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第一幕
二人の秘め事
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ナタリーの死刑宣告を受けてから、レイは体調不良を原因に王女教育や公務を放棄していた。
そして一日中部屋に引きこもり、護衛にはゼロ一人だけを置いた。
レイに一番身近で説教ができそうな、教育係であるエステルは元々王妃の臣下であったため、王様と王妃様に北部への避暑に一緒に同行していた。
王様らが王城にいない今、レイは初めて王女の特権を屈指して、レイの言動に誰の邪魔も入ることはなかった。
レイはナタリーを救うために懇願した手紙を、王様宛に何通も送った。
しかし勿論返事さえも来ることはなく、もはや王様らに本当に手紙が渡っていないのではないかと思っていた。
ついにレイは思い詰めて深夜にゼロの目を割いて、牢屋とされている場所に強行突入した。
しかし王女様の身分を提示しても牢屋に入ることは許されず、屈強な警備を前に断念せざるを得なかった。
レイにとって絶望の時間だけが刻々と過ぎていた。
しかしある日レイは珍しく部屋を出て王城の書庫へと向かった。
「お母さんを助けられる方法はないかしら。」
これまでの強いナタリーへの感情だけで王様たちを説得し、ナタリーを助けられることはきっとできないとレイは最初から分かっていた。
そこでレイはせめて過去に似通った事例がないかと探し、またナタリーを救うための法律や裁判などの根拠がないかと考え付いたのだった。
書庫に行くとレイの存在を懸念する臣下の視線が熱かったが、いくら変な噂になろうともレイはそんなことを気にも留めなかった。
レイが必死に文献を探して回っていた時、 梯子の上に立つ一人の青年の姿が目に留まった。
「セラ王子様。」
「エヴリ王女様、お久しぶりです。」
セラは今日も爽やかな笑顔で梯子を降り、レイに深くお辞儀した。
レイがセラ王子と花園で偶然出会わせてから、すっかり一週間が経っていた。
そしてレイはセラの顔を見てハッと思い出したように、手持ちのバッグに入れていたハンカチをセラに返した。
「セラ王子様、申し訳ありません。ハンカチを返すのを忘れていました。」
「滅相も無いです。王女様…、失礼ですが少しお痩せになられましたか?」
「えっ…。」
確かにセラの言う通り、レイは王城に着いてから食が細くなり、先週からは食べることや寝ることもままならなかった。
ふと近くにあった全身鏡をレイは見つめると、鏡に映し出されたレイの目の下にはクマが隠しきれず、頬はげっそりしていた。
当然セラの目に写っているだほう自分の酷い姿に、レイは落ち込んだ。
「エヴリ王女様。花園で偶然会ったあの日からずっと、王女様を気にかけておりました。こんな私ですが、よろしかったら何かお助けできることはありませんでしょうか?」
「セラ王子様…。」
セラはそう言うと右手をレイの前に差し出し、レイは真摯に見つめた。
レイは何度会っても感じる胸の鼓動を抑え、セラと目を逸らすと俯いた。
「敵対しているクルート国の王子にこんなことを言われても返って警戒してしまいますよね…。しかし私の国で育った王女様が辛い思いをしていると、私も辛くなります。しつこいようですかま、私にできることはありませんか?」
「そんな、セラ王子様。滅相も無いです。私に気遣ってくださっただけでも胸がいっぱいです。
決して頼ってはいけない相手だと心の奥では分かっているのだが、レイの心にセラの言葉は強く響いた。
長年想い続けていたセラにこの上ない気遣いをされ、レイは目頭が熱くなるのを感じた。
そして自然に涙が溢れて伝ってくるのを感じ、レイはセラに背を向けて涙を拭ったが気持ちは抑えられなかった。
「申し訳ありません。この国に来て、こんなに温かい言葉をかけてもらうのは少なくて。セラ王子様…少しお話をきいてもらえませんか?」
レイは書庫内にある王族用の個室にセラを招き入れ、二人きりで向かい合った。
そして意を決してレイはセラにナタリーの死刑宣告と、それに対する王様らの対応について全て打ち明けた。
セラは涙ながらに話すレイの話を相槌を打ちながら、静かに聞いていた。
レイが思う存分話し終える最後まで、ただ側でセラは傾聴してくれていたのだ。
しばらくして部屋の小さな窓の向こうから夕日が差し込み、レイは優しいセラに甘えて長い時間を拘束していたことに気付いた。
王宮に来て誰にも話すことができなかった苦しさを吐き出し、レイの気持ちは少し楽になっていた。
「世羅王子様。こんな遅くまで、本当に申し訳ありませんでした。」
帰り際レイは頭を深く下げ、セラの顔を覗いた。
