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何故に私なのだろうか…
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朝、私は普段通り学校へ通う為
電車に乗っていた。
この時間帯は、空いてるっちゃ空いてるが
座れはしない為、大体ドアの横をキープしている。
スマホを観ながら、
ボーッと目的駅に着くまで待っていると
突然見知らぬ人から、メッセージが届いた。
スパムかなと、メッセージを消そうとしたが
誤って開いてしまった。
『おめでとうございます‼︎
貴方に三日間の癒しと安らぎをプレゼント』
ミスったわと、この感じは
やっぱスパムだなとメッセージを削除し、
しばらく窓の外を見ていると
何やら後ろがザワザワとしている。
何事かなと振り返ると…
服を着ていない、綺麗なパツキンの
女の人が地べたというか電車の床に
べったりと座っていた。
えっ…胸でか…何だ⁇ 幻覚?
疲れてんのかなと目を擦るも
裸のその人は辛うじて下半身は
隠れてるものの、豊満な胸を晒している。
そして、何故かこの人は私の事を見ている。
周りのざわつきの中、
出勤中のサラリーマンやらがニヤつきながら
スマホをかざそうとしている。
友永「…はぁ」
そりゃ、こんな突然の事態
話題性抜群だし、
誰でも拡散したくなるわなと思うが、
それって人としてどうなんだ?
流石に全裸拡散で
これ以上に変な目に遭ったら可哀想だと、
私は全裸パツキンに着ていたコートを掛けた。
バサッ
私の着ているコートはロングコートの為、
大事な部分まで全ておさまった。
友永「えと、その何が遭ったのか
分かりませんが、とりあえず
このコート貸すので、着といてくださいね」
周りから舌打ちが聞こえたが無視をし、
全裸パツキンにコートを着るように
伝えるが、多分海外の方の為、
ジェスチャーをするも
自分で着ようとしない為、着せてあげた。
友永「前閉めてくださいよ」
彼女はうなづいて嬉しそうに微笑んだ。
友永「いや、笑うんじゃなくてさ…
えと…Do you…いや、Are you?
前…トップクローズ?」
コートの前閉めろと英語で話せず、
結局私が閉めた。
友永「…あ」
ニコニコのしてる全裸パツキンに服を貸したが
この後の事一切考えず、接点を作ってしまい
まずいかもと頭を悩ませる。
友永「えと…」
?「…」
友永「あ、そのロングコート
学校指定のやつなんで
後で返して下さい…えとそれで…」
「緊急停車します…」
車内アナウンスが流れ、電車が大きく揺れ
よろけると、私を心配してなのか
彼女は立ち上がった。
友永「うわ」
ロングコートでも、下半身が結構際どかった。
この全裸パツキン、色んなサイズがワールドクラス…
いや、そうじゃなくてと
自分の鞄を漁る。
友永「…はぁ、短パンで頑張るか」
今日、体育あるが
このまま下半身見えそうなのは捕まるだろうな…
友永「これ、履いてください」
私は全裸パツキンにジャージを渡し、
再び嬉しそうに微笑まれた。
友永「履かせろって笑みなのか」
私は彼女にジャージを履かせながら、
こういうのって、本来男子がされると
わーとなるネタだと思うが、私女だし
何とも男性陣申し訳ない…
つか、需要ないなこのハプニング。
「次は~」
友永「あっやば、降りないと」
?「…」
目的駅に着き、降りようとするが
全裸パツキンは私のブレザーの袖を掴んだ。
友永「えと」
吸い込まれそうな彼女の青い目に、
この人このまま車内に放置はまずいんじゃと
とりあえず一緒にホームへ降りた。
友永「えと、裸足なんですね」
なんかの事件に巻き込まれたのか、
とりあえず警察だなと、一旦
私は駅員を呼びに行こうとするが
彼女の豊満ボディが私の身体に絡み付く。
?「着いていく」
友永「あっ日本語話せるんですね」
?「喋る」
友永「それなら、えと…とにかく
今から駅の事務所?に行くので
着いてきてください」
?「分かった」
ぐにゅっと腕に絡みつかれ、
場所移動をする。
~
ぺたぺたと私の腕に絡みついたまま、
真冬に裸足で歩く全裸パツキン。
