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祥子「私ストーカーされてるみたいなの」
突然、夜の12時過ぎに電話が掛かってきて
なんだと思ったら、連絡先は交換したものの
特に仲良くはない同僚の祥子だった。
・自室に誰かの形跡
・ゴミ置き場に捨てたゴミ袋の消失
・身に覚えのない請求書
私が口を開く前に
祥子は今までどんな事をされて来たのかを
勝手に喋り出した。
祥子「この間、私部屋にカメラを仕込んだの。
怖くて観れないから、
今から送る動画を観て欲しいの」
「え、今?」
寝ようとしてたのになと、
沢山の動画が送られて来て
祥子は満足したのか、
あっちから電話を切りやがった。
「凄い自己中だな」
面倒だが、無視したら
もっと面倒になりそうだなと
動画を再生させてみる事にした。
~
一本目の動画には、普通に祥子が
多分自室だろう部屋でくつろいでいる様子が
映し出されていた。
「…はぁ」
2本目の動画も、同じくただ祥子の
生活風景が映っているだけだった。
3、4、5、6、7本と
私もよく観たなと時刻は3時を回っていて
結局全て祥子の生活風景だった。
「…で?いや、何これ」
私は観た事を伝えようと電話を掛けたが、
スマホを切ってるのか繋がらなかった。
「なんなのアイツ」
~
次の日
「ねぇ、昨日の何だったの?」
祥子「え?」
「送って来た動画は、
ただ祥子が映ってただけ」
祥子「…なんの話し?」
祥子はキョトンとしているが、
私は寝不足の鬱憤をぶつける。
「つか、こういう事は警察に言ってよ」
祥子「…え、けっ警察?」
「…はあ、そもそもなんで私なの?
そんな話した事じゃん」
祥子「…さっきから、何を」
「他にも居るでしょ…あのさ、
夜中に突然電話寄越して来て
スマホ切ってるとかなんなの?」
祥子「…」
「とにかく、私への相談は
お門違いだから、よそ行って」
祥子「…相談ってなんの事?」
「は?」
祥子「私、昨日連絡なんてしてないよ」
「何言ってんの」
祥子「…それに動画ってなんの話し?」
祥子は震え出した。
「はい?」
何を言ってるんだと、
私は送られて来た動画を観せた。
「ほら、ちゃんと祥子から
着信履歴残ってるし、動画も」
祥子「な…何コレ」
何とぼけてんだよと、
他の動画も再生させた。
祥子「…こっこんなの知らない」
「は?」
震え続ける祥子の様子に
私は理解出来ない。
「ストーカーされてるって、
相談して来たの祥子でしょ」
祥子「ストーカー?
いや、本当に知らないよ…そもそも、
どうして私の連絡先知ってるの?」
「交換したでしょ」
祥子「同僚でも、部署違うからした覚えない…」
「何言ってんの」
奇異な目を向けられるが、
こっちは困惑してんだよと
昨日掛かってきた番号に折り返す。
pipipi…
目の前で着信音がして、
私は祥子に指差す。
「ほら、祥子じゃん」
祥子「…ぇ…え…怖い」
「いや、こっちの方が怖いわ…
何その知りませんスタンス」
祥子「本当に知らないの…」
祥子はまだ震えている。
「…なら、昨日祥子のスマホから
電話して来たのは誰?
この動画を送って来たのは?」
祥子「…確かに…この動画に写ってるのは
私だけど…本当に連絡なんてしてない」
水掛け論みたいになり、
そのまま話していても終わりが見えないと
この話しは保留にする事になった。
~
その日の夜
祥子「昨日の動画観てくれた?」
また夜中に祥子から電話が掛かって来た。
「は?観たけど…つか、昼にその話しして
知らないスタンスだったじゃん」
祥子「え?」
「何が、え?だよ、
また知らないって言うわけ?
気味悪いんだけど、
何なの二重人格かなんか?」
揶揄われてんのかと適当に聞くと、
電話越しが騒がしくなった。
「もしもし?」
しばらく、物音がして収まったかと思ったら
また祥子が喋り出した。
祥子「…もしもし?」
「何、突然」
祥子「…ぇ…どうしたの?」
「いや、こっちのセリフだわ」
祥子「…ひッ…部屋が荒らされてる」
「は?さっきの物音は?