セラは微笑みながら顔を横に振り言った。
「いえいえ。エヴリ王女様にこのお話を花園で会った際に聞かせて貰えれば、王女様のお辛さをもっと早く私と共有できたのかもしれませんね。」
ナタリーのことはレイはクルート国の王子であるセラに話してはいけないことだったのは十分わかっていたが、抑えられなかった。
こんな迷惑をかけてしまい優しい言葉をかけてくれるセラだったが、きっと二人の関係はこれきりだとレイは覚悟した。
しかしセラの言葉はまるで夢を見ているかのようだった。
「またここで明日会えませんか?エヴリ王女様のお母様を助けるのに、私でよければ手伝わせてください。」
「そんな…お忙しいセラ王子様に時間を割いていただくなど…。」
「エヴリ王女様の力になりたいのです。しかもこれは私の国にも関わる大きな事件ではないですか。クルート国の法律や裁判事例なども一緒に調べていきましょう。ただ私は昔からあまり勉強の方は不得手だったのでお力に添えないかもしれませんが。一緒に頑張りましょう。」
これからレイの力に力になりたいことを伝えるセラに対して、レイは申し訳ないと何度も申し出を断った。
しかし決して意志を曲げないセラの優しさを内心嬉しく思い、レイは協力を得ることになった。
そして次の日からレイとセラは朝から晩まで書庫の王族用の部屋に篭り、多くの文献を調べ、ナタリーの処遇への妥当性を審議した。
過酷で頭が痛くなる行為ではあったが、二人でその答えを出すのに時間はあまり時間はかからなかった。
レイが誰にどんな理由で誘拐されたか、その相手が見つかっているのかさえ詳しい事実は一切不明のようだった。
しかし誘拐した相手が分からずナタリーが疑われていたとしても、そして誘拐された子の身分を知りながら王女を育てたとしてそれがいくら大罪なことぇさえも、尚早に死刑を下されるほどの根拠となる法律はなかぅた。
そしてクルート国の者を勝手に捕らえてアリセナ国で裁かれ刑を執行することなど、建国二〇〇年来そんな不憫な前例はなかった。
「セラ王子様、ナタリーの刑が執行されたら二つの国に起きてしまうことは…。」
「戦争ですね。この事実が公になれば、クルート国の国民達は躍起になるでしょう。クルート国の王様や宰相も、一国民が理不尽にアリセナ国で死刑されたことを許しません。」
そしてナタリーが理不尽に死刑を執行される裏には、王族や重心だろうアリセナ国の中心人物の思惑が隠されていることにレイとは気付いた。
アリセナ国は、王族や貴族による贅沢な暮らしから困窮していて、少しでも領地を広げたいと、クルート国と小さな領地戦争をあちこちで起こしていた。
一方のクルート国は差別なく平等で平和な世を作ろうとしているため戦争を拒み、その代わりに人質として大切な第一王子をアリセナ国に送っていた。
そしてもしこの二国間の戦争がこのまま起きてしまったら、どちらが勝つのかは明らかだろう。
軍隊にろくに金を当てる余裕がないアリセナ国がいくら民への戦意を沸かせても、自衛のために多くの列強な騎士団を育成するクルート国の圧勝だろう。
このままではナタリーの命だけでなく、国の一部の者の私欲のために多くの命が失われてしまう。
小さな身には重すぎる未来を前にレイは立ち上がり言った。
「これから王様に会いに行って、直訴して参ります。」
自分にできることは僅かだろう、できなるという自信はないが、多くの国民の命運がかかっていることに即座に動くべきだとレイは思った。
一方セラは深刻な顔をし、興奮するレイを宥め落ち着いた声で言った。
「エヴリ王女様。私もクルート国の王様や宰相とは連絡を取っていたのですが、先程文が届きました。彼らもこの一件事を不審に思っているようなのです。しかしアリセナ国との連絡は絶えており、なす術がないとおっしゃっています。戦争になることを避けられないと、覚悟しているようです。」
「そうですか。ではやはり私が説得にいくほかないのですね。」
レイは自分に科せられた大きな責目を前に大きく深呼吸をし個室を出て、外に控えていたゼロに言った。
「これから王様達の避暑地に参ります。」
「エヴリ王女様、その必要はないようですよ。」
ゼロは敵国同士の王女と王子が親密に会合していることに対し、何も口を出さずにいて理由を察していたのだろう。
そして思いがけない事実を述べた。
「明後日、王らは急遽城に帰宅するようです。」
「それはもしかして…一刻も早くナタリーを処刑するために?」
レイは膝の力が抜けその場に跪いたが、すぐに掌に力を込めて握った。
『どうかして、養母の処刑は阻止できるよう説得をしよう。そうでなければナタリーだけでなく、多くの国民に犠牲が出る。そしてーもう一人大切な人の命も。』