友永「あの、冷たくないんですか?」
私は振り返ると、
赤い足跡が後ろに続いている。
友永「うわッ⁈
血、出てますよ!」
何か踏んだのか血が出ているのにも関わらず、
全裸パツキンは私にヘラヘラと微笑んでくる。
友永「何笑ってんだよ…
アレか、足寒過ぎて感覚ないのか」
このまま歩かせるのもなと、
ベンチに座らせて、駅員呼んでくるかと思うが
すれ違う人達のあまり良くない視線に
この人を1人にさせたら、まずそうだと
一旦おんぶする事にした。
?「わぁい」
ぐにゅっ
背中に豊満ボディがと、背中に胸当てられても
本当私には需要無いなと
私より、身長高くてど変態ボディしてるのに
体重軽いなと楽々と歩き出す。
~
「え、痴漢被害者ですか?」
駅員を捕まえ、事務所で事情を話すが
私もよく分かってない為、話しが進まない。
友永「えと、とりあえず警察呼んでください。
私学校あるので!」
あとは警察の仕事だろうと、
私のコートとジャージを返してもらう為に
全裸パツキンに連絡先は伝え、
その場からおさらばしようとするも、
思い切り腕を引かれ、
顔が柔らかいモノに包まれる。
ミミ「やだ、ミミも一緒に行く」
ミミさんっていうのか…
私は顔がミミさんのパイに埋もれたが
すぐに引き剥がした。
友永「いや、私学校あるんで」
ミミ「駄目」
「保護者は?」
ミミ「この子」
友永「は⁈
いやいやいや!他人です」
ミミ「保護者」
「彼女はこう言ってるけど?」
友永「コートとジャージを貸したのは
裸だったからで、私は知り合いとかじゃな…」
ミミ「学校、行く」
私はミミさんに腕を引かれ、
首を傾げる駅員に見送られ学校へ行く事になった。
~
友永「絶対駄目でしょ!
あのミミさん?私、マジでアレなんで」
流されそうになったが、
私は駅内に踏みとどまる。
ミミ「ミミ、貴方のモノ」
友永「は?何ですか、モノって」
ミミ「ラブドールのミミ」
ミミさんはそう言って、コートを広げた。
友永「露出狂かッ」
私はすぐにコートの前を閉めた。
ミミ「印、見せたかった」
友永「マジで何言ってるんですか⁈
変質者なんですか?」
ミミ「貴方のラブドール」
友永「やっぱ、日本語通じてないじゃん」
ラブドールって、何だよ…
アレか、ラブラドールレトリバーの略か?
そんな時スマホに見知らぬ番号から着信があった。
友永「いいや」
勿論、知らない番号は出ない。
「出てくれよ!」
電話に出てないのにスピーカーから聞こえて来る
男の人の声。
友永「ウイルス?」
「君は選ばれたのだよ!
三日という期間、私の作ったラブドールミミと
愛し合ってくれたまえ」
友永「あ、スパムメール開いたから
ウイルス感染したのか」
「話を聞きたまえ、今君の前にいるドールは
ダッチワイフだ」
友永「ダッチワイフって、
アヒルの種類かなんか知らないし…
私金持ってないので、詐欺で
金巻き上げようとしても無駄なんで」
「ミミは、君の性欲処理だ」
友永「話聞いてます?」
「ラブドール、すなわちミミは
君の性欲処理玩具として君の元へ送り出した」
友永「人違いなんで…」
「人違いではないのだよ、君の名前は友永法子。
私は君にラブドールミミを送ったのだ」
友永「あの…私女で、未成年なので
そういうのは大丈夫なんで」
これはちょっとしたイタズラレベルじゃない…
ミミ「ミミと愛し合おう」
自らに豊満ボディを擦り付けてくるミミさん。
私はこの珍事件に巻き込まれる事となった。
電車に乗っていた。
この時間帯は、空いてるっちゃ空いてるが
座れはしない為、大体ドアの横をキープしている。
スマホを観ながら、
ボーッと目的駅に着くまで待っていると
突然見知らぬ人から、メッセージが届いた。
スパムかなと、メッセージを消そうとしたが
誤って開いてしまった。
『おめでとうございます‼︎
貴方に三日間の癒しと安らぎをプレゼント』
ミスったわと、この感じは
やっぱスパムだなとメッセージを削除し、
しばらく窓の外を見ていると
何やら後ろがザワザワとしている。
何事かなと振り返ると…
服を着ていない、綺麗なパツキンの
女の人が地べたというか電車の床に
べったりと座っていた。
えっ…胸でか…何だ⁇ 幻覚?