自分でしょ」
祥子「しっ知らない」
「何目的で揶揄ってんのか知らないけど、
迷惑だから、こういうの辞めてくんない」
私はスマホを切る。
~
pipipi…
バサッ
「なんなのっ」
迷惑な着信音に寝ていた私は
叩き起こされた。
「だから、迷惑だって言ってるでしょ。
こんな時間に電話とか不謹慎」
祥子「え…どうして、
今…電話なんて掛けてなかったのに…
どうなってるの…なんで」
「は?」
祥子「怖いッ…」
祥子の電話越しの声色に
只事じゃない事は伝わってくる。
冗談にも度が過ぎている。
「祥子と普段喋んないから、
よく知らないけど、
この絡み方は異常だよ」
私は再びスマホを切るが、
すぐに何十もの動画が送られて来た。
一つ動画を開いてみると…
祥子「観てる?
これ、ストーカーの仕業だよ!」
そう言ってマグカップを
壁に叩きつける祥子が映っていた。
祥子「こんな趣味の悪いモノ買った覚えないし、
ほら、コレもコレもコレもッ」
部屋を滅茶苦茶にする祥子が映った動画は
ここで終わり、
2つ目の動画は頭を抱えて泣いている祥子が
映し出されている。
「何コレ…怖過ぎでしょ」
適当に言ったけど、動画一つ毎に
祥子の奇行が映る為、
本当に二重人格なのかと思った。
ストーカーだと思ってるのは、
本当は別人格の本人的な?
映画とかで観た事ある展開だな…
関わるのはやばいと思うが、
私に連絡を寄越してくる時点で
完全に巻き込まれてしまっている。
巻き込まれた私に出来る事は、
祥子を病院に連れて行き、
この事実を医者に伝える事だ。
「はぁ、なんで私なんだよ」
私はため息吐き上着を着て、
祥子の家に向かった。
~
祥子の家の前
地図を観ずに、ここまで来たが…
「あれ、何で祥子の家知ってんだろ」
疑問に思いながらも、
家の中から悲鳴やら物音が聞こえてくる。
「まぁ、考えても仕方ないか」
私はドアの鍵を開けた。
突然、夜の12時過ぎに電話が掛かってきて
なんだと思ったら、連絡先は交換したものの
特に仲良くはない同僚の祥子だった。
・自室に誰かの形跡
・ゴミ置き場に捨てたゴミ袋の消失
・身に覚えのない請求書
私が口を開く前に
祥子は今までどんな事をされて来たのかを
勝手に喋り出した。
祥子「この間、私部屋にカメラを仕込んだの。
怖くて観れないから、
今から送る動画を観て欲しいの」
「え、今?」
寝ようとしてたのになと、
沢山の動画が送られて来て
祥子は満足したのか、
あっちから電話を切りやがった。
「凄い自己中だな」
面倒だが、無視したら
もっと面倒になりそうだなと
動画を再生させてみる事にした。
~
一本目の動画には、普通に祥子が
多分自室だろう部屋でくつろいでいる様子が
映し出されていた。
「…はぁ」
2本目の動画も、同じくただ祥子の
生活風景が映っているだけだった。
3、4、5、6、7本と
私もよく観たなと時刻は3時を回っていて
結局全て祥子の生活風景だった。
「…で?いや、何これ」
私は観た事を伝えようと電話を掛けたが、
スマホを切ってるのか繋がらなかった。
「なんなのアイツ」
~
次の日
「ねぇ、昨日の何だったの?」
祥子「え?」
「送って来た動画は、
ただ祥子が映ってただけ」
祥子「…なんの話し?」
祥子はキョトンとしているが、
私は寝不足の鬱憤をぶつける。
「つか、こういう事は警察に言ってよ」
祥子「…え、けっ警察?」
「…はあ、そもそもなんで私なの?