それはクルート国のためでもあったが、レイに優し接し献身的に支えてくれたセラ王子のことである。
もし最悪の事態が起きて戦争が始まったとしたら、次に命を奪われるのは人質のセラであることをレイは気付いてしまっていた。
そして一日中部屋に引きこもり、護衛にはゼロ一人だけを置いた。
レイに一番身近で説教ができそうな、教育係であるエステルは元々王妃の臣下であったため、王様と王妃様に北部への避暑に一緒に同行していた。
王様らが王城にいない今、レイは初めて王女の特権を屈指して、レイの言動に誰の邪魔も入ることはなかった。
レイはナタリーを救うために懇願した手紙を、王様宛に何通も送った。
しかし勿論返事さえも来ることはなく、もはや王様らに本当に手紙が渡っていないのではないかと思っていた。
ついにレイは思い詰めて深夜にゼロの目を割いて、牢屋とされている場所に強行突入した。
しかし王女様の身分を提示しても牢屋に入ることは許されず、屈強な警備を前に断念せざるを得なかった。
レイにとって絶望の時間だけが刻々と過ぎていた。
しかしある日レイは珍しく部屋を出て王城の書庫へと向かった。
「お母さんを助けられる方法はないかしら。」
これまでの強いナタリーへの感情だけで王様たちを説得し、ナタリーを助けられることはきっとできないとレイは最初から分かっていた。
そこでレイはせめて過去に似通った事例がないかと探し、またナタリーを救うための法律や裁判などの根拠がないかと考え付いたのだった。
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レイが必死に文献を探して回っていた時、 梯子の上に立つ一人の青年の姿が目に留まった。
「セラ王子様。」
「エヴリ王女様、お久しぶりです。」
セラは今日も爽やかな笑顔で梯子を降り、レイに深くお辞儀した。
レイがセラ王子と花園で偶然出会わせてから、すっかり一週間が経っていた。
そしてレイはセラの顔を見てハッと思い出したように、手持ちのバッグに入れていたハンカチをセラに返した。
「セラ王子様、申し訳ありません。ハンカチを返すのを忘れていました。」
「滅相も無いです。王女様…、失礼ですが少しお痩せになられましたか?」
「えっ…。」
確かにセラの言う通り、レイは王城に着いてから食が細くなり、先週からは食べることや寝ることもままならなかった。
ふと近くにあった全身鏡をレイは見つめると、鏡に映し出されたレイの目の下にはクマが隠しきれず、頬はげっそりしていた。
当然セラの目に写っているだほう自分の酷い姿に、レイは落ち込んだ。
「エヴリ王女様。花園で偶然会ったあの日からずっと、王女様を気にかけておりました。こんな私ですが、よろしかったら何かお助けできることはありませんでしょうか?」
「セラ王子様…。」
セラはそう言うと右手をレイの前に差し出し、レイは真摯に見つめた。
レイは何度会っても感じる胸の鼓動を抑え、セラと目を逸らすと俯いた。
「敵対しているクルート国の王子にこんなことを言われても返って警戒してしまいますよね…。しかし私の国で育った王女様が辛い思いをしていると、私も辛くなります。しつこいようですかま、私にできることはありませんか?」
「そんな、セラ王子様。滅相も無いです。私に気遣ってくださっただけでも胸がいっぱいです。
決して頼ってはいけない相手だと心の奥では分かっているのだが、レイの心にセラの言葉は強く響いた。
長年想い続けていたセラにこの上ない気遣いをされ、レイは目頭が熱くなるのを感じた。
そして自然に涙が溢れて伝ってくるのを感じ、レイはセラに背を向けて涙を拭ったが気持ちは抑えられなかった。
「申し訳ありません。この国に来て、こんなに温かい言葉をかけてもらうのは少なくて。セラ王子様…少しお話をきいてもらえませんか?」
レイは書庫内にある王族用の個室にセラを招き入れ、二人きりで向かい合った。
そして意を決してレイはセラにナタリーの死刑宣告と、それに対する王様らの対応について全て打ち明けた。
セラは涙ながらに話すレイの話を相槌を打ちながら、静かに聞いていた。
レイが思う存分話し終える最後まで、ただ側でセラは傾聴してくれていたのだ。
しばらくして部屋の小さな窓の向こうから夕日が差し込み、レイは優しいセラに甘えて長い時間を拘束していたことに気付いた。
王宮に来て誰にも話すことができなかった苦しさを吐き出し、レイの気持ちは少し楽になっていた。
「世羅王子様。こんな遅くまで、本当に申し訳ありませんでした。」
帰り際レイは頭を深く下げ、セラの顔を覗いた。
セラは微笑みながら顔を横に振り言った。
「いえいえ。エヴリ王女様にこのお話を花園で会った際に聞かせて貰えれば、王女様のお辛さをもっと早く私と共有できたのかもしれませんね。」