疲れてんのかなと目を擦るも
裸のその人は辛うじて下半身は
隠れてるものの、豊満な胸を晒している。
そして、何故かこの人は私の事を見ている。
周りのざわつきの中、
出勤中のサラリーマンやらがニヤつきながら
スマホをかざそうとしている。
友永「…はぁ」
そりゃ、こんな突然の事態
話題性抜群だし、
誰でも拡散したくなるわなと思うが、
それって人としてどうなんだ?
流石に全裸拡散で
これ以上に変な目に遭ったら可哀想だと、
私は全裸パツキンに着ていたコートを掛けた。
バサッ
私の着ているコートはロングコートの為、
大事な部分まで全ておさまった。
友永「えと、その何が遭ったのか
分かりませんが、とりあえず
このコート貸すので、着といてくださいね」
周りから舌打ちが聞こえたが無視をし、
全裸パツキンにコートを着るように
伝えるが、多分海外の方の為、
ジェスチャーをするも
自分で着ようとしない為、着せてあげた。
友永「前閉めてくださいよ」
彼女はうなづいて嬉しそうに微笑んだ。
友永「いや、笑うんじゃなくてさ…
えと…Do you…いや、Are you?
前…トップクローズ?」
コートの前閉めろと英語で話せず、
結局私が閉めた。
友永「…あ」
ニコニコのしてる全裸パツキンに服を貸したが
この後の事一切考えず、接点を作ってしまい
まずいかもと頭を悩ませる。
友永「えと…」
?「…」
友永「あ、そのロングコート
学校指定のやつなんで
後で返して下さい…えとそれで…」
「緊急停車します…」
車内アナウンスが流れ、電車が大きく揺れ
よろけると、私を心配してなのか
彼女は立ち上がった。
友永「うわ」
ロングコートでも、下半身が結構際どかった。
この全裸パツキン、色んなサイズがワールドクラス…
いや、そうじゃなくてと
自分の鞄を漁る。
友永「…はぁ、短パンで頑張るか」
今日、体育あるが
このまま下半身見えそうなのは捕まるだろうな…
友永「これ、履いてください」
私は全裸パツキンにジャージを渡し、
再び嬉しそうに微笑まれた。
友永「履かせろって笑みなのか」
私は彼女にジャージを履かせながら、
こういうのって、本来男子がされると
わーとなるネタだと思うが、私女だし
何とも男性陣申し訳ない…
つか、需要ないなこのハプニング。
「次は~」
友永「あっやば、降りないと」
?「…」
目的駅に着き、降りようとするが
全裸パツキンは私のブレザーの袖を掴んだ。
友永「えと」
吸い込まれそうな彼女の青い目に、
この人このまま車内に放置はまずいんじゃと
とりあえず一緒にホームへ降りた。
友永「えと、裸足なんですね」
なんかの事件に巻き込まれたのか、
とりあえず警察だなと、一旦
私は駅員を呼びに行こうとするが
彼女の豊満ボディが私の身体に絡み付く。
?「着いていく」
友永「あっ日本語話せるんですね」
?「喋る」
友永「それなら、えと…とにかく
今から駅の事務所?に行くので
着いてきてください」
?「分かった」
ぐにゅっと腕に絡みつかれ、
場所移動をする。
~
ぺたぺたと私の腕に絡みついたまま、
真冬に裸足で歩く全裸パツキン。
友永「あの、冷たくないんですか?」
私は振り返ると、
赤い足跡が後ろに続いている。
友永「うわッ⁈
血、出てますよ!」
何か踏んだのか血が出ているのにも関わらず、
全裸パツキンは私にヘラヘラと微笑んでくる。
