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姉は大変
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家計が大変とか、学費を貯めるとかでもなく
ただ単に帰宅部の私は暇つぶしで
家の近くのスーパーでアルバイトをしていた。
まぁ家の近くだし、
近所の人は普通に来店してきて
話かけられたりはするが
そこまで苦ではなかった。
しかし、私の弟の北斗と妹の杏珠が来ると
えらい大変になる。
弟の北斗は、かなりのわんぱくで
人の言うことを一切聞かない
好奇心旺盛児小学4年。
妹の杏珠は、性格は人見知りでシャイだが
イケメンが好きで、あざとい事をする強者小学1年。
普通なら、小学生の2人は
お母さんと一緒にスーパーだろうと思うが、
北斗が杏珠を連れ回し、
保護者不在で来店してくる。
店内を走り回るわ、おかし食べちゃうわで
何度も店長から私が注意される。
この事を親バカで未だラブラブな両親に相談したが
2人は放任主義体制で見守るとの事だと言われた。
まじでふざけるなと思う。
私1人でしつけとか、普通に無理だ。
まぁ、そんな2人に手を焼いている今日この頃
私に更なる災難が訪れた。
~
北斗「ドーンッ!」
今日もまたいつ入って来たのか、北斗の声が
店内に響いた。
塔岸「うわっ、何すんだよ」
今、私はバックヤードで商品整理をしていると
北斗が誰かにタックルしたらしい声が耳に入る。
北斗「お前、髪ボサボサしてんな!
頭洗ってないのかよ!」
塔岸「これワックスな、頭セットしてんだよ」
北斗「嘘つけ!」
塔岸「嘘じゃねぇよ」
タックルした相手の声色から若い感じの男性で、
このやり取りを聞いて悪い人ではなさそうで
良かったと思う。
まぁ、今は手が離せない為
ここだけ片付けてから北斗を撤退させる事にした。
北斗「あぁー!耳に穴空いてる」
塔岸「次はピアスに反応したのかよ」
北斗「コンパスか画鋲で穴開けたのか?」
塔岸「どこで覚えたんだよ、それ。
ちゃんと、ピアッサーで開けたわ」
北斗「ピアノでどうやって耳穴開けんだよ!」
塔岸「ピアノじゃなくて、ピアッサーな!」
北斗「なんだそれ、何の略だ?」
塔岸「略? ピアッサーの?
ピアは多分ピアスで、サーは…なんだろ、
穴開いて、よっしゃー的な?」
北斗「絶対嘘だな!
よっしゃーは、しゃーじゃん!
それならピアッシャーじゃん、お前バカだな」
塔岸「初対面で年上にバカとか失礼だからな!」
ピアッシャーに、不意打ちをくらい吹いたが、
流石に人を馬鹿呼ばわりし、
迷惑を掛けているので、無理に商品を押し込み
バックヤードから出てこうとドアに手を掛けた。
北斗「お前、バカだから俺の手下にしてやるよ!
今から北斗くんって呼べ!」
塔岸「そこは様じゃないんだな。
はいはい、北斗くんね」
北斗「はいは、一回だろ!
川島先生に教わらなかったのか?」
塔岸「その川島先生、知らないわ」
北斗「名乗れ!」
塔岸「突然時代劇みたいだな。
俺は塔岸…」
北斗「名前聞いてんだぞ!」
塔岸「じゃあ、天智くんでいいよ」
北斗「天智」
塔岸「年上だからな」
北斗「うるせー、天智!
今から俺の手下3号だ!」
塔岸「3号かよ」
塔岸天智?
え…塔岸天智って、あの塔岸天智⁉︎
塔岸くんは、私の通う高校で密かに行われている
イケメンランキング2位。
廊下を歩くたびに女子が振り返るほどの爽やかさ。
女子慣れしてチャラい感じがある、
キングオブ一軍男子って感じの校内の有名人。
そんな彼に、北斗が失礼なほど絡んでいる事に
大量の汗が出てドアを開ける手を止めた。
杏珠「杏珠、このお兄ちゃんと結婚する」
北斗「またか、杏珠!」
続いて杏珠の声もし出した。
あの塔岸くん相手に、こんなこと言ってんのかと
更に汗が増す。
塔岸「近衛、小さい子にもモテモテじゃん」
近衛「うっせーな天智、んで杏珠ちゃんは
君の妹?」
北斗「北斗くんだ!」
近衛「北斗くん」
北斗「そうだ! そいつは俺の手下2号の
あばずれ杏珠だ!」
塔岸「言葉の意味分かって言ってんのかよ。
北斗くんさー、妹をあばずれとか
言っちゃダメだろ」
北斗「男に媚びる女は、みんなあばずれだって
川島先生が」
塔岸「川島先生に何が遭ったんだよ」
近衛「まぁともかく、あばずれはあまり
使わない方がいいな。怖い大人に何されるか」
北斗「俺の手下は俺が守るから平気だし!」
塔岸「カッコい~北斗くん!
