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なゆか

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転生したのに…男

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異世界転生
流行ってるなと思っていたら、
自分の好きな漫画の世界に飛ばされた。

丸田「プレビの世界だッ!」

【プレーンビジョン】
まぁ、簡単に言えば異能力バトル学園漫画。
主人公の勇気タクマは、生徒会に支配された青龍学園で
切磋琢磨する話で、とにかく沢山キャラが出て来て
この青龍学園以外にも、朱雀女学院、白虎男子校、
玄武学園と厨二心がくすぐられる学校があり、
私の推しは、青龍学園生徒会副会長で
楽満ショーリって言う初っ端で主人公に負ける
名前負けの雑魚キャラで…

丸田「そ…それでッ…ゔぅ…見た目の割に…ゔぇ」

戸狩「タエ、体調悪いの?」

丸田「ゔぉ…ぉおぉおぉぉ…ゔぉ」

神江「おっ唸り出したな」

今日は、入学式。

丸田「こんなのって…ゔぐぅ…ないよぉ…」

しかし、ここはプレビ舞台の青龍学園では無い。

丸田「ゔぉ…ぉぉ…ゔぐぅ…」

私は第一志望の青龍学園に落ちた。

それに加え、この世界で私は男だった。

丸田「最悪だよッ…くそぉッ…落ちるし、
異能力も無いし、なんで男なのッ」

戸狩「はいはい、
俺らの学校はここじゃ無いからな」

これから、プレビの世界が動き出すのに
私は青龍学園の校門前で友達に引き摺られる。

神江「異能力って、
家系とか特別な奴が使えるんだよね。
僕らみたいな、平々凡々は普通に生きてくんだよ」

コイツは、面倒見の良いヒョロヒョロ眼鏡の
神江ケイト。

戸狩「タエは、異能力に目覚めたいのか?」

コッチは、負けん気が強く喧嘩強いけどチビな
戸狩キオ。

転生だと気付いたのは、つい先日の事で
私は男だったが、ここはプレビの世界だと浮かれ、
高校生になったらキャラ達と同じ学園で切磋琢磨して、
キャッキャッウフフするはずだったのに…

丸田「ないわ~」

普通に青龍学園には異能力が無いと、
受からなかった。

神江「入学式から、遅刻はまずいだろ。
急ぐぞ、タエ、キオ」

戸狩「あーい」

私は2人に引き摺られたまま、
自分の通う事になる普通科の学校へ向かった。



「これより、入学式を始めます」

丸田「始まっちゃったよ…そして、
私の青春が終わっちゃったよぉぉおッ!」

「そこ、静かにしなさい!」

丸田「もうやだ…何の為の異世界転生なのよ!
プレビの世界なのにッ!モブ以下…
背景ですらないじゃないのよ!」

「静かにしないか!」

丸田「神様の馬鹿野郎ッ!」

「退場だ!退場しろ!」

私は職員に引き摺られて、
体育館の外に出された。

丸田「ゔぐぅ…ゔぉ…おぉ」

この世界で、私は男…男…おとこ…オトコ…
雄…オス…♂

丸田「もう嫌…今度、どうしたらいいの…
…何、将来お嫁さん貰って養う事になんの?
全然、心が女なのに?
女子と交際して、結婚して、誰か養うの?
子供とかつくって、成人するまで育てて…
子供が大きくなったら、お嫁さんと余生を過ごすの?
なんで?意味分かんないんですけど…
もう嫌ぁぁあぁぁあああッ!」

「うるさい!」



神江「本当どうしたの、タエ」

戸狩「入学式から、有名人だな」

丸田「…はぁ、まじ無理なんですけど」

私はケイトとキオにこの世界がプレビの世界で、
私は異世界転生したと、説明したが
首を傾げられて終わった。

この2人は、私が私だと気付く前から
一緒に居たっぽく、仲が良かった。

戸狩「高校デビューがアレじゃ、
先が思いやられるな」

神江「そうだね」
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