ナタリーのことはレイはクルート国の王子であるセラに話してはいけないことだったのは十分わかっていたが、抑えられなかった。
こんな迷惑をかけてしまい優しい言葉をかけてくれるセラだったが、きっと二人の関係はこれきりだとレイは覚悟した。
しかしセラの言葉はまるで夢を見ているかのようだった。
「またここで明日会えませんか?エヴリ王女様のお母様を助けるのに、私でよければ手伝わせてください。」
「そんな…お忙しいセラ王子様に時間を割いていただくなど…。」
「エヴリ王女様の力になりたいのです。しかもこれは私の国にも関わる大きな事件ではないですか。クルート国の法律や裁判事例なども一緒に調べていきましょう。ただ私は昔からあまり勉強の方は不得手だったのでお力に添えないかもしれませんが。一緒に頑張りましょう。」
これからレイの力に力になりたいことを伝えるセラに対して、レイは申し訳ないと何度も申し出を断った。
しかし決して意志を曲げないセラの優しさを内心嬉しく思い、レイは協力を得ることになった。
そして次の日からレイとセラは朝から晩まで書庫の王族用の部屋に篭り、多くの文献を調べ、ナタリーの処遇への妥当性を審議した。
過酷で頭が痛くなる行為ではあったが、二人でその答えを出すのに時間はあまり時間はかからなかった。
レイが誰にどんな理由で誘拐されたか、その相手が見つかっているのかさえ詳しい事実は一切不明のようだった。
しかし誘拐した相手が分からずナタリーが疑われていたとしても、そして誘拐された子の身分を知りながら王女を育てたとしてそれがいくら大罪なことぇさえも、尚早に死刑を下されるほどの根拠となる法律はなかぅた。
そしてクルート国の者を勝手に捕らえてアリセナ国で裁かれ刑を執行することなど、建国二〇〇年来そんな不憫な前例はなかった。
「セラ王子様、ナタリーの刑が執行されたら二つの国に起きてしまうことは…。」
「戦争ですね。この事実が公になれば、クルート国の国民達は躍起になるでしょう。クルート国の王様や宰相も、一国民が理不尽にアリセナ国で死刑されたことを許しません。」
そしてナタリーが理不尽に死刑を執行される裏には、王族や重心だろうアリセナ国の中心人物の思惑が隠されていることにレイとは気付いた。
アリセナ国は、王族や貴族による贅沢な暮らしから困窮していて、少しでも領地を広げたいと、クルート国と小さな領地戦争をあちこちで起こしていた。
一方のクルート国は差別なく平等で平和な世を作ろうとしているため戦争を拒み、その代わりに人質として大切な第一王子をアリセナ国に送っていた。
そしてもしこの二国間の戦争がこのまま起きてしまったら、どちらが勝つのかは明らかだろう。
軍隊にろくに金を当てる余裕がないアリセナ国がいくら民への戦意を沸かせても、自衛のために多くの列強な騎士団を育成するクルート国の圧勝だろう。
このままではナタリーの命だけでなく、国の一部の者の私欲のために多くの命が失われてしまう。
小さな身には重すぎる未来を前にレイは立ち上がり言った。
「これから王様に会いに行って、直訴して参ります。」
自分にできることは僅かだろう、できなるという自信はないが、多くの国民の命運がかかっていることに即座に動くべきだとレイは思った。
一方セラは深刻な顔をし、興奮するレイを宥め落ち着いた声で言った。
「エヴリ王女様。私もクルート国の王様や宰相とは連絡を取っていたのですが、先程文が届きました。彼らもこの一件事を不審に思っているようなのです。しかしアリセナ国との連絡は絶えており、なす術がないとおっしゃっています。戦争になることを避けられないと、覚悟しているようです。」
「そうですか。ではやはり私が説得にいくほかないのですね。」
レイは自分に科せられた大きな責目を前に大きく深呼吸をし個室を出て、外に控えていたゼロに言った。
「これから王様達の避暑地に参ります。」
「エヴリ王女様、その必要はないようですよ。」
ゼロは敵国同士の王女と王子が親密に会合していることに対し、何も口を出さずにいて理由を察していたのだろう。
そして思いがけない事実を述べた。
「明後日、王らは急遽城に帰宅するようです。」
「それはもしかして…一刻も早くナタリーを処刑するために?」
レイは膝の力が抜けその場に跪いたが、すぐに掌に力を込めて握った。
『どうかして、養母の処刑は阻止できるよう説得をしよう。そうでなければナタリーだけでなく、多くの国民に犠牲が出る。そしてーもう一人大切な人の命も。』
それはクルート国のためでもあったが、レイに優し接し献身的に支えてくれたセラ王子のことである。
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