俺も3号だし、守ってもらおっと」
近衛「天智、3号なのか?」
塔岸「今さっき北斗くんの手下に
なったんだよ」
北斗「お前も手下にしてやるよ!
天智に比べて頭良さそうだから、4号科学班な」
近衛「科学班?」
塔岸「ちなみに俺は何班?」
北斗「天智は、雑用班だ!」
塔岸「近衛と扱い違すぎるわ」
北斗「名を名乗れ!」
近衛「突然、時代劇調だな」
塔岸「俺もさっき同じツッコミしたわ」
北斗「天智は静かにしてろ!
今は4号の番だからな」
塔岸「厳しいな」
近衛「近衛和一」
北斗「近衛くんだな」
塔岸「なんで、近衛にはくん付けなんだよ!」
う…嘘でしょ…今度は近衛和一⁈
杏珠は近衛くんと結婚するとか言ってんの?
ガタガタと汗を通り越して震え出す。
近衛くんと言ったら、学内イケメンランキング1位。
塔岸くんとは違い、黒縁メガネのクール男子で
数々の女子はおろか男子も虜にしている有名人。
よりにもよって、北斗と杏珠は
そんな学内の有名人2人に絡んでしまった。
杏珠「杏珠、コレ食べたいなぁ」
北斗「ほら、媚び売った!あばずれじゃん」
塔岸「だから、あばずれはダメだって」
北斗「あばずれ!」
近衛「北斗くん、杏珠ちゃんはあばずれじゃなくて、
年齢相応のコミュニケーションを
してるんじゃないか?」
北斗「なんかよく分かんないけど、
あばずれは、やめといてやるよ」
近衛「流石北斗くんは偉いな」
北斗「だろ!」
塔岸「俺との対応の差が激しいわ」
北斗「じゃあ俺たち行くからな!」
杏珠「え…杏珠、コレ食べたい」
北斗「家にプリンあるだろ!
マジギガ始まるから早く」
杏珠「プリン!」
そっか今日は、マジギガがあるんだったか…
マジギガとは、小学生に人気のあるアニメで
北斗はそれにハマっている。
まぁとにかく、私の存在がバレなくて良かった。
塔岸「近衛って、兄弟居たっけ」
近衛「4人」
塔岸「4人⁈ そりゃ年下の扱い分かるわけだわ」
近衛「上にな」
塔岸「上かーい」
この2人って、普段こんな感じなんだなと
学校では近づけない存在の為、新たな面を知った。
子供に付き合ってあげるとか
尚更イケメンだなと思い、手汗を拭いた。
~
家に帰ると、早速北斗は手下が2人も出来たと
喜んでいたが、私はすぐに注意した。
ただ単に帰宅部の私は暇つぶしで
家の近くのスーパーでアルバイトをしていた。
まぁ家の近くだし、
近所の人は普通に来店してきて
話かけられたりはするが
そこまで苦ではなかった。
しかし、私の弟の北斗と妹の杏珠が来ると
えらい大変になる。
弟の北斗は、かなりのわんぱくで
人の言うことを一切聞かない
好奇心旺盛児小学4年。
妹の杏珠は、性格は人見知りでシャイだが
イケメンが好きで、あざとい事をする強者小学1年。
普通なら、小学生の2人は
お母さんと一緒にスーパーだろうと思うが、
北斗が杏珠を連れ回し、
保護者不在で来店してくる。
店内を走り回るわ、おかし食べちゃうわで
何度も店長から私が注意される。
この事を親バカで未だラブラブな両親に相談したが
2人は放任主義体制で見守るとの事だと言われた。
まじでふざけるなと思う。
私1人でしつけとか、普通に無理だ。
まぁ、そんな2人に手を焼いている今日この頃
私に更なる災難が訪れた。
~
北斗「ドーンッ!」
今日もまたいつ入って来たのか、北斗の声が
店内に響いた。
塔岸「うわっ、何すんだよ」
今、私はバックヤードで商品整理をしていると
北斗が誰かにタックルしたらしい声が耳に入る。
北斗「お前、髪ボサボサしてんな!
頭洗ってないのかよ!」
塔岸「これワックスな、頭セットしてんだよ」
北斗「嘘つけ!」
塔岸「嘘じゃねぇよ」
タックルした相手の声色から若い感じの男性で、
このやり取りを聞いて悪い人ではなさそうで
良かったと思う。
まぁ、今は手が離せない為
ここだけ片付けてから北斗を撤退させる事にした。
北斗「あぁー!耳に穴空いてる」
塔岸「次はピアスに反応したのかよ」
北斗「コンパスか画鋲で穴開けたのか?」
塔岸「どこで覚えたんだよ、それ。
ちゃんと、ピアッサーで開けたわ」
北斗「ピアノでどうやって耳穴開けんだよ!」
塔岸「ピアノじゃなくて、ピアッサーな!」
北斗「なんだそれ、何の略だ?」
塔岸「略? ピアッサーの?
ピアは多分ピアスで、サーは…なんだろ、
穴開いて、よっしゃー的な?」
北斗「絶対嘘だな!
