまで十年余を研鑽に費やし、いまのポジションを手に入れることができたのだ。
「どうした、考え事をしておる場合じゃあるまいに」
「あ、申し訳ございませぬ」
「こうしておる間に、そなたの履歴を確かめさせてもろうた。世界樹探しにせよ、魔女探しにせよ、即答はできぬが、当面、そなたと行動をとめにする巫女をひとりつけてつかわそう」
「ま、まことでございますか?」
「われらにしても見聞を培う機械ともなろう。まずは、互いにとっての試用期間を設けようではないか、それが条件だ」
シケン氏には異論はなかった。
ヒミコはヒミコなりに考え込んだようだ。しばし沈黙ののち、
「神事が重なっておるゆえ、裸巫女に声をかけてみよう。しばし、ここで待つがよい」
そのまま姿が掻き消えたあと、リトマス・シケン氏は平らな岩をみつけて腰をかけた。すでに砂塵は納まっている。
(おそらくここは禁忌の杜のなかの“試しの場”なのだろう。書物に記されていたとおりだった……)
シケン氏があえて青鼻カイルになって足を踏み入れたのは、純粋無垢なる者以外の踏地を拒否すると書かれていたからである。天然に近いカイルだからこそ、未知の相手と会話するチャンスも生まれるだろうと予測を立てたのだ。
(今回はうまくいったが……ラミコという巫女は下っ端なのだろうか……? ヒミコどのは内含する妖素も尋常ならざる量にみえた。あの方ならば、わたしが赤鼻ハイドライドになったとしても、その経緯を慎重に観察誘導してくれるにちがいないと期待していたのに……)
いまはそのことがリトマス・シケン氏にとって唯一の危惧であった。
カイルには『巫女なら誰でもいいからまずはとっかかりをつけろ』と、むしろ相手を挑発させる指示を出しておいたが、決して誰でもいいわけではない。ハイドライドになった自分をを抑制するだけのパワーが同行者には必要なのだ。修行中の巫女ではなく、むしろ次代の大巫女候補ほどの人材こそをシケン氏は求めていたのだ。
(……都合がいい話と言われればそうにちがいないが、あのヒミコどのなら……)
と、シケン氏にはまだ未練があった。
待たされた時間はわすが数分にすぎなかった。目の前に現れたのは一糸纏わぬ裸女であった。
「あ……」
おもわず生唾を呑み込んだリトマス・シケン氏は、自分のマントをはずし相手のからだを覆った。
「失礼いたしました」
「そなたがリトマス・シケン氏なる者だな」
「はい、さようです」
「では……リトと呼ぶことにする。わらわは裸巫女……ラミーとでも呼ぶがいいぞ」
「あのぅ……ヒミコどのは……?」
「多忙のため、巫女会議でわらわが出向くことに相なった。よろしくたのむぞ」
「……ええと、会議で無理やり指名されたとはお気の毒です。なので、ヒミコどのの手があくまでお待ちしてもいいのですが……」
「いや、その配慮は不要じゃ。わらわが自ら手を上げたのじゃ。ぬしは、わらわが最初に会った青鼻の小僧と同一人物とか。おもしろい、ゆかいではないか……しかも、すでに滅びた魔獣ハイドライドに相まみえることができるというではないか……このような冒険の旅を、ずっと待ち望んでおったのじゃ」
「…………」
ラミコことラミーは、昂奮冷めやらぬといった態でリトマス・シケン氏に抱きつかんばかりの勢いで出発を急かした。しかたなく裸体は厳禁だと何度も強調してからシケン氏は、
「まずそれなりの準備をお願いいたします。それと、武器はいまお持ちの扇だけなのでしょうか? これからの道中は危険と隣わせです。ラミコどの……いや、ラミー様もくれぐれもご用心あそばされませ」
と、伝えた。
「様付けは不要じゃ。ラミーとだけ呼ぶがいいぞ」
そう言ってからラミーは一度姿を消し、現れたときには薄着の羽衣を身につけていた。
つけてはいたが、光の角度ではほとんど透けてみえる。また雨が降れば肌にひっついて裸体とちがわなくなるだろう。そのことを失礼に当たらないようシケン氏が伝えると、
「ま、着るものは道々そろえるようにしよう。神殿から、どの国でも通用する貨幣なるものと周辺の地図を預かってまいったぞ」
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