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報われない
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幼馴染の明生が、
平然とストーカーしてる事を話してくる。
明生「昨日も寝顔が可愛くて」
小太郎「寝顔って、
部屋になんか仕掛けてんの?」
明生「盗撮なんてするわけないだろ。
毎日、顔を見に行ってるんだよ」
小太郎「尚更、やべーな」
明生って、いつからこんなんだった?
保育園、小学、中学、高校が同じで
家も近所で仲良くて、
大学は違った為一旦別れたが、
その間も週一は連絡取り合ってて…
社会人になって
しばらく顔を合わせないうちにコレだ。
小太郎「何が遭ったんだ?」
明生「俺は苑絵さんと出会った」
小太郎「はぁ」
苑絵って子にストーカーするくらい
入れ込んでいる明生は、
普通に捕まるレベルの事をしている。
小太郎「普通に接する事出来ないのか?」
ストーカー行為しなきゃ、
ただの片想い…それならセーフ…だよな…
明生「普通?」
小太郎「声掛けたりとか」
明生「俺は見つめているだけでいいんだ」
小太郎「見つめてるだけじゃねーじゃん。
不法侵入してるだろ」
明生「…」
小太郎「なんだよ、不法侵入してる
自覚あんのか」
明生「苑絵さんは振り向いてくれないから」
明生は悲しそうな顔をしているが、
幼馴染がストーカーになった僕の方が悲しいわ。
小太郎「とりあえず、
一回告白でもなんでもしてみれば?」
明生「こっ告白⁈
俺なんかが恐れ多い」
小太郎「当たって砕けて来いよ。
んで、女紹介してやっからさ」
紹介出来る女はいない為、
でまかせになってるが
とにかく、
幼馴染がストーカーで逮捕は嫌だ。
明生「砕けるの前提なの?」
小太郎「よし、今から行って来い」
僕は苑絵って子が住むマンションまで
明生の背中を押して向かった。
明生「絶対に無理でしょ」
小太郎「当たって砕けて来いってば!」
~
しばらく、告白結果待ちをしていると、
明生が物凄い形相で階段を駆け降りて来た。
小太郎「よし、失恋パーティーでも」
明生「OKだった」
小太郎「え?」
明生「だから…OKだった」
明生はその場でしゃがみ込み、
ガタガタと震え出した。
小太郎「え、まじ…どゆこと?」
明生「…苑絵さん…
俺と付き合ってくれるって」
小太郎「…おっ…おめでとうじゃん!」
まさかの告白成功していた。
明生「し…信じられない」
僕は、しゃがみ続ける明生の
背中を思い切り叩いた。
明生「痛いッ…何するんだよッ」
小太郎「ほら、夢じゃないって事で
祝杯とストーカーの痕跡消しだな」
成就したなら、
ストーカーする事はなくなるだろう。
晴れて幼馴染がストーカーじゃなくなり、
僕は安堵した。
~
それから、明生は苑絵さんと付き合い出し
連絡が取れなくなった。
まぁ、仲良くやってるしストーカーも
してないみたいだから問題ないなと
僕もそろそろ彼女欲しいなと思っていた時、
告白を受けた。
自分の事を好きだと告白してくれる子なんて
そうそう居ないと僕はすぐにOKした。
しかし、初めて出来た彼女の口から
出て来るのは全て明生の事で、
明生の住むアパートに出入りしてるし
僕じゃなくて本当は明生が好きなんだと
馬鹿でもわかる。
小太郎「…なんだよ」
外堀から埋める戦略か?
明生が苑絵さんと別れるのを待ってるとか?
待つ期間、僕を情報源に?
小太郎「はぁ、僕の価値って…」
そう項垂れながら、
音信不通の明生の顔でも見に行くかと
アパートに向かう事にした。
~
~
「私じゃダメなの?」
明生「は?」
「苑絵はただ遊んでるだけ、
明生君のことなんて微塵も好きじゃ無いッ
でも、私は明生君の事好きだから」
明生「はん、お前ごときが苑絵さんの代わりに
なるとでも?鏡見てから出直せよ、不細工」
「もし、私が苑絵みたいに美人だったら」
明生「整形しても無理、元が違うんだよ。
俺はお前なんて好きにならない。
俺の前から消えろ、
苑絵さんの周りをうろつくな目障りだ」
「貴方が私の事好きにならなくても、
私は諦めないから」
明生「気持ち悪い」
そんな明生と彼女の会話を聞いてしまい
なんというか来なきゃ良かったな…
巻き込まれてるのに、
僕だけ蚊帳の外…
小太郎「あほらし」
僕はその場から退散した。
~
~
そして…
「私の事を侮辱したくせに…
ストーカーが報われるなんて
許さないッ」
そう発狂しながら彼女は、
明生が不在の時間帯に部屋に入って
嫌がらせをしている。
「ストーカーが幸せになるなんて
絶対に許さないッ」
あー、明生の部屋を
こんなグチャグチャにしちゃって…
彼女は満足したのか、
明生の部屋から外に出た。
僕はそっと彼女の後に着いて行って、
明生の部屋にあったハンディモップを
振り上げた。
小太郎「君も幸せになれないね」
ゴッ
「いッ…た…な…何」
ゴッ
小太郎「自分で言ったんじゃん。
ストーカーは幸せになったら
駄目なんだろ?」
ゴッ
小太郎「だから、
幸せになれないって事だろ?」
ゴッ
小太郎「あはははッ
残念でした!」
平然とストーカーしてる事を話してくる。
明生「昨日も寝顔が可愛くて」
小太郎「寝顔って、
部屋になんか仕掛けてんの?」
明生「盗撮なんてするわけないだろ。
毎日、顔を見に行ってるんだよ」
小太郎「尚更、やべーな」
明生って、いつからこんなんだった?