友永「何笑ってんだよ…
アレか、足寒過ぎて感覚ないのか」
このまま歩かせるのもなと、
ベンチに座らせて、駅員呼んでくるかと思うが
すれ違う人達のあまり良くない視線に
この人を1人にさせたら、まずそうだと
一旦おんぶする事にした。
?「わぁい」
ぐにゅっ
背中に豊満ボディがと、背中に胸当てられても
本当私には需要無いなと
私より、身長高くてど変態ボディしてるのに
体重軽いなと楽々と歩き出す。
~
「え、痴漢被害者ですか?」
駅員を捕まえ、事務所で事情を話すが
私もよく分かってない為、話しが進まない。
友永「えと、とりあえず警察呼んでください。
私学校あるので!」
あとは警察の仕事だろうと、
私のコートとジャージを返してもらう為に
全裸パツキンに連絡先は伝え、
その場からおさらばしようとするも、
思い切り腕を引かれ、
顔が柔らかいモノに包まれる。
ミミ「やだ、ミミも一緒に行く」
ミミさんっていうのか…
私は顔がミミさんのパイに埋もれたが
すぐに引き剥がした。
友永「いや、私学校あるんで」
ミミ「駄目」
「保護者は?」
ミミ「この子」
友永「は⁈
いやいやいや!他人です」
ミミ「保護者」
「彼女はこう言ってるけど?」
友永「コートとジャージを貸したのは
裸だったからで、私は知り合いとかじゃな…」
ミミ「学校、行く」
私はミミさんに腕を引かれ、
首を傾げる駅員に見送られ学校へ行く事になった。
~
友永「絶対駄目でしょ!
あのミミさん?私、マジでアレなんで」
流されそうになったが、
私は駅内に踏みとどまる。
ミミ「ミミ、貴方のモノ」
友永「は?何ですか、モノって」
ミミ「ラブドールのミミ」
ミミさんはそう言って、コートを広げた。
友永「露出狂かッ」
私はすぐにコートの前を閉めた。
ミミ「印、見せたかった」
友永「マジで何言ってるんですか⁈
変質者なんですか?」
ミミ「貴方のラブドール」
友永「やっぱ、日本語通じてないじゃん」
ラブドールって、何だよ…
アレか、ラブラドールレトリバーの略か?
そんな時スマホに見知らぬ番号から着信があった。
友永「いいや」
勿論、知らない番号は出ない。
「出てくれよ!」
電話に出てないのにスピーカーから聞こえて来る
男の人の声。
友永「ウイルス?」
「君は選ばれたのだよ!
三日という期間、私の作ったラブドールミミと
愛し合ってくれたまえ」
友永「あ、スパムメール開いたから
ウイルス感染したのか」
「話を聞きたまえ、今君の前にいるドールは
ダッチワイフだ」
友永「ダッチワイフって、
アヒルの種類かなんか知らないし…
私金持ってないので、詐欺で
金巻き上げようとしても無駄なんで」
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友永「話聞いてます?」
「ラブドール、すなわちミミは
君の性欲処理玩具として君の元へ送り出した」
友永「人違いなんで…」
「人違いではないのだよ、君の名前は友永法子。
私は君にラブドールミミを送ったのだ」
友永「あの…私女で、未成年なので
そういうのは大丈夫なんで」
これはちょっとしたイタズラレベルじゃない…
ミミ「ミミと愛し合おう」
自らに豊満ボディを擦り付けてくるミミさん。
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