そんな話した事じゃん」
祥子「…さっきから、何を」
「他にも居るでしょ…あのさ、
夜中に突然電話寄越して来て
スマホ切ってるとかなんなの?」
祥子「…」
「とにかく、私への相談は
お門違いだから、よそ行って」
祥子「…相談ってなんの事?」
「は?」
祥子「私、昨日連絡なんてしてないよ」
「何言ってんの」
祥子「…それに動画ってなんの話し?」
祥子は震え出した。
「はい?」
何を言ってるんだと、
私は送られて来た動画を観せた。
「ほら、ちゃんと祥子から
着信履歴残ってるし、動画も」
祥子「な…何コレ」
何とぼけてんだよと、
他の動画も再生させた。
祥子「…こっこんなの知らない」
「は?」
震え続ける祥子の様子に
私は理解出来ない。
「ストーカーされてるって、
相談して来たの祥子でしょ」
祥子「ストーカー?
いや、本当に知らないよ…そもそも、
どうして私の連絡先知ってるの?」
「交換したでしょ」
祥子「同僚でも、部署違うからした覚えない…」
「何言ってんの」
奇異な目を向けられるが、
こっちは困惑してんだよと
昨日掛かってきた番号に折り返す。
pipipi…
目の前で着信音がして、
私は祥子に指差す。
「ほら、祥子じゃん」
祥子「…ぇ…え…怖い」
「いや、こっちの方が怖いわ…
何その知りませんスタンス」
祥子「本当に知らないの…」
祥子はまだ震えている。
「…なら、昨日祥子のスマホから
電話して来たのは誰?
この動画を送って来たのは?」
祥子「…確かに…この動画に写ってるのは
私だけど…本当に連絡なんてしてない」
水掛け論みたいになり、
そのまま話していても終わりが見えないと
この話しは保留にする事になった。
~
その日の夜
祥子「昨日の動画観てくれた?」
また夜中に祥子から電話が掛かって来た。
「は?観たけど…つか、昼にその話しして
知らないスタンスだったじゃん」
祥子「え?」
「何が、え?だよ、
また知らないって言うわけ?
気味悪いんだけど、
何なの二重人格かなんか?」
揶揄われてんのかと適当に聞くと、
電話越しが騒がしくなった。
「もしもし?」
しばらく、物音がして収まったかと思ったら
また祥子が喋り出した。
祥子「…もしもし?」
「何、突然」
祥子「…ぇ…どうしたの?」
「いや、こっちのセリフだわ」
祥子「…ひッ…部屋が荒らされてる」
「は?さっきの物音は?
自分でしょ」
祥子「しっ知らない」
「何目的で揶揄ってんのか知らないけど、
迷惑だから、こういうの辞めてくんない」
私はスマホを切る。
~
pipipi…
バサッ
「なんなのっ」
迷惑な着信音に寝ていた私は
叩き起こされた。
「だから、迷惑だって言ってるでしょ。
こんな時間に電話とか不謹慎」
祥子「え…どうして、
今…電話なんて掛けてなかったのに…
どうなってるの…なんで」
「は?」
祥子「怖いッ…」
祥子の電話越しの声色に
只事じゃない事は伝わってくる。
冗談にも度が過ぎている。
「祥子と普段喋んないから、
よく知らないけど、
この絡み方は異常だよ」
私は再びスマホを切るが、
すぐに何十もの動画が送られて来た。
一つ動画を開いてみると…
祥子「観てる?
これ、ストーカーの仕業だよ!」
そう言ってマグカップを
壁に叩きつける祥子が映っていた。
祥子「こんな趣味の悪いモノ買った覚えないし、
ほら、コレもコレもコレもッ」
部屋を滅茶苦茶にする祥子が映った動画は
ここで終わり、
2つ目の動画は頭を抱えて泣いている祥子が
映し出されている。
「何コレ…怖過ぎでしょ」
適当に言ったけど、動画一つ毎に
祥子の奇行が映る為、
本当に二重人格なのかと思った。
ストーカーだと思ってるのは、
本当は別人格の本人的な?
映画とかで観た事ある展開だな…
関わるのはやばいと思うが、
私に連絡を寄越してくる時点で
完全に巻き込まれてしまっている。
巻き込まれた私に出来る事は、
祥子を病院に連れて行き、
この事実を医者に伝える事だ。
「はぁ、なんで私なんだよ」
私はため息吐き上着を着て、
祥子の家に向かった。
~
祥子の家の前
地図を観ずに、ここまで来たが…
「あれ、何で祥子の家知ってんだろ」
疑問に思いながらも、
家の中から悲鳴やら物音が聞こえてくる。
「まぁ、考えても仕方ないか」
私はドアの鍵を開けた。
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