保育園、小学、中学、高校が同じで
家も近所で仲良くて、
大学は違った為一旦別れたが、
その間も週一は連絡取り合ってて…
社会人になって
しばらく顔を合わせないうちにコレだ。
小太郎「何が遭ったんだ?」
明生「俺は苑絵さんと出会った」
小太郎「はぁ」
苑絵って子にストーカーするくらい
入れ込んでいる明生は、
普通に捕まるレベルの事をしている。
小太郎「普通に接する事出来ないのか?」
ストーカー行為しなきゃ、
ただの片想い…それならセーフ…だよな…
明生「普通?」
小太郎「声掛けたりとか」
明生「俺は見つめているだけでいいんだ」
小太郎「見つめてるだけじゃねーじゃん。
不法侵入してるだろ」
明生「…」
小太郎「なんだよ、不法侵入してる
自覚あんのか」
明生「苑絵さんは振り向いてくれないから」
明生は悲しそうな顔をしているが、
幼馴染がストーカーになった僕の方が悲しいわ。
小太郎「とりあえず、
一回告白でもなんでもしてみれば?」
明生「こっ告白⁈
俺なんかが恐れ多い」
小太郎「当たって砕けて来いよ。
んで、女紹介してやっからさ」
紹介出来る女はいない為、
でまかせになってるが
とにかく、
幼馴染がストーカーで逮捕は嫌だ。
明生「砕けるの前提なの?」
小太郎「よし、今から行って来い」
僕は苑絵って子が住むマンションまで
明生の背中を押して向かった。
明生「絶対に無理でしょ」
小太郎「当たって砕けて来いってば!」
~
しばらく、告白結果待ちをしていると、
明生が物凄い形相で階段を駆け降りて来た。
小太郎「よし、失恋パーティーでも」
明生「OKだった」
小太郎「え?」
明生「だから…OKだった」
明生はその場でしゃがみ込み、
ガタガタと震え出した。
小太郎「え、まじ…どゆこと?」
明生「…苑絵さん…
俺と付き合ってくれるって」
小太郎「…おっ…おめでとうじゃん!」
まさかの告白成功していた。
明生「し…信じられない」
僕は、しゃがみ続ける明生の
背中を思い切り叩いた。
明生「痛いッ…何するんだよッ」
小太郎「ほら、夢じゃないって事で
祝杯とストーカーの痕跡消しだな」
成就したなら、
ストーカーする事はなくなるだろう。
晴れて幼馴染がストーカーじゃなくなり、
僕は安堵した。
~
それから、明生は苑絵さんと付き合い出し
連絡が取れなくなった。
まぁ、仲良くやってるしストーカーも
してないみたいだから問題ないなと
僕もそろそろ彼女欲しいなと思っていた時、
告白を受けた。
自分の事を好きだと告白してくれる子なんて
そうそう居ないと僕はすぐにOKした。
しかし、初めて出来た彼女の口から
出て来るのは全て明生の事で、
明生の住むアパートに出入りしてるし
僕じゃなくて本当は明生が好きなんだと
馬鹿でもわかる。
小太郎「…なんだよ」
外堀から埋める戦略か?
明生が苑絵さんと別れるのを待ってるとか?
待つ期間、僕を情報源に?
小太郎「はぁ、僕の価値って…」
そう項垂れながら、
音信不通の明生の顔でも見に行くかと
アパートに向かう事にした。
~
~
「私じゃダメなの?」
明生「は?」
「苑絵はただ遊んでるだけ、
明生君のことなんて微塵も好きじゃ無いッ
でも、私は明生君の事好きだから」
明生「はん、お前ごときが苑絵さんの代わりに
なるとでも?鏡見てから出直せよ、不細工」
「もし、私が苑絵みたいに美人だったら」
明生「整形しても無理、元が違うんだよ。
俺はお前なんて好きにならない。
俺の前から消えろ、
苑絵さんの周りをうろつくな目障りだ」
「貴方が私の事好きにならなくても、
私は諦めないから」
明生「気持ち悪い」
そんな明生と彼女の会話を聞いてしまい
なんというか来なきゃ良かったな…
巻き込まれてるのに、
僕だけ蚊帳の外…
小太郎「あほらし」
僕はその場から退散した。
~
~
そして…
「私の事を侮辱したくせに…
ストーカーが報われるなんて
許さないッ」
そう発狂しながら彼女は、
明生が不在の時間帯に部屋に入って
嫌がらせをしている。
「ストーカーが幸せになるなんて
絶対に許さないッ」
あー、明生の部屋を
こんなグチャグチャにしちゃって…
彼女は満足したのか、
明生の部屋から外に出た。
僕はそっと彼女の後に着いて行って、
明生の部屋にあったハンディモップを
振り上げた。
小太郎「君も幸せになれないね」
ゴッ
「いッ…た…な…何」
ゴッ
小太郎「自分で言ったんじゃん。
ストーカーは幸せになったら
駄目なんだろ?」
ゴッ
小太郎「だから、
幸せになれないって事だろ?」
ゴッ
小太郎「あはははッ
残念でした!」
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