よっしゃーは、しゃーじゃん!
それならピアッシャーじゃん、お前バカだな」
塔岸「初対面で年上にバカとか失礼だからな!」
ピアッシャーに、不意打ちをくらい吹いたが、
流石に人を馬鹿呼ばわりし、
迷惑を掛けているので、無理に商品を押し込み
バックヤードから出てこうとドアに手を掛けた。
北斗「お前、バカだから俺の手下にしてやるよ!
今から北斗くんって呼べ!」
塔岸「そこは様じゃないんだな。
はいはい、北斗くんね」
北斗「はいは、一回だろ!
川島先生に教わらなかったのか?」
塔岸「その川島先生、知らないわ」
北斗「名乗れ!」
塔岸「突然時代劇みたいだな。
俺は塔岸…」
北斗「名前聞いてんだぞ!」
塔岸「じゃあ、天智くんでいいよ」
北斗「天智」
塔岸「年上だからな」
北斗「うるせー、天智!
今から俺の手下3号だ!」
塔岸「3号かよ」
塔岸天智?
え…塔岸天智って、あの塔岸天智⁉︎
塔岸くんは、私の通う高校で密かに行われている
イケメンランキング2位。
廊下を歩くたびに女子が振り返るほどの爽やかさ。
女子慣れしてチャラい感じがある、
キングオブ一軍男子って感じの校内の有名人。
そんな彼に、北斗が失礼なほど絡んでいる事に
大量の汗が出てドアを開ける手を止めた。
杏珠「杏珠、このお兄ちゃんと結婚する」
北斗「またか、杏珠!」
続いて杏珠の声もし出した。
あの塔岸くん相手に、こんなこと言ってんのかと
更に汗が増す。
塔岸「近衛、小さい子にもモテモテじゃん」
近衛「うっせーな天智、んで杏珠ちゃんは
君の妹?」
北斗「北斗くんだ!」
近衛「北斗くん」
北斗「そうだ! そいつは俺の手下2号の
あばずれ杏珠だ!」
塔岸「言葉の意味分かって言ってんのかよ。
北斗くんさー、妹をあばずれとか
言っちゃダメだろ」
北斗「男に媚びる女は、みんなあばずれだって
川島先生が」
塔岸「川島先生に何が遭ったんだよ」
近衛「まぁともかく、あばずれはあまり
使わない方がいいな。怖い大人に何されるか」
北斗「俺の手下は俺が守るから平気だし!」
塔岸「カッコい~北斗くん!
俺も3号だし、守ってもらおっと」
近衛「天智、3号なのか?」
塔岸「今さっき北斗くんの手下に
なったんだよ」
北斗「お前も手下にしてやるよ!
天智に比べて頭良さそうだから、4号科学班な」
近衛「科学班?」
塔岸「ちなみに俺は何班?」
北斗「天智は、雑用班だ!」
塔岸「近衛と扱い違すぎるわ」
北斗「名を名乗れ!」
近衛「突然、時代劇調だな」
塔岸「俺もさっき同じツッコミしたわ」
北斗「天智は静かにしてろ!
今は4号の番だからな」
塔岸「厳しいな」
近衛「近衛和一」
北斗「近衛くんだな」
塔岸「なんで、近衛にはくん付けなんだよ!」
う…嘘でしょ…今度は近衛和一⁈
杏珠は近衛くんと結婚するとか言ってんの?
ガタガタと汗を通り越して震え出す。
近衛くんと言ったら、学内イケメンランキング1位。
塔岸くんとは違い、黒縁メガネのクール男子で
数々の女子はおろか男子も虜にしている有名人。
よりにもよって、北斗と杏珠は
そんな学内の有名人2人に絡んでしまった。
杏珠「杏珠、コレ食べたいなぁ」
北斗「ほら、媚び売った!あばずれじゃん」
塔岸「だから、あばずれはダメだって」
北斗「あばずれ!」
近衛「北斗くん、杏珠ちゃんはあばずれじゃなくて、
年齢相応のコミュニケーションを
してるんじゃないか?」
北斗「なんかよく分かんないけど、
あばずれは、やめといてやるよ」
近衛「流石北斗くんは偉いな」
北斗「だろ!」
塔岸「俺との対応の差が激しいわ」
北斗「じゃあ俺たち行くからな!」
杏珠「え…杏珠、コレ食べたい」
北斗「家にプリンあるだろ!
マジギガ始まるから早く」
杏珠「プリン!」
そっか今日は、マジギガがあるんだったか…
マジギガとは、小学生に人気のあるアニメで
北斗はそれにハマっている。
まぁとにかく、私の存在がバレなくて良かった。
塔岸「近衛って、兄弟居たっけ」
近衛「4人」
塔岸「4人⁈ そりゃ年下の扱い分かるわけだわ」
近衛「上にな」
塔岸「上かーい」
この2人って、普段こんな感じなんだなと
学校では近づけない存在の為、新たな面を知った。
子供に付き合ってあげるとか
尚更イケメンだなと思い、手汗を拭